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夏の終わりの小さな幸せ

ついに来ました。八月三十一日が。
一年でもっとも悲しい日。

今朝は、ゆっくりと目覚めました。
旅を終え、朝からキッチンに立てることに、幸せを感じました。

朝食は、BLTホットサンドとスクランブルエッグ。
昼食は、おにぎり、卵焼き、レンコンのきんぴら、キュウリサラダ。

今日、娘は、夏休みの宿題の追い込み。
工作と夏の練習帳を片付け、
夏休みの計画表に、日記を見ながら、さかのぼって記入。

娘の宿題が一段落すると、
ベッドの上で、少しトランプをしました。
娘が繰り返し歌う変な歌を聞きながら。

夕方、娘はコンサートへ。
母親の弟の妻に誘われて。
電車に乗って、娘を送っていきました。
彼女に娘を引き渡して、別れました。

「じゃ、パパは仕事があるから」
「嘘ばっか。ショッピング行くくせに」

そう。
そして、僕はショッピングへ。

お茶を入れる缶、
茶こし、
「肩掛けボストン鞄の旅」根本きこ著
「最後の瞬間のすごく大きな変化」G・ペイリー著

「パパばかりずるい」と娘に言われるといけないので、いちおう土産を。
娘が絶対に喜ぶ、犬のシール、
一枚一枚にカクテルの作り方が英語で書いてあるお洒落なトランプ。

僕は、小さな買い物を何個もすると、幸せになれるのです。
娘が、キーホルダーを買ってもらっては、幸せになるように。

美味しいもの、楽しいこと、美しいモノ。
この三つが、僕と娘には、不可欠。

これからも、日常のありふれた生活の中で、
そんな小さな幸せを探して、書いていこうと思っています。

僕は、プロの「小さな幸せ発見家」を目指すことに決めました。

娘はまだ帰ってきていません。
さ、今日の幸せグッズをテーブルの上に並べて、
お茶にするとしませう。

こんな平和がいつまでも続きますように。
九条よ、永遠に。

Love and Peace ^^v

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旅の終わりに

十五才の頃、「風と共に去りぬ」を読んだことがあります。
母にプレゼントされて。
新潮文庫で全五巻。
生まれて初めての大河小説でした。

舞台はアメリカ南部、時代は南北戦争のころ。
主人公は、真っ赤な情熱の持ち主、スカーレット、
彼女は波瀾万丈の人生を送ります。

スカーレットは、初恋のひとを思いながらも、3回結婚します。
そのどれもが、愛のない結婚でした。
そんなスカーレットは、ずっと一人の男性に愛されていました。
なかなかのワルなのですが、なぜかひとを惹きつけるレット・バトラーに。
当時、僕のもっとも尊敬する人物でした。
レットは、3人目の夫でもあったのですが、
いろいろあって、ついに最後はスカーレットを諦め、去っていきます。

そのとき、初めて、スカーレットは気づいたのです。
彼女がずっと愛してきたのは、他の誰でもない、レットだった、と。
しかし、もう彼はここにはいない……。

これまでも何度も試練を乗り越えてきたスカーレット。
レットを取りもどす方法は必ずあるはずと、自分に言い聞かせるのです。

そして、エンディングでの有名なセリフ。、

原文では、Tomorrow is another day.

僕の英語の授業で、生徒に訳してもらったことがあります。
「じゃ、訳して」
「ううん、明日は他の日」
「文庫本で五冊、映画だと四時間、そのエンディングがそれでいい?」
「…………」

この文は、「明日は明日の風が吹く」と訳されました。
昔の翻訳家は、なかなか洒落ています。
僕に英語と文学を学ぼうと思わせた、英文と訳文。

さて、今日は夏休みをあと一日残し、
僕と娘の「明日は明日の風が吹く」旅が終わりました。
さきほど、伊豆半島を、東伊豆、南伊豆、西伊豆と一周して帰ってきました。

今、僕は夏の終わりを感じ、悲しみに浸っています。
しかし、明日は明日の風が吹く。
今日どんなにつらくても、明日は違う風が吹くのです。

Tomorrow is another day.

娘よ、きっと二学期も楽しいことが待ってるぜ。

Love and Peace ^^v

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アンダー・ザ・シー

今朝早く、目覚めたのは、
高速道路のパーキングエリア、いつもの軽キャンピング・カーの中。

本当は海辺で目覚めたかったのですが、
昨夜は、海に着く前に眠くなってしまい断念。

僕はどうしても、海辺で目覚めたかったので、
車を一時間ほどとばし、海辺に着くと、もう一度、眠りました。

そして、ようやく、海辺で目覚めることができたのです。
ずっと、眠っていた娘よ、
夢は、簡単にあきらめてはいけないぜ。

今日は、娘と海へ行ってきました。
海と言っても、海の底へ。
僕は十年ぶりのダイビング、
娘はもちろん生まれて初めて。

今も目をつぶると、海の底に行けます。
きれいな青い小魚、
南の海から迷い込んできたというオレンジの熱帯魚、
イカ、カニ、ヒトデ、ヤドカリ、ウツボ・・・
大きくてうまそうなサザエ、
銀色にきらめくイワシの大群、それを追う大きな魚。

娘は「ファインディング・ニモ」が大好き。
そのニモもいました。
イソギンチャクと仲好しだそうです。
えさを見つけると、先にイソギンチャクにあげるほど。

娘は、本当に感動したようです。
きっと感動屋の僕の何倍も。
娘よ、小学生のくせに潜れて、うらやましいぜ。

ダイビングは、万が一のことがあってはいけないので、
決して、一人では潜ってはいけないそうです。
一緒に潜る人のことは、バディと呼ぶのだそうです。

娘よ、今日から、バディと呼びあうぜ。

今日、海底を案内してくれたインストラクターさんが言った言葉。

「趣味は、仕事とちがって、手を抜けませんから」

たしかに・・・、
娘よ、バディよ、夏休みも、あとわずか。
最後まで、手は抜けないぜ。
ところで、明日はどうする?

