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A small but beautiful movie.

娘が母親のところに行っているあいだ、
ずっと見たかったフランス映画を借りてきて見ました。

「夕映えの道」

僕が好きな映画は、誰も殺されない映画。
ありふれた人間が主人公の映画。
大きな事件が起こらない、日常の映画。

まさに、そんな映画でした。

舞台はフランスの下町。
主人公は、四十代キャリアウーマン。
離婚歴あり、子どもなし。
そして、若い恋人がいます。

そんな彼女が、ある時、
貧しく一人で暮らす90才近い老女と出会います。

仕事も充実して、恋も充実している主人公。
しかし、なぜか老女のことが気になり、
仕事と恋のあいまをぬって、
老女のもとに通い、身の回りの世話をするようになります。

いつしか、頑固だった老女が主人公に心を開き、
継母にいじめられたり、息子も生き別れたりと、
不幸続きだった人生を語り始めます。

二人の親交は、静かに、ゆっくりと、深まっていきます。
最後に、老女が主人公に言う言葉。
「今が一番幸せよ」
そして、主人公も言葉を返します。
「あなたの幸せが私の喜びなの」
その時、老女は、とてもきれいな涙を流します。

人生は、恋と仕事があれば、それで充分だと思っていました。
しかし、あと一つ必要なものがあるのでしょう。
それは、誰かのために無償で何かができること。
恋も仕事も、結局は、自分のため。
自分のためだけに生きては、人生は決して充たされないのでしょう。

この映画は、超低予算で作られた小さな映画。
監督は脚本も書き、主人公の元夫役でも出演。
隣人の女優に主演を頼み、その恋人役に監督の息子を起用。
心に染みる音楽は近所のギタリストに作曲と演奏を頼み、
ロケもすべて監督の家の近所で、ハンディなデジタビデオカメラで撮影されました。
映画の中の主人公が暮らす部屋は、なんと実際にその女優が暮らす部屋。
この映画の原作のタイトルが「よき隣人の日記」というのもうなずけます。

主人公はとても魅力的な女性でした。
まさに僕の好きなサラダ系、
凛として背筋が伸び、きちんと暮らすひと。

まさに、A Small but Beautiful movie でした。

まだ、僕は映画の中にいるような気分です。

Peace ^^v

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フレンチ・トースト

もう何回見たかわからない、大好きな映画、「クレイマー・クレイマー」
1979年のアメリカ映画、主演はダスティン・ホフマン。

仕事人間の主人公、ある日突然、妻が離婚を切り出し、出ていきます。
六歳の息子を残して。

翌朝、寝坊して、息子に起こされる主人公、
あわてて、息子と二人でフレンチ・トーストを作ります。
作りかたも、どこに何があるかもわからない主人公、
息子に新しい状況の説明もままならないまま、
結局、朝食はできあがらず、息子を学校に送り、出勤します。

ダスティンは、当時、実生活でも離婚したばかり。
この役だけは、やりたくなかったそうです。
だからこその迫真の名演技。その役者魂には脱帽。

映画の終わり頃、またフレンチ・トーストを二人でつくるシーンがあります。
二人で暮らし、すでに一年半がすぎていました。
無言で、まったく無駄のない連携プレー。
二人の歴史を感じさせる感動的なシーン。
その日は、母親のところに息子が行くことになっていました。
つまり、二人の生活が終わる日でした。

さて、僕は娘と二人で暮らし、三年が経とうしています。
映画を真似て、フレンチ・トーストは何度もつくりました。
今では、その味に飽きてしまい、僕たちは見るのも嫌になってしまいました。

今日は、娘のいない日曜日。
僕は、実家で、84才の祖母と心身障害者の兄と過ごしています。
先ほど、フレンチ・トーストを二人につくってあげました。
二人ともおいしそうに食べていました。
祖母は、こんなおいしいもの初めて食べた、と言いました。
以前にも何度かつくってあげたことがあるのですが、黙っていました。
祖母がこの味に飽きることはなさそうです。

今夜は、祖母が魚を煮てくれるそうです。
夕飯が楽しみです。

Peace^^v

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おじいちゃんの社長室

2年ほど前のこと、
僕の両親が営んでいた居酒屋が閉店することになりました。
経営不振が、その大きな理由です。

僕たちは落ち込みました。
娘と、障害者の兄だけが、僕たちを元気づけてくれました。

その居酒屋の厨房の裏に、
父親だけの小さなスペースがありました。
テレビとビデオがあり、椅子が一つ。
灰皿、老眼鏡、湯飲み、耳かきなどが、すぐ手に届くところにありました。
冬には、石油ストーブが置かれ、その上で、餅やパンを焼きます。
居酒屋が暇になるにつれ、皮肉なことに、
そのスペースは、ますます充実していきました。

娘は、そのスペースを、「おじいちゃんの社長室」と名づけました。
そこは狭いので、大人一人しか入れません。
だから、娘は僕の父の膝にのって、
いつも社長室で楽しそうに二人で過ごしていました。

店が暇になればなるほど、
娘はおじいちゃんを独占できて喜びました。
兄も誰かが近くに来てくれるので、うれしそうでした。

やがて、居酒屋はとりこわされ、社長室ももちろん無くなりました。
居酒屋は、貸事務所となりました。

「おじいちゃん、社長室なくなって、かわいそう」
と、娘は何度も言って、残念がりました。

父は、三十何年かぶりに、外に働きに出ることになりました。
老人ホームの調理師。
仕事は、お粥をミキサーにかけること。それだけ。

父は、どんなに小さくとも、自分の店を持っていたかったのでしょう。
小国が独立できなくなり、大国の植民地になったようで、悲しくなりました。
どんなに小さくても、独立することは、父の願いだったはず。

さて、父は、どうなったか。
老人ホームの仕事は、三日で辞めました。
さらに、大腸癌が発覚。
入院、手術、静養。

しかし、数ヶ月後、父は復活、
癌保険のお金を投入して、
もとは居酒屋だった貸事務所を、全面リフォーム。
なんと、ほとんど、自分一人で。
僕もうれしくなり、小説の原稿料のほとんどを、その店に投資しました。

そして、今、両親は小さな喫茶店を、営んでいます。
お寿司ランチの喫茶店。
父が考案したサンドイッチも好評なようです。

もちろん、社長室も、復活しました。
父は、さらに小さくなりながらも、独立をまた勝ち取ったのです。

娘よ、おじいちゃんの仕事の邪魔するなよ。

May every country be independent truly!

