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真実の「わだつみ」

夏になると読みたくなる本、
今年で3回目の読了。

真実の「わだつみ」

学徒兵木村久夫さんの遺書。
京大で経済を学び、英語が堪能でした。
そのため、出征先の南洋の島で、
スパイ事件があったとき、取り調べを命じられました。
スパイに関わった島民は、裁判抜きで、処刑。

戦後、木村さんは戦犯として、処刑の判決が出ました。
一方、木村さんに取り調べを命じた上官は、
罪は木村さんに押し付け、処刑を免れます。

木村さんが、死を前にして、最後にしたことは、
哲学書を再々読することでした。
遺書はその余白に書かれたのです。
学ぶ喜びを感じながら、
処刑の30分前まで。

木村さんは、ただ英語が得意だっただけで、
このような最期になったのです。

「きけわだつみのこえ」や文芸誌に、
木村さんの遺書は発表されていたのですが、
実は父親や恩師によって編集されたことを、
新聞記者がつきとめ、遺書を発見したんです。

そう、この本の遺書が、真実の声。

無念であること、
死を前にして不安であること、
軍に対して憤ってること、
などがカットされていたんです。

だからこその真実のわだつみ。

これからも、読み返す本となりそうです。


Love & Peace ・・)v

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