今宵の宿も軽キャンピングカー、
明日は明日の風が吹く、放浪親子でした。

Love and Peace ・・)v

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道、その行きつく先……

去年の夏も行った「無言館」、
今年も行ってきました。
今回は、娘を連れて。

前回会った「無言の二人」にも会ってきました。


「家族」という絵がありました。
裕福そうな洋館で、家族団欒のティータイム。

しかし、この絵を描いた画家は、貧しい農家の息子。
彼を美術学校に行かせるために、
家族は庭にあった大きな欅の木を切って、売ったそうです。

その画家の名は、伊沢洋。
22才で、ようやく、美術学校に入ったものの、
わずか2年しか学べず、出征していったのです。

伊沢が出生直前に書いた最後の絵もありました。
タイトルは、「道」

伊沢の故郷の田舎道、
絵の中で、その絵の行きつく先は、台風で増水した川。

これから向かう戦地を暗示しているようです。

道の右手には、鬱蒼と高くそびえる木。
道の左手には、墓地が今も残っています。
伊沢は、一度はその墓地を描いたのですが、消したそうです。

これから歩み出すのは、おそらくは生きては帰れない道。
しかし、伊沢は墓地を消し、死ぬことを拒否しました。
そして、今も、その絵の中で生き続けているのです。

伊沢洋、享年26才。

命は短し、されど、芸術は永遠に。

館内で、僕は娘にその話を静かに囁きました。
そして、僕たちは、無言で、その絵をしばらく見つめていました。

Love and Peace ^^v

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ひさしぶりのベッド・イン

昨日は、本来の目的を終え、別所温泉に行きました。
静かで小さな温泉町。

公衆浴場に入りました。百五十円。
信州そばを夕食に食べました

宿は、もちろん、旅館やホテルではなく、
トイレ付駐車場に停めた軽キャンピングカー。

懐中電灯の明かりの下で、
娘は日記を書いたり、絵を描いたり、
僕は「星の王子さま」の研究本を読んでいました。

車窓を少し開けると、
ひんやりとした夜風と、虫の声が入ってきました。
秋の気配。

夜中、娘が言いました。
「なんかさ、なんでかわかんないけど、泣きたくなるときない?」
「うぅん、泣きたくなるときねえ……」
「今、そうなんだけど」
「…………」
娘は、時々、おセンチになるのです。

「パパはね、楽しかった昔を思い出すと、そうなる」
「そうなの?」
「そう、もうあんな楽しかったときは戻らないって、さ」
「パパ、そんなことないよ。これから楽しいことはたくさんあるから」
いつしか、娘に慰められていました。

今朝、早く、娘を起こしました。
昨夜、朝、散歩して温泉に入ろうと、約束したのです。
娘は寝袋の中で、目を開けずに、言いました。
「寝てるから、パパ一人で行って」
ったく……。
ま、その通りにして、温泉町を後にしました。

帰りは、途中、河原で、
椅子と机を出して、お茶にしました。
キャンプ用コンロで湯を沸かし、午後の紅茶。

すると、突然現れた釣り人が、
僕たちに、鮎を二匹くれました。
「コンロあるんだろ。焼いて食べな」
木の枝を拾い、鮎の口に突き刺して、鮎を焼きました。
ミルクティーに、焼き鮎。
忘れられないティータイムとなりました。

今日の夕方、ようやくうちに帰ってきました。
ホーム・スイート・ホーム。
ひさしぶりに、ベッドで眠ります。

すっかり移動生活に慣れたジロー親子でした。
娘よ、一晩寝たら、また明日もキャンピングカーだぜ。

Love and Peace ^^v

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キャンピングカーの旅へ

昨夜、台風の暴風暴雨域から脱出するかのように、
僕と娘は、軽キャンピングカーに乗り込み、出発。
夜10時に。
目指すは、長野。

道は空いていました。
台風が来ているので、ま、当然ですが。

1時間半も走り、県境が近づくと、
コンビニがなくなり、
自動販売機がなくなり、
信号までなくなりました。

ワイパーは最高速、

雨はフロントガラスに突き刺さるように降ります。


ケイタイが圏外になり、
娘が後ろで寝袋にくるまり眠ってしまうと、
心細くなってきました。
走っても走っても、暗い山の中。

やがて、雨も小降りになり、
空き地を見つけて、眠ることに。
娘の横で、寝袋に入り、懐中電灯で読書。
やがて、眠りに落ちました。

今朝、目覚めて、びっくり。
昨夜は真っ暗でわからなかったのですが、そこは、雲をも見下ろす峠、
深い谷が遥か下にありました。

呼んでも揺すっても、娘は起きません。
そこで、一人、お湯を沸かし、ドリップ。
高い木々に囲まれてのモーニングコーヒー。
娘よ、まだ早いな、これは大人の味だぜ。

朝もやを抜けると、快晴。
やがて、娘は空腹に目を覚ましました。
信号すらない山道を、僕たちは食料を求めて、
ひたすら下っていきました……

Love & Peace^^v

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郵政民営化と小さな政府

今、ホットな話題、「郵政民営化」

僕は、反対なんです。

民営化すると税の節約になる?
なりません。独立採算ですから。

郵貯や簡保の資金が、公共事業や特殊法人に流れてる?
4年前から、流れていません。
国債を買っているだけ。

誰が、郵政民営化したがっている?
日米の銀行や保険会社です。
ものすごいプレッシャーをかけているようです。
なぜなら、最大のライバルが郵貯と簡保だから。
口座手数料が上がったり、口座維持手数料をとるようになったりは、ごめんです。

郵貯を、普通の銀行にして、投資させて、景気回復する?
かつて、銀行に税金を35兆円つぎ込んでも、10兆円焦げ付きました。
もちろん、それは国民が税金で負担しています。

郵政民営化すれば、金が、民間に流れる?
大銀行は、ここ4年で、
民間への融資を70兆円減らし、国債を40兆円買い増し。
「民」から「官」へ、いっそう、流れています。

郵政民営化すれば、景気回復?
大企業は、今も、稼いでいるんです。
リストラを繰り返しながら。
余剰資金は、82兆円も。

なら、なぜ景気回復しないのか?

内需の6割の家庭消費が低迷しているから。
税金の負担増や社会保障不安では、お金は使えません。

「小さな政府」とは?

