娘に怒らないこの頃

二学期が始まって、はや一ヶ月と少し。
先日、気づいたのですが、
いつしか、僕は娘に怒らなくなっていました。

一学期は、朝から寝るまで、とにかく一日中、
娘に、「はやく、はやく」と言って、怒りまくって、追い立てていました。
まるで、競走馬に鞭を入れるジョッキーのように。

たぶん、「時間」に対する考え方が変わったからでしょう。

夏休みは、当然、うちの生活がスローになりました。
朝は遅く起きて、夜も遅く寝て、ダラダラと過ごしました。

二学期が始まっても、そのスローなペースは続き、
僕はうちに新システムを導入しました。
「パパは知らないよ」システム。
朝は、娘を一回起こすと、「もう起きたら。パパは知らないよ」と言います。
夜、娘がいつまでも起きていてたら、僕は一言。
「もう寝たら。パパは知らないよ」
娘が一人で風呂にもベッドにも入るようになったので、夜はずいぶん楽になりました。

僕が時計を気にしなくなったら、
今度は娘が気にするようになりました。
「あ、もうこんな時間」、と娘が言うようになったのです。
しめしめ。

ポイントは、スローにすることではなくて、
「時間」を主人にしないことだったんです

それまで、いつも僕は時計を気にしていて、
「もうこんな時間、あれをしなくちゃ、これもしなくちゃ」と思い、
「娘にあれをさせなっくちゃ、これもさせなくちゃ」とも思い、
「時間」が僕を追い込み、さらに僕が娘を追い込み、
それで、僕は怒り狂い、娘と大喧嘩。
この繰り返しでした。

やはり、うちの主人は、「時間」ではなく、僕と娘なんです。
たとえば、7時になったから、ごはんを食べる、のではなく、
僕たちが、空腹になったから、ごはんを食べる、ように。

そしたら、お互いの「時間」も大切にできるようになりました。
娘が寝なくても、「パパの時間」になれば、僕は執筆に入ります。
そんな時、娘は娘で、マンガを読んだり、日記を書いたり、宿題をしたり。

一緒の時間も、もちろん、大切にします。
ごはんを食べたり、バイオリンを練習したり。

9時になったから寝るのではなく、眠くなったから寝るようにもなりました。
朝は、目が覚めたから起きる、というわけにはいきませんが……。

時間割は、昼間学校だけで、充分なんです。

しかし、娘よ、パパは昼間ずっと眠いぞ。
なのに、うちでは毎晩遅くまで目がぱっちり、なぜだ?

Peace ^^v

October 06, 2004 in 日記・コラム・つぶやき, 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

娘の算数

先日、ある生徒が僕のところに来て言いました。
「先生、私、数学がだめなんです……。どうしたらいいでしょう」
僕は即座に答えました。
「そんなの大丈夫。数学できるヤツなんて、そこらにうじょうじょいるから」
「え?」
彼女はきょとんとした顔で立ちつくしていました。
「計算とか、そいつらにやらしときゃいいんだって」
彼女は、ほっとしたのか、にっこりと笑いました。

しかし……、
それを言ったのは、職員室でのこと。
まわりには、数学の先生が何人かいたのです。
言い訳するわけじゃないんですが、
彼女は、通訳志望なんです。
だから、特技を伸ばせって言いたかったのですが……、
もう遅い。

僕はまるで計算などの数字の仕事がダメ。
いつも優秀なひとに頭を下げて、やってもらっているんです。
プライドを捨て、感謝の気持ちがあれば、たいていやってもらえます。

そんな僕の娘も、もちろん算数が苦手。
夏休みの面談では、コンピュータではじき出された数字を示され、
娘がどんなに算数がダメか、思い知らされました。
しかし、芸術至上主義の我が家では、それも仕方ないことなのです。

先日、娘が算数のテストを持って帰ってきました。
三枚あって、全部、百点。クラスで一人だけだったようです。
この夏、シンガポールに、ほとんど終わっていた夏の学習帳を忘れてきてしまい、
また最初からやり直した効果が出たのでしょう。

