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On the Road

一所不住、
この言葉が、僕は好きなんです。
高校時代、受験の現代文の勉強で出てきた言葉。

いつもどこかへ行く途中。

この状態が、僕は好きなのでしょう。
大学時代、「奥の細道」を読み、
自転車で何百キロと走ったこともあります。

故郷を出て、引っ越しすること、六回。
このアパートも数年のうちに出るのでしょう。

いつか何かになる自分。
これも好きなんです。
僕にとっては、「今」は永遠に「通過点」なのでしょう。
僕はいつも、一年前には予想もしなかったような自分でいたいのです。

これまで、自分のうちを建てることなど、一度も考えたことがありません。
トレーラーハウスに住もうと真剣に考えたことはありますが。
どこかに根を下ろすことが、怖かったのです。
高校生の時、英語を勉強したのも、広い世界に出たかったから。

すぐれた小説は、先が読めず、
かならず、途中で終わります。

僕の人生も、まったく先が読めません。
この先、何が起こるのか。
この先、誰と出会うのか。
実は、楽しみなんです。

脳天気に、On the Road.
僕はどこにむかっているのでしょう。

旅は道連れ、
娘よ、あと数年、つきあっておくれ。

Peace ^^v


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うちの中

しばらく前に娘が言った言葉。
 
「パパ、もっとうちにいたい」

毎年夏は、飛行機で遠くに行き、
毎週末どこかに行き、、
時に平日の夜も出かけることもある僕たち。
いつも、走り続けてきました。

当たり前のことでしょうが、
子どもは、どこかに連れていけばいいってものじゃないのでしょう。

娘がうちにいたいというのは、
うちでのんびりしたいということ。

うちの中で、大好きなモノに囲まれ、
好きな音楽を聴いたり、
ビデオを見たり、
おいしいものを食べたり、飲んだり、
いろんなことをおしゃべりしたり、
黙ってお互い好きなことをしたり……

自分専用のソファで、
自分専用のマグカップをそばに置き、
自分専用のふかふかスリッパを履いて、
自分専用の毛布にくるまって……

僕はこれまで、うちの中のことをすっかり忘れていました。
うちという空間を、幸せな空間にする努力を怠っていました。
うちは、ハウスではなく、ホームなのです。

自分をブラッシュアップするように、
うちの中もブラッシュアップしていかなくては。

うちの中が、僕が暮らす世界よりも広く思えるようになりました。

Peace ^^v

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新しいライフスタイル

ここのところ、うちの中にあふれるモノについて、頭を悩ませています。

がらくたにあふれ片づかないうちの中、
冷蔵庫の中にも、何年も入っている調味料がいくつもあります。

この頃は、何を買うにしても、どこに置くかを考えなくてはなりません。
置くところがなくて、買うのを諦めたものがいくつもあります。
ま、これはいいことですが。

職場に行っても、机の上は書類の山。
捨てても、捨ても減らず、
たまに捨てた書類が後で必要になったり……。

収納は、実は解決にはなりません。
モノを持ちたい僕を甘やかすだけですから。

とにかく、捨てたい。捨てまくりたい。
大切なものだけを残して。

シングルファーザーデビューしたときは、
いろいろなものを捨てました。
とくに、うちの外でのことを。
つまり、オトコとして生きることを。
それ以来、仕事は定時、生活の中心はうち。

それで、どうなったか?
今まで知らなかった新世界に出会い、
人生がとても豊かになりました。

シングルファーザーも三年目。
そろそろ、また人生を考え直すときが来たようです。

まずは、捨てること。
それは、つまり選ぶこと。

モノをたくさん持たないで、
一つひとつ大切にすること。
シンプルな暮らし。

さきほど、気づきました。
増えてても増えても、収納に困らないものがあります。
それは、思い出。

ここらに、新しいライフスタイルのヒントがありそうです。
とりあえず、モノは増やさず、思い出を増やすライフスタイルにします。

しかし、娘よ、パパの本が増えるのだけは許せ。
いつか、読めるからさ。

Peace ^^v


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「いま、会いにゆきます」

今日は二人で映画を見にいきました。
娘とずっと前から約束していたので。
僕達が見たのは、ハウルでも、Mr.インクレディブルでもなく、

「いま、会いにゆきます」

主人公は、妻に先立たれ、息子と暮らす、ナイーブなシングルファーザー。
うちの中はめちゃめちゃ、ごはんもまずそう。
見ていて、心配になります。
そこに、死んだはずの彼の妻が帰ってきます。
雨の季節にまた帰ってくるという約束どおり……。

