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新学期と雑巾

新学期がいよいよ始まりました。
娘は四年生、僕はシングルファーザー4年生となりました。

毎年、春は不安と緊張と少々の期待の入り交じる季節だったのですが、
もうこの頃では、慣れすぎてしまい、何も感じなくなってしまいました。

今日も一日が終わり、
二人で、じっくり煮込んだチキンクリームシチューを食べていると、
娘が言いました。
「パパ、明日、学校に雑巾2枚持ってくんだって」

そう、僕も明日、僕が担任することになる新入生たちに、
雑巾を持ってくるように言うことになっています。

「あ、そう。じゃ、今年は、パパが作ってみる」
「作れるの?」
と、娘は不安そう。
「まかせとけって」

いよいよ、僕のミシン・デビューの日がやってきたのです。
押入の奥から、娘の母親の嫁入り道具のミシンを出してきました。
説明書を見ながら、糸をセットしてみました。

僕は、ボタン付けも、ズボンのすそ上げもできるのですが、
ミシンは、上と下から、糸が出てくるとは知りませんでした。

僕がミシンのセットをしている間、
娘は生まれて初めて針と糸を持ち、布きれを縫い始めました。

ところが、説明書を何度読んでも、糸がセットできません。
いろいろ、試してみましたが、さっぱりダメ。
娘の寝る時間になってしまい、僕はついにあきらめました。

悔しい、とひさしぶりに感じました。

一方、娘はというと、生まれて初めての裁縫で、
へんてこな袋のようなものができあがり、大喜び。
充実感に満ちあふれた笑顔。
僕とは対照的でした。

さきほど、娘が風呂に入っている間に、雑巾を買いに行きました。
三軒目のコンビニでようやく見つけました。
2枚で、たった208円。
お金は、娘が自分の小遣いから出してくれました。

「ちくしょう……」
と、僕が言うと、娘が言いました。
「マイドン」
マイドンとは、ドンマイのこと。気にすんなよ、という意味。

本当に、悔しいのです。
これまで、家事も育児も、そこそここなしてきたつもりだったのに……
こんな簡単なことができないなんて。

僕は、小学校の家庭科の時間、ミシンを習っていたとき、
友達とふざけて遊んでいたことを思い出しました。

「パパ、リベンジ、リベンジ」

おうよ、娘よ、こんなことで負けちゃいられねえぜ。

明日出会う教え子たちよ、
ありがたく、雑巾は使わせていただくぜ。

Love and Peace ^^v

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Comments

くやしいと思う場所が正解!な感じ。エライですパパさん。でもこの分だと娘さんたぶん裁縫好きになりそうじゃないですか。近い将来担当してくれますよきっと。ワタシの記憶では確か4年生で学校から裁縫箱をもらえたと思うんですが、今はどうなんでしょうね。嬉しかったわ~マイソーイングセット。
ワタシも脩の幼稚園グッズ、頑張って全部作りました。今はハッキリ言って買ったほうが安いです。「手作りに意義がある!」なんて全然思いません。裁縫が苦手なママもいるし、ミシン無い人もいるし、それぞれ事情があって当然だもんね。園側の手作り強要はいけないと思います。ママ同士のそういう空気もイヤ。
ただ『オリジナルを持たせる』ことに、ちょっとした優越感を感じてしまうんですが(^^;ま、手作りは自己満足ですね。

Posted by: 脩はは | April 08, 2005 at 09:13 AM

くやしい、この気持ち、わかっていただけでうれしいです。

「手作り強要」はおそろしい……。

料理だけは、手作りこだわっていこうと思っています。

でも、ミシン使ってみたい……。
まだ、悔しい店主でした。

Peace ^^v

Posted by: ジロー | April 08, 2005 at 09:20 PM

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