Love and Peace.

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すてきなパパたち

娘を持つ父親には、二種類あるようです。
娘が思春期を迎えると、
毛嫌いされる父親と、そうでない父親。

どうして、そのような違いが出るのでしょう。
生物学的には、近親相姦しないように、
思春期の娘が父親を避けるよう、脳にインプットされてるといいますが、
どうやら、嫌われる父親ばかりではないようです。

実は、娘を持つ父親を、ずっと観察してきました。

先日、話したお父さんは、娘にバイ菌扱いされているそうです。
「絞め殺したくなる」と言っていました。

今日は、先輩教師二人とランチを食べに行きました。
僕の好きなイタリアン。
二人とも団塊の世代の男性、お年頃のお嬢さんがいます。
その二人に共通して言えることは、お嬢さんと今も仲のいいこと。

「オレの娘は、笑っちゃうけど、オレが来たシャツの匂いとか好きなんだよ」
と、一人が言いました。
「かみさんから聞いたんだけど、
娘はオレみたいな男しか好きになれないとか言うらしいんだよ」
と、もう一人が言いました。

「世の娘を持つ父親の多くは、毛嫌いされているけど、どうしてだと思いますか?」
と、僕は訊きました。
もし、僕が娘に毛嫌いされたら、二人しかいないので、家庭崩壊になってしまいます。
二人は、笑って、「わからない」と言いました。

二人の共通した特徴は、まず、マッチョではなく、やさしいこと。
もちろん、生徒に人気があります。特に女子生徒に。
決して、いばることなく、誰とも対等に話します。

もちろん、子育てには、積極的に関わってきたそうです。

そして、二人とも妻を尊敬しています。
「オレは、とても女房にはかなわない」
と、声をそろえて言います。

なるほど……、今日は勉強になりました。

「でもなあ、とつがないのも、困るんだよなあ」
と、一人が言いました。
そんな父親を越える、いや匹敵する男性は少ないのでしょう。

「この店、初めてだけど、いい店だね。今度、娘と来よう」
と、もう一人が言いました。

二人とも、五十代、素敵なパパたち。
まだまだ、イケてる男たち。

うちは、どうなることやら……。

娘よ、もしパパを毛嫌いしたら……、
駆け落ちしてやる。
 
Peace ^^v

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ビーズ細工

今日は、娘の待ちに待った日。
僕の学校でテストが始まり、午後の授業がないので、
僕が早く帰り、娘は、歩いて、うちに帰ってくる日。

いつもは、学童が終わる時間ぎりぎりに、
僕が車で迎えに行き、それに乗って帰ってきます。
何がそんなに楽しみなのかよくわからないのですが、
娘は、友達と歩いて帰ってくる日を、指折り数えて待っていました。

いつもなら、僕はうちでテストの丸付けをするのですが、
今日は、さぼりました。
大変なんです。
黙ってやらなくてはいけないし、単調だし、すぐに、眠くなるし。
生徒のほうが大変なのは、わかっているのですが……。

二時半には、僕はうちにいました。
そして、娘が帰ってきました。

「ただいま」
「おかえり」

もしかしたら、娘はこのやりとりが好きなのでしょうか。

今日は、二人で、ビーズ細工をしました。
実は、僕は、ビーズで、キーホルダーやストラップを作るのが得意なんです。

以前、工業高校の学校祭のとき、男子ばかりの僕のクラスで、
他校の女子高生を惹きつけるために、ビーズ細工の店を開いた時に覚えたのです。
あのときは、たしかに女子には好評だったのですが、
僕の授業中まで、ビーズ細工をするヤンキーがいて、困りました。

娘は、小学校の英語の先生が、明日でお別れなので、
ビーズ細工のプレゼントをあげることにしたようです。

それで、今日は、ジロー先生のビーズ細工教室となったわけです。

僕は、幸運を呼ぶ天然石を編み込むストラップに初挑戦。
とても、うまくできました。
娘も、僕の指導のもと、無事にストラップを完成させました。

いろんなことを語りながら、ビーズ細工をすることは、
けっこう、楽しいものです。
僕たちは時間を忘れて、何個か作りました。

その間、キッチンの鍋の中では、おでんがコトコト。

さ、味も染みた頃だ。
娘よ、飯にするぜ。

Peace @home ^^v ・・)

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メンズ・リブ宣言

先日、本のセールスの方が来てくれました。
そして、いつものセリフ。
「お嬢さんに、ぜひ」
僕は、この言葉に弱いのです。

今回、買ったのは、絵本セット。
「ジェンダー・フリーの絵本」(大月書店)
全6巻で、11340円、となかなかの本。

今日、本が届き、娘が先に読み始めました。
1巻と2巻は、子ども向けで、娘でもすいすい読めます。
1巻は、「こんなのへんかな?」と、子どもの日常生活から考えます。
2巻では、ジェンダーにとらわれない、様々な家族のライフスタイルを見ていきます。
どちらも、おしつけがましくなく、わかりやすくて、娘もおもしろいと言っていました。

3~6巻は、やや難しくなり、大人向け。
労働問題や、ジェンダーの歴史、いろんな国、いろんな生き方が描かれています。
6巻は、学びのガイドで、さらに学習するために役立ちます。

スウェーデンのことは、くわしく紹介されています。
保育所も学童も充実して、
働く母親も、仕事だけでは嫌という父親も多いそうです。
もちろん、サービス残業も、女性の賃金差別もなし。
最近の赤ちゃんの半分は、サンボのカップルの赤ちゃん。
サンボとは、結婚しないで、同居する男女のこと。
夫婦別姓は当然、名字の並列もありなんです。

個人を尊重しあい、子どもの自立と独立を促す。
女性議員が多く、40%以上。
税金は高いが、介護の心配もなく、
なんと大学まで学費は無料!

スウェーデンでも、もちろん、
家事・育児を女性にしてもらいたい男性はいるそうです。
しかし、それでは女性にもてないので、その数は減っているとか。

今日、覚えた言葉。
メンズ・リブ、MEN'S LIBERATION、男性解放。
万国のオトコたちよ、男らしさより、自分らしさを。
メンズ・リブ宣言!