企業が儲けまくるのを、邪魔しない政府。
民営化して、何でも商売にする政府。
つまり、弱肉強食の「勝ち組・負け組」社会をつくり、
「勝ち組」にやさしい政府。

競争は、アンフェアな条件の下では、煽ってはいけません。
特に、「格差社会」などといわれる今の日本では。

かつて、フランス革命では、「自由・平等・友愛」が唱えられました。
そして、もう一つ唱えられたのは、「生存権」、誰もが幸せになる権利。
日本国憲法にもあります。
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」

「小さな政府」は、そんな権利、保証してくれません。

老人、障害者、中小企業、子どもにやさしくなくっちゃいけません。
つまり、僕のおばあちゃん、兄ちゃん、両親の店、モモにやさしくなくては……。
もちろん、シングルママにも。

先日見た映画「ヒトラー 最期の12日間」の中で、
ヒットラーの側近中の側近、ゲッペルズが言っていました。
家族を道連れにして自殺する前に。

「私たちは何も強制していない。国民が選んだんだ。自業自得だ」

そうなる前に……

Love and Peace ^^v


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母の夢

大学に入り、母とアパートを探しにいって、
初めてキャンパスを歩いたとき、
母は、しみじみ言いました。

「ジローはいいね。こんないいところで勉強できて」

母は、大学に行きたかったのでしょう。
通信制大学を挫折したことがあるのです。

だから、大学時代は、僕なりに、しっかり勉強しました。
おそらく、母が学びたかった文学と英語を。

先日、実家に行った時、母が言いました。

「お母さんはね、『赤毛のアン』を読んでね、
 ちょっと文学にかぶれて、
 いつか、一冊本を書きたいなって思ったよ。 
 自費出版でもいいからって」

『赤毛のアン』は、未だに読んでないんです。
母に、何度も文庫本をプレゼントされたんですが。

「でも、ジローがお母さんの夢を叶えてくれたから、もういいよ」

母ちゃん、僕はがんばるよ。
アンも読むよ。

「今度の『恋文』は、きっと、ジローの代表作になるよ」

母ちゃん、見ててくれよ。
もし、僕がダメでも、モモが夢を叶えてくれるぜ。

Love and Peace ^^v

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やはり海に行く夏

昨夜は、海に行こうと思ったのですが、
さすがに、一人では心細く、うちにいました。

で、今日、娘が帰ってきたので、
即、海へ。

車で一時間、夕暮れの海が見えてきました。
しかし、娘は熟睡。
海は、台風が来ているのか、荒れていました。
通りかかった海辺の駐車場に車を停めました。

娘を起こし、キャンプ用のコンロを見せました。
この前、ホームセンターで、夏物処分で安売りしていたのです。

「お茶にしよう」
娘は、そんなことができるのか、と信じません。

コンビニで、ミネラルウォーターとカップ付インスタントコーヒーも買ってありました。
僕は初めてのことで、おっかなびっくり、火をつけました。
娘は興味津々で、火を見つめます。
僕たちは火が消えないよう風よけになりました。
なんとか、お湯が沸きました。

僕のカップには、インスタントコーヒー。
娘のカップには、クリープと砂糖。
うちでは、ホットミルキードリンクと呼ぶ飲み物。

娘が車の後ろから、二人用の折り畳み椅子を出してきました。
並んで座り、夜の海を眺めながら、ティータイム。
激しい波の音が聞こえてきます。

「なんかいいねえ」、と娘。
「でしょう」、と僕。

その時、遠くの空に、花火が上がりました。
どこかで、花火大会があったのです。

「ラッキーだね」、と娘。
「来てよかったね」、と僕。

たまたま来たこの海、
見覚えがあると思ったら、娘の母親と初めてデートした海でした。
娘には、そのことを簡単に話しました。
あの花火のような恋があって、娘がここにいるのです。

夏休みも、あとわずか。
娘よ、ラスト・スパートで、この夏も完全燃焼だ。

Love and Peace ^^v

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夢を見ました。
僕は、窓から海が見える部屋で、シエスタをしていました。
目が覚めると、いつもと変わらぬ、うちのソファ。
ちょっと眠るつもりが、起きたら6時になっていました。

夏休みは、なんでこんなに眠いのでしょう。

むしょうに、海が見たくなりました。
娘がここにいたら、すぐに海に出発していたでしょう。
娘は、友達の家族旅行についていって、いないのです。

以前、海の近くに住んでいたことがあります。
毎朝、朝日に光る海を見ながら、湾岸道路を飛ばして通勤。
夜、ぶらぶらと海まで散歩。
職場からも、きらきら光る海が見えました。

時にストレスがたまったりすると、
海まで行って、缶コーヒーを一本飲み、
溜め息を浜風に乗せたものです。

来週、その海に行くんです。
うちの軽キャンピングカーで。
僕は十年ぶり、娘は生まれて初めてのスクーバダイビング。

今から、行こうかな、海。
やはり、うちで仕事するかな。

To go or not to go, that is the question.

Love and Peace ^^v

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ハッピー・バースデー

今日で娘は10才になりました。
二人で暮らし始めたときは、6才、
本当に大きくなりました。
ソファで眠る娘をベッドに運ぶときの、重いこと重いこと。

もちろん、体重以外も成長もしました。
まず、あまり泣かなくなりました。
そして、ますます明るくなりました。
天然ボケにも磨きがかかり、笑いもとれるようになりました。

例年、誕生日は、何人か招待して、ホームパーティを開きます。
料理長は、もちろん、僕。
何種類かのパスタをつくります。
自慢は、自家製バジルの緑のパスタ。
デザートは、他はつくれないので、クッキーとチーズケーキ。

僕はいつも娘をうらやましく思います。
こんなパーティ、一度も開いてもらったこともないし、
なんだか毎日とても楽しそうなのです。
僕も子どもに戻りたくなり、精神年齢だけが下がっていきます。

さて、今年の誕生日は、運よく、日曜日。
そこで、母親のところで祝ってもらうことになりました。
彼女は、サンデー毎日の僕と違い、仕事があるので。
実は、毎年、娘を独占して、アンフェアで、悪い気もしていたのです。

娘は、帰ってきたらまたパーティを開くと言っています。

ったく………

娘よ、誕生日パーティ二回もあるなんて、うらやましいぜ。
ま、パパにまかせとけって。

Love & Peace^^v

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明日が来るかぎり

今夜は、娘が母親のところに行き、
おばあちゃんは呑みに行き、
両親はお店に出ているので、
兄ちゃんと二人きり。

兄ちゃんを、デイケアの施設に迎えにいきました。
帰りに、カフェオレを買い、いつもの公園の駐車場で飲みました。

兄ちゃんに、施設のことを聞くと、ニコニコします。
きっと楽しい一日だったのでしょう。

車の窓を全開にして、夜風を入れます。
虫の声も聞こえます。
秋の気配を感じました。

兄といると、いつも、愛について考えさせられます。

愛とは、目的のない行為。
何かのためでもなく、対価も必要とせず、
今、ここで、完結するもの。

知能は二歳くらいの兄ちゃんは、
人間にとって必要なものを教えてくれます。
それさえあれば生きていけるものを。

それは、二つ。

セックスや金、
兄ちゃんは、そんなものには無頓着。

兄ちゃんは、カレンダーが大好き。
いつも、いろんな用事を待ち焦がれています。
人間は、明日が来るかぎり生きていけるのでしょう。
Tomorrow is another day.