娘にも頭を下げる日が、そう遠くない日に来るかもしれません。
しかし、ヤツにプライドを捨て、感謝するなんて……、
やっぱり、パパにはできません。

娘よ、まだまだ、パパは負けないぜ。
今宵も、娘とバイオリンで勝負です。

Peace ^^v


September 14, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

娘を起こす方法

朝は、僕と娘の一番嫌いな時間。
毎晩のように夜更かしをしている僕たちは、朝が苦手。

これまで、毎朝、娘を起こすのに苦労してきました。
くすぐったり、ベッドから落としたりもしました。
そうすると、たいていその後、大喧嘩。
娘は僕を叩いたり蹴ったりしているうちに、目が覚めるのです。

やさしく語りかけて、起こそうとしたこともあります。「朝だよ、もう起きて」、と。
これは、まったく効果がなくて、また娘をベッドから落としました。
まだ眠い娘は、泣きながら怒りますが、
目が覚めると、すぐに機嫌が直り、「パパ、朝ごはん何?」などと言います。

時計を三十分くらい進めておいて、
「大変、もうこんな時間、学校、遅れちゃうよ」
と、嘘をついて、起こしたこともあります。
これは効果がありましがた、一回使ったら、しばらく使えない方法なんです。
何を言っても信じてもらえなくなりますから。

昨夜、いい方法を思いつき、今朝、決行。
大成功でした。

僕は昨夜、娘に言ったんです。
「明日から、一回しか起こさないから。
起きなかったら、パパは先に学校に行くよ。
鍵、よろしくね」
そして、朝。
「さ、朝だよ。寝るなら寝てて。朝ご飯テーブルの上。鍵かけて学校行ってね」
一回起こしてもまだ寝ぼけていた娘ですが、
しぶしぶ、一人で起きてきました。
一回で起きたのは初めてのこと。大成功。

子育ては、つくづく、思うのですが、
親が何でもしてあげることではなく、
一つでも自分でできることを増やしてあげることなのでしょう。

「自分でできることは自分でやる。パパでなきゃできないことはやってあげるけど」
と、口癖のように言っている僕が、たまにテレビのチャンネル変えてなどと頼むと、
「パパ、自分のことは、自分でやって。めんどくさいだけでしょ」
と、言われる今日この頃。

悔しいくらい、日々成長する娘です。

Peace ^^v

September 02, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

娘のなまいき

このごろ、娘がなまいきなんです。

まず、言葉遣いが悪くなってきました。
しかし、これは、冷静に振り返ってみると、僕のせいなんです。
僕が言っていることを、真似して言っているのですから。
「~しろ」とか「うるさい」とか「ばか」とか。
ほんとに、むかつきます。

「女らしくしゃべれ」と言いたくもなるのですが、
ジェンダーフリーが家訓のうちでは、そんなこと絶対言えなくて……、
よけいに腹が立ちます。

ここ最近、娘が親離れし始めたことを、
少しですが、感じるんです。
娘は一人で留守番など平気。
自分の時間を過ごせるようになってきました。

そして、自己主張もはっきりしてきて、
要求も多くなってきました。
そのせいで、喧嘩になることも。
昨日もソファのとりあいで喧嘩。
結局、力任せに娘をどかせ、泣かせてしまいました。
ま、しばらくして、どちらが謝ることもなく仲直りしましたが……。

最近、娘と手をつないで歩いたのは、一度だけ。
シンガポールで、街を歩いたとき。
さすがに外国で迷子になるのはこわかったのでしょう。

また僕たち親子は、新しい段階に入ったようです。

何がどうなるのか……。
実は楽しみなんです。   Peace ^^v


August 17, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

モノより思い出

いよいよ、明日は、シンガポールに出発。
毎年、夏休み恒例の、飛行機での家族旅行。二人ですけど。

この頃、娘がよく言うんです。
「モノより思い出」
車のCMです。
その意味は、よくわかっていないようですが……。

たしか、その車のCM、
「子育ては恋愛くらいおもしろい」とも言っていました。
I am a fatherとも。

娘と暮らし始めて、
一番お金を使ってきたものは、
食べ物でも服でもなく、「感動」です。

感動には、ずいぶんと、お金を使ってきました。
うちの主義は、感動至上主義なんです。

だから、「モノより思い出」というコピーが大好きなんです。
思い出は、いつでも持っていられるし、墓場までも持っていけますから。
もう死ぬというとき、思い出はいっぱいあったほうが、淋しくないような気もします。