「もっと早くジェンダー・フリーになってたらなあ」、と僕。
「そうだったら、別れなかったのに」、と娘。

娘よ、きびしいぜ。

Love, Peace and Gender-Freedom.

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Small is Cool

よく旅行に行く僕と娘ですが、
いつも困ることがあります。
それは、とにかく、手荷物が多いこと。
僕たちの大きなバッグはパンパンに膨れて、
中には、着ない服、読まない本、使わない物、もの、モノ。
そして、帰りには、旅先での買い物で、さらに荷物が増えてしまいます。

つくづく、ダサい僕たち。
少ない荷物で颯爽と歩く旅人を見ると、悲しくなります。

これでもかと、大きな家に住むこと、
これでもかと、大きな車に乗ること、
こういうことも、地球にやさしくないばかりか、ダサいと思います。

大きくなり続けることには、
限界もあるし、犠牲もともないます。

恐竜が絶滅したのは、大きくなりすぎたから。
超大国が繁栄してるのは、貧しい国を搾取してさらに貧しくしているから。

自分の体にあわない大きな服を着ても、
自分の足にあわない大きな靴を履いても、
誰も褒めてはくれません。
等身大、身の丈にあったスタイルが、着こなしの基本。
大きいものを身につけても、ただダサいだけ。

葉をすべて落とし、寒さにじっと耐え、
空に枝を突き刺し、凛とそそり立つ冬の樹木。
無駄なものは持たず、内に力を蓄え、春をじっと待つ。
そのストイックな姿に、毎年、心を打たれるのです。

よし、娘よ、冬の樹木のようにクールにいこうぜ。

まずは、贅肉を落とさなきゃ。
と、毎年、同じことを思う店主でした。

Small is Cool.

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New Man

この頃、イギリス人の同僚が、僕をこう呼ぶのです。

New Man、と。

いつも、さっさと職場を後にして、
スーパーで、かごいっぱいの買い物をして、
家庭中心の生活を送る男性は、めずらしい、と。
特に、日本では。

ま、必要に迫られてのことですが……。
でも、こんな生活が、とても気に入っています。

そして、New Manと呼ばれることも気に入っています。

さて、先日の講演、ジェンダー・フリーについても話しました。
聞いてくれたのは、ほとんどが女性。
その中に、一人、僕と同年代の男性がいました。

講演の後で彼と話をして、びっくり。
彼の妻は夜勤もあるフルタイムで働き、
彼が週三日のパートをしながら、家事・育児を主に担当してるというのです。

僕は、彼の顔が好きでした。
とても、おだやかな笑顔をしていました。
彼いわく、「家事と育児をするようになって、やさしい気持ちになれた」、と。
それが、その笑顔の秘密だったようです。

「ジョン・レノンも、仕事を休み、育児に数年専念したことがある。
その経験がなかったら、Imagineは生まれなかったはず」
僕はその言葉にも感動しました。

彼のうちは、子ども三人、すべて女の子。
三人目はまだ歩き始めたばかり。
この末っ子は、夫婦と子ども二人で、家族会議の結果、
生まれてくることが決定されたそうです。
その条件は、その子を、みんなで面倒見ること。

New Manと呼ばれ、いい気になっていた僕。
完敗です。
彼こそ、真のNew Man.

講演後は、居酒屋の座敷で、一席。
彼も来てくれ、いろいろ語りました。
もちろん、お互い、子連れ。
お姉ちゃんたちは、妹の面倒を本当によく見ていました。

松江は、冬のほとんどが曇りか雨、時に雪。
彼は、布団が干せず、洗濯物がなかなか乾かないと、嘆いていました。

松江、忘れられない場所になりそうです。

Peace ^^v

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銀世界から

ようやく、わが家が近づいてきました。

松江は、今日、朝から雪が舞い始め、
昼過ぎから大雪になり、あっという間に、銀世界となりました。
僕たちは、雪が、ゆらゆらと落ちるのを飽きることなく眺めていました。
やわらかくておいしそうな雪でした。

松江は水の都、宍道湖があり、街中を水路が流れます。
僕たちは雪空の下、屋形船に乗り、水路で街を巡りました。
橋の下を通る時は屋根が下がり、こたつもありました。

松江は、「怪談」で有名な小泉八雲ゆかりの土地。
ギリシャ人とアイルランド人のハーフだった八雲は、
英語教師としてこの地に赴任し、日本人と結婚もしました。
八雲の住んだ屋敷が残っています。
小さくとも情緒ある庭に囲まれた侍の屋敷。
ここで八雲は執筆したのです。

帰りの電車の中で、八雲の本を読みました。
松江のことを書いた随筆「神々の国の首都」
美しい松江の自然、
その自然を愛し、そこに宿る神々を思う松江のひとたち。
八雲ほど日本の素晴らしさを熟知し、日本を愛したひとは、
日本人の中にも多くはないでしょう。

近ごろ「愛国心」と騒ぐ奴らとは、
まったく種類も次元も違う日本を愛する心に感動しました。

「雪おんな」も読みました。
美しくも恐ろしい物語。
最後に正体を明かし、男のもとを去る雪おんなが言います。
残していく子どもたちをちゃんと育てなかったらただじゃおかない、と。
僕は娘の美しい母を思い出し、背筋をただしてしまいました。

娘よ、もうすぐ最後の駅だ。
そろそろ起きておくれ。
疲れたか?

Peace^^

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旅は道連れ

今朝、早起きが苦手な僕たちは、
なんと5時半起床、まだ暗いうちに新幹線乗車。

今日は島根の松江に行くことに。
教職員組合の女性部の方々に、講演を依頼されたのです。

ホテルもとってくれ、ちょっとした一泊旅行となりました。

実は今日、娘の学校の土曜参観会でした。
そのことをすっかり忘れていて、痛恨のダブルブッキング。
参観会皆勤賞の僕は悩みました。
娘に学校をさぼらせる、しかも参観会の日に……。
しかし、プリントに書かれていたある言葉で、島根行きを決断しました。

