先日、職場の先輩がおごってくれるというので、
素直に、昼食をおごってもらいました。
せっかくなので、
僕の両親のお寿司カフェの売り上げに貢献することに。
総勢7人で、車を飛ばしました。
その日のメニューは、
ちらし寿司とカニシューマイ、
食後にコーヒー。
僕たちが食べ始めると、
ひとりのおばあちゃんが入ってきました。
おそらく80歳は越えているでしょう。
背中が曲がっていましたが、
ひとりで歩いてきたようです。
母が注文をとると、
小さな紙袋に入った手土産を渡していました。
母が、今混んでるから、少し待っててね、というと、
おばあちゃんは、「おかまいなく」と答え、
店に置いてある本を持ってきて、じっくりと読んでいました。
やがて、運ばれてきたお寿司を、
おばあちゃんは、少しずつ、丁寧に、食べ始めました。
僕たちが、料理をすべて平らげ、食後のコーヒーを飲んでいるときも、
ゆっくり、ゆっくりと、醤油はあまりつけないで、
一口ずつ味わいながら、食べていました。
同じ寿司でも、そちらのほうがおいしそうでした。
僕たちがいつまでもしゃべっていると、
おばあちゃんは、残った海苔巻きを母に包んでもらい、
席を立ち、僕たちや他のお客さんに、「お先に失礼します」と挨拶をしました。
そして、おばあちゃんは、お客さん全員に、
お菓子を一つずつくれました。
ちょっと大きめのメロン味のキャラメル。
上品でまろやかな甘さ、絶品でした。
「お元気で。さようなら」、とおばあちゃん。
「さようなら。お気をつけて」、と僕たち。
おばあちゃんは、ゆっくりゆっくり、歩いて帰っていきました。
最近、郊外の大型ショッピングモールが大人気。
一方、商店街は、さみしくなるばかり。
もうすぐ、実家のある町のはずれに、また一つできるそうです。
しかし、車のないお年寄りは、そんなところには行けません。
もし、歩いて行ける町の店がすべてなくなったら、どうするのでしょう?
だいぶ年齢を重ねてきた両親ですが、
そんなおばあちゃんが来れるようなこの店を、
一日でも長く続けて欲しいものです。
娘よ、これからも、じいじとばあばを応援するぜ。
え、いつもタダで寿司食わせてもらってるくせにって。
………………。
Love and Peace ・・)v
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