だから、一つは、明日、
そして、もう一つは、もちろん、愛。

兄ちゃん、明日も、楽しくいこうぜ。

Love & Peace^^v

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激論合宿

先日、学校に泊まりこみました。
生徒会本部の夏合宿で。

目的は、「しゃべり」を鍛えること。
まだまだ、「議論」に慣れていないメンバーたち。
「議論」は、民主主義の基本。

教師の指示を待つだけの生徒会なんて、僕は嫌いです。

合宿では、まず、僕が一枚の紙を配りました。
そこには、短いストーリーが書かれています。
各自、その登場人物を好感度順に並べます。
次に、それを他のメンバーたちに伝えます。
メンバーたちは、みな全然ちがうことを考えていることに驚きます。
それから、メンバーたちが議論をして、共通の順位を決めます。

違う考えを主張しあい、
最後には、同じ結論を出すというもの。

議論は、思ったより、白熱しました。
一時間も話せば終わると思っていたのですが、
二時間経っても、順位が決まりません。
最後は、メンバーたちの意見が真っ二つに。
どちらも、一歩も譲りません。

「もう同順位でいいよ」
と、何人かが言い出しました。
「だめだめ」、と僕。

三時間の激論を経て、ついに意見がまとまりました。
断絶を乗り越えた合意。
とても、すがすがしいエンディング。
これだけの議論ができれば、今後も大丈夫でしょう。

夕食は、調理室を借りて、自炊。

料理をつくったことのないという男子にすべてを任せました。
僕は、一言も、アドバイスしませんでした。
男子チームは、ものすごいプレッシャーを感じたらしく、
前日、うちで試作までして、ごはんをつくってくれました。
味は、合格点。

娘も僕たちといっしょに合宿に参加していました。
メンバーたちの誰かが、ずっと面倒を見てくれました。

夜は、プールと体育館に別れて、スポーツ。
僕は夜空を見上げながら、背泳ぎ。
娘も足ひれをつけて泳ぎました。
スキューバダイビングの練習です。

頭と体を、ほどよく使い、心地よく眠れました。

翌朝は、男子チームが、またごはんをつくってくれました。
ちょっと焦げていましたが、おいしい肉じゃががおかずでした。

生徒会メンバーたちよ、冬合宿もあるぜ。
娘の面倒も見てくれて、ありがとよ。

Love and Peace ^^v

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今しかない、今

この夏休み、
あれもしたい、これもしたい、
と思っていました。

ミシンのマスター、
開かずの間の大掃除、
倉庫の整理、
第二次世界大戦の研究、
連載の書き貯め、
イタリア料理の勉強、
娘の算数の特訓、
などなどなどなど………

シエスタが日課になっている毎日。
どれも、中途半端か、手付かずで、
この夏は、確実に終わることでしょう。

毎年のことなんです。
いつになったら、学習するのか。
ったく……

悲しい……
夏の終わりは、いつも。

結局、「今」しかないんです。
明日は永久に来ない、
明日になれば、また明日にいってしまうから。

カルペ・ディエム!
SEIZE THE DAY!
今を生きよ!

GATHER YE ROSE BUDS,WHILE YE MAY
(薔薇の蕾を摘め、摘めるうちに)

娘よ、早く宿題やんなさい!
一日、テレビばっか見て。
今、今すぐ、今、今、今。

Love & Peace^^v

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日本の現代女性の母

先日、「真珠の首飾り」という劇を見ました。
主人公は、ベアテ・シロタ・ゴードン、
1945年、22才だったアメリカ人女性。
彼女は、その年のクリスマス、日本に来ました。

日本国憲法の、女性と人権の項目を書くために。

彼女は、日本語が堪能、
なぜなら、幼少期を日本で過ごしていたからです。
父親は、世界的なピアニスト、東京芸大で教えていたのです。

当時、日本側がつくった新憲法案は、明治憲法とあまりかわらないもの。
天皇中心で、平和、女性、人権に関する記述はありませんした。

ベアテは、日本の女性が、無権利状態におかれていることをよく知っていました。
男尊女卑、東大には入れず、選挙権もなく、貧しいうちの女の子が売買されたり。

私生児の差別禁止など、書きたいことはたくさんあったのですが、
削られてしまい、憲法14条、24条が残りました。

<第14条>
すべて国民は,法の下に平等であって,
人種,信条,性別,社会的身分又は門地により,
政治的,経済的又は社会的関係において,差別されない。

<第24条> 
①婚姻は,両性の合意のみに基いて成立し,
夫婦が同等の権利を有することを基本として,
相互の協力により,維持されなければならない。

②配偶者の選択,財産権,相続,住居の選定,
離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては,法律は,
個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して,制定されなければならない。

憲法は、たしかにGHQによって、押しつけられたものかもしれません。
しかし、その草案をつくったひとたちは、
占領した国の憲法というより、人類最高の憲法を作ったのです。
ベアテは、世界の憲法を調べ、そのいいものだけを集めて、ペンを執ったのです。

憲法は、法的に、変えることができます。
しかし、60年近く変えなかったのは、それがすばらしかったから。

出自はどうであれ、いいものはいい、と僕は思います。

自伝も読みました。「1945年のクリスマス」

子どもを産み、育てる女性のほうが、
男性よりもずっと、
平和に対する意識は高い。
子どもの将来のためには、平和は不可欠だから。
世界中の女性が手をつなげば、
世界を平和にできる。
女性は世界の半分、そのパワーを集めることが大事。

と、ベアテは言います。
ベアテは、日本の現代女性の母ともいえるひと。

なるほど、娘よ、がんばれよ。
シエスタ中のようだけど、もう晩ごはんだから、起きなさい。

Love and Peace ^^v

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自分が大切

自分を大切に思えるかどうか?