「いつも来られないお父さん、ぜひご参観ください」
これで、参観会皆勤賞の僕も、気兼ねなく、出発することができたのです。

娘も僕も、生まれて初めての島根。
昨夜は、興奮して、親子で眠れませんでした。

おかげで、6時間の電車の中、娘はよく眠り、退屈しませんでした。

岡山から松江までの特急の中では、
ポータブルDVDプレイヤーで、イアホンを片方ずつ分け合い、
僕たちは映画を見ました。
「幸せになるためのイタリヤ語講座」
イタリヤ語講座に通う人生に不器用な大人たちの恋物語。
時に濃厚なラブシーンがあり、少し困りました。
そんな時は、、娘のイアホンをとり、僕だけ見ます。
登場人物たちのひたむきさに、元気をもらいました。

途中、車窓から、銀世界が見え、娘は大喜び。

講演中、娘はハリーポッターのDVDを見て、静かにしていました。
講演後、娘はみなに、いい子だったと褒められご機嫌。
夕食は、日本海の海の幸を満喫しました。

そして、宍道湖が見渡せるホテルにチェック・イン。
今、「エンタの神様」を見終えたところです。

娘よ、明日はゆっくり寝るぞ。
今日はつきあってくれて、ありがとよ。

Peace^^

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学校があぶない②

ヤツらのホンネについて、この頃、よく考えます。
ヤツらとは、憲法だけでなく、教育基本法を変えようとしている輩。

教育基本法は、憲法の精神を、教育で実現しようとする法律。
では、どんなことが、書かれているのでしょう。

①教育は、人格の完成を目指し、平和的な国を作るひとを育てる。
②学問の自由を尊重し、自発的精神を養い、文化を創造する。
③すべて国民は、ひとしく、教育を受ける権利を持つ。国や地方はこれを助ける。
④9年間の義務教育。授業料はなし。
⑤男女は、尊敬しあい、協力しあわなければならない。男女共学も認める。
⑥学校は、公のもの。教員は、全体の奉仕者。
⑦国や地方は、図書館などを設置して、社会教育を奨励する。
⑧政治的教養は尊重しなくてはならないが、学校は特定の政党を支持してはいけない。
⑨宗教は尊重しつつも、学校は特定の宗教教育はしてはいけない。
⑩教育は不当な支配には服してはいけない。教育行政は、教育諸条件を整備する。
⑪上記のことを実施するために、必要なら法律を作らなくてはならない。

ヤツらは、この法律が気に入らないようです。なぜか?

まず、「すべて国民は、ひとしく」と、平等だからです。
ヤツらのホンネは、100人に1人のエリートを育てること。
できない子は、できないままで結構、実直な精神さえあればいい。
9年間も全員を教育するのは、時間と労力と金の無駄。
小学校入学前に、遺伝子検査をして、いい子にはいい教育を受けさせるべき。

こんなことが、国の諮問機関で、話されているのです。

超党派の「教育基本法改正促進委員会」での、
民主党の西村慎悟衆議院議員の言葉。

「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す。これにつきる」

ヤツらは、自称、国を動かすエリートですから、
「お国のため」とは、つまり、ヤツらのためということ。
ヤツらの好きな「愛国心」とは、ヤツらを愛する心ということ。

ヤツらのホンネは、ごく一部のエリートだけを育て、
ヤツらのために命を投げ出すよう国民を調教すること。
そして、ヤツらが絶対に行かない戦争に、国民を行かせること。

僕は「お国」のためには絶対に死ねませんが、
「お国」のために死なないためには、死ねるかもしれません。

3月26日、東京で、集会があるそうです。
僕は、どんなことがあっても、出かけようと思っています。

娘よ、つきあっておくれ。東京に行けるぜ。

Love and Peace


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学校があぶない

文部科学省は、教師をランク付けして、
給料に差をつけようとしているようです。
2006年から。

評価基準は、研究をしているようですが、未だに曖昧。
そんなものいくら研究しても、決められないでしょうが。

もちろん、評価者は校長。
みんなに選ばれていない、突然、上に任命されてなる校長。
結局、評価基準は、上に気に入られるかどうか。
それにつきるでしょう。

ここで、マジメで熱心なセンセイ登場。
上に言われたら、疑問は持たず、そつなく実行。
校長にはペコペコ、子どもにはビシビシ。

目指すは、
目に見える成果、すぐに出る結果。

本当に大切なものは、
目には見えず、数字などでは表せず、
すぐに結果の出るものではないはず。

センセイたちの目も変わるでしょう。
手がかかる子は、自分の給料を下げる生徒。

チームワークで、みんなでやったことでも、
自分の手柄にしようとするセンセイも増えるでしょう。

だいたい、教師なんて、金が欲しくてなる職業じゃないのですから、
金でつろうとすれば、変な方向に行くに決まっています。

自分の給料を上げるためにがんばるセンセイ、
あなたは信用できますか?

ただでさえ、過剰な競争の中に放り込まれている子どもたち、
これからは、さらに厳しい競争に巻き込まれるでしょう。
教師が、子どもを使って、競争するのですから。

教育の基本は、やはり、愛情。
愛情は愛情としか交換できない。(マルクス)
金とは、絶対に、交換できないのです。

教職員の成果主義賃金反対!
万国の教職員よ、団結せよ。

給料ダウンは確実、マジメでも、熱心でもない、教師ジローでした。

Love and Peace.

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ひとのためならず……

情けはひとのためならず。

情けをひとにかけるのは、
そのひとのためではなく、
実は自分のためである。

という意味のことわざ。

子育ても、子のためならず。

子どものために親が自分を犠牲にする。
そんなこと、僕はまっぴら。

誰かのために犠牲になることも、
誰かに犠牲になってもらうことも、
まっぴら、ごめんです。

僕は娘をいろんなところに連れていきますが、
それはすべて、僕が楽しいと思うところ。

子どもだけが楽しんでいて、親がしらけていたら、
結局は、楽しいところになりません。
子どものために、家族サービスをしているという自己満足が残るだけ。

幸せとは、誰かの犠牲の上に成り立つものではないと思うんです。
だいたい、犠牲をともなう関係は、長くは続きません。

私はあなたのためにこんなにがんばっているのに……、
そう言うひとも、そう言われたひとも、
ともに不幸になることのなんと多いことか。

誰かに幸せにしてもらおうなんて、甘い。
誰かを幸せにしてあげようなんて、傲慢。
 
娘は、人生を楽しむ天才。
いつ、どこで、何をしていても、楽しそうです。

僕と娘は、ライバル。
娘よ、パパは負けずに、人生を楽しむぜ。

バイオリンだって、負けないぜ。
よし、今夜も、練習だ。

Peace ^^v


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パパはがんばる

今日は、映画に行ってきました。
車で一時間以上かかけて、県庁所在地へ。
明日学校なのに?
だから、芸術至上主義親子には、そんなこと関係ないのです。

夕食は、イタリアンレストラン。
娘よ、パパのパスタのほうがうまいぜ。

さて、「お父さんのバックドロップ」

妻に先立たれたシングルファーザー・レスラーの物語。
小学校四年生の息子は、最近、悪役に転向した父親が大嫌い。
学校では、そのことをからかわれ、いじめられる。
地方巡業で、母親の死に目にあえなかったことも、いまだに許せない。