実は、この映画見たくなかったのです。
僕は原作を読んでいましたから。
とても、いい話で、それゆえ、
本のイメージをこわしたくなかったのです。

主人公は、僕とは正反対のタイプ。
だから、感情移入はしないつもりでした。

しかし……、
本以上に、この映画に感動してしまいました。
途中から、ハンカチが手放せなくなってしまったほど。

やはり、愛するということは、人間のもっとも美しい行為。
たとえ、相手が遠くにいってしまっても。
たとえ、相手が死んでしまっても。

冬の夜、
手袋が一組しかなかったら、
二人で、一つずつはめて、はめてない手をつなぐような愛。

主人公達は、古くて、小さな家に住んでいます。
お金はかけられていませんが、愛情と手間がかけられた家。
とても居心地がよさそうでした。
なぜか心に残っています。

娘よ、DVD買って、うちでまた泣こうぜ。

Peace ^^v

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一つ、たった一つ、それがすべて

うちの中がモノであふれてきました。
といっても、高価なモノは皆無。
がらくたばかり。
特に娘のモノ。(娘は僕のモノが多すぎると思っているようですが)
ときどき、うちにいて、ため息が出ます。
片づけても片づけても、片づかない。
だいたい片づけたくても、収納する場所がない……。

持てる者は、さらに欲しがります。
すでに充分持っているはずの金持ちが、
さらに持たざるものから搾取するように。
人の命を犠牲にしてまで……。

モノを持ちすぎると、
一つひとつのモノが、大事じゃなくなっていきます。
もし、少ししかモノを持っていなかったら、
もっとモノを大事にするのでしょう。

先日、こわれた傘を修理してもらいました。
田舎には、洋傘修理専門店があるのです。
そしたら、その傘にいっそう愛着が沸き、前より大切に思えるようになりました。
長年着て、穴が空いてしまったジャケットを、
テーラーさんに補修してもらったこともあります。
いっそう愛着が沸いたのは、言うまでもありません。

今年の大掃除で、
思い切って、いろいろ捨ててみるつもりです。
そして、多くのモノを持たず、
少ないモノを、一つひとつ大切にするライフスタイルに切り替えてみようと思います。

one and only and all
一つ、たった一つ、それがすべて。

モノだけじゃなく、人間もそう。
一人、たった一人、その人がすべて。

To the world, you are just someone.
But to someone, you are the world.
(世界にとって、君はただのひと。しかし、誰かにとっては君は全世界)

愛。

Peace ^^v


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今日の夕ごはん

今日もはりきって夕食をつくりました。
実家でもらった厚い肉を焼いて、
サラダとシメジソテーをつくりました。

僕が料理している間、
娘はソファーでマンガを読んでいました。

盛りつけているあいだ、
いつもはおしゃべりな娘がやけに静かなので、
おかしいと思ったら、ソファーで熟睡。

せっかくつくったので、何度も起こしました。
しかし、娘は目を覚ましません。
テレビでアニメをやっていたので、それを見せても目を開けません。
さらに数回大きい声で名前を呼びました。

そしたら、怒鳴られてしまいました。
「そんな大きな声で言わなくてもわかる」、と。
そして、再び、入眠。

肉もサラダもソテーも、土鍋で炊いたごはんも
とてもおいしくて、
やけになり二人分食べたのですが、
一人だけのごはんとなりました。

そういえば、社会人になって、一人で暮らしていたころ、
僕はうちで一度も自分のために料理をしたことがありませんでした。

ま、こんな夜もあります。

さ、すっかり重くなった娘をベッドに運ばなくちゃ。

Peace ^^v

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夜のおつきあい

今日、夜、組合の会合があることを忘れていました。
月に一度発行の組合の新聞の編集会議。
僕の仕事はコラムなどの執筆。

学童へ迎えに行き、娘に言いました。
「今日、夜、パパにつきあってくんない?」
「いいよ。じゃDVD借りてよね。会議の時見るから」と、娘。
しかたなく、レンタルビデオ屋により、「シュレック」を借りてきました。

行きの車で、娘はぐっすり眠り、
むこうに着いてから、ほかほか弁当を買い、
組合の事務所へ。

娘にDVDの前に、宿題をやらせました。
娘は、まわりの大人に「えらいねえ」とほめられ、
調子にのったのか、宿題の後は、チャレンジも始めました。
また、大人たちに「ほんとにえらいねえ」とほめられ、
ついに、会議が終わるまで勉強、とうとうDVDは見ずじまい。

「せっかくDVD借りたのに」と娘。
ははは、パパの思惑どおり。

行きの車で充分眠り、すっかり目がさえた娘と、
車の中でのりのりの音楽を聴きながら、
いろいろ語りながら、帰ってきました。

この頃、よく親子で語るんです。
風呂に一緒に入ると、一時間くらいかかることもあります。
最近、娘が好きな話題は、僕がつきあった女性のこと。
いつか、僕も娘の恋の話を聞くことになるのでしょう。