しかし……、
娘よ、「思い出」をつくるためのバカンスなのに、
バカンスを理由にいろいろと、「モノ」を買わせすぎだぞ。
帽子、サンダル、バッグ、水着……、

あっちで、どれだけ娘の買い物をおさえるか、これが課題になりそうです。

モノより、思い出、ですから……

Peace ^^v・・)

追伸 
まことに申しわけありませんが、開店以来半年、無休のジロー's カフェ。
バカンス中は、夏休みとらせていただきます。
 

August 04, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

僕のものではない娘

夏になると、娘が生まれた日のことを思い出します。
医者が、男の子だと言っていたので、女の子が生まれてとても驚きました。

そのとき、僕は思いました。
「いつか、どっかの男にくれてやらなきゃなあ」、と。

その時の僕にとって、娘は「僕のもの」、
それをいつか手放さなくてはならい。
ちょうど、妻を「僕のもの」にしたように。

今、娘と暮らしていて思うことは、
娘は、絶対に、「僕のもの」ではないということ。
シングルファーザーになって、子育てをするようになり、
まず、最初に、そのことを学習しました。

子どもは、どんなに小さくても、人格を持つ独立した存在。
親の思いどおりにはならないし、
もしなったとしてもいつか心のバランスを崩してしまいます。

だから、子どもとはいえ、基本的には一人の人間として、
フェアにつきあわないといけないのです。
でないと、うちの娘は、大暴れしますから。

決して、一人一人がばらばらでいいとか、
しつけをしなくていいとか、言ってる訳じゃないんです。
僕は、娘がいなくてはさみしいし、娘が悪いことをすればしかります。
ただ、人間は、誰も自分のものにはできないし、誰のものにもなれないということ。

最近、娘が親離れしてきました。
留守番もできるようになったし、一人でベッドに行って眠るし、
同じ家の中で、お互いの時間を過ごすようにもなりました。

いずれ、娘も、恋をするのでしょう。
今、僕は娘を「自分のもの」とは思ってませんから、
娘を、娘が恋する男性にあげるとか、とられるとかは、思わないんです。

娘の恋を応援できるパパになれるか、それが課題です。
そうしないと、パパの恋も応援してもらえませんから。

++)v Peace

August 02, 2004 in 恋愛, 日記・コラム・つぶやき, 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

決断

今年の夏は、ある決断を迫られました。

僕は、この4月から、2年のブランクがあって
ふたたび、水泳部監督に就任。

夏休みは、まさに水泳シーズン真っ最中。
8月の終わり頃に大会があるので、
毎日練習しなくてはなりません。
休みは、あっても週1日。

僕は10年水泳部監督経験がありますが、
監督在任中、夏休みに長期の旅行をしたことが一度もないのです。

シングルファーザーになってから、
我が家では、夏休み恒例行事があるんです。
4泊5日で、飛行機で、旅行に行くこと。
去年とおととし、幸い、水泳部監督ではなかったので、
何も悩むことはなかったのですが……。

今年は、悩みました。
水泳シーズン、まっただ中に、水泳部員たちを見捨てて、
海外旅行に出かける。
そんなことが、できるのか?

そこで、僕はどうしたか?

決断しました。
今年は、シンガポールに行くことにしたんです。
もちろん、4泊5日で。

水泳部員たちには、
「ごめん、娘と海外旅行に行ってくる。留守中は自分たちでしっかり練習しててくれ」
と、頭を下げました。
すると、部員たちは、一言。
「土産買ってきて」

将来、部員たちが、家族を持ったとき、
仕事をほっぱらかして、家族旅行に行ってくれることを願っての、決断。

でも、4泊5日じゃ、短すぎますよね。
そのころには、2週間くらいのバカンスが常識になってると、いいんですが……。

Peace ^^v ・・)

