イモガユ的幸せ
ずっと前に読んで、なぜか忘れられない短編があります。
芥川龍之介の「芋粥」
みなにバカにされてばかりの下級役人の話。
彼は、年に一度正月に少しだけ食べる芋がゆが大好き。
いつか、飽きるまで食べたい、というのが唯一の願い。
そんなうだつのあがらない毎日を送っていた彼ですが、
ひょんなことから、好きなだけ芋がゆを食べるという夢が現実になったのです。
そして、実際食べてみると……、
食べるのが苦痛になり、年に一度少しだけ食べられた日々が恋しくなるというオチ。
この頃、食べ物がとてもおいしく感じられるのです。
今日も、蒸し栗ようかんを、おばあちゃんに一切れ食べたのですが、
おいしかったこと、おいしかったこと。
まだ、いちおうダイエット中なので、あまりたくさんは食べないんです。
だから、なんでも何でも少しだけ、すぐに食べてしまわないで、味わって大事に食べるんです。
以前なら、バクバク、いらなくなるまで食べ、
おいしさも感じられなくなっていたんですが。
そう、まるで芋がゆのよう。
たまにちょこっとだけ食べるからおいしい、
そんな幸せな味があるんです。
イモガユ的食べものを食べると、
おいしさとともに、感謝の気持ちが生まれ、
とても幸せな気分になれるんです。
僕が独身主義者なのもイモガユなのかもしれません。
たまにちょこっと会えるというのが、いいんです。
僕のことだから、どんなに好きでも、一緒に住んで、
毎日会いたいと思わなくても会えたら、きっと飽きるでしょうから。
結婚相手は生活に必要なパートナー、そんなコトバを聞いたことがあります。
僕の場合、定職に就き、家事も困っていないし、
娘も、勝手にぐんぐん育っているので、
生活のパートナーはいらないんです。
だから、結婚は必要ないんです。
ただ、イモガユみたいなひとさえいれば。
あまり欲張らないで、
イモガユ的小さな幸せを、
これからも大切にしていきたいと思います。
ところで、娘よ、あんたはスゴイよ
毎日顔見てるけど、パパはまだ飽きてないし……。
もちろん、パパにも飽きてないだろう?
おい、聞いてるか?
Love and Peace ・・)v
今日もランキング応援ヨロシクお願いします <(_ _)> → クリック!
Recent Comments