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永遠ではない愛

この頃、学校で生徒たちと、
ペット・ロボットについての英文を読んでいます。

ペット・ロボットといえば、
いつも僕のポケットの中には、たまごっち。
すっかり、生活の一部になってしまいました。

ペット・ロボットは、臭くありません。
餌もいらないし、吠えたりもしないし、
わずらわしくなれば、スイッチ・オフ。
たしかに、便利には便利です。

映画「銀河鉄道999」の哲郎の言葉を思い出しました。
哲郎は、永遠に生きられる機械の体を求めて、銀河を旅するのです。
そして、その旅の果てに、言います。
「機械の体なんていらない。
 人間は必ず死ぬ。
 だからこそ一生懸命生きるんだ」

たしかに、
僕はたまごっちが大好きですが、
たぶん、愛してはいません。

愛とは……、
別れを覚悟して挑むもの。
そして、たとえ別れても、後悔しないもの。
別れがあるからこそ、それまで精一杯愛するのです。

愛には、誰も安定を求めるものです。
永遠に続くように、と。
それが、僕にとっての結婚だったような気もします。
結婚すればもう相手は永久に僕のモノ、という具合に。

別れがあるからこそ、
愛には手を抜くことはできないのです。
永遠の愛はないのですから。
たとえ、気持ちが変わらなくても、死別が待っていますから。

教え子たちよ、今日の「愛」のレッスン、理解できたかな?
テストより、大事だぜ。
勉強は手を抜けても、愛は抜けないぜ。

Love means not ever having to say sorry.
(愛とは決して後悔しないもの。「ある愛の詩」より)

Love and Peace ・・)v

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パンクに生きる

この頃、秋の気分にやられています。
日に日に寒くなり、枯葉散る季節。
僕はどうも苦手のようです。

さて、昨夜は娘が母親のところに行き、
僕は飲みに行くことになりました。
中学時代、パンクバンドを組んでいたマブダチ(親友)と。

いろいろあって、僕たちはまったく別の道を生きてきました。

20年ぶりくらいの再会。
お互いの顔を見て、驚き。
僕は太ったといわれました。
彼は、いまだにパンクしていました。
革ジャンを着て、耳に親指が入るくらいの穴が空いていました。
あいかわらず、とんがって、つっぱっているパンカー。
36才にして、なかなかのものです。

彼は、そうとう怒っていました。
バカブッシュ、アホ小泉、と罵り、
「障害者自立支援法案」を成立させようとしていて、
平和憲法を変えたい自民党が勝つとは思わなかった、と。

「郵政なんかより、大事だろ」
戦争と、弱者に冷たくすることは許せない、とも。

彼のすごいところは、30を過ぎても、
曲を書き、パンクバンドで、歌っていたこと。
今は、二児の父親、家を建て、バンドは休止中。

「しかし、俺は死ぬまでパンカーとして生きていく」
マブダチよ、かっこいいぜ。かっこよすぎだぜ。

彼が最後に言いました。
「ジローはドラム下手くそだったけどさ、
 小説、書いてるんだろ。
 それも、立派なパンクだぜ。がんばれよ」

別れ際、彼は僕にCDを一枚くれました。

亜無亜危異(アナーキーと読む)の歌から。

♪俺たちいろんなことにつっぱってきたけど、
 たぶんこれからもずっとつっぱっていくのさ……

マブダチよ、パンク魂思い出したぜ。 

もう一度、パンカー宣言!

Love and Peace ・・)v
 

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子はかすがい

今日は娘と落語を聴きに行きました。
子どもための落語教室。

落語だけでなく、駒まわしや切り絵の芸もありました。

お笑い番組は大好きなくせに、
今日は乗り気でなかった娘、
初めての落語に大笑いしていました。

トリの落語は、「子別れ」
酒と女に溺れ、妻子と別れ、一人で暮らす大工が主人公。
今はもう酒は止め、真面目に仕事に打ち込んでいます。

「子はかすがい」
かすがいとは、二つの木片を繋ぎ合わせるコの字型の釘。

そんな主人公が偶然、息子と再会、
その母親は、主人公をうらまず、酒だけをうらみつつ、
二人でつつましく暮らしていることを知ります。

話しは、涙と笑いを交えながら進み、
子どもがかすがいとなり、
二人は復縁して、ハッピーエンド。

「子はかすがいだね」と母親が言います。
「どうりでおらが頭叩かれるわけだ」がオチ。

「いい話しだねぇ」、と娘。
僕は大好きな人情話を聞けて大満足。

先ほど、娘は母親のところに行きました。
「いつも娘がお世話になります」と僕。
「こちらこそ、いつも娘がお世話になります」と彼女が言って、二人で笑います。

娘よ、うちも「子はかすがい」なんだぜ。
不幸な結婚を終わらせ、
幸せな離婚をして、
ママとは、前よりずっといい子育てのパートナーなんだから。

娘よ、感謝してるぜ。
まだわからないかもしれないけどさ。


さ、僕は飲みに行くことにします。

いってきます。

Love & Peace^^v

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明日から週末なのに……

今朝、娘は早めに起きました。
めずらしく。

今日は、小学校の音楽発表会。
娘たちの出番は、10時21分から。
ということで、今日の午前は家族休暇。

娘をいつものように送り出しました。
「いってらっしゃい。おやすみ」
僕は、至福の二度寝。

たっぷり睡眠をとって、会場へ。
娘たちの合唱と合奏を見届け、僕は職場に戻りました。

娘よ、おつかれさん。
なかなか、よかったぜ。

今日は天気もよくて、なんだか機嫌のいい一日でした。

夜は同僚のうちにおよばれ。
そのお嬢さんたちが、たまごっちビギナーなので、
たまごっちゃーの娘と僕が、
たまごっちの数々の技を伝授しにいったのです。
おいしいすき焼き、ごちそうになりました。

いい気分でうちに帰り、テレビをつけると……、

自民党の造反議員処分と新憲法草案のニュース。
ファシストの足音だけでなく、
その姿が現れてきたようです。

「しんけんぽう?」、と娘。

「戦力を保持しない」を削除、
「内閣総理大臣を最高指揮者とする自衛軍を保持」に。

これで普通の国になれる、と識者の声。

はあ、普通の国?
すばらしい国から、普通の国に格下げかよ。
だいたい、お前の言う普通の国とは、
アメリカみたいに気に入らない国にミサイル打ち込む国のことだろ。

さらに、米軍原子力空母の日本初の配備のニュース。

「パパ、戦争するの?」、と娘。

娘よ、パパはたたかうぜ。
大丈夫、パパは一人じゃないから。

Love and Peace ・・)v

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母の古い料理本

実家に古い料理の本がありました。

「働く女性のキッチンライフ」

1982年発行の本。
第5刷とあったので、とても人気のある本だったようです。

仕事と家庭の両立に悩むお母さんたちのために、
時間の効率的な使い方や、
手際よく台所仕事をする方法や、
30分でできる料理法などが、書かれています。

ページが折られ、線がたくさん引いてあります。
母が熟読したのでしょう。

当時(もしかしたら今も?)、台所仕事はすべて母親の仕事、
いかに女性の生活が大変だったかがよくわかりました。

「料理に家族を巻き込む方法」という章もありました。
子どもにも使いやすいキッチンにすることが大事なんだそうです。
なるほど。
娘よ、使いやすくしといてやるぜ。

当然、夫にも料理に参加してもらいます。
コツは、まず「これやって」ではなくて、「これ手伝って」と助けを求めること。
それから、それを家族の誰もかなわない得意技にして、
心から、ほめるのだそうです。
この技も、娘に使えそうです。