今、十時半、僕のとなりで日記を書いています。
日記を毎日つけることは、うちのルール。
僕も書かなくては……。

娘よ、今日は、バイオリンはさぼろう。

たまには芸術至上主義でない秋の夜でした。

Peace ^^v

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芸術至上主義の秋

バイオリンの発表会が終わりました。

まず、娘がソロで。
リピートのところを間違えて、ちょっと慌てていました。
続いて、他の生徒さんと一緒に、親子で合奏カノン。
途中で、速くなったり、遅くなったり、微調整しながらの演奏。

あれだけ練習したのに……。
また、ため息。

その後は、二人で、車を飛ばして劇を見に行きました。
どたばた喜劇で、笑って、発表会のことは忘れてしまいました。

とにかく、芸術づけの一日、
ここのところクヨクヨしていたことを
しばらくの間、忘れることもできました。

僕はベートーベンが好きなんです。
ベートーベンは、女性にいつもフラれてばかり。
結局、結婚することもできなかったのです。
両親をなくした甥を育てることになるのですが、
この父親業もうまくいかず、甥が自殺未遂さえしてしまいます。
そして、晩年には、音楽家の命とも言える聴力さえ失うのです。
そんな逆境の中で作曲した超大作「第九」、
初演では、音が聞こえないため、
バイオリンの弓を見て、指揮したそうです。
演奏後、拍手が聞こえず、しょんぼりしていたベートーベン。
振り返ると、観客が涙を流して、スタンディングオベーション。
ベートーベンは、感激のあまり、失神してしまったそうです。

モテなくて苦悩したベートーベン、
しかし、その「第九」は、今やEUの歌でもあります。
人類が存在する限り歌い継がれる不滅の名曲。

「苦悩を突きぬけ、歓喜に至れ!」

ベートーベン先生、僕も芸術至上主義でがんばるよ。

ところで、うちの家訓「芸術至上主義」、
これが僕が言いだした言葉ではありません。
若かりし頃、僕が苦悩しつつ恋した女性が言った言葉なんです。

未だに歓喜に至れない店主でした。

Peace ^^v

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ヴィオロンの……

秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うらがなし……

イギリス人の同僚、
月曜日はいつも同じあいさつ。
How was yourweekend?
僕はこれが苦手なんです。
むこうは充実した週末を過ごしたからこその質問。
僕が、今週末は何をしていたか、
しいていえば、吐く息のほとんどをため息にしていたことくらい。
秋です。

明日は、バイオリンの発表会。
娘はもちろんのこと、僕も弾くんです。
合奏曲、カノン。
これまで、さんざん親子で罵りあって練習してきた曲。
明日は、あうのか、どうか……

今夜は眠たくなるまで練習。
今日もため息が出ます。
ため息もこれだけたくさんつけば、明日は上手く弾けるのでしょうか。

秋の日の
ヴィオロンの
ため息の……

Peace ・・)

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傍観者

傍観者心理というのがあるそうです。
誰かが困っていた場合、
自分一人しかいなかったら助けるのに、
たくさんいたら、誰かが助けるだろうと手を貸さない。
ひとはそんな心理に陥りやすいそうです。

異常事態でも、それが普通と思いたい心理、
まわりが何もしなかったら、それにあわせてしまう心理、
それらが多数の傍観者を生んでしまうのです。

大惨事で多数の犠牲者が出る場合、必ずこの心理状態が起こるといいます。

戦場なのに安全地帯と思い込む心理、
戦争協力なのに国際貢献と思い込む心理、
占領なのに民主化と思い込む心理、
まわりが黙っていたら黙ってしまう心理、
軍国主義ファシズムを支えてしまうのは、そんな心理のサイレントマジョリティ。

もはやこの国で傍観者でいることは、
ファシストの傘下に入ったも同じ。
できることから始めたい、と思っています。

しかし、人間というものは弱いもので、
たとえば、好きなひとがいて、うまくいかなかったりすると、
世界のことなど忘れてしまう……

僕は強くなりたい。

Peace

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春よ、来い

ドラム式全自動乾燥機付き洗濯機を買ってからというもの、
うちのベランダは、すっかりガーデニング専用の場所になりました。

今年のガーデニングは不調でした。
朝顔は蔓ばかり伸びて、一輪も咲かず、
やっと咲いたひまわりは、タンポポよりも小さくて……。
たぶん、土が悪かったのだと思います。

今日、ベランダに今年の春に咲いたフリージアの球根を植えました。
去年買ったときには、大きかった球根。
花を咲かせて、とても小さくなってしまいました。
ベランダの隅に放っておいたのですが、芽が出てきてたので、
生ゴミ処理機で作った肥料を混ぜた土に植えました。