「オレは息子に尊敬されたい」
と、ピークをとっくに過ぎた体を鍛え直し、
空手の世界チャンピオンに挑戦する……

コテコテの浪速ど根性ムービー。
もう、笑わせていただきました。

父さんは、子どものためなら、何でもできる。
父さんは、子どものためなら、信じられないパワーが出る。

エンディングは、涙が止まりませんでした。

僕は、自分の努力だけで、
やったことのない家事をマスターしたり、
おいしい料理もつくれるようになり、
仕事しながら、睡眠時間を削り、本を一冊書いたり、
いろいろできるようになったと思っていました。

娘よ、パパは、間違っていたぜ。
すべては我が娘のために、
そう思ってたから、
いろいろできるうようになったらしい……。

口には出さないけど、感謝してるぜ。
残りのチョコ、全部、食ってもいいよ。

娘よ、パパは、これからもがんばるぜっ。

Love & Peace ^^v

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ハッピー・バレンタイン

ようやく、ベッキーのチョコが届かなくなりました。
ベッキーは、僕が10才の時から、毎年、
郵便受けにバレンタイン・チョコを入れてくれたひと。
一度だけ、母に目撃され、トム・ソーヤーの恋人、ベッキーのような少女だった、と。

もちろん、ベッキーの正体は、母でした。
僕がチョコがもらえなかったら、かわいそうと、
僕のプライドを傷つけないようにチョコをくれたのです。

もう、ベッキーのチョコは、卒業です。
母ちゃん、自力で、チョコとってくるぜ。

今日、娘を学童に迎えに行くと、
娘が、僕にチョコをくれました。
毎年この日の学童のおやつはチョコ、とっておいてくれたのです。
娘も、僕がチョコをもらえなかったらかわいそうだと思ったのでしょう。

僕は、かしこまって、娘に礼を言いました。
「ありがとう」
そして、一言。

「これで、15個目のチョコだぜ」

ははは。

そのとたん、立場が逆転。
「パパ、チョコちょうだいね」
「どうしようかなあ」
「ねえ、いいでしょ。たくさんあるんだから」
「でも、パパがもらったんだし……」

そうは言っても、そのほとんどは、娘にと言ってくれたもの。
しかし、このことは、内緒にしておきました。

「モテモテのパパ、チョコください」
と、娘が頭を下げます。
しかたなく、僕はチョコを一つあげます。
「え、パパなんかもてないって、いつも言ってなかった?」
「あれはうそです。モテモテのパパ、チョコ下さい」

今日は、幸せで、胸がいっぱいです。

さ、娘よ、チョコはまだまだあるぜ。
チョコパーティーだ。

Happy Valentine.


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家事術

どんなことでも、
誰かに強制されたり、義務感ですることは、嫌なものです。

僕が結婚していたころ、
家事は僕にとっての「点数稼ぎ」の行為でした。
「罪滅ぼし」の行為でもありました。
家事を楽しいと思うことは、もちろん、一度もありませんでした。

今は、誰にも強制されず、義務感も持たず、
点数稼ぎをすることも、罪滅ぼしをすることもありません。
時に面倒に思うこともありますが、たいてい楽しくこなしています。

今の僕にとっての家事は、
誰かを喜ばせる行為l。
おいしいものを作れば、家族だけでなく、お客さんにも喜ばれるし、
うちをきれいにすれば、みんながここで快適にくつろいでくれます。

つまり、家事は、より豊かな人生のための行為。

そして、大人になるための行為。
自分のことを、自分でできないで、どうして大人と言えるでしょう。

そして、家事も、がんばらないようにがんばる。
家事は、毎日のこと。仕事と違って、休みはありません。
だから、続かなかったら、意味がないのです。

昨年暮れの大掃除で、親子でそうとう苦労したので、
今年は、日々の小さなことを大切にするようにしています。
たとえば、ちょっと汚いうちに、片づけること、など。

Little by little, day by day, step by step......

少しずつ、毎日、一歩ずつ……。

世界も、小さなことから、変わっていくはずです。

Love and peace at home and all over the world.

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サラダみたいなひと

僕の憧れのスローフード、
その基本は、近くでとれた季節のものを味わうこと。

このことは、食べ物以外にも言えること。
たとえば、近所をゆっくり歩くだけでも、
ずいぶんと季節ごとの感動が落ちているものです。
そして、ここに住んでいることに幸せも感じることができます。

スローフードで、よく言われることの一つ。
「素材の持っている味を活かす」
調味料を使いすぎたり、手をかけすぎたりして、
素材が想像できない料理もあります。
たいてい、とてもおいしいのですが……
しかし、これはスローフードではありません。
料理は、おいしければいいってものではないと思うんです。

さて、この頃、娘がよく僕にきくこと。
「パパ、あのひと、サラダ?」
ちょっと素敵な女性を見ると、そう言うのです。

以前、どんなひとが好きなタイプかと、娘と話したとき、
僕が、サラダみたいなひとが最近好き、と言ったからです。
以前は、美の完全武装をしたフランス料理みたいなひとが好きだったのですが……
ちなみに娘のタイプはM君みたいなひと。納得。

ノーメークでも、シンプルにお洒落して、
武装せず、ほっとさせてくれる、
まさに素材を活かした美しさ。

サラダみたいなひととは、
わが家では、女性に対する最大限の褒め言葉。

「パパ、あのひと好きでしょ。だってサラダみたいだもん」
と、先日、娘が言いました。

うっさい!パパのプライバシーに入ってくんな。
サラダでも食ってろ!
いつも野菜残して……、ったく。

Peace^^v

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仕事術

仕事は一日の中でもっとも長い時間を占めます。
生活費を稼ぐだけでなく、
社会でのアイデンティティを確認する手段でもあります。
だから、時間的にも、精神的にも、もちろん胃袋的にも、
人生の主要部分であることは間違いありません。

