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星と星のあいだ

キーンと冷え切った夜。
星がきれいな季節になってきました。
天の川もうっすらと空を流れているのも見えます。

茨木のり子さんの詩の一節を思い出しました。

  ひとびとは盗まなくてはならない
  恒星と恒星の間に光る友情の秘伝を

星を見ると、宇宙を見ているような気がします。
しかし、宇宙の実体のほとんどは、星と星のあいだにあるそうです。
ダークマターと呼ばれ、その中にはダークエネルギーが満ちています。
星は、宇宙の実体の1%ほどにすぎないのです。

星座を見ることは、星々ではなく、星と星のあいだの見えない宇宙を見ることなのです。

まるで、文学のようです。
文学では、書かれたことより、書かれなかったことのほうが意味があります。
行間、そこに作家の魂があるのです。

人間は、誕生の瞬間、つまり母子分離の瞬間から、孤独。
人間は、ひとのあいだ、と書きます。
人間の実体も、人間と人間のあいだにあるのでしょう。
他人とのあいだにある絶対に埋められない空間、
その中に人間は取り残されて、存在しています。

その空間は、決してなくなることがありません。
人間は、孤独を宿命づけられているのです。
ただ、その空間に愛を充満させること、
それしかできないのでしょう。

「パパ、はやく、うちの中行こうよ」
と、言われるまで、学童の帰り、僕は駐車場で夜空を見つめています。

娘よ、この感動がわからんか!

Love and Peace^^v

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