これは、大きな問題だと思うんです。
自分を大切に思えないと、
他人も大切に思えません。
誰かに大切にされないと、
自分を大切に思えないのでしょう。
自己肯定感も持てなくなってしまいます。
「自分が自分であっても大丈夫」という感覚。

誰もが、たとえ大した自分でなくても、
たった一度しかない人生の主人公。
配られたカードで勝負するのが、人生。

自分が大切に思えず、自信が持てなかったりすると、
何か自分より大きなものにすがってしまいがち。

たとえば、国家。
「国のために死ね」とは、自分も他人も大切にしないから言える言葉。
「愛国心」なんて言ってる政治家は、愛情不足なんです。


ONE FOR ALL,ALL FOR ONE.
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにあるような社会。

そんな社会になるように、
まずは、自分を犠牲にしたりしないで、
自分を愛し、同じように身近な人を愛さなくてはならない……

なるほど。
娘よ、愛してるぜ。

Love & Peace^^v

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おばあちゃんとごはん

昨日の夕食のおかずは、実家で、太刀魚の煮付け。
おばあちゃんの得意料理で、おいしくいただきました。
魚を先に煮て、取り出し、残った汁の中で、
半分に切って、表面に格子の切れ目を入れたナスも煮ます。
このつけあわせが、絶品。

おばあちゃんの味付けは、濃いめです。
何が濃いかとうと、砂糖が多めなのです。

「あのころは、砂糖は宝石みたいだっただよ」

戦時中、食料品が自由に買えなかったそうです。
配給制度になったために。

僕は食べ残しはバンバン捨てます。
生ゴミ処理機に入れるのです。
しかし、おばあちゃんは、何でもラップをかけて、保存します。
僕は冷やごはんが大嫌いで、
いつも炊きたてのごはんを食べます。
そのため、おばあちゃんはよく冷やごはんを食べています。

「三度、お米を食べることなんてなかっただよ。
 おつゆに、お米が浮いてれば、いいほう。
 お米が少なくて、おさつまやカボチャを入れて、炊いただに」

配給で手に入る食料では、足りないため、
農家にヤミで買いに行ったそうです。
いい服を着て。
みすぼらしい服を着ていると、警察に疑われるから。

近所では、栄養失調で、なくなったひともいたそうです。
まじめに、配給のものだけ、食べていたひとたちなど。
「ヤミをやらない学校の先生なんか死んだだよ」

今は肉が好物なおばあちゃん、
当時は、肉など見たこともなかったそうです。

「今でも、時々、夢じゃないかと思うやあ。
 毎日、白いごはんが食べれて」

おばあちゃんが、食べ残しを保存するのには、そんな理由があったのです。

戦地では、餓死でなくなった兵士たちが、たくさんいるといいます。

「戦争は絶対にいかん」
と、おばあちゃんは、昨日何度も言いました。

Love and Peace ^^v

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お盆の日曜日

ここのところ、週末忙しかったので、ひさしぶりの実家。

おばあちゃんが、始まったばかりの僕の小説を読んでいました。

「今度のはなかなかいいねえ」
と、言いました。
その理由は、モデルがいいこと。
もちろん、そのモデルとはおばあちゃんのこと。
自分が小説に出てくるのがうれしいようです。

広島土産のもみじ饅頭を持ってくるのを忘れたので、
覚えたての広島風お好み焼き焼きをつくってあげました。
好評でした。
新しい我が家の定番。
お店に出ている両親にも持っていきました。

ここ数日は、お盆休み。
戦死したおじいちゃんも、ここに帰ってきているのでしょう。
ぜひ僕のパソコンの中にも入ってきてほしいものです。
おじいちゃんも、大切なモデルなんです。

娘は友達のうちに泊まりに行き、静かな日曜日。

先ほど、古いアルバムを見たら、
軍服姿のおじいちゃんの写真がありました。
この前娘と行った宮島での記念写真。

今夜はおばあちゃんに、じっくり聞こうと思います。
おじいちゃんのくしゃみが聞こえてきそうです。

Love & Peace^^v

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甘くないか?

今日もまた、娘と新幹線でおでかけ。
といっても、僕の仕事で。
僕は文学教室の講師、
これから小説を書く方々に創作体験をお話しさせていただきました。

文学教室は、たっぷり3時間、
娘はその間、おとなしくしていました。

ポータブル・ベビーシッターのおかげで。
つまり、DVDプレイヤーのこと。
娘は、宿題もやると約束したにもかかわらず、映画三昧。
僕が講義中で何も言えないことをいいことに。
ったく……

僕は、娘との契約通り、マンガを買ってあげました。
僕の仕事につきあうと、マンガ一冊となっているのです。

たまたま通りかかった小物屋で、
きれいなビー玉も買わされました。
キーホルダーのかわりに。
キーホルダーも契約のうち、
遠くにつきあったら、キーホルダー一つなんです。

娘よ、パパは甘くないか?
いい子だね、とたくさんのひとに褒められ、にんまりの娘。

映画もたくさん見て、
マンガとビー玉を手に入れ、
ストロベリーパフェも食べた娘よ、

やっぱり、パパは甘いぜ。

Love & Peace^^v

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シエスタ

今日は、午前中、学童が休みの娘を連れ、
プールサイドに。
夏、僕の仕事は、ほとんどスイミングインストラクター。

娘は、日影で、たまごっちで遊びながら、宿題。

水泳大会まで、あと二週間。
練習にも熱が入ってきました。

練習が終わってからは、
プールに入り、初心者の居残り指導、
娘とも一緒に泳ぎました。

昼は、ひさしぶりに、外食。
チープなイタリアンレストラン。

娘よ、やっぱり、うちのパスタのほうがうまいぜ。

うちに帰ってからは、大掃除をする予定でした。
リビングとベッドルームは、わりと片づいているのですが、
そのかわり、何でも書斎兼勉強部屋に放り込むので、
そこが開かずの間になっているのです。

しかし、ソファに横にになると、
そのままシエスタ。
降りだした雨音と、遠い雷を聞きながら。

大掃除は、延期となりました。

娘よ、また夜更かしするぜ。

Love and Peace ^^v

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人生は、悲劇か喜劇か

昨夜、午前三時頃までかかって、
なんとか、エッセイを一本書きました。
とにかく、眠くて、大変でした。
やはり、十二時前に書き始めるべきだった……。

僕は、いつも、何でも、ギリギリになってしまいます。
それは、ちょうど、娘が月末の度にチャレンジに追われるように。
ったく……。
似てほしくないところばかり、似てしまいます。

