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先週のエンタから

毎週、土曜日、僕と娘は「エンタの神様」を楽しみにしています。
先週、ダントツにおもしろかったのは、ドランク・ドラゴン。

うちで小学生が宿題をやっているところに、
おバカなお父さんが帰ってきて、めちゃくちゃ教えるというコント。

小学生の息子が、まず理科の問題を解いています。
選択肢が四つ、三つは哺乳類、一つは昆虫。
その中で仲間はずれは、何か?

息子「僕はセミだと思うんだけど」
親父「なんでだ?」
息子「蝉だけが足が六本あるから」
親父「お前は、見かけで判断するのか?それはいけねえ」
息子「…………」
親父「仲間はずれもいけねえ」
息子「うん」
親父「答には、そんな問題を出す先生が仲間はずれと書いとけ」

この切り口は、鋭い。
一つの物差しだけでものごとを判断する見方はいけない、
そして、仲間はずれはいけない、という思想。
笑いながら、感心しました。

一番、おもしろかったシーン。
息子は、算数の問題を解きます。

息子「森に、三羽のウサギがいました」
そこで、親父が、目を輝かせて、熱く語ります。
「いい森じゃねえか。え、そうだろ」
感慨に耽る親父。圧倒される息子。

算数の問題に、想像力を持ち込み、自然のすばらしさを讃える親父。
数字から物語を読みとる能力を持っているのです。

作家として、父親として、こうありたいものです。

息子が問題を読みます。
「三羽のうさぎのうち、二羽がいなくなってしまいました」
「そうか、みんな狩人が怖くて、逃げ出したんだな。それでも、一羽残ってがんばっている」
「…………」
「一羽で怖かっただろうなあ。でも、勇気あるよな。すげえよな」

頷く息子。僕。

問題は、「そこに、一羽帰ってきました。森にいるのは、何羽でしょう?」

親父は、また熱く語ります。
「たった一羽でがんばっているウサギを思うと、たまらなくなって、
逃げたウサギが帰ってきたんだ。
それでだな、隣町のウサギも、そのまた隣町のウサギも、
たった二羽でがんばっているウサギに感動して、集まってくるんだ」

納得する息子。僕まで、そんな気になってきました。
世界は変えられるという楽天性。

「それでだなあ、答は、世界中のウサギだ」

万国のウサギたちよ、団結せよ!

爆笑と感動。
最近では、ギター侍を酷評する娘も、これには大喜び。

僕も一人になっても、がんばれそうな気になってきました。
想像力さえあれば、たたかえるのです。

ところで娘よ、夜更かしは、土曜だけにしたほうがいいぜ。
最近、十一時前に寝たことないだろっ。

Peace ^^v


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Comments

僕も見ました!ほんと最高でしたね。
特に最後の「世界中のうさぎ」のところ、いいですよね。
結構つくりはハチャメチャなコントですが、「人にとって大切なものは何?」って単純に感動しました。また見たいです。
・・・突然の乱入、お邪魔しました・・・

Posted by: Tindrum | January 28, 2005 at 09:14 PM

そうそう、感動しましたよね。
同じこと思っていたひとがいて、
少しほっとしました。

Posted by: ジロー | January 28, 2005 at 09:43 PM

この話はバカ受けでした。
母は妙に納得し感動していたようです。私と母の会話はどこか他所の親子と違うと数年前から思いはじめ、昨夜改めて再認識してしまいました。一人暮らしの私は日曜日になると母から夕食のお誘い、昨日はハンバーグとホットケーキのタネを持って実家に行きました。
 いきなり母はブッシュ大統領の側近がいつも持っている20キロの鞄の話を始めました。その後は国会討論の内容の陳腐さその他、環境破壊、世情と延々と続く会話、私達はいつも時間を忘れて語るのです。でもつくづく感心させられるのです、ごま油もサラダ油も同じにしか見えない母の社会性に、74歳という年齢で心臓にはバイパス4本、70歳まで現役で仕事をして今だ彼女はバリバリ。最近は老後の為に歯を綺麗にしておこうと私の友人の歯医者に通ってました。
 昔、妊婦にコーヒーが害になるというような事が言われていた時代、そしたらアメリカ人はどうなるんだと反論していました。
 私の母もこのおバカな父親と同じ感覚の持ち主かもしれない、そういう人に育てられた娘は縦社会にいながらも納得しないことにハイを言わず、サラリーマン用語は「ハイ」「すいません」しかないのかとあほらしくなっている今日この頃です。

Posted by: 夢 | January 31, 2005 at 08:43 AM

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