いつもは、脳天気で、明るく元気な僕ですが、
今日は、だめなようです。
ま、こういう時もあります。

さ、球根たちよ、寒い冬を耐え、春には、咲いてくれ。
応援してるからさ。
ちゃんと、水も肥料もあげるからさ。

それにしても、娘は、今日も脳天気で、明るく元気。
ふー。

Peace ^^v


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おいしい朝食

この頃、娘と喧嘩することは、ずいぶん減りました。
僕が怒鳴ったりすることも、ほとんどなくなりました。

しかし、昨夜……、
久しぶりに、やってしまいました。
発表会が近いというのに、なかなかバイオリンの練習をしない娘。
いちおう、毎日練習するのですが、
昨日は10時半を過ぎても、娘は始めません。
ようやく、娘がCDにあわせて、合奏曲を始めたのですが、
全くCDを聴かずに、どんどん速く弾いていきます。

最近、僕は、風邪気味で、寝不足で、疲れ気味で、
しばらく、黙って聴いていたのですが、
ついに、怒りが爆発。

気づけば、娘にひどいことを怒鳴っていました。
娘は泣きながら、バイオリンを弾き、
十一時過ぎに、一人ベッドに行きました。

それから、怒りを静めて、僕がバイオリンの練習。
そして、いつもの自己嫌悪。
寝るときに娘の顔を見て、さらに反省。

今朝、早くのこと。
娘が僕より早く目覚め、トイレに行きました。
まだ6時、真っ暗、もう30分は眠れます。
「パパ、眠いのなくなっちゃった」
「いいよ、また寝れば」

すっかり、昨夜のことを忘れている娘。
僕は、ホッとしました。

「朝ご飯つくるから、パパ寝てていいよ」と、娘。
昨夜以上に、自己嫌悪。

そこで、僕も起きることにしました。
久しぶりに、二人で朝食を作りました。
娘がスクランブルドエッグ、僕はカリカリベーコン(ただベーコンを焼くだけ)。
いつも朝は食欲のない僕たちですが、今日はおいしく朝食をいただきました。

娘は、いつも許してくれます。
何度でも、チャンスをくれます。

娘よ、いつも、ありがとよ。

Peace ^^v

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編集者さん

僕が「ルック・アップ」という長編小説を書いて、単行本化されるとき、
僕より若い独身女性の編集者さんにお世話になりました。

編集者さんは、帯の言葉やカバーのデザインなどを考えてくれます。
僕は本を出すことは初めてなもので、何も分からず、ただ「はい、はい」と言っていました。

文章については、いろいろと話をしました。
いつも娘がそばにいて、喫茶店や、おでん屋や、バイオリン教室の前のソファで。
彼女は、誤字・脱字、表記の不統一、わかりにくい表現などを、細かく見てくれ、
よりよいものにするために何カ所も書きかえることにしました。

ジョン・レノンの歌を何曲か引用したときには、
オノ・ヨーコさんともやりとりがあり、
その編集者さんが、間に入ってくれて、なんとか問題なくすみました。

僕は彼女に、一回だけ、ノーを言いました。
彼女が書き直しを提案したときです。
主人公が、再婚を勧める友達と話す場面で、こう言います。
「僕はもう家事をマスターしたから、結婚する必要がないんだよ」、と。
彼女いわく、男性が結婚相手に求めるものは家事だけではないから書きかえるべき、と。

まったく、その通りです。
妻は、家政婦ではないのですから。

しかし、僕はそのとき、何となく直感的にノーを言ってしまったのです。
主人公を、不完全のままにしておきたかったのでしょう。
なにせ、モデルは僕ですから……。

さて、その編集者さん。
今年いっぱいで、その出版社を去り、渡米することに。

思えば、初めて電話をもらって、
「先生の小説を出版したいのですが……」
と言われたときの感動は忘れられません。
その後、いろいろ営業戦略を練ったのもいい思い出です。

とにかく、結婚おめでとう。
また、いつか一緒に本作りましょうね。
それでは、お幸せに。

Peace ^^v

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読み聞かせ

この頃、なんだか、風邪気味なのか、
毎日、鼻がむずむず。
昨日は、めずらしく早く寝ることにしました。

まだ今のところ、僕は娘とダブルベッドで、一緒に寝ているんです。
しかし、この頃は、娘を寝かしつけることはなくなり、
娘は眠くなると、一人でベッドに行って、眠ります。
その後、僕はネットをしたり、執筆をしたり、自分の時間を過ごすのです。

それでも、時々は、一緒にベッドに入るときがあります。
そんな時は、二人で本を読みます。
今読んでいるのは、「長靴下のピッピ」の続編、「ピッピ船に乗る」

僕たちは、ピッピを尊敬しています。
ピッピは、世界一強い女の子。
馬と猿と暮らし、ジンジャークッキーを焼くこともできます。
学校へは行かず、お金持ち。
やること、いうことは、めちゃくちゃ。
ピッピは、隣の家に住む男の子と女の子の憧れ、いつも三人で遊びます。