僕は「仕事人間」でした。
一生懸命働くというより、長く働いていました。

「あの頃パパと朝しか会わなかったよ」と、娘は今も言います。

サービス残業や休日出勤、慢性疲労は、
「男の勲章」だと思っていました。
当然、家事育児は、仕事より劣り、女のすることだと思っていました。

アホでした。

今も、あの頃も、僕は高校教師、
でも、仕事術は、まったく違います。

まず長くは働きません。
休日出勤は、子連れか、お断り。

以前は、よく一人で仕事を背負い込みました。
しかし、実は一人でできる仕事など、存在しません。
一人でやったような気になっている仕事など、
大したものであったためしがありません。

子育ても、そう。
娘は多くのひとに育てられています。

仕事は、家事同様、分担して、みんなでやったほうが、
ストレスが少なく楽しいものです。

もちろん学校でも僕は、がんばらないようにがんばる。
生徒たちががんばるのを、目を細めて見守ります。
生徒たちよ、どんどん僕を乗り越えておくれ。

僕が学校で心がけていること、
それは、僕が人生を楽しみ、その姿を見せること。

生徒たちが僕によく聞きます。
「先生、今までの人生でいつが一番楽しかった?」
僕はいつもこう答えます。
「常に、今」

僕の仕事術は、とにかく楽しむこと。
人生は一度きり、楽しまなくっちゃ。

SEIZE THE DAY ^^v

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スローフードな暮らし

マクドナルドに娘と最後に行ったのは、何年前のことでしょう?
おまけがもらえるハッピーセットが大好きだった娘、
すっかりマクドナルドはあきらめたようです。

うちは、ファーストフードを食べません。
冷凍食品もコンビニ弁当も買いません。
いちおう、スローフーダーを目指してるんです。

うまくても、まずくても、
毎日、僕がつくったものを食べるのがうちのルール。

地元でとれた旬のものを、新しいうちに、
シンプルな味付けで、素材の味を活かして、
機械にも化学物質にも頼らず、
じっくり時間と愛情をかけた、手づくりのスローフード。

なかなかそんな料理は作れませんが、
いつかは毎日スローフードが食卓に並ぶのが夢なんです。

僕はスローフードな考えかたが好きです。
生産手段は、小規模、
ナチュラルでシンプルでオーガニック、
HERE & NOW、近くで、今、とって、つくって、食べる。
料理するのもゆっくりなら、食べるのもゆっくり。
そして、ゆっくりと、コミュニケーション。
なんて素敵なスローフードな暮らし。

かつては、いつも忙しく、分刻みに急ぎ、
いつもどこかに出かけ、
たいていイライラしていました。
考えることは、常に自分のことだけ。

スローになると、風景がよく見え、
自分以外のひとも視界に入ってきました。

もう、立ち食いそばのような暮らしはまっぴらです。

やはり、スローがかっこい。

急いで、つまづき、かえって遅くなったことの、なんと多かったことか。

スロー、もし間に合わなかったら、また明日。
これからは、これでいきます。

しかし、娘よ、スローな朝食だけはやめなさい。
いつも、全部食べないで出てくから、毎日パパが残りもの食べてんだぞ。

Peace^^v

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がんばらないように……

シングルファーザーデビューしてから、
三年が過ぎようとしています。

最近は、すっかり肩の力が抜けてきました。

一年目は、とにかく大変でした。
二年目は、大変なことと、楽しいことが、半々。
三年目は、楽しいことばかり。

このごろの座右の銘は、

「がんばらないようにがんばる」

僕は仕事人間でしたから、気づくとがんばってしまいます。
だから、がんばって、がんばらないようにしています。
なぜなら、がんばる状態は、長く続かないから。

やはり、サステイナビリティ(持続可能性)が大事。
がんばっても、続かなければ意味がありません。
それに、燃費もよくなくては。

だから、「がんばらないようにがんばる」

英語では、がんばっているひとにかける言葉は、

Take it easy!

そういえば、「がんばって」には、英語のいい訳語がありません。
がんばっているひとに、がんばってと言って、追い込むことはしないのです。

「がんばらないようにがんばる」は、
決して「がんばらない」という意味ではありません。
それは、むしろ、積極的な言葉。
持続可能なので、Never Give Up!に近いのかもしれません。

さ、明日も、がんばらないようにがんばろうっと。

しかし、娘よ、算数もうちょっとがんばんなさい!

Peace ^^v

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高校入試が始まって……

高校入試シーズンが始まりました。

僕の勤務する高校にも、
たくさんの中学生がやってきます。
僕が教師になって、もう十年以上経ちますが、
毎年、どの受験生も、どこからどう見ても、マジメそう。
「先生の言うこと何でもききます」オーラ出まくり。

面接の受け答えも、実に鍛えられていて、
「この学校の志望理由は?」
などと訊こうものなら、中学生は目を輝かせて、
練習通り、熱弁を振るいます。

時に、予想外の質問をされると、固まってしまいますが……。

難しいことを聞かれた時の対応も、ばっちり。
「わかりません」
何も考えず、即、そう答えます。

最近、読んだ本の中で、日本の教育について、こう書かれていました。

「注入主義教育」
「一つの問題を概念的に受け入れて、これを掘り下げることをしない」
「何が善であり、悪であるかということを内容を検討せずに教え込む」
「教育の国有化」で「真中で手を振ると、国の隅から隅までこれになびく」

その結果、
「創造と自由と独立を教育と社会から奪うことだ」、と。

なんと、鋭い指摘!

これは、清沢洌(きよし)の言葉。
外交問題評論家で、戦中に書いた「暗黒日記」が有名。
氏は、1945年、終戦の年に亡くなっているので、
この言葉は、なんと現在の教育ではなく、戦前の教育を指摘したもの。

その指摘が、現在にも当てはまってしまうところが、怖いところ。

「暗黒日記」、1944年3月16日には、こう書かれています。

「この戦争において最も大きな事実は、日本の教育の欠陥だ。
信じ得ざるまでの、観念主義、形式主義。
ゆとりのない画一的実行だ」

やはり、今は、戦後ではなく、戦前なのか?
いや、もはや、戦中なのか?

万国の教師たちよ、団結せよ!