July 29, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

留守番

今日は午前中、水泳部の練習でプールに行かなくてはなりませんでした。
いつもなら、娘を連れて行くのですが、
さすがに、おたふくの娘を連れて行って、水泳部員にうつすといけないので、
今日は、娘に留守番してもらうことにしました。

三年生の娘が、一年生の頃、
風邪ひきの娘をうちに置いて、僕が仕事に出ていくときは、
それはもう、涙の別れで、大変でした。
枕元にに、おもちゃやお菓子を置き、DVDもセットして、
さらに、「お守り」として、
僕が身につけているものを何か置いていかなくてはなりませんでした。

しかし、今朝は……
「パパ、いってらっしゃい。おみやげよろしくね」
チャレンジ、母親との交換作文、DVD、レゴなど、
娘は娘で、この頃いろいろと忙しいようです。

水泳の練習が終わり、すぐに戻ると、
娘は、扇風機の前で、レゴで遊びながら、
「1ヶ月1万円生活」をのんきに見ていました。

テーブルの上には、パンの食べかけがありました。
一人で朝ご飯も食べたようです。
パンの粉がまわりに落ちていましたが……。

宅急便の受け取りもやっておいてくれ、
注文していた僕の本も届いていました。

娘のふくらんでいたほっぺは、だいぶ引っ込んできました。

明日は、大阪で文学の仕事。
今夜から、新幹線で、大阪に行くんです。

ええい、娘も連れてっちゃえいっ。

Peace ^^v  ・・)

July 24, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

おたふく休暇

今朝、起きたら、驚きました。
娘の右のほっぺが腫れているのです。
おたふくか!?

僕は今日、わりと大事な仕事があったのですが、
即決断。
看護休暇。
この決断を下すのが、ずいぶんと速くなりました。

医者に娘を連れて行くと、案の定、おたふく。
薬をもらって、帰ってきました。

娘は熱が出るわけでもなく、
予定外の休日を楽しんでいました。
映画を見たり、チャレンジをやったり。
チャレンジとは、勉強の問題集です。豪華なおまけがついてきます。
娘にちゃんと問題をやらないと、もうやめると何度も言ったので、
今のところ、張り切ってやっているのです。

僕も本を読んだり、書き物をしたり、昼寝をしたり、おにぎりをつくったり……。
なんてすてきなおたふく休暇。

これから、バイオリンと、飲み会があるのですが………、
元気そうなので、二人で行ってきます。
バイオリンの先生も、飲み会にくるおじさんおばさんたちも、
きっともうおたふくは経験済みでしょう。

最近、ずいぶんと、ずうずうしくなったシングルダディでした。

Peace ^^)v

July 23, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

夕涼みの散歩

今日は、娘とうちに帰ると、まだ明るくて、
なんだかもったいないような気がしました。

そこで、僕が提案。
「よし、ひさしぶりに、散歩行こう」
「いいねえ」
珍しく、僕の誘いに、娘が乗り気になりました。

夏の夕方は、涼しい風が心地よく、
ヒグラシがカナカナカナと哀しげに鳴きます。

田んぼを見ると、稲がまっすぐ空にむかって伸びています。
風が吹くと、まるで海のように、波打つのです。

娘は、10歩も歩けば、何かを見つけ、しゃがみ込みます。

植物たちが、旺盛に、育っています。
ひまわりが咲いていたり、里芋や大きな葉が茂り、トマトがなっていたり。

農作業をしていたおじいさんがいたので、挨拶をしました。
自然観察を兼ねた散歩中だと言うと、
おじいさんは、いろいろな植物の名前や、その特徴などを教えてくれました。

クスノキを見つけたおじいさんは、枝をむしって、僕たちににおいを嗅がせます。
「タンスのにおいがするだろ。樟脳は、これから作るからな」

そのおじいさん、もと小学校の先生だったそうです。
息子さんは歯医者で、大忙し。
「俺が死んだら、ここらは林になってしまうなあ」

「そこに野生のミニトマトがあるから持ってきな。いつでも持ってっていいよ」
足下の地を這う蔓の葉をどけると、いびつなミニトマトがいっぱい。
僕は両手いっぱいにもらいました。
もっと欲しくなり娘の両手もいっぱいにしました。