エッセイは、ボツを覚悟していたのですが、何とか採用。
ほっとした今日は、娘がいないので、一人。
また、映画に行きました。しかも、はしご。

「ヒトラー 最後の12日間」

案の定、途中で寝てしまいました。
戦争がリアルに描かれ、
ヒトラーやまわりのひとたちの狂気が伝わってきて、こわい映画でした。

気分が悪くなったので、
口直しに、もう一本。

ウッディ・アレンの映画。
「メリンダ・メリンダ」
二人の劇作家が、酒を飲んでいて、
人生は、悲劇か喜劇か、討論になり、
それぞれ、ストーリーを展開するというもの。

アメリカ映画の好きなところは、
中年が真剣に恋をして、泣いたり、笑ったりすること。
日本の映画は、恋はたいてい、若者がするものと決まっています。
もし中年の恋が描かれても、たいてい、ドロドロしたもの。

いくつになっても、やはり恋のない人生は、つまらない。
恋がなくては、人生は劇になりえない。

さて、人生は、悲劇か、喜劇か?

喜劇王チャップリンは言いました。
本当は悲劇役者になりたかった。
悲劇には何かしら美しいものがあるから、と。

僕自身は、人生は悲劇だと思っています。
しかし、その悲劇を喜劇にして、生きることはできると信じています。

娘よ、今日のお昼、また広島風お好み焼きつくったぜ。
今度は、天かすも入れて、完璧。
帰ってきたら、つくってやるよ。

Love and Peace ^^v

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忙しい夏休み

昨日は、職場の同僚に誘われて、海へ。
僕も、娘も、生まれて初めての船釣り。

同僚の指導がよくて、
娘でも、魚を釣ることができました。
八センチくらいのイワシ。
僕は娘の助手として、雨傘をさして、娘のために日影をつくっていました。

僕も、トライしてみました。
すると、すぐにイワシが釣れました。
僕が釣っている間、娘が傘をさしていました。

同僚は、船の上で、魚をさばき、クーラーに入れていきます。
あとで、揚げて食べたら、あっさりしていて美味でした。

娘よ、また行くぜ。

今日は、僕は午前中、プールで、水泳部の指導。
娘は、学童が休みなので、プールサイドで宿題。
ちょうど、故障で見学の選手がいたので、教えてもらいました。

そして、午後は、映画を見に行きました。
「妖怪大戦争」
娘によれば、傑作。
僕は、残念ながら、途中で眠ってしまいました。
遊び疲れでしょう。

思ったより、忙しい夏休みです。

さて、娘は、先ほど、母親のところに行きました。

さ、仕事にとりかかることにします。
今夜中に、エッセイを一本書かなくては……。

娘のいない間に、
クーラーをかけて、インスタントラーメンを食べて、
がんばります。
あ、がんばらないように、がんばります。

娘よ、楽しんでおいで。

Love and Peace ^^v


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パンドラの箱

アメリカの世論調査によると、
アメリカ人の57%が、原爆投下を支持しているそうです。

先日、テレビに、年老いたアメリカ人男性が出ていました。
原爆の製造に携わり、あの日上空から写真をとったという科学者。
あれから60年後、広島を初めて訪れたのです。

資料館を見たあと、被爆者たちとも懇談しました。
被爆者の一人が、彼に言いました。
「あの惨状を知った後で、あらためて謝ってほしい」

彼は、きっぱりと答えました。
「謝るのはそちらだ。REMEMBER PEARL HARBORという言葉もある。私は謝らない」

戦争終結を早めるための原爆ならば、
広島にあれほどの被害を与えたにもかかわらず、
わずか三日後、60年前の今日、
どうして長崎にも新たな原爆を投下したのでしょう。
プルトニウム型を試したかったからに違いありません。

広島の慰霊碑の炎は、
核兵器が世界からなくなるまで燃え続けるそうです。
それを聞いたその科学者は言いました。

「燃料が先に切れるだろう。核が平和をつくっている」

パンドラの箱を開け、
この世にあらゆる災いをもたらしてしまった人類。
その最たるものが、原子力。
どう使っても、平和から程遠いエネルギー。

今もパンドラの箱の中には、
一つだけ、この世に出なかった災いが残っています。

それは、「予知」
それこそが、人類の救い、
先のことがわからないからこそ、
人類は、「希望」が持てるのです。

世界が、いつかは、平和になるという希望が。

Love & Peace^^v

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ホーム・スイート・ホーム

昨夜、三泊四日の旅を終え、うちに帰ってくると、
僕は、懐中電灯を持って、すぐにベランダに直行。
ホッとしました。
ベランダの緑たちは、無事でした。
あの猛暑の中、生き抜いたのです。

今朝は、たっぷり水をあげました。
バジルの虫も、手で丁寧に取り除きました。

今日は、どこにも出かけない一日でした。
僕は、ソファでうとうとしながら、
自民党がぶっ壊された瞬間を見ていました。

昼下がり、娘にせがまれ、
ひさしぶりに、クッキーを焼きました。
そして、また僕は昼寝。
娘は、お絵かき三昧。

夕食は、平和への思いを込めて、
娘と僕の記憶を頼りに、
広島風お好み焼きに挑戦。

まず、ソバを、ウスターソースで、炒めて、皿にとっておく。
ドロドロではなく、シャビシャビの状態に、小麦粉を水に溶く。
それをフライパンに流し入れ、
その上に、キャベツの千切りを山盛り。
じっくり、焼く。カリカリになるまで。
そばをのせ、豚肉を、その上に置く。
小麦粉を水で溶いたものを、その上にかけて、ひっくり返す。
最後に、フライパン返しで、持ち上げ、
その下に、生卵を、流し入れる。
卵が固まれば、できあがり。
おかかと青のり、おたふくソースをかける。

さて、その味は、まさにヒロシマ。
しかし、娘は、あっちのほうがおいしい、と。
あ、天かす入れるの、忘れてた。
娘よ、次は、完璧だぜ。
一口食べて、目をつぶれば、ヒロシマだぜ。

