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寂しいコーヒー

以前、職場に、
みんなにコーヒー淹れてくれる同僚がいたんです。
自腹でコーヒー豆を買い、
朝早く出勤して、
保温ポットいっぱいに入ったコーヒーは、
誰でも、自由に飲んでいいんです。

転勤したての頃、
そんな親切な人がいることに、
驚きました。
時々、お菓子も置いてあり、
さらに、驚きました。

その同僚は、
そろそろ定年で、
生涯現場の熱血教師でした。

コーヒーをいただき、礼を言い、
コーヒーの旨さを論評したものです。
この話術を駆使して。
すると、同僚のコーヒーのウンチクが始まり、
これもコーヒー代と耳を傾けました。
なるほど、豆もドリップ方法もこだわっているようです。

ま、コーヒーは、
ポットに入れて、
時間が経った時点で、
美味しさは失われます。

それでも、なんとか、言葉を探して、
コーヒーを好意的に論評しました。

そのうち、同僚が、
毎日のように僕のところに来て、
ウンチクを傾け、
僕の論評を聞くようになりました。

まあ、これが重荷で、重荷で。
ストレスにもなり
ついに同僚のコーヒーを飲むことをやめました。

その同僚は、
組合にも入らず、
管理職にもなれず、
きっと虚しかったのでしょう。
で、せめて、僕たちにコーヒーを飲ませ、
僕たちの上に立とうとしたに違いありません。
無意識でしょうが。

で、年々、コーヒを飲む人も減っていったという寂しいお話。

Love & Peace ・・)v


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