ピッピは、外にでかけると、「もの発見家」になります。
がらくたを拾っては、それを宝物にしてしまうのです。
マネキンの片腕、穴の空いたバケツなど。
いつも、めちゃくちゃな遊び方を思いつくのです。

続編には、なんと、お父さんが登場します。
てっきり孤児だと思っていたので、びっくり。
そのお父さんも、ピッピに負けないくらいめちゃくちゃ。
僕たちは目がさえるほど、大笑いして、読んでいます。

いつもは、僕が読み聞かせます。
抑揚をつけて、感情を込めて、だいぶ僕も上手になってきました。

しかし、昨日は、僕が疲れ気味だったので、
途中で、娘が本を僕から奪い、僕に読み聞かせ。
そのうち、僕が半分眠って聞いていると、娘が言いました。

「じゃ、続きは明日ね。電気消すよ」

よく眠ることができました。
続編の続編、「ピッピ南の島へ行く」は、もう買ってあります。

Peace and Sweet Dreams ^^v

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30年後の日本

先日、たまたま、ラジオを車の中で聞いていたんです。
そしたら、小沢昭一さんの番組をやっていました。
毎日、夕方になると、笑い話をするのです。
(僕はほとんど笑ったことはありませんが……)

話の内容は、30年後の日本。
未来のよっぱらいが、昔を振りかえって、語ります。
30年後、国民はほとんど自給自足の生活。
高速道路に車は走らず、馬や牛が乗り入れています。
貧しいながらも、みな貧しいから、貧しいことにも気づきません。
ものの価値が、金で測られなくなっているので、心は充たされているのです。

そんな中、ただ沖縄だけが、世界のリゾート地として、潤っています。
米軍?そんなものはもういません。
アメリカは、その頃には、地に落ちていたので……。
もちろん、世界は平和になり、日本はすばらしい国になりました。

最後に、酔っぱらいが言います。
「こんなに日本がよくなったのは、10年前に男から選挙権取りあげたからだよなあ」

お見事。僕はハンドルを手で叩いて、大笑い。

一度、小沢昭一さんのステージを見たことがあります。
まず、大好きだった戦前の歌謡曲を、楽しい話を混ぜて、次々と紹介しました。
そんな歌が、戦争が始まると、歌えなくなりました。
「死ね、死ね」という歌しか歌うことが許されなかったそうです。
小沢さんも、「死ね、死ね」と教育され、国のために死ぬつもりでした。
親が子どもの無事を願うことさえ許されず、
立派に死んでこいと、子どもの勇ましい死を望む歌さえ、あったそうです。
小沢さんは、それを涙ながらに紹介してくれました。

国民に死を強要する国家ほどひどいものはありません。
国のために命を投げ出すよう国民を育てるべき。
そんなことを公言する政治家がいる日本、それも野党第一党に。

大丈夫か?
もう、傍観者ではいられません。
沈黙は、戦争協力になりつつある今。

Peace ^^v

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ブルーマンデー

今日は、朝から冷たそうな雨。
朝、登校時間直前に、娘が母親の所から帰ってきました。

今日、娘に朝食をつくらなくてよかったので、
僕は朝からぼんやりとしてました。
日課の弁当づくりを、まずさぼりました。

学校で、やけに腹が減るなあ、と思ったら、
朝ご飯食べるの忘れてたことに気づきました。

最初の授業が始まったとき、ある生徒が携帯をいじっていたので、注意。
そしたら、生徒が言いました。
「先生、待って、今、香田さんの動画見てるから……」

ネット上で出回った動画、今では高校生の携帯で広まっているのです。
もちろん、その場で言うことは言いましたが、それからずっとブルーな気分に。

昨日、「華氏911」を見たのも悪かったのでしょう。
映画館で見ることができず、ようやく届いたDVD。
最高でした。やはり、ムーア監督は天才。
しかし、それを見終わってから、テレビを見ると、ファルージャの惨状。
ブッシュ再選ショックがよみがえってきました。

放課後、水泳部員たちと、ウォーキングに出かけましたが、
みんなに「元気がない」と言われてしまいました。

こうなったら、僕に負けないくらい脳天気な娘に、元気をもらうしかないと、
学童に迎えに行くと、先生がすっとんで僕のところに来ました。
用件は、この前、新潟募金に僕が出した金額が多すぎるから返す、と。
娘さんの金銭感覚がおかしくなっては困りますので、だそうです。
娘には、絶対誰にも言うなと言い聞かせて、1万円持たせたんです。
結局、受け取らず、逃げてきましたが……、さらにブルーに。
娘は一言、「なんで返すか、意味わからんしー」