以上、高校受験では、面接で失敗し、中学浪人してしまった店主でした。

Love, Peace and Imagination.

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「妻は家庭」が少数派に

先日のニュース、内閣府の調査で、
「夫は外で仕事、妻は家庭」という考えに、
初めて、「反対」が「賛成」を上回ったそうです。

ちなみに、「家庭の実権」については、
「夫」と回答した人は48・5%で、半数を割り、
前回調査と比べて7・1ポイントダウン。
逆に「妻」は、22・7%で5・8ポイントアップ。

夫の権威低下と指摘する人もいるようですが、
そもそも、「権威」など必要なのでしょうか?
権威をかざし、言うことを聞かないと、
怒鳴る、殴ると、DVに発展しかねませんから。

民主主義の世の中、権威ではなく、話し合いでものごとは決めるべき。

あるシングルママが言っていました。
「これからは、女の経済力と、男の家事・育児力よね」、と。

伝統的な家庭が、崩れつつあるようです。
これを、ジェンダーフリー化というのでしょう。
僕は、大歓迎です。

今日、戦争映画を見ました。「連合艦隊」
第二次世界大戦の海軍の最期の物語。

どれだけの男が、「男らしさ」にこだわり、死んでいったか。
どれだけの女が、「女らしさ」で、自分を押し殺したか。
とても、悲しくなりました。

男女の違いはもちろんあります。
しかし、「男らしさ」「女らしさ」は、得てして時の権力側によって、作られたもの。
もちろん、権力側の都合のいいように。

そんな「らしさ」からの解放。
ビバ・ジェンダーフリー!

しかし、いまだに「女らしい女性」が僕の目の前を通ると、目が追ってしまう店主でした。

僕ではなく、目が。目です。目が勝手に……。

Peace ^^v

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愛と平和のチョコレート

この土日、病院以外、一歩も外に出ないで、過ごしました。
 
娘はすっかり元気、しかし、パジャマは脱がず、
食べたいときに食べ、眠りたいときに眠り、実に気まま。

僕は、昨日もらった薬が効き、
すっかり熱が下がり、今日はキッチンにも立てました。

今日、娘と見た映画、「ショコラ」
娘と世界をさすらうシングルママ・ショコラティエ(チョコ職人)
彼女たちがやってきたのは、古い因習に縛られた村。
そこで、彼女はチョコレート・ショップをオープン。
最初は、異端扱いされるのですが、
おいしいチョコレートで、村人の固い心を溶かし、
ついにはその村を愛で満たし、変革してしまうのです。

二人で、感動。
映画終わるとすぐ、ホットチョコレートを作って、飲みました。

聖バレンタインのことも思い出しました。
かつて、ローマ帝国が戦争中の頃、
王は、どうも兵士の志気が上がらないことに、悩んでいました。
兵士たちが、恋人たちや、妻子を、思うからでした。
そこで、王は、なんと結婚を禁止します。
ところが、聖バレンタインは、王に隠れて、次々にカップルを結婚させました。
しかし、そのことが王の知るところとなり、
2月14日、聖バレンタインは処刑されてしまうのです。

なんと、ロマンチックな聖バレンタイン・デイ。
愛は、戦争を止めるのです。
どうか、世界が愛にあふれ、平和になりますように。

そう、チョコレートをもらうことは、立派な反戦活動。
今年も、バレンタインチョコがもらえますように。

娘よ、もしパパがチョコもらえなかったら、
コンビニ連れてくから、チョコ買ってくれよ。
金はやるからさ。自分のも買っていいからさ。

あ、バレンタイン・デイで、チョコあげるのは、日本だけだった……。
しかも、それも菓子会社が作り出した慣習。

それでも、今、無性にチョコが食べたい店主でした。
娘よ、チョコ、うちのどこかにないか?

Love and Peace.

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あのプリン

思えば、あのプリンがいけなかったのだと思います。
インフルエンザに苦しむ娘の食べかけのプリン。
とても、おいしそうだったのです。

「パパ、それ食べない方がいいよ」
「いいって、いいって」
「だって、ママもそうやって、うつったんだよ」
食い意地のはった僕は娘の忠告を無視してプリンを食べてしまいました。

おいしかった……。

昨日、娘を医者に連れて行き、
登校許可書を書いてもらいました。
ようやく、完治です。

しかし、僕が……、
インフルエンザにかかったことのない僕が……、
昨夜早く寝たのですが、今朝、まだ熱があるので、医者に行きました。
検査の結果、インフルエンザB型に感染。

うちに帰って、そのことを娘に告げました。
「ね、言うこと聞かないから、そうなるんだよ」
「はい」
「ちゃんと、これから、言うこと聞いてよ」
「はい」

反省。

ビデオを二本借りて、できあいの食料を買い込み、今日は一日寝ていました。

一方、娘は、パジャマ姿のまま、やりたい放題。
呑気に暮らしています。
実に楽しそうです。

娘よ、それにしても、あのプリンはうまかった。
パパは、後悔はしてないぜ。

Peace ^^v

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よりかからず……

ようやく、金曜日。長い一週間でした。
娘は、今週は一日も学校に行かず、うちにいました。
僕は一日に何度も出勤と帰宅を繰り返しました。
いまや、娘はすっかり留守番のプロに。

「パパ、学校行くの、いやんなっちゃった」
と、娘が言いました。
けっこう、娘も楽しんだようです。

今日、職場で、同僚に訊かれました。
「どうして、実家にあずけたりしないんですか?」

そうか、その手があったか……。
すっかり、実家の存在を忘れていました。

「実家は最後の砦にとっておきたいから」
と、答えておきました。

シングルになったばかりの頃、
まわりのひとたちは、僕の実家に入ることを勧めました。
しかし、僕は迷わず、娘と二人で暮らすことを決意。

家事をマスターして、育児も楽しむ今は、
これでよかったと思います。
もし、あのとき実家に入っていたら、
仕事人間の僕のライフスタイルは変わらなかったでしょう。
このジロー's カフェも存在しなかったはず。

かえって実家との距離は、いっそう近くなりました。
それまでの人生、家族には、いろいろしてもらってばかり。
家事を覚え、ようやく自分の足で立つようになると、
今度は、いろいろしてあげたくなってきました。
このごろ、週末、できるかぎり実家に行き、料理をつくってあげます。
実家の面々は、いつも何を食べているのでしょう。
異様に、感動して、食べてくれます。

自立したものどうしでなければ、支えあえない。
立とうとしないひとに、手を貸しても、立たせてあげることはできない。

自立をとことん目指していくと、
はじめて、人は一人で生きていけないことがわかります。
この段階で、生まれる愛が、ちょうどよいと思うようになりました。

よりかからず、よりそう愛。

いぐね?