その時、おじいさんが、言いました。
「ああ、また来たなあ」
そこには、キジが。
「子ども連れてるだろう。あいつが悪さするんだよ」
鳩より少し大きめの茶色のキジ。
僕は生まれて初めて野生のキジを見ました。
その後ろを同じ茶色の幼いキジが歩いていきました。
ここらには、子連れのお母さんキジが5羽ほどいるそうです。
おじいさんには、見分けがつくのです。
色が派手なのはオスで、毎年、ひなが生まれる頃にはどこかに行ってしまうそうです。

おお、愛しきシングルマザーたちよ。

さあ、もうすぐ、ご飯が炊きあがります。
おじいさん、ミニトマト、いただきます。
また、明日も明後日も、いただきます。


July 13, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

センス・オブ・ワンダー

今日は、娘の小学校の参観日。
それを知ったのは、昨夜。
急きょ、午後、家族休暇をとりました。

僕の授業は、1時間あったのですが、自習プリントを用意。
「スヌーピーのマンガを訳しておくように。解説は明日」
この頃、スヌーピーのマンガで、人生を説いてるんです。
ちょっとしたブームになっているようです。

何人かの生徒に見送られ、小学校へ。
今日の授業は、理科。
昆虫はどんなものかを調べるのが、「めあて」
子どもたちは、午前中に、虫を採ってきていました。

小学校の近くには、裏山や畑があり、生き物の楽園。
蛇も狸もいるんです。

娘が採ってきたのは、玉虫。
光り輝く緑と赤と黄色のラメ。
娘は、みんなにうらやましがられていました。
自然の造形美とその神秘に、僕は子どもたち以上に感動しました。

娘たちは、採ってきた虫をじっくり観察して、
昆虫には、足が六本、体が三つにわかれていることなどを、学びました。

僕の尊敬するレイチェル・カーソンは、生涯独身でしたが、
姪がなくなったとき、まだ幼かったその息子を引きとって、育てました。
カーソンは、とにかく、その子を外に連れて出します。
雨の中、森を歩いたり、
嵐の夜、波の音を聞いたり、
たくさんの生き物に会わせます。
子どもに教えなければならないことは、ただ一つ。
「センス・オブ・ワンダー」、大自然の神秘に感動すること。

先日、うちのベランダでも、センス・オブ・ワンダーが。
今年は、大きなプランターに、ひまわりの種をまきました。
ベランダをひまわりでいっぱいにしようと。
ところが、ちっとも大きくならないのです。
そのまま放っておいたら、なんと、小さいまま、花が咲きました。
タンポポよりも小さなひまわりが。
おそらく、日本で一番、いや世界で一番小さなひまわり。
もうすぐ、二つ目のプチひまわりが咲きそうです。
予想とは、大きくはずれましたが、娘とともに感動しました。

最近、こちらでは、蛙の合唱が、蝉の合唱に変わりました。
夕方には、僕の大好きなヒグラシが、カナカナカナと哀しげに鳴きます。

もうすぐ、夏休み、どんなセンス・オブ・ワンダーと出会えるか、楽しみです。

July 08, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

大人の都合

昨日、今日と忙しかったんです。

昨日は、新幹線で、東京に行き、会合。
もちろん、娘も同行。
娘は、僕の隣に座り、4時間半、おとなしくしていました。
最近買ったポータブルDVDプレイヤーを持っていきました。
娘は前日買ったばかりのファインディング・ニモをずっと見ていました。
DVD鑑賞のあいまに、
本も読んだり、宿題をしたり、お絵かきしたり……。

今日は、学校の飲み会。
もちろん、一緒に行って、夕食がわり。
少し遅れていったら、ちゃんと二人分の席が用意されていました。
エスニック料理で、見たこともない料理を、娘は恐るおそる食べ、
嫌いなものはすべて僕に食べさせました。
僕が同僚と話したりしている間、
娘は、今日は「生き物大図鑑」をずっと見ていました。
世界のカブトムシが特に気に入ったようでした。
今日も、娘は、二時間半、僕を困らせることはしませんでした。