今日の夕食は、ジロー鍋にすることにしました。
僕のとっておきの料理。(詳しくはレシピ集を)
簡単で、あったまって、おいしいのです。

もしも、これで、元気にならなかったら、
シングルママナースに回診にきてもらうしかありません。

Peace ^^v

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娘の好きなドラマ

今週末は、娘とは別行動。
娘は、母親のところに泊まりに行ったのです。

今日の夜、このごろ娘が熱心に見ているドラマを一人で見ました。
田村正和と黒木瞳が夫婦役の「夫婦。」

黒木瞳扮する専業主婦。
夫の浮気が発覚して、当惑しています。
今日の場面で、彼女が夫に言いました。
「服を脱ぎ捨てない」
「靴下を裏返しにしておかない」
「目を見て、ちゃんと私の話を聞く」
「子どもを私まかせにしない」
「便座は上げたら、下げておく」
「電話はたまには自分で出る」
「休みは二人で出かける」
「うちで、疲れた疲れた、と言わない」

実は、僕が結婚していた女性は、黒木瞳似。
まったく同じことを言っていました。

……………………。

このドラマには、シングルママも出てきます。
子どもを保育園に預けて、夜も働くナース。
昔なら、専業主婦の黒木瞳に目を奪われていたにちがいない僕ですが、
今は、だんぜん、シングルママ・ナースに目だけでなく、心も奪われています。

娘は、はたして、今日もこのドラマを見たのでしょうか。
しかも、彼女と一緒に……。
ま、いっか、そんなこと、どうでも。

Peace ^^v

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ゆっくりとごはん

電気炊飯器でごはんを炊くのをやめて、
もう半年が経ちます。
以前は、タイマーで、うちに帰ると、ごはんが炊きあがっていたので、
すぐにおかずをつくって、できるだけ早く食べるようにしていました。

しかし、この春、土鍋を転勤の餞別でもらって、
一度、炊いて食べてみたら……、
そのおいしさに感動。
しばらく、毎日、中は梅干しだけの塩おにぎりばかり食べていました。

それ以来、ずっと僕は土鍋炊飯派。
けっこう、時間がかかるんです。
まず、米を30分、水につけておき、
火を付け、沸騰するまで8分、弱火で8分、蒸らしは10分以上。

以前は、時計を見ながら、娘に宿題をさせながら、
時間の奴隷となって、はやくはやく、と、
自分をせかし、娘をせかし、ごはんをつくっていました。

今思うと、なぜそんなにあせっていたのか、不思議です。

今は、どうせごはんが一時間かかるのだからと、
僕はゆっくりおかずをつくります。
以前より、少し手が込んだり、おかずが一品増えたりするようになりました。

娘も、その間、僕とおしゃべりしながら、
勉強したり、バイオリンをひいたり、
せかさなくても、自分のことをするようになりました。

これも、スローフードなのでしょう。

最近、娘の学校の宿題で、「うちの手伝い」があります。
それで、娘は、食器洗いをしてくれるようになりました。
このおかげで、食後は、僕がゆっくりできるのです。

娘との暮らしも二年半、
ようやく、自分たちの足で歩いているような気がしてきました。

夢の家事分担も、間近!

それにしても、娘よ。
ゆっくりとするのもいいけど、
小学生が11過ぎまで起きてていいの?

Peace ^^v

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ゆっくり歩く

先日、僕の勤務する高校の一年生のクラスが
一時間、自由に使ってもいいことになりました。
クラス独自のロング・ホームルームの時間。

そのクラスの担任の先生が出張だったので、
僕が生徒たちの面倒を見ることになりました。

係りの生徒が教壇に立ち、何をするかクラスで話しあいました。

で、決まったのは、「ジローとさんぽ(原文ママ)」

そして、僕たちは教室を後にして、
目的地もなく、山の中をゆっくりと歩いて行きました。

正直、僕は心配していました。
41人の生徒たちが、ただ歩くだけで、退屈するのではないかと。

とりあえず、展望台のあるところまで行き、
そこで引き返しました。
たっぷり、1時間は歩きました。

いつも、何かのために、せかされてる高校生たち。
次々とあるテスト、次々とくる宿題、成績のため、受験のため……
そういえば、僕もいつも何かのために急いでいます。

何かのためでなく、ただゆっくりと歩く。
その行為が、僕にはとても新鮮でした。

帰り道、生徒たちが言っていました。
「けっこう、楽しいよね」
「これ、意外に好きかも」
「また来る?」

目的地もなく、ゆっくりと、歩く。
ただ、歩くために、歩く。
目的のための手段ではなく、手段が目的になったのです。

これまで、いつも「今」は、「いつか」のための時でした。
久し振りに、「今を生きている」ことを実感することができました。
「今」をじっくり、「今」として味わう。
こんな時も大切にしたいものです。

娘よ、また、散歩に行くぞ。

Peace ^^v

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「星の王子さま」論③自由について

「星の王子様」にはたくさんの印象的な場面があります。
読むたびに、こんな場面もあったっけ、と思うところもあります。

今回、なぜか引っかかった場面。
地球にたどり着いた王子が人間を捜していると、
砂漠に咲く花に出会います。
花が、人間について、こういうのです。
「人間は、風に吹かれて歩き回り、根がないから、不自由してますよ」