「息子には、何の手伝いもしない夫になってほしくない」という著者は、
小林カツ代さん。

そして、その息子は、ご存じ、ケンタロウさん。
シングルファーザーになったばかりで、料理を何も作れなかったころ、
ケンタロウさんの料理本にどれだけ励まされたことか。

料理簡単そうだし、楽しそうだし、
それに、料理作れる男ってかっこいいじゃん、と。

僕の職場の組合の掲示板に、あるポスターが貼ってあります。
そこには、「憲法を守り、活かす」という言葉と、憲法九条が書かれています。
そして、そのメッセージに賛同する著名人の顔写真が何人も。
その中の一人に、小林カツ代さんの笑顔もあります。
与党から衆議院議員になった料理研究家より、よっぽどえらいと思います。

今、体調を壊されている小林カツ代さん、ゆっくり休んで、早くよくなってください。

あ、母ちゃん、言うの忘れたけど、その本、僕がもらったから。

Love and Peace ・・)v


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ネクタイおばさん

クール・ビズの季節が終わり、
またネクタイを締める季節となりました。

僕はネクタイが好きなんです。
様々なデザインのものをけっこうたくさん持っています。

職場は、ネクタイをつけてもつけなくてもいいのですが、
僕は、クールビズの季節以外は、ネクタイ派なんです。

同僚から「いつもきっちりしてるね」と言われるのですが、
「いい加減がよい加減」で「がんばらないようにがんばる」のが主義の僕、
ネクタイでも締めないと、心が締まらないので、せめてものネクタイ派というわけです。

年に数回、職場にネクタイおばさんと呼ばれる女性がやってきます。
ネクタイおばさんは、平たい段ボール箱いっぱいにネクタイを詰めて、
職員室の隅にネクタイを広げ、商売を始めます。

「さ、先生、いいのあるよ。買って来な」

と、無愛想とフレンドリーの間の口調で、先生たちに話しかけます。

品揃えは、なかなかです。
ディズニーキャラがついたものから、
校長向きの渋いもの、
また、五百円のものまであります。

僕のネクタイはほとんど、ネクタイおばさんから買ったもの。
以前は、おばさんが三回来たら一回買う程度だったのですが、
いつしか、いいカモになり、毎回買わなくてはならなくなってしまいました。
おばさんの押しに、ノーと言えないのです。

冒険をしてド派手なネクタイを買ったこともあるんです。
次の日早速つけていったのですが、生徒たちに不評で、
それっきりになってしまったネクタイが、押入に何本もあります。

ネクタイおばさんは、おそらく七十才は越えているはずです。
本当なら、ネクタイおばあさんと呼んでもいいくらいです。

昨日、ネクタイおばさんが僕の職場に来たんです。

僕はいつものように一本を選びました。
「先生、いいの選んだよ。そりゃ、センスいいよ」
と、おばさんが言ってくれました。
そういえば、毎回、そういわれてきたような気がします。

「この夏は、クールビズで商売あがったりだよ」
と、おばさんは、明るくぼやきながら、僕からお金を受け取りました。
「ベルトなんかある?」
「あるよ。いいのがあるよ」
この日は、ベルトも買いました。

転勤しても、次の職場まで追いかけて、売りに来るネクタイおばさん、
また、買うからさ。
いいの仕入れといてよ。

今日、新しいネクタイで学校に言ったのですが、
誰もノーコメント。
少し、淋しかった店主でした。

Love and Peace ・・)v


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格好悪いパパ

この季節、いやなことがあります。
教職員サッカー大会があるんです。

僕は、運動音痴。
水泳以外は、どれも苦手なんです。

学校が終わってから、夜、グランドに集合して、
近くの高校の先生たちとたたかうのです。
僕は、ここ数年、戦力外で応援専門。

今日も、娘とサッカーの会場に行きました。
いちおう、僕はジャージを着て。
もちろん、プレイする気はこれっぽちもなく。
娘とただサッカー観戦するつもりで。

しかし、今の学校は、平均年齢が高いのです。
たしか四十台後半とか。
だから、僕は充分若手。

で、今日は、運悪く、次々とリタイヤする先生が出て、
ついに出番が回ってきてしまいました。

「パパ、やるの?」
「そうみたい」
「やんなくていいよ」
「パパもやりたくないんだって」

ボールは、目まぐるしく動き、まったくついていけません。
相手チームの一人をマークするように言われたのですが、
その選手の足が速いこと速いこと。
僕はただジョギングしていただけ。
結局、一度もボールを蹴ることなく、ゲームは終了。

怪我をしないで終わり、ほっとしました。
もちろん、勝敗には無頓着。

「まさかパパが出るとは……」
「パパもびっくりだよ」
「一度も蹴らなかったね」
「さ、今夜は外食だ。うまいものでも食いに行こうぜ」
「ッシャー」
僕も「ッシャー」と言って、娘とハイタッチしました。

娘よ、たまには格好悪いパパも見ておけって。

人間とは、たいてい格好悪いもの、それでも愛すべき存在なんだぜ。

しかし、教職員料理大会とか、教職員ブログ大会とか、あればいいのに……。

Love and Peace ・・)v


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手作り弁当前夜

娘の小学校では、年に何回か、手作り弁当の日があるんです。

いつもは給食を食べている娘たちが、
自分で弁当を作る日。
でも、一品だけ作っても、ごはんを詰めるだけでも、OKなんです。
そんなの甘過ぎです。

「全部作れよ」
「いや。パパ作って」
「作らない」
「だって朝起きれないもん」
「じゃ、夜作れば」
「それでも、いや」
「一つくらい作りなさい」
「わかった」

メニューは、先日、SLの旅に持っていって好評だった三色ごはんに決定。

娘は一つだけ、炒り卵を作ることにしました。

で、夕食後、弁当の仕込みの時間になりました。
ちょうど、その時です。
運良く、来客がありました。

僕がお客さんの前で言いました。
「明日は手作り弁当なんだよね」
「そう。自分でつくるんだよ」、と娘。
早くも、調子に乗り始めました。
「へー、作れるの?」と、来客。
「そんなの楽勝だよ。ねっ」と、僕。
誇らしげにうなずく娘。