ホーム・スイート・ホーム、
ひさしぶりに、自分でつくったものを、しっかり食べ、
旅の疲れもすっかりとれました。

Love and Peace ^^v

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もう一つのヒロシマ

ついに、帰ってきました。

まだ、ライトアップされた原爆ドームと、
灯籠流しのイメージが焼きついています。

今日は、広島を朝出て、尾道に行きました。
そこから、船に乗って、因島にわたりました。
小さくて、静かな、造船の島。

今回の旅は、爆心地を、60年後に訪れることの他にも、
もう一つ、目的がありました。

それは、祖父の足跡をたどる旅。
昭和18年頃、祖父は、広島にいたのです。
僕たちが泊まったホテルのあたりに。
祖父は、陸軍で、輸送船に乗っていました。

宮島は、祖父が戦友と観光にいったところ。
鳥居を背景にした軍服姿の祖父の写真が実家に残っています。

因島は、祖父と祖母が、最後に会ったところ。
そこで、僕の母を身籠もったのです。

愛するもののために生きられず、天皇のために死んだ祖父。
天皇ために死ぬのではなく私のために生きて、と言えなかった祖母。
靖国に英霊として奉られても、靖国の妻になっても、
完結しないラブストーリー。

娘は、この旅に、満足しているようでした。
自分が訪れた場所が、テレビに映って、感動したり、
新しい友達ができたり、
キーホルダーをいくつか買ったり、と。

うちに着いて、車を降りると、星がとてもきれいでした。
僕たちは、荷物を置き、その場に大の字に寝て、
天の川をずっと眺めていました。

すると、流れ星が、一つ。

もちろん、願いごとは、Love and Peace ^^v

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2005年8月6日8時15分

午前8時15分、
僕は平和公園の木陰に座っていました。
娘と娘の新しい友達二人の少女三人と。
二人は、活動家のおばあちゃんに連れられて来たのです。
今日は、一日、僕が三人の面倒をみることにしました。

帽子をとり、立ち上がって黙祷。
市長の話、小学生二人のメッセージなど、
公園内に何か所か設置されたモニターで見ることができました。

それから少女たちと原爆資料館へ。
姉妹はメモをとりながら、見学をしました。
自由研究だそうです。

言葉少なになった少女たちを、
午後は、宮島に連れていきました。
日本三景の一つで、原爆ドームと同じく世界文化遺産。
鹿がたくさんいて、少女たちは大喜びでした。

夜は、姉妹のおばあちゃんも合流して、
再び、ライトアップされた原爆ドームの前の河原へ。
少女たちは、ピースメッセージ書いた灯籠を流しました。

河原に座って、僕たちは幻想的な川面を眺めていました。
数え切れない灯籠が流れ、
数え切れないひとたちが灯籠を流す順番を待っていました。
その多くが、戦争を知らない世代の大人たち、
そして、子どもたち。

平和への願いが、ここ広島で、確実に、引き継がれています。
やがて、全国にも、世界にもさらに広がるでしょう。
ピースがアートを生み、アートがピースを生みながら。

娘よ、心配するな、あの灯籠は、
海に船が待ってて、片付けてくれるんだってさ。

来年は、ブルトレで、長崎行くぜ。

Love & Peace^^v

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炎天下、ヒロシマ

言葉には、二種類あると思うんです。
自己主張と自己表現。
自己主張は、言うひとに重きが置かれ、
自己表現は、聞くひとに重きが置かれます。
言いたいことをただ言うだけでは、誰も聞いてくれません。
感情的に声高になればなるほど、暴力に近くなります。

自己主張を、自己表現に高めなければ、
メッセージは、伝わらないでしょう。

主張が表現に変わるとき、アートが生まれるのです。
アートは、オンリー・ワンであることが条件。
他の誰にも表現できないこと。

今日も、夕凪の中、グラウンド・ゼロ周辺を歩きました。
ここ広島には、様々な「表現」が集まってきていました。
世界中から。

ピースがアートを生み、アートがピースを生むヒロシマ。

今日、なんとなく、つかんだことがあります。
人間が生きるということは、物語を生むということ。
誰の人生も、スポットライトをあてれば、長編小説になります。
データを積み上げても伝わらないこと、それが物語。

戦後60年が意味するものは、
「語り継ぐ」ときが来たということ。
まだ記憶が残っているうちに。
死者の声にも耳を傾け、物語を再生し、語り継ぐこと、
それこそ、僕たち戦争を知らない世代の仕事。

あの日、3000度まで熱せられた広島、
今日は、日中、35度まで気温が上がりました。
明日で60年、まだ熱が残っているようです。

文学は、がんばろうと思います。
がんばらないようにがんばるのではなく。

娘よ、家事は手を抜くぜ。
分担すれば、困らないからさ。

Love & Peace^^v

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夕凪のヒロシマ

広島に来て、娘は、早速、友達ができました。
同じ新幹線に乗り、同じホテルに泊まっている小学生姉妹。
僕は、娘をそちらにあずけ、一人散歩に。

原爆ドーム、平和公園を見て、
川原を歩きました。
ベンチに座り、川越しに、ドームを眺めていました。
僕の前を、全国各地から「原水爆禁止世界大会」に来たひとたちが歩いていきます。
カメラを持った外国人もたくさん通りました。

広島は、夕凪の街というそうです。
夕方、風がぴたりと止み、
日中の熱が居座るのです。

娘からケイタイにかかってきました。
夕食は新しい友達と食べる、と。

僕はまた一人でぶらり、
小さなお好み焼き屋さんに入りました。
初めて食べた広島風、絶品。
老夫婦で営むカウンターだけの小さな店。

あの日、
マスターは、間一髪、被爆を免れたそうです。
マダムは、お兄さんを失いました。

「戦争だけはいけん」
と、二人は言いました。

夕凪の中、
原爆ドームの前に座っていたとき、もどかしくなりました。

戦争がいけないこと、
核兵器は禁止すべきなこと、
九条が大切なこと、
それはわかっています。

しかし、それだけでは、足りないんです。
何かが欠けているんです。
明日は、はたして、その何かをつかめるのでしょうか?