大地、つまり自然と切り離されてしまった、根を持たない人間。
自由に宿命づけられているのです。

もうひとつ、気になったのはスイッチ・マンのシーン。
スイッチ・マンは、乗客を千人ずつ、特急汽車に乗せます。
「みんな、いそいでいるね。なにをさがしているの?」
と、王子が訊きます。
「それ、乗ってるひとたちも知らないんだよ」
すぐに、違う特急汽車がやってきて、他の乗客を乗せます。
「もう、もどってきたの?」
「違う客だよ。すれ違ったのさ」
汽車は、反対方向に走っていきます。
「自分たちのいるところが気に入らなかったの?」
「人間って、やつぁ、自分のいるところが気に入るなんて、ありゃしないさ」
三番目の特急がやってきました。
「最初の汽車を追いかけてるの?」
「何にも追いかけちゃいないよ。寝てるか、あくびしてるだけさ」
王子は最後に言います。
「子どもたちだけが、何が欲しいかわかってるんだね」
スイッチ・マンはつぶやきました。
「子どもたちは幸せだな」

忙しくて、ものを考えられなくなった大人たち。
行き先も、何が欲しいかも分からない。
自分のいるところが気に入ることはなく、
いつも汽車のような乗り物の載せられ、流されている……。

英語の授業で、今、「星の王子さま」を教えています。
このスイッチ・マンの話を、生徒にしたら、何人かがビクンと反応しました。
自分と重なる部分があるようです。

60年以上前に書かれた物語ですが、
現代にも通じるものがあるようです。

それは、何か?

サン=テグジュペリは、フランス人。
当時ヨーロッパでは、ナチスドイツが台頭していました。
結局、自由から逃走し、ファシズムを受け入れてしまった大人たち。

大人たちは、きちんと想像力を取り戻し、自分の足で立たなくてはならない。
さもないと、ファシズムを受け入れ、戦争をも受け入れてしまう。
と、星の王子様が、現代の私たちにメッセージを送っているようです。

ナチスドイツと戦い、飛行士として死んだサン=テグジュペリ。
僕も「見えないものを見る力」を取りもどし、たたかわなくてはなりません。
僕の武器は、コトバしかありませんが……。

Peace ^^v

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歩こう、歩こう

昨日は、参観会の後、すぐに学童にいる娘を迎えにいき、
また、僕の学校に戻りました。

この頃、放課後、夏が終わり泳げない水泳部員たち数人と、
ウォーキングをしています。

娘もなにがなんでもウォーキングに一緒に行きたいというので、
連れて行ったのです。
うつの学校のまわりは、山に囲まれ、自然にあふれています。

僕たちの目当てはアケビでした。
娘はまだ生まれてから一度も見たことも食べたことがないのです。

ウォーキングコースに、二つ、アケビ・スポットがあります。
娘をそこまで連れて行ったのですが……、
もう一つもありませんでした。
水泳部員たちと鳥たちですべて食べてしまったのです。

それでも、娘は、自然の中にいると、興奮するようで
走って、何かを見つけては、しゃがみ込み、
また走り出して、何かを見つけては、しゃがみこむ、
その繰り返しで、飽きることがないようでした。

よしよし、センス・オブ・ワンダーが育っているぞ。

途中、木々の茂みの中から、
カサカサ、なにやら音がしました。
誰かいるのか?
それとも、動物か?

近づいて、見ましたが、何もいません。
僕たちは、緊張して、静かにしていました。

すると、足下に、ころりとドングリが転がりました。
そうです。
その音は、どんぐりの落ちる音だったのです。
落ちるというより、降ってくるという感じでした。

僕は初めて、どんぐりが落ちる瞬間に立ち会ったのです。
どんぐりは、落ちているものではなく、落ちてくるものなのです。
当たり前のような、大発見。
生徒たちも、言葉をなくして、感動しているようでした。

娘は、どんぐりが大好き。
「パパ、新鮮などんぐり」
と、僕のハンカチをうばい、何十個もドングリを包んでいました。

食卓には、今、皿にドングリが山盛り。
娘よ、そのドングリをどうするつもりなんだ?