昨日も今日も、娘は「いい子だね」とまわりに感心されていました。
今は、帰ってきて、バイオリンの練習中。名曲ユーモレスクに挑戦しています。

娘よ、大人の都合で振りまわして、すまない。
ときに悲しくなるんです。

娘よ、もうすぐ夏休み、大暴れしようぜ。

June 28, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

僕も娘も、朝が大の苦手。
一秒でも長く眠りたいのです。

六時に目覚ましが鳴ります。
もちろん、一度鳴ったくらいでは、起きません。
アラームを止めて、眠ります。
五分後にアラームが鳴り、また眠ります。
これを六時半まで、五、六回繰り返しようやく、僕は起きるのです。

娘は、一年生の時に比べたら、起こすのが楽になりました。
それでも、ちょっと目を離したら、ベッドに戻って、
一分でも眠ろうとするので、気が抜けません。

起きたら、パンを焼いて、朝食。
娘は、ほとんど食べません。ちょっとパンをかじるだけ。
その残り物が、僕の朝食になります。

弁当を作っていると、近所の子が呼びに来ます。
支度ができていない娘は、「どうぞあがって」などと言って、
その子たちをうちに招き入れます。

それから……、
その子たちが、娘の支度の手伝いをするのです。
予定帳を見て、教科書をそろえたり、忘れ物がないかチェックしたり。
娘は、そんな中、歯を磨いたりしています。

僕はいつもその子たちに「先にいって、おいてっていいよ」と言うんですが、
毎日、その子たちは、娘を甘やかすんです。

フー、
このひとの使い方、
僕にそっくりで嫌になります。

June 15, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

連絡帳

この頃、ずっとイライラしていました。
娘には、怒鳴ってばかり。
「はやく」を毎日、連発。
そして、怒ってばかりの自分が嫌になります。
どうしても、自分の感情をコントロールできないのです。

そんな時、読むものがあります。
「連絡帳」です。
僕が小学生1年生のとき、母と担任の先生がやりとりしていたもの。

ジロー少年は、反抗的で、みんなと反対のことばかり言っていたようです。
それに、我慢強さがなく、すぐ飽きて、おしゃべりしたり、ものをいじったり。
初めてのテストでは、先生の話を聞いていなかったので、一人、0点。
母は、そうとう悩んでいたようです。

初めての女の子からの電話のことも書いてありました。
ジロー少年が、隣の女の子の筆入れの紙に電話番号を書いて、
その夜、その女の子がかけてきてくれたのです。
少年は大して話しもせず電話を切って、
「ガールフレンドみたいだなあ」とつぶやいたのだそうです。
母は、そうとう緊張したようでした。

今日、あらためて、連絡帳を読んでみると
ジロー少年がそうとう問題児だったことを再確認。
そんな少年に比べて、娘のいい子なこと。

毎日遊びほうけて家族を心配させていたジロー少年。
バイオリンも日記も料理もしていなかったジロー少年。

先日、僕が母に、娘は行動が遅いとこぼしたら、
「あんたの小学校の頃にくらべたら、あの子は10倍速い」
と、言われてしまいました。

尊敬するひとリストに、スヌーピーとともに、娘も入れようと思います。

May 31, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

じじばばの効能

この頃、イライラしっぱなし。
疲れてるのか、寝不足なのか、忙しいのか……。

昨夜は、珍しく平日の夜に実家に行きました。

ペン習字の、提出物を書いていないとかで。
娘は、僕の祖母から、ただで習っているのです。
僕も昔、祖母に習ったことがあるのですが、数ヶ月で挫折。
娘は、もう三年目になります。

習字が終わって、家族で夕ご飯。
その後、いつもの日課。
まず、宿題、そしてバイオリン。
実家に行くときは、いつもバイオリン持参です。

実家へ行く途中、事件がありました。
ATMでお金をおろして、取り忘れて来てしまい、
すぐに取りに行ったのですが、もうなくなってたのです。
そんな後だったので、よけいイライラしていました。