ちょっと、頭が痛くなってきました。少し、寒気も。
娘よ、週末は、よりかからせてもらうぜ。

Love and Peace^^v

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インフルエンザ、完治へ

今日も娘をおいて出勤。
昨夜のうちにミネストローネをつくっておいたので、
そのことを、寝ぼけまなこの娘に告げて、うちを出ました。

今日、僕の学校はマラソン大会。
そして、僕の仕事は、ラッキーなことに先導ライダー。
トップの生徒とゴールして、閉会式を待たず、即帰宅することに。
同僚たちは、娘を心配してくれ、あたたかく送り出してくれました。

感謝。

うちに向かう途中、娘からケイタイに、咳が出て止まらない、と。
アイスを買って帰りました。

娘は、一人でミネストローネを温め、
昨日の残りのハンバーガーで、朝食を食べてようです。

お昼にはおむすびを食べました。
午後は、名作DVD三昧。

昼下がり、布団の敷いてある居間でゴロゴロ、極楽でした。

僕は、ソファで、雑誌を読んでいました。
先日、スーパーでたまたま買った「暮しの手帖」
うちの中や、日々の暮らしを、楽しくする雑誌。

気合いの入った編集姿勢に感動しました。
「『暮しの手帖』は、戦争の愚かさ、悲惨さを伝え、平和の、暮しの大切さを願ってきました」
「自然災害とちがい、戦争は、人の力で防いでゆくことも可能なはず」

「つきつめておもえば憲法九条に戦後の我ら守られて来し」
増田れい子さんの「今朝のトースト」という洒落た反戦エッセイ。
すぐに役立つ暮しの情報のあいだに、名文が散りばめられています。
オススメ!

娘の熱は、さきほどはかったら、36度7分。
あとは、咳が止まれば、完治です。
僕も、なんとか感染しないで、すみそうです。

さ、昼寝もしたし、娘よ、今日も夜更かしするぜ。
とりあえず、晩ご飯、どうする?

Peace ^^v

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インフルエンザ続報

今日は、インフルエンザに苦しむ娘をうちにおいて、一時間遅れの出勤。

薬を飲ませていたのです。
粉薬が嫌いな娘、カプセルに粉を入れても、なかなか飲みません。
叱咤激励して、薬を飲ませるのに、1時間くらいかかります。
以前、粉薬を飲んで、吐いたトラウマがあるからです。

ふー。

うちを出る前、娘に、帰りに買ってきて欲しいものは何か、ききました。

「犬」

ったく……。

午前の授業が終わり、うちに帰って、娘とランチ。
少しは食欲が戻ったようでした。
昨夜のおでんを食べました。
再び出勤。

午後の授業を一つこなして、
娘に頼まれたたこ焼きを買って、帰宅。
二人でおやつを食べました。
何をしていたか聞くと、DVDを見ていた、と。

ウォーターボーイズ2
僕の学校のプールが撮影に使われたんです。
高価でしたが、奮発して、娘のクリスマスプレゼントに買ったもの。
6枚組ですから、充分ひまをつぶせたようです。

おやつの後、三度目の出勤。
帰りに、何を買ってきて欲しいかと聴きました。

「ハムスター」

ったく……。

職場で、少し仕事をして、同僚jと話し込んでいたら、ケイタイが鳴りました。
咳き込んだ涙声、娘からでした。

僕は急いで、娘に頼まれた照り焼きハンバーガーを二つ買って、帰りました。
うちに着くと、娘の咳はおさまっていました。

ふー。

先ほど、ハンバーガーの夕食を終え、
また1時間くらいかけて、薬を飲ませました。
少しいらついて、怒ってしまいました。

反省。

今、「紅の豚」を見終えて、これから「隣のトトロ」を見るところ。

娘よ、今からイチゴジュースつくってやるぜ。
一緒に飲もうぜ。

Peace ^^v


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パートナー

僕が孫が欲しいと思うようになったのは、
娘が、僕の父といるとき、とても楽しそうにしているからです。

目を細め、目尻を下げて、娘と戯れる父の顔。
何でも許される安心感を持って父と遊ぶ娘の顔。
どちらもとてもいい顔をしています。

父は僕と遊んだときあんな顔をしたことはありません。
娘も僕と遊ぶときあんな顔をしたことはありません。

娘は言います。おじいちゃんはパートナーだ、と。

ったく……

今日、娘がうちに帰ってきました。
先週末、娘は母親のところに泊まりに行き、そこで発熱、
そのまま、学校を休んで、泊まっていたのです。
その間、僕は映画に行ったりしていたのですが。

彼女も働いているので、今日、僕がバトンタッチ。
午後の授業を、廊下ですれ違った仲良しの先生に、押しつけて帰ってきました。
ラーメン一杯、請求されましたが。
医者の診断の結果は、インフルエンザ、今週いっぱいは登校できそうにありません。

先ほどケイタイで話して、娘の様子を彼女に伝えました。
彼女も仕事があり、しかもインフルエンザがうつったようで、そうとう動揺していました。

娘は留守番もできるし、僕が職場とうちを行ったり来たりするから、
明日は大丈夫と僕は言いました。
明後日は、彼女が休みなので、娘を面倒見てくれるそうです。

僕は感謝の気持ちを彼女に伝えました。
彼女も感謝の気持ちを僕に伝えました。

なんだか、初めてフェアな関係になれたような気がしました。
彼女と僕は、これからもずっと、子育てのパートナーのようです。

さて、ともに年を老いていく異性のパートナーについて。
僕には、三つの条件があります。

①おたがい、経済的に自立していること。
②別居すること。
③おたがいの自由を尊重すること。

とにかく、基本はフェアな関係。
これは、日本が生んだ世界的アナーキスト、大杉栄の言葉。

いぐね?

眠る娘よ、今夜はおでんだぜ。起きたら、食べようぜ。
仕事をさぼってのんびりできて、幸せな店主でした。

Peace ^^v


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