娘はすっとキッチンに立ちました。
つねにひとにはいいところを見せたいという習性があるのです。

まず、挽肉を鍋に入れ、醤油・酒・みりん・砂糖を加えて熱して、まず一色。
「すごいね」と来客におだてられた娘は、
炒り卵を作り、ほうれん草のお浸しも作り、これで三色。
土鍋に、米と酒と醤油と水を入れ、桜ごはんもセッティングしました。
明日の朝、ごはんを炊いて、三色のせれば弁当のできあがりです。

来客は、本当に驚いていました。
娘は得意げでした。

娘よ、よくやった。
しかし……、来客がいなくても、やってくれよ。

自分でできることは自分でする。
してもらいあう関係より、してあげあう関係。
これが、うちの家訓だぜ。

今日も、我が家は、夢の家事分担に一歩近づくことができました。

Love and Peace ・・)v


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永遠に生きる

僕は前世はあると思うんです。
本気で。
僕のまわりに自分の前世を話すひとが何人かいます。

祖母は、その昔、シルクロードあたりに暮らしていたと言います。

娘のママは、犬だったこともあるそうですが、
ユダヤ人で、ナチの収容所で死んだと言います。
子どものころから、ボーダー柄の服を見るとこわくなったそうです。
後にそれが囚人服だったことを知り、確信にいたりました。

つい先日、第二次世界大戦中になくなったという方にも会ったばかり。

みな共通して言うことは、
自分が知るはずがない、その時代のものを見ると、
なぜか懐かしく、胸が締めつけられるようになること。

僕の前世は二つわかっています。
祖母がこの頃しみじみ言うんです。
僕が祖父の生まれ変わりだ、と。
これは子どものころから何度も言われてきたこと。

もう一つは、戦死して間もなく生まれ、
あの60年代に反体制運動に関わり、
Love&Peaceを訴えるものの、
運動の挫折感から自殺した革命青年。

ひとの生命は、どうやら、永遠のようです。
生物の固体としての死は逃れられませんが、
永遠に生きる方法は、いくつかあります。
子孫を残すことも、その一つ。
また、作品などを残すことも、そう。
そして究極の永遠に生きる方法が、輪廻転生。

この世に生きるということは、
前世からの志を引き継ぐということ。

祖父が育てられなかった娘を育てること、
Love & Peaceを訴え続けること、
つまり、祖父と革命青年の生きられなかった人生を生きること、
これこそ、僕のこの世での使命。

僕は二世代ぶりに、三十代を生きているのです。
どうりで、今、エキサイティングでドラマチックなわけです。

この世代では、孫の顔が見れるほど長生きしてみようと思います。

娘よ、
前世ではマンモスの牙が刺さって死んだそうだけど、
外で絶対言うなよ。
バカだと思われるから。

Love & Peace^^v

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バックパッカーな休日

高校生のころ、僕の望みはただ一つ、
この田舎町を出て、広い世界を見ること。
英語を勉強したのも、そのためでした。

田舎に暮らす今でも僕はバックパッカーに憧れています。
いつかはバックパックを背負い、世界を放浪したいのです。

「りっぱなバックパッカーになる方法」は愛読書、
イラストが豊富なその本、
最近、娘も読み始め、奪われてしまいました。
娘もバックパッカーに憧れはじめたようです。

しかし、娘よ、本にマジックで名前書くことないだろ。

で、今日、僕は珍しく早起きして、弁当づくり。
三色ごはん。
それぞれのバックパックに、
弁当、水筒、ノート、ペン、本、タオルを入れました。
娘は、ぬいぐるみも入れていました。

今日のバックパッカーの旅は、鉄道で出かけることにしました。
うちから車で15分くらい行ったところにローカル線の駅があるんです。
駅で、電車を待ってると、
なんと、汽笛が聞こえてきて、
銀河鉄道999そっくりのSLが煙を出してやってきました。
今日は、急きょ、SLの旅に。
予想外の展開に、僕も娘も大興奮。

汽車は山の中を川沿いに上流へと進みました。
ゆっくりと。
車窓からは水の澄んだ渓流が見えました。

終点の静かな駅で降り、半日のんびり過ごしました。
ぶらぶら歩いてはひと休み、ぶらぶら歩いてはひと休み。
温泉に入り、ひと眠りもしました。

帰りの電車では、
娘に、ずっとぬいぐるみ遊びにつきあわされました。
アドリブの人形劇。

長く充実した一日でした。
外国に行かなくても、近場に感動が溢れているものです。

娘に今日は何が一番楽しかったかききました。

「帰りの電車のぬいぐるみ遊び」

そういうものなのか……

娘よ、次に外国行くときも、ぬいぐるみ持ってこうぜ。

Love & Peace^^v

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秋の気分

昨日、職場にいると、娘からケイタイに電話がありました。
涙声で。
「パパ、いつ帰ってくる?」

僕はすぐに帰りました。

娘は、学童を休み、友達のうちで遊んで帰る予定だったのですが、
一人でうちに帰ってきてしまったようです。

僕がうちに帰ると、
娘はベッドの上でしょんぼりマンガを読んでいました。

僕は、一人で帰ってきた理由を訊きました。
娘は近所の友達と二人で遊ぶ約束をしていたのですが、
その友達が、他の子も仲間に入れて遊ぶことに決めたそうです。

「黙って、決めたんだよ」
「うん」
「裏切られた……」

娘にとっては、大事件だったようです。
よほど、その友達を独り占めしたかったのでしょう。

娘がそんなことで泣いたので、驚きました。

秋は、なんとなく悲しくなるものです。
娘もそんな気分になったのでしょう。
僕にもわかるような気がします。

その夜、二人でコンビニに買い物に行きました。
すると、中年のやさしそうな顔をした外国人労働者が、
コンビニの前に一人立って、フランクフルトをおいしそうに食べていました。
もう寒くなり始めた夜でした。

僕は、よくわからない感情で胸がいっぱいになりました。

帰りの車の中で娘が言いました。
「あのおじさん見てたら、なんかねえ……」
「なんかねえ…って気がしたよね」
「そう、うまく言えないんだけどさあ、なんかねえ……」

娘よ、もう秋の気分がわかるようになったか。

まったく、秋。
今夜はジャズを聴きながらウイスキーでも飲みたい気分です。

Love and Peace ・・)v

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眠らない夜

よく非難されることがあります。
娘との生活について。

娘の寝るのが遅いこと。
娘は11時くらいまで起きています。

それでは子どもによくない、とか、
親の責任を果たしてない、とか。

はい。
反省。

で、先日、二人で相談して、
夜十時に寝ることにしました。
それでも遅いかもしれませんが。

猛スピードで、
ごはんを食べ、
洗い物をして、
それぞれバイオリンを練習して、
僕はブログを書いて、
娘は日記を書いて、
風呂に入り、
ようやく、ベッド・イン。
そして、完全消灯。