実家では、娘はすぐにゴロゴロして、
なかなか宿題にとりかかりません。
あっという間に九時になってしまいました。

僕が娘をせかすと
母が出てきて、「のんびりやればいいよ」と言います。
僕が娘の体を抱き起こすと
父が出てきて、「今日はもういいよ」と言います。
バイオリンの音程が悪くて文句を言うと、
じじばばと、ひいばばまで出てきて、大きな拍手。
日記を書く時間がなくなり、僕が娘を「のろま」と呼ぶと、母が激怒。
「あの子も精一杯やってるんだから、二度とそんなこと言うじゃないよ」

もう、さんざんでした。

いつもなら、僕にここまで言われて、泣き出す娘は、
この日ばかりはニコニコ。

帰りの車に乗ったら、娘が言いました。
「パパ、もう一回のろまって言って」
「のろま」
娘が笑顔で言いました。
「パパに似たんだね」
じじばばに聞いたのでしょう。

娘は、車に揺られ、ご機嫌で眠ってしまいました。

May 26, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

水着事件

娘の小学校で、
もうすぐ水泳の授業が始まります。
一年生の時に買った水着が小さくなったので、
新しい水着を注文しました。
娘は、三年生のクラスの中で、一番背が高いので、
少し大きめの身長140センチ用のもの。

それが、先日、届いて、びっくり。
娘が水着を手にして、困った表情。
「パパ、これパット入ってるよ。どうしよう」

140センチ用は、12才用と書いてあり、
胸のところに、パットが入っていたのです。

もちろん、小三の娘の胸はぺっちゃんこ。
二人で、相談して、パットを抜くことにしました。
なんとか、パットを取り出して、ひと安心。

この頃、娘は友達に、風呂は一人で入っている、と言います。
娘の友達の女の子は全員、一人で入っていると、言うんだそうです。
娘によれば、明らかに嘘をついている子がいるようです。
娘よ、君もだ。

いつまでも、「今のまま」が続かないのが、人生なんですね。
シングルファーザー三年生の今年は、新たな段階に入りそうなジロー親子です。

May 19, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

悲しくなってきた

ちょっと疲れてきました。
娘も、なんだかだるそうです。

昨日の夜は、
娘を怒鳴ってせかす気力もないほどでした。
牛筋を煮込んで、カレーを作ったのですが、
これが失敗。
カレーは娘の好物なのですが、大量に残されてしまいました。

宿題をしていた娘が、
突然、立ち上がって、言いました。
「パパ、悲しくなってきた」
「なんで?」
「わかんない。悲しくなってきた」

僕たちはヨイヨイをしました。
ヨイヨイは、僕の家に代々伝わるおまじない。
お互い抱き合って、背中をポンポンすること。

娘は言いました。、
このごろ僕は怒りっぽい。
いつも、仕事ばかりしている。
ちっとも、遊んでくれない。

たしかに……。
また自己中に戻りつつあるようです。

家事をきちんとこなしただけで、
娘を育てている気になっていたのでした。

来週は、テストがあります。
午前中テスト、午後が丸付け。
午後は休みをとって、うちで丸付けすることにしました。
娘も学童を休み、隣で宿題をすることに。

それらを早めに終わらせて、
夕方は、二人でサイクリングに行くことにしました。
買ったばかりのヘルメットをかぶれることも、娘にとっては嬉しいようです。

娘は、何度も言いました。
「あと何回寝ればいいの?」

昨夜は、ベッドの中で、久しぶりにいろんな話をしました。
僕も一緒に眠ってしまいました。

May 18, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

つきあいのいい娘

シングルファーザーになって
ずいぶんと、仕事を減らしてきましたが、
それでも、ときどき、平日の夜や休日にでかけることがあります。

娘は、つきあいがよくて、いつもついてきてくれます。
ま、ほかに選択肢はありませんから。

平日の夜の会合のときは
僕の隣に座り、宿題をやったり、絵を描いたりしています。
休日の、数時間にわたる会議のときは、
僕のパソコンで、静かにDVDを見ています。

娘は僕とでかけると、
モモちゃんと呼ばれます。
僕の書いた小説に、モモという名で登場するからです。
娘は、呼ばれるたびに本名を言うのが面倒なのか、
この頃では、モモちゃんと呼ばれても、返事をするようになりました。