娘よ、さっきから黙ってテレビ見てるけどさ、
パパに教えておくれ。

Love & Peace^^v

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ヒロシマへ

戦後60年という言葉をよく耳にします。
もはや、戦後ではない。戦前である。
とも、聞いたことがあります。

もうとりこわしてしまった実家の土間のお勝手には、
天井近くの塗り壁に穴が空いていました。
いちおう、外から塞がれていたので、雨は入ってきませんでした。

それは焼夷弾があたった跡だそうです。
産まれたばかりの僕の母のおしめが干されていた物干し場に、
焼夷弾が落ちたのです。
うちが燃えなかったのは、
ちょうどおしめがまだ濡れていて、乳母がそれで火を消したから。

その時、向かいのうちには、焼夷弾が直撃、
三人が即死したそうです。
祖母は、おつかいに出ていて、
よそのうちの防空壕に入れてもらっていました。

何度も聞かされてきた話ですが、
先日、祖母に聞いたとき、初めて恐くなりました。

外国から飛行機が飛んできて、
僕のうちに爆弾を落としたのです。
もちろん、殺すために。

何度聞いても、何も感じなかったエピソードに、
僕は、なぜ、急に恐怖を感じたのでしょう?

それは、僕が戦争のことを、本などでいろいろ知ったから?
それとも、日本がいっそう戦争に近づいているから?

僕たちは、ヒロシマに旅立ちます。
原爆が落とされて60年経ったヒロシマで、何を見るのでしょう?

僕は、何かを探しにいく旅が好きなんです。
小説を読むことも、旅に似ています。
小説を書くことは、もっと旅に似ています。

先日、娘に「ヒロシマに旅行へ連れてってやるぜ」と言ったら、
「どうせ取材でしょ」と言われてしまいました。

娘よ、大好きなキーホルダー買ってやるからさ。
つきあっておくれ。

Love and Peace ^^v

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デモクラシーの砦

日本は、民主主義社会だそうです。

民主主義とは、みんなで話しあって、ものごとを決めること。
みんなが自由で、平等で、
一人ひとりが大事にされる社会。
ONE FOR ALL,ALL FOR ONE.(一人はみんなのために、みんなは一人のために)

先日、僕の住む県で、知事選がありました。
四選をめざす現職、対するは久しぶりの革新統一候補。
一騎打ち。
不祥事続きの県政、赤字必至の空港を許すのか?
結果は、過去最低の投票率、現職の圧勝。

日本には、まだ民主主義が根付いていないような気がします。

そういえば、日本の学校は民主主義を教えているでしょうか。
なめられず、しめられる教師が重宝がられ、
素直で従順な生徒がいい生徒と言われ、
生徒は、自分で考える暇がないほど、宿題が与えられます。

これでは、学校は民主主義破壊装置。
教師が、デモクラシー・デストロイヤー。

しかし、そんな学校にも、
民主主義の砦があります。
それは生徒会室。
役員は選挙で選ばれ、
活動と予算は、生徒総会の承認が必要。
教師の言いなりの生徒会も多いようですが、
うちの生徒会は、自ら考え自ら動き、
時には、教師とケンカすることもできます。

今夜は、そんな生徒会執行部のメンバーたちと、
文化祭などで忙しかった一学期の打ち上げ。

娘の面倒もちゃんと見てくれます。
弱者が視野に入ることも、民主主義の大切な要素。

夏休み中には合宿もします。
泊まりがけで、自炊、ディベート。
「言葉」を鍛えます。

二学期も、がんばってくれるでしょう。
もちろん僕は、「いい加減がよい加減」
「がんばらないようにがんばる」

生徒が主役!
教え子たちよ、日本の民主主義を守っておくれ。
ついてくからさ。

娘よ、パパにも線香花火とっといてくれ。
今、行くからさ。

Love & Peace^^v

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女性と美と戦争

今日は、娘と、美術館に行ってきました。
入館料が無料の化粧品会社の美術館へ。
今日の展示は、「現代の茶道具」でした。
毎日、お茶を飲む僕たちですが、
残念ながら、茶道具には、パッションを感じることができませんでした。

美術館の隣には、その会社の化粧品の博物館がありました。
そこにも、立ちよることにしました。

パッション!

この世で、一番、美しいもの。
僕が、愛してやまないもの。
それは、やはり、女性。

明治時代から現代まで、
女性の美の追究の歴史が展示されていました。
いつの世も、女性は歩く芸術でした。

しかし、女性が、美しくなかった時代がありました。
それは、戦争中です。
美は、軍国主義によって殺され、
女性は、もんぺを履き、
空襲にあわないようにと、濃い色のものしか身につけませんでした。

戦中のある女性歌手のエピソード。
兵隊の慰問にステージに立とうしたとき、
化粧をとるようにと命じられました。
「化粧をしないと、どちらが前かわからなくなるから」
と、彼女は笑顔で、化粧をとることを拒否。
ドレス姿の彼女は、もんぺを履くように命じられました。
彼女はきっぱりと答えました。
「ドレスは、私の軍服です」

今日、新聞の一面には、
「自民、改憲案で、自衛軍保持を明記」
と、書いてありました。

ドレスを軍服に、美を武器に、たたかうときが来たようです。
万国の女性たちよ、団結せよ!

いちおう、僕も仲間に入れてください。
美しくないですけど……。

Love, Peace and Beauty!


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夏のセンス・オブ・ワンダー

今日は、一日仕事。
娘は、一日、学童。

夕方は、娘の眼鏡のレンズを買いに行きました。
二年生の頃から、教室や映画館で眼鏡をかけ始めた娘、
さらに近視が悪化したようです。

眼鏡屋を出ると、娘が言いました。

「すごーい。よく見える」
「じゃ、おもしろいもの見に行こう」

僕は、娘を、近所の用水池に連れていきました。
百メートル四方くらいのその池は、
このごろ、睡蓮池になっているのです。

丸い葉がいくつも水面に漂い、
大きな淡いピンクの蓮の花も咲いていました。
反り返った傘のような蓮の葉も、ところどころに立っていました。

見れば見るほど、不思議な蓮。
あれは、蓮根になるのでしょうか?
つい、蓮根のきんぴらを食べたくなってしまいました

「パパ、うちで、図鑑で調べよう」
しばらく、通って、蓮を観察することにしました。

蓮池のまわりには、
草原のような水田が波打ち、
そのむこうにお茶畑も広がります。

娘と、しばらく、夕涼みしながら、
センス・オブ・ワンダーを満喫しました。

自然は、いくら眺めても飽きることがありません。

「パパ、おなか空いた」
「今日、晩ごはん何にする?」
「冷やし中華」

娘よ、またか、もう飽きたぜ。

で、今日は、蒸し鶏のバンバンジー風冷やし中華にしました。

娘よ、この夏は、もう冷やし中華は終わりだぜ。

Love and Peace ^^v

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