しかし……、
暗闇の中で、待っても、待っても、
眠くなりません。
むしろ、ますます目がさえてきました。

「パパ、眠くないよ」
「しばらくすれば眠くなるって」

また、待ちました。
じっと、待ちました

「パパ、やっぱり眠くない」
「たしかに。まったく眠くない」

それでも、待ちました。
でも、眠気はやってきません。

「パパ、意味なくない?」
「まったく、ない」

それで、僕たちはまた電気をつけ、
好きなことをして過ごしました。
結局、娘が眠ったのは十一時、僕は午前一時。

結論。

うちはうち、よそはよそ。

娘よ、今夜も盛り上がっていくぜ。
どうせ、何時に寝たって、朝は眠いんだからさ。
人生は短い。
眠ってる暇なんてないぜ。

Love and Peace ・・)v

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自転車な午後

今日を、娘は楽しみにしていました。
娘が歩いてうちに帰ってくる日。
いつもは僕が車で学童に迎えにいくので、
ただ歩いて帰るだけでも、大きなイベントのようです。

今日は、僕の勤務する日はテスト、
生徒たちは午前中テストを受けて、帰っていきます。
そこで、午後、休みをとって帰ってきました。
うちでテストの丸付けをする、と言って。

三時半頃、娘が友達と道草をしながら帰ってきました。
まずは、お茶を飲んで、一服。
そして、サイクリングにでかけることにしました。

娘はまだ自転車で遠くに行くのに慣れていなくて、
僕が自転車に乗るのがうまいと、尊敬しているようです。
ただ、普通に乗っているだけなのですが。

この前、僕が見つけた池の公園に行きました。
それから、行ったことのない道をぐるぐると走りました。
身近なところでも、自転車だと、本当に発見がたくさんあります。

ペダルを漕ぎながら、娘と話しあいました。
パパは誰と恋するべきか、と。

「シングルママがいいんじゃない?」、と娘。
「そうだね」

というのは、今書いている小説の中のこと。
主人公はシングルファーザーで、
そろそろ、ヒロインの登場となるからです。
結局、今日は結論が出ませんでした。

暗くなるまで、自転車で走って、帰ってきました。
夕食は、昨日東京で買ったシウマイ。

「うまいしって何回も言って」、と僕。
「うまいし、うまいし、うまいしうまいしうまい……、シウマイだ」

蒸して、おいしく食べました。
今、おなかいっぱいです。

あ、テスト丸付けやるの忘れてた。

娘よ、一緒に机に向かうぜ。
宿題まだだろ。

Love and Peace ・・)v


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パパは仕事で東京

今日は東京にやってきました。
これから、新幹線で帰るところです。
田舎者は街を歩くだけで、もうぐったりです。

娘はというと、
うちにベビーシッターと二人でいます。
今日のベビーシッターは、おじいちゃん(僕の父)。
娘に甘く、おバカな父、少し不安です。
しかし、二人は大の仲良し、今頃楽しんでいることでしょう。

今日は、いちおう、小説のお仕事。
親戚を訪ね、今書いている祖父のことを、取材しました。

そして、防衛研究所の資料閲覧室にも行きました。
日本で一番、戦争の資料がたくさんあるところ。
いろいろ探したのですが、祖父のことはわかりませんでした。
せっかく、無償ベビーシッター雇って、上京したのに……
閉館時間が迫ってきました。
そのとき、司書の方が、ある資料を見せてくれました。

「第九中隊第三小隊陣中日誌十九年五月」

祖父のいた隊でした。
薄い紙をめくると、見馴れた筆跡。
僕の持っている祖父の手紙の筆跡そっくり。
そう、それは祖父が隊長として書いた日誌、
祖父の直筆署名を見つけたときは体が震えました。

司書の方が言うには、奇跡的にそれが残っていたそうです。
全国から調べに来るひとはいるがこんなことはない、とも。

先ほど気付いたのですが、
今日は、祖父の命日なんです。

娘よ、パパもおじいちゃんに会ってきたぜ。

だから、パパは仕事で来たんだって。
ステキなひととランチもしてないし、
小物ショッピングもしてないって。

キーホルダー、土産に買ったから、待ってろよ。
シウマイも買ったって。

Love & Peace^^v

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WAR SHRINE

先日、戦死した祖父のいとこの女性に会いました。
最後に会ったときのことを話してくれました

「別れるときは、送る方も送られる方も笑顔だった」

その後、祖父は輸送船に乗り、南方へ旅立っていきました。

僕の手元に、祖父が祖母に宛てて書いた手紙があります。
妻への思いがあふれた文面。
最後は、こう締めくくられていました

「何か事が有った時は夫は笑って靖國の神になったと思って居て呉れ」

それは、検閲済みの軍事郵便。

祖父が、戦死公報と白木の空箱になって帰ってきました。
その時、祖母は靖国神社に招待され、祖父を合祀したそうです。

その後、60年間、祖母は一度も靖国神社を訪れたことはありません。
そこには、祖父だけでなく、祖母の兄も弟も眠っているのですが。

国のために死ぬことは、すばらしい。
英霊として靖国にまつられる。
国のために家族を失うことは、誇り。
それが、当時の靖国神社のメッセージ。

A級戦犯が合祀されていることよりも、
天皇という神がいて、靖国神社があって、
多くの国民が死に追いやられたことが、問題。

祖母が一度行ってみたいところがあるといいます。
それは、靖国神社ではなく、瀬戸内海の因島。
そこは祖母が祖父に最後にあったところ。
僕の母を祖母が身ごもったところ。

おばあちゃん、いつか、連れてってあげるよ。

靖国神社は、英字新聞では、WAR SHRINE(戦争神社)と訳されています。

Love and Peace ・・)v


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WOMAN

昨日、赤飯を炊いてみました。
赤飯は、僕の好物ですが、自分でつくるのは初めてでした。
娘も興味を持ったようで、餅米を研いだりして、手伝いました。

うちは、電気炊飯器がないんです。
前はあったのですが、土鍋でごはんを炊くようになって、
おばあちゃんにあげてしまったのです。

赤飯用の缶詰小豆を買ってきました。
三合分あったのですが、
うちの土鍋は二合までしか炊けないので、
フランス製ホウロウ鍋を使うことにしました。

はたして、そのできあがり具合は……。
失敗でした。
やわらかすぎました。
水の加減の失敗です。

また、チャレンジすることにします。
娘よ、次こそ、うまくつくるぜ。

その赤飯、捨てるのはもったいなので、
実家に持っていきました。
みな喜んで食べてくれました。
実家は、ごはん柔らかめ派なんです。
助かりました。

僕は赤飯をちゃんと炊けるように準備してるんです。
いつ娘の生理が来ても炊けるように、と。
「買ったのでもいいよ」と言う娘も、準備しています。
すでに学校で生理のことを教わり、
生理用品は、母親が用意してくれました。

「男は楽でいいね」と娘。
「悪いね」と僕。

娘はこれから「女」を背負って生きていくのでしょう。
このごろ、娘に敬意が沸いてきました。

Love and Peace ・・)v


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小冒険

今日は、ゆっくり目覚めました。
ベッドの中で、昨夜から読み始めた新書を読了。

おなかが空いたので、朝食をつくりました。
すき焼きの残りに、
ごはんとたまごを入れて、おじやに。

娘が起きてきて、ブランチ。

その後、僕は郵便局に行くことにしました。
ゲラを速達で出すため。

娘はうちにいるというので、
僕は、一人、自転車で出かけました。

郵便を出し、ついでに自転車屋に寄りました。
いろいろなおしてもらうところがあったのです。
店主いわく、「1時間でできるよ」

そこで、1時間の小冒険に。
ぶらぶらと歩くことにました。
見慣れたところが、速度が違うと、別世界に見えました。
速度ががれば上がるほど、視野は狭くなります。
だから、自転車や、歩きの速度だと、視野が広がり、
いろいろ見つけられて、楽しいものです。
特に、「小さな幸せ発見家」の僕にとっては。

途中、コンビニで、ペットボトルのお茶を買いました。
「旅に持っていく本」という見出しの雑誌が眼に入りました。
なんと挑発的なコトバ、即、買い。

公園を見つけました。
小さな池を囲む芝生。
池を見下ろしながら、お茶を飲み、雑誌をパラパラ。
池のほとりに、親子連れがいました。
お父さんが釣りをしていて、娘が隣にいて、たまごっちで遊んでいました。

いつしか時間を忘れていた僕は、
娘のことも忘れそうになり、
あわてて、自転車屋に戻り、うちに帰りました。

「パパ、遅い。おみやげは?」
と、不機嫌な娘が待っていました。

その後、おやつを買いに行かされた店主でした。

Love and Peace ・・)v

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ストレス解消法

いつも脳天気な僕ですが、
たまにはストレスを感じることもあります。
5時を過ぎても、頭が「うちモード」に切りかわらず、
イライラが胸のあたりに残るのです。

そんなとき、たいていマイナス思考になってしまいます。
人間なんてこんなもんだ、と投げやりになるのです。

どんなにLove and Peace を唱えても、
世界で戦争はなくならず、
日本はますます右傾化し、
ますます多くのひとが自由から逃走して、
ファシズムのサポーターになっていく。

もう、勝手にしやがれ。
大政翼賛会作って、
憲法変えて、
フリーターを徴兵して、
治安維持法でも何でもやってくれ。
あとは知らん、と。

今日も、あやうく、そうなりそうになりました。
しかし、復活。

バイオリンのレッスンがあったんです。
一ヶ月後の発表会に向けて、今日は長め。
娘はもちろん、僕も出るんです。
今度の曲はとても難しくて、一心不乱に弾きました。
結局、今日も全然ダメ。
たくさん練習したのに……。

レッスンが終わると、
あら不思議、
ストレスがなくなっていました。

ストレスとは、心の一部だけを酷使することのようです。
他の部分も、たくさん使えば、ストレス解消できるのでしょう。

さ、娘よ、明日もバイオリンがんばろうぜ。
パパは、負けないぜ。

Love and Peace ・・)v


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学校を休みたい娘

この頃、毎朝のように、娘が言うんです。

「パパ、今日、学校休みたい」

もし、娘が学校に行けなくなってしまったら、
シングルファーザーの僕の生活は破綻してしまうでしょう。

娘が小学校に入ったばかりの頃、
ちょうど離婚したばかりで、
急激な環境の変化が原因なのか、
娘は毎朝「おなかが痛い」と言いました。
その時の治療法は簡単でした。

ハグ。
僕が椅子に座り、
娘が僕と向きあって、膝に乗り、
おなかとおなかとくっつけておけば治りました。

「アメリカでは、こうして、おなか痛いの治すんだってさ」
「よく知ってるね」
「パパは何でも知ってるんだって」

 と、嘘をついたものです。

この頃の娘が学校を休みたい理由はわかっています。
ただの寝不足。

だいたい、小学生が毎日11時過ぎまで起きてれば、当然です。

娘よ、だから早く寝ろって、言ってるだろ。
小学校の先生にも、パパは言われたんだから。
ったく……。

しかし、うちに帰ると、テンションが上がり、
職場では見せない真剣(マジ)な眼になってしまう僕。
昼間どんなに眠たくても、うちでは眼がぱっちりなんです。

娘よ、ま、許せ。
遺伝だ。
パパも子どものころ眠かったからさ。

Love and Peace ・・)v


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パラダイム・シフト

昨日、放課後、英語のエッセイを読みました。
10人ほどの生徒たちと。
で、昨日のお題は、「パラダイム・シフト(paradigm shift)」

実は、そのコトバ聞いたことはあったのですが、
意味を知らなかったので、少し焦りました。
しかし、そのエッセイに、パラダイムシフトがなにかわかりやすく書いてありました。

パラダイムとは、自分の経験に基づく思考パターンのこと。
たとえば、僕が、長い髪の女性に冷たくフラれたとして、
それ以来、僕は「髪の長い女はこりごり」と思うようになること。

パラダイムに縛られると、損をすることがあります。
僕は、その後、すてきな長い髪の女性との出会いを逃すでしょうから。

時に、パラダイムのシフト(変更)が必要なのです。

「百円玉の形は?」と訊かれたら、
多くのひとは「丸」と答えるでしょう。
しかし、百円玉は長方形でもあるのです。
自動販売機を発明した人は、百円玉を長方形と見たはずです。

一つのパラダイムしか持っていないひとは、
たった一つの小さな窓からしか世界を見ていません。
そのひとにとって、そこから見えない世界は、存在しないも同じ。

これでは、人生が、さみしすぎます。

生徒たちと考えました。
僕たちが、今すぐ、できるパラダイム・シフトは?

結論は、「他人の立場に立ってものごとを考えること」

なるほど、では、娘の立場に立ってみると、
お菓子食べたい、
マンガ読みたい、
ビデオ見たい、
勉強めんどくさい……。

娘よ、子どもも大変だな。

Love and Peace ・・)v

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勝ち組でも、負け組でもなく

今日、同僚から聞いた話。
郵便局の職員が格付けされる、というのです。
三つ星、二つ星、一つ星、星なしの4段階で。
さらに、その星のバッジをつけさせ、客にわかるようにするのです。

ある労組幹部が言ったそうです。
「昔ながらの職員意識を変えるには、これぐらいの仕組みは必要と判断した」
どうやら、そのことに関しては、労使が一致しているようです。

接客態度が星につながるそうですが、
その審査は、客ではなく、上司がするのだそうです。

ついに、ここまできたのです。
ため息が出ます。

断言しますが、この「さらしもの成果主義」は、うまくいかないでしょう。
仕事は、チームワークでするもので、
審査は、常に主観が入るものですから。。
メンタルヘルスの問題も多発するはずです。

問題なのは、いじめ社会になっているということ。
世界のいじめっ子ジャイアン・ブッシュ、
そのブッシュにいじめられるスネ夫・小泉が、
腹いせに、のび太(ドラえもんは含まない)・国民をいじめ、
そのいじめられた国民が、さらに郵便局員をいじめる。

税金でぬくぬく暮らしてやがって、と。
実際は、独立採算で、税金使ってないのに……。

いじめられっ子にいじめられたくないばかりに、
いじめっ子の「犬」になりつつある国民のなんと多いことか。
その結果が、3分の2の議席を与党に与えたあの選挙。

時代は、僕たちに迫っています。
「勝ち組(勝ち組の犬も含む)」か、「負け組」か。

この二者択一に騙されてはいけません。

ここで、選ぶべきは、

「勝ち組(勝ち犬の犬も含む)」でも、
「負け組」でもありません。

そのどちらにも属さず、その仕組みとたたかう「アウトサイダー」

みんなで協力して、弱い者は助ける。
ネアンデルタール人にできて、現代人にできないわけがありません。

Love and Peace ・・)v

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おばあちゃんが転んだ

昨日、おばあちゃんが、転んだんです。
扇風機のコードに足を引っかけて。
骨に異常はなかったのですが、膝の皿がどうかしたようで、
病院から松葉杖を持って帰ってきました。

今日は、一日、実家に娘といました。
僕は小説を書きながら、
娘は先月号のチャレンジをやりながら。

両親は、店をやっていて、夜まで帰ってこないので、
僕と娘で、いろいろうちのことをすることにしました。

一日経って、おばあちゃんの足はよくなったようで、
松葉杖なしでも歩けるようになっていました。

僕たちがちょっと油断すると、
おばあちゃんは立ち上がってうちのことをするので、
今日はおばあちゃんを働かせないようにすることが大変でした。

実家には、障害者の兄ちゃんもいるので、
こちらも、目が離せません。
頻繁にトイレの世話をしたり、お茶もいれたり、これがなかなか大変。

今日は娘もいたので、少しは助かりました。

僕は夕飯を作りました。
ナスとピーマンの甘みそ炒め、
厚揚げとニラのしょうゆ砂糖炒め。
おばあちゃんは、喜んで食べてくれました。
兄ちゃんはおかわりをしました。

娘はナスとピーマンが嫌いなので、肉を焼いてあげました。
ったく……。

皿洗いをして、風呂も洗うと、
おばあちゃんが何度も言いました。

「あんたにそんなことまでさせちゃ、罰が当たる」

おばあちゃん、今は、男も家事をする時代だぜ。
だいたい、そんなこと、僕は毎日やってんだから。

娘は、多少は兄の面倒も見ながら、
なんとかチャレンジを終わらせました。

娘よ、これで、明日はトリビア見れるぜ。
チャレンジが終わるまで、テレビ禁止令を出していたのです。

僕もだいぶ小説を進めることができました。

帰る前に、娘はバイオリンを弾きました。
もうすぐ発表会が近いので、その練習。
おばあちゃんも兄ちゃんも、バイオリンが大好き。
ライバルの僕には下手に聞こえても、二人は大喜び。

母が店から帰ってきて、バトンタッチ。
今日は店が繁盛したようです。

「今日は来てよかったね」と、僕。
「うん。ほんと、よかった」と、娘。

なんだか充実した一日でした。

おばあちゃん、明日も無理しちゃだめだよ。

Love and Peace ・・)v

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ダウンシフター

昨夜、コンピュータが、突然、ネットにつながらなくなりました。
カスタマーサービスに、フリーコールでかけてみると、
土曜日の夜にもかかわらず、オペレーターが丁寧に対応してくれました。
それでも、ネットはつながりませんでした。
そしたら、今朝、うちまで来てくれて、ネットにつなげてくれました。
感謝。

今日の夕方、アマゾンで注文しておいた本が届きました。
昨日の昼すぎに注文して、もう着いたんです。
小説執筆で必要な資料なので、とても助かりました。
また、感謝。

先日読んだ本によると、
アマゾン・ドット・コムでは、
50万点もの本を抱える物流センターがあって、
アルバイトが、「一分三冊」のノルマで、注文の品を探しまくっているそうです。
1年もつバイトは、10人に1人もいないといいます。
にもかかわらず、時給は900円から850円に下がりました。
その後、ドライバーがリレーで、眠さとたたかいながら届けてくれたのでしょう。

今や、スピードは、商品。
24時間365日、走り続ける日本。
加速しつつ。

自動車は、速ければ速いほど、事故を起こします。
人間は、急げば急ぐほど、怒りっぽくなり、
合理的になり、やさしくなくなっていきます。

日本人は、明らかに働きすぎ。
サービス残業、休日出勤……、
家事労働を含めると、日本女性が先進国中もっとも働いているそうです。

たとえば、オランダ。
男も女もパートで働き、家事分担。
パートナーとの時間をたっぷりとります。
賃金は、男女間も、パートと正社員の間もほとんどなし。

超先進国アメリカでは、
ダウンシフター(減速生活者)が増えているそうです。
収入が下がっても、自分や家族のための時間を増やすひとたち。
有機野菜を買い、リサイクルで倹約して、
ジムよりもパートナーとのウォーキング、買いかえよりも修理、
アメリカの成人の5分の1は、以前より少ない収入で、幸せに暮らしています。

もともとなかった出世を、完全に断ち、
たとえ嫌われようと、仕事を減らし、
外での生活より、うちでの生活を充実させ、
スローにシフトダウンした結果、
物書きの仕事が増え、なぜか収入がアップした僕。