絶対に、僕を困らせることはしない娘は、
まわりのひとにいつも、ちやほやされます。
「モモちゃん、本当におりこうさんね」
時に、何か買ってもらったりすることもあります。

僕が会議で居眠りをすると、必ず起こしてくれる娘よ。
いつも、パパにつきあってくれてありがとう。

しょっちゅう、怒鳴って、ごめん。
明日は、「はやくしろ」と言わないようにするから。

今日も自己嫌悪中の店主でした。


May 12, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

出かけない休日

この頃、よく自己嫌悪に。
つい、娘に怒鳴ってしまうのです。

平日の夜は、やることがいっぱい。
まず、夕食をつくって、食べて、
バイオリンをやって、宿題、日記、そして風呂。
そのあいまに、テレビ鑑賞が入り……。
1日が24時間では、とても足りない。

娘の機嫌の悪くなるときは、眠いとき。
僕の機嫌の悪くなるときは、急ぐとき。

九時を過ぎると、
娘は眠くなり始め、
僕は急ぎ始め……。
それで、たいてい怒鳴ってしまうのです。

先週の雨の日曜日。
娘は、「今日はぐうたらの日」と言って、
一日中、テレビを見たり、菓子を食べたり、
布団をしきっぱなしで、ゴロゴロしていました。
娘は僕に言いました。
「パパ、パソコンなんかやめて、ゴロゴロしなさい。
 今日はぐうたらの日なんだから」
僕は素直にぐうたらしました。

なんて、すてきな出かけない休日。
また、今度の日曜、雨降らないかな。

May 11, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

逆境のコロッケ!

今日の夕ご飯は、娘と相談して、コロッケをつくることにしました。

娘が昨日やり忘れた宿題をやっている間、
ジャガイモを茹で、
タマネギをみじん切りしていると、
左の親指に電気が走りました。
気づくと、血がポタポタと。
肉片がぶらぶら。

僕は冷静にティッシュで指を包み、
娘を呼びました。
血に染まったティッシュを見た娘は
そうとう驚いたようで、絆創膏を貼ってくれました。
しかし、その絆創膏もすぐに真っ赤に。

コロッケをあきらめようと思ったら、
娘が指に包帯を巻いてくれ、
コロッケをつくってくれると言いました。
タマネギのみじん切りを終えて、
バターで炒めて、挽肉も炒め
ジャガイモの皮を剥き、つぶして、タネをつくりました

娘は最近、料理を僕に習い始め、毎日、一品つくります。
今日はたまたま宿題がたまっていたので休んでいたのです。
そのおかげで助かりました。

揚げ物はさすがに怖かったので、
パン粉とバターを混ぜてレンジでチンして、
それを衣にして、オーブンで焼きました。
白いコロッケでしたが、低カロリーでおいしかった!

先ほど、ようやく血が止まり、キーボードも打てるようになりました。
バイオリンは、娘の許可を得て、今日は練習お休み。
洗い物もしてくれた娘です。

夢の家事分担。
それにむけての大きな大きな一歩でした。
指を切ったかいがありました。

April 22, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

娘が僕に求めること

娘が僕に求めることは、いろいろあります。

たとえば、
たばこを吸わないこと。
お酒を飲まないこと。
話をちゃんと聞くこと。
呼んだら、すぐ来ること。

中でも一番僕に求めることは、
フェアであること。

たとえば、
本屋に行ったとき僕が二冊買えば、
娘も絶対二冊買うと言い張る。
僕が一回くすぐれば、
娘も絶対一回くすぐり返す。
僕がバイオリンの練習をしなければ
娘も絶対練習しません。

とにかく、
フェアであること。
対等な人間として扱うことを、
娘は何よりも求めてきます。

この世界のあらゆる争いも
フェアであることを求めて、起こるのではないでしょうか。

プール付きの家が珍しくない国の人々が
さらに暴利をむさぼろうとして、
難民のテントが珍しくない国の人々を
さらに搾取しようとすれば、
争いが起こるのも当然です。

Peace ^^v

April 16, 2004 in 育児 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック