« ヴィオロンの…… | Main | 夜のおつきあい »

芸術至上主義の秋

バイオリンの発表会が終わりました。

まず、娘がソロで。
リピートのところを間違えて、ちょっと慌てていました。
続いて、他の生徒さんと一緒に、親子で合奏カノン。
途中で、速くなったり、遅くなったり、微調整しながらの演奏。

あれだけ練習したのに……。
また、ため息。

その後は、二人で、車を飛ばして劇を見に行きました。
どたばた喜劇で、笑って、発表会のことは忘れてしまいました。

とにかく、芸術づけの一日、
ここのところクヨクヨしていたことを
しばらくの間、忘れることもできました。

僕はベートーベンが好きなんです。
ベートーベンは、女性にいつもフラれてばかり。
結局、結婚することもできなかったのです。
両親をなくした甥を育てることになるのですが、
この父親業もうまくいかず、甥が自殺未遂さえしてしまいます。
そして、晩年には、音楽家の命とも言える聴力さえ失うのです。
そんな逆境の中で作曲した超大作「第九」、
初演では、音が聞こえないため、
バイオリンの弓を見て、指揮したそうです。
演奏後、拍手が聞こえず、しょんぼりしていたベートーベン。
振り返ると、観客が涙を流して、スタンディングオベーション。
ベートーベンは、感激のあまり、失神してしまったそうです。

モテなくて苦悩したベートーベン、
しかし、その「第九」は、今やEUの歌でもあります。
人類が存在する限り歌い継がれる不滅の名曲。

「苦悩を突きぬけ、歓喜に至れ!」

ベートーベン先生、僕も芸術至上主義でがんばるよ。

ところで、うちの家訓「芸術至上主義」、
これが僕が言いだした言葉ではありません。
若かりし頃、僕が苦悩しつつ恋した女性が言った言葉なんです。

未だに歓喜に至れない店主でした。

Peace ^^v

|

« ヴィオロンの…… | Main | 夜のおつきあい »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 芸術至上主義の秋:

« ヴィオロンの…… | Main | 夜のおつきあい »