人生、捨てたもんじゃないぜ。

娘よ、これからも、楽しくいくぜ。
のんびり、気ままにさ。

Love and Peace ・・)v


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一人だけれど一人ではない時間

シングルファーザーになる前、
僕はとにかく忙しい日々をおくっていました。
毎日、数えきれない多くのひとと関わるのですが、
それでも、いつも孤独でした。

心の真ん中に大きな穴があって、
風が吹き抜けていくようでした。
その穴を埋めようと、ますます忙しくしても、
孤独からはまったく逃れられませんでした。

よく一人淋しく死んでいく自分を想像したものです。

学生時代、年に何度か一人旅に出かけました。
あまり淋しくはありませんでした。
一人旅は、自分が一人ではないことを確認する行為でもあったようです。

不在が愛を育てる、といいます。
本当にそう思うのです。

今日は、朝から晩まで、
ずっと一人でうちにいました。

古いビデオの映画を二本見ました。
それぞれ、一緒に見たひとのことを思いました。

それからキッチンに立ち、
娘のためにクッキーを、
実家の面々のためにミネストローネを作りました。

すると、胸のあたりがあたたかくなってきたのです。
何かが、僕の中にあふれてきたような気がしました。
一人ではあるのですが、一人ではない実感。

もう僕は孤独ではありません。

みんな、愛してるぜいっ。

Love & Peace^^v

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闇いよいよ深く……

ようやく金曜日、いよいよ明日から三連休、
意気揚々と職場をあとにしようとしたときのこと。
たまたま置いてあった夕刊の一面が眼に入りました。

自民党の改憲案の前文の文言。

「国を愛する国民」

ため息が出ました。

憲法は、国民が守るものではなく、政府が守るもの。
政府が暴走したとき、国民がそれを止めるために抜く伝家の宝刀。

だから、そういうこと書いてはいけないんです。
政府が「俺たちのとりしきる国を愛せ」だなんて。
ホンネは、絶対、「俺を愛せ、そして、戦争のときは俺たちのために死んでくれ」

愛とは、決定的に、自由なもの。
絶対に強要されないもの。
心の中は、決して誰にも侵されないサンクチュアリ。

今、奴らが支配しようとしているのは、心。
娘の小学校では、「心のノート」なる官製の教科書が使われています。

数日前、「共謀罪」の法案が国会に提出されたそうです。
現在の法律は、行為をとりしまりますが、
この法律は、組織が計画をした段階で、とりしまること。
そのために、令状なしで、ネットの履歴なども見られるようにするそうです。
組織内の者が、密告すれば、刑は軽減されるので、スパイが横行するでしょう。

これで、凶悪な組織犯罪を未然に防げるから、ひと安心。
と、思うひとは多いでしょう。

しかし、政府のねらいは、
反政府組織を、何もしてなくても、捕まえられるようにすること。
たとえば、デモの相談をしている組織に、
破壊行為をする可能性があるなどと言って、逮捕するのです。

現在も、共産党のビラを配っただけで、逮捕されているんです。
住居侵入などと言いがかりをつけられて。
あのファシストがとりしきる東京では。

今や、与党が三分の二の議席を持ち、
最大野党は、改憲派の党首を選びました。
大政翼賛会の再登場は近いのでしょうか。

ため息が出ます。

闇いよいよ深ければ、
光いよいよ輝く。
そんな「新しいコトバ」が欲しい、今。

Love and Peace ・・)v


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アンプラグド

アンプラグド、僕は好きなんです。

いつもはエレキギターをガリガリ弾きながら、
ドラムとベースの重厚なリズムにのせて、
シャウトして歌うアーティストが、
一転、電気楽器を一切使わず、
つまり、アンプラグド、プラグを必要としないで、
生ギター一本で歌う。

たとえば、エリック・クラプトンの「アンプラグド」。
名盤。

先日、コンピュータを修理に出したとき、
しばらく、ネットとつながらない、アンプラグド状態になりました。

時間が急に増えたような気がしました。
そして、何とつながらなくてはならないかが、よくわかりました。

僕のコンピュータの「お気に入り」には、無数のURL。
メールアカウントには、無数のジャンクなメール。
たいていの情報は、「買え、買え、買え」のメッセージ。
情報は、得ることよりも、選ぶことのほうが難しいようです。

ここ数日、テレビも見ていないんです。
娘が先月号のチャレンジを終えてないので、その罰。

テレビがなくても、時間が増えるようです。
テレビからアンプラグドもいいものです。
頭の中が、すっきりして、
うちの中が、静かになって。

ときに、いつもの日常からアンプラグドすることは、
何が本当に大切か知るためには、必要なのことなのでしょう。

しかし、娘よ、早くチャレンジ終わらせろっつーの。
パパは、もうテレビ見たいんだから。
ったく……

Love and Peace ・・)v


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すばらしき人生

何かを学ぶときに、必要なものは何か?

今日の授業のテーマでした。
今日読んだ英文によると、答えは、「失敗」

言葉は、
使っては失敗、使っては失敗を繰り返して、
身につけていくのです。

成功よりも、失敗からのほうが、学ぶことは多いものです。
スポーツも、負けて、強くなるのです。

人生とは、失敗も含めて、それでもすばらしいもの。

人間も、そう。
短所も含めて、それでも愛すべきもの。

恋は相手の長所を好きになること、
愛は相手の短所を受け入れること。

今日も、僕は、失敗ばかり。
朝、学校で、文法の小テストを実施したのですが、
僕のミスプリントで、急きょ中止。
うちに帰ってきても、
「劇、習ってみたい」と言う娘に、
「モモには無理無理」と答えて、大泣きさせてしまいました。
劇にオペラにと、娘を連れ回した結果、せっかくそう言ってくれたのに……。

ふー。

人生とは、失敗も含めて、それでもすばらしいもの。

今朝、ミスを謝ると、笑って許してくれた同僚よ。
ひどいことを言われても、缶ジュース一本飲んで、忘れてくれた娘よ。

また、失敗するから、そのときも、許してね。

Love and Peace ・・)v

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秋の夜の観劇

今夜は、雨の中、
右手で傘をさしながら、
左手でコンビニおにぎり食べながら、
僕と娘は市民劇場に急ぎました。

僕たちは、観劇サークルに入っていて、
二ヶ月に一回、劇を見るのです。

今日、娘は乗り気ではなかったので、
マンガ一冊買うという条件でつきあってもらいました。

昭和15年、地方都市の洋館が舞台。
老夫婦、兄、妹、妹の婚約者が、婚約の宴を開いています。
そこに、警察がやってきます。
一人の若い女性が自殺した、と。

僕たちはすぐに劇に引き込まれていきました。
名探偵コナンのラストシーンのように、
登場人物たちが一室に集まり、
誰が女性の自殺に責任があるか、謎解きが始まりました。

舞台は、一幕。
休憩はなく、
テンポのいいセリフだけで、ドラマは進行しました。

幕が下り、カーテンコール。
僕たちは、身を乗り出して、拍手しました。
こんなにおもしろくて、感動的な劇があったとは。

「夜の来訪者」 J・B・プリーストリィ作
初演はなんと1945年。
第二次世界大戦の頃に準備された劇なのです。

ひとは、一人では、生きていけない。
必ず、複雑に、直接的、間接的に、他人と関わります。
時に助けあいながら、時に傷つけあいながら。

「だから、人間は他のひと全部に責任がある」

洋館に住む裕福な家族は、
誰もが全員、一人の女性の自殺に関わっていました。
そのことに、まったく気づかずに。
その責任を逃れようとするものもいれば、
その責任を受け入れようとするものもいました。

ともに生きなくてはならない他者にどう向きあうか。
今日は、大きなテーマをつきつけられました。

「構造的暴力」についても、考えさせられました。

たとえば、オシャレな喫茶店で、激安コーヒーを飲む。
その裏で、地球の反対側の子どもたちが、低賃金で働かされたり……

多くのひとが与党を支持して、
その首相が、ブッシュを支持して、
その結果、貧しい国の名もない庶民が殺されたり……

アインシュタインの言葉を思い出しました。

We are here for others.(私たちは、他者のために、ここにいる)

世界はミステリーにあふれているが、そのことだけは確かだ、と。

ところで、娘よ、劇おもしろかったんだろ?コナンより、さ。
だったら、マンガ買わなくてもよかったんじゃない?

Love and Peace ・・)v


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別離

ひとは、今あるもので、充分幸せになれる。
今ないものを求めて、嘆くのではなく。

僕の好きな言葉です。
だから、僕はモノを大事にすることにしています。

このごろ、マウンテンバイクを修理しました。
二十歳のときに、日本一周するために買ったモノ。
さびが目立ってきましたが、今も健在です。

ほかにも、MP3プレイヤー、傘、靴、眼鏡などを修理して、
ジャケットも、綻びをテーラーさんに繕ってもらいました。
なおせばなおすほど、モノは愛着が沸くようです。

自慢は、うちのテレビ。
1977年製、今も現役バリバリ。
大学に入るとき、捨てられようとしていたものをもらったんです。
数ヶ月前、色がなくなり、白黒テレビになってしまったのですが、
いつしか、また色を取り戻しました。
昔のテレビには、自然治癒力があるようです。

しかし、先日、ついに別れたモノがあります。
長年、といっても4年間、一心同体だったノートパソコン。
修理代に、本体価格以上にお金をかけてきたフェニックス・マシーン。
何度も、壊れては復活してきたのに……

思えば、このパソコンがうちに来たのは、NY同時多発テロの日。
Love and Peace を書くことを宿命づけられたマシーン。
これで、テロのこともテーマにした初めての本も執筆したんです。

我がパソコンよ、安らかに眠れ。
本当に、ありがとう。
しばらくは、廃棄処分なんてしないからさ。

新しいパソコンを買って、うれしくて、忘れたりなんかしてないからさ。

娘よ、パソコン、ほしいって言ってたろ。
あげるぜ。まだ、少しは動くぜ。

以上、新しいパソコンからの、メッセージでした。

Love and Peace ・・)v

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秋の一日

今日は、秋晴れ、
娘と運動会に行ってきました。
兄の施設へ。

僕は障害物競走の補助係として。
たった20mの距離、
玉入れとパン食い競争の複合レース。

簡単そうに見えましたが、
これがまた、波乱なしのレースは一つもないほど、
エキサイティングでした。

兄も参加しました。
ボランティアの若い女性に手を引かれて。
娘と応援したものの、予想通り、最下位。
兄は、勝負にはまったく興味なし。

兄の友達は、障害も様々で、個性派ぞろい。
兄は、施設の中では、むしろ目立たない存在でした。

兄の施設には、アート・チームがあり、
なかなか魅力的な絵を表現してるんです。
ほかには、木工チーム、手芸チーム、
兄が班長を務める、たまごチームも。
兄のチームは、たまごの殻をつぶして、肥料を作るのです。

ゲームがあったり、いろんな食べ物の屋台があったり、
ご老人も、子どももたくさん来ていて、
娘の好物の綿菓子が食べ放題で、
「パパ、来年も来たい」と、娘は僕に言いました。

娘よ、また来るぜ。
しかし、綿菓子、何回食べたんだ?
パパが見ただけでも、三回食べてたぜ。

夜は、お祭りで、娘と夜店に行きました。
娘は、おまちゃを買うのを楽しみにしていたのですが、
あまりいいものは、ないようでした。
魚のおもちゃすくいを一回やっただけ。
夜店のおもちゃは、娘には子どもっぽく見えたようです。

で、結局、あとは食べ歩き。
ひたすら、食べ歩き。

だから、娘よ、明日からこそ、またダイエットだぜ。
パパは本気(マジ)だぜ。

Love and Peace ・・)v

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断崖の温泉にて

伊豆半島の旅でのこと。
僕は娘と、伊豆の西海岸を、軽キャンピングカーで走っていました。
もし晴れていれば、北に富士山、西に夕陽の見えたところ。

ちょうど、露天風呂温泉に近づいたので、入っていくことにしました。
男湯と女湯に、それぞれ三人くらいしか入れない小さな温泉。
洗い場はないけれど、断崖にあり、海を見下ろす絶景。

車を停め、小雨の中、風呂に入りました。
娘は、女湯に、一人でした。

男湯には、先客がいました。
老人と、僕と同年代の男性。
親子のようでした。
二人とも、背中には立派な入れ墨が彫ってありました。
もう一人、先客がいました。
五歳くらいの少女。
祖父と父に連れられ、旅行にでも来たのでしょう。

僕は笑顔で「こんにちは」と声をかけました。
彼らも「こんにちわ」とやさしく挨拶を返してくれました。
「いい景色ですねえ」と、僕。
「夜は怖いかもしれませんねえ」
と、こわもての若い男性が、言うのでおかしく感じました。
どこから来たのかと聞くと、東京から、と老いた男性が答えました。

三人は、その小さな風呂を独占しては悪いと思ったのか、
すぐに出ていきました。

老いた男性が少女の体を拭いていました。
若い男性は、ド派手な服に袖を通していました

「それじゃ」
「どうも」
と、二人が言いました。
「それじゃ、どうも」
と、僕が答えました。

僕は海を見下ろしながら、足を伸ばしました。

「パパ」
ついたて越しに、娘が叫んできました。
「もう出る?」
「まだ、いいよ」
「パパ、一人」
「今、一人になった」
「出るとき言ってよ」
「わかった」

僕たちは、小雨に打たれながら、
お互い一人で、長湯を楽しみました。

伊豆半島一周の旅は終わりに近づいていました。

Love and Peace ・・)v

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