Peace ^^v・・)

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いいとこみつけよう

今日は、娘の参観日。
いつものように、午後は家族休暇。
生徒はもう慣れっこ。

「先生、いいお父さんだね」
「他に行く人いないんだよ」
「いってらっしゃい」
「じゃ、また明日」

今日の授業は道徳でした。
子どもたちは、クラスメイトと、お互いのいいところを言いあい、プリントに書いていきます。
六人のクラスメイトに自分のいいところを言ってもらい、
どの子もうれしそうな顔をしています。

そして、最後に、先生が子どもたち一人ひとりに封筒を手渡しました。
中には、先日、親が内緒で自分の子どものいいところを8こ書いた紙が入っているのです。
娘は大きな声で、「ドキドキするよ~」と言っていました。

僕が書いたものは、

・明るいところ
・やさしいところ
・元気なところ
・おもしろいところ
・何でもチャレンジするところ
・誰とでも仲良くするところ
・いろんなことに感動するところ
・パパといろんなとこに行ってくれるところ

「うちの子、悪いところなら、いっぱいあるのに……、
家族みんなで考えて、ようやく書いたんですよ」
なんて、言っているお母さんもいました
明らかに、うちの娘より優秀な子。
僕は5分もかからないで、適当に書いたのですが……。

帰りの車の中で、僕は娘に訊きました。
「パパのいいところ、8コ言ってよ」
「え、わからないよ」
「なに!じゃ、3コ」
「うぅん……」
「たとえば、やさしいとか、料理上手いとか、ないの?」
「うん、じゃあ、やさしいとこと、料理上手なとこ」
「………………」
「わかんないよ」

ったく……。

「じゃ、ママのいいとこは?」
と、僕が訊きました。
すると、娘は次々に彼女のいいところを言いました。
すぐに、10個を越えました。

ったく……。

Peace ^^v


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二度目のチーズフォンデュ

昨日、娘とスーパーに行きました。
娘が買ってほしいものがあると言いました。
それは、チーズフォンデュ用のチーズでした。
「これね、おいしいよ。ママと食べたことある」
「いつ?」
「幼稚園の頃」
「どこで?」
「うちで」

知りませんでした。

僕も、大学生の頃、一度だけ女友達と飲みに行って、食べたことがあります。

娘が手にとったものは、アルプスのハイジのパッケージ。
電子レンジで3分でできるというもの。プラスチックの容器付。

今夜、さっそく、チーズフォンデュにトライ。
ジャガイモ(皮付き)、ニンジン、鶏肉、娘の好物のソーセージを茹でました。
ブロッコリーも入れればよかったのですが、買い忘れました。
フランスパンを、一口大に、切ってトースト。
チーズは、電子レンジではなく、小さな土鍋で温めました。
テーブルに置いても、冷めにくいだろうと思ったのです。

娘は、キッチンで僕を手伝う間、ずっと歌っていました。
♪口笛はなぜ~遠くまで聞こえるの……

途中、なぜか娘が、ハイジはどんぶりで牛乳を飲むと言い張り、
そして、結局こぼすというハプニングがありました が、
おいしくいただきました。

It is no use crying over spilt milk.
「こぼしたミルクを嘆いてもしかたがない」

「これ本当においしかったね」
僕は感動していました。
「ね、言うこときいて、買ってよかったでしょ」
と、娘は誇らしげ。
たしかに。

僕は食べながら大学生の頃を思い出していました。
ぼろアパートに住み、毎日小説を書いていた頃。
娘は、ママを思い出していたのでしょう。

とにかく、ごちそうさまでした。

Peace ^^v

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「星の王子さま」論②愛について

「星の王子さま」のもう一つのテーマは、愛。

王子は星で一人ぼっちではありません。
ある日、きれいなバラの花が咲きました。
化粧をきちんとして、わがままで、意地っ張り。
王子は花を愛すようになり、花も王子を愛し始めました。
王子はバラの花のおかげで、星がいい香りになり、幸せを感じます。

花を幸せするために、王子は何でもします。
しかし、花の言葉に振り回され、することはいつも空回り。
ついに王子は星を去ることに。
花は涙をかくし、王子を追いたてます。
愛しあっていても、傷つけあってしまう二人。

王子はいくつもの星を訪れ、へんてこな大人ばかりに会います。
しかし、その中で一人だけ友達になりたい大人がいました。
街灯をつけたり消したりするのが仕事の点灯夫。
星が小さくて、一分も経たないうちに夜になってしまうので大変。
つけたかと思うとすぐ朝、また消さなくてはなりません。

王子がその点灯夫と友達になりたいと思ったのは、
点灯夫だけが、自分以外のひとのことを考えていたから。

王子は、星においてきた花のことを思い出し、
夜空の星を見上げて言いました。
「あのたくさんの星のたった一つに、大切な花が一つあると思えば、
星空を見るだけで幸せな気持ちになれるんだ」

旅を続けて一年後、
王子の星が空の頭上にやってきたとき、
目に見えない大切なものを見つけた王子は、
バラの花のもとに帰っていくのです。

サン・テグジュペリは、妻とはうまくいってなかったようです。
職業は作家、そして世界を旅する飛行士。
どこか王子と重なるような気がします。

僕は独身主義者ですが、
結婚は、誰も一度はしたほうがいいと思っています。

今は恋愛至上主義の店主でした。

yapapaさん、結婚おめでとう!

Peace^^v

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「星の王子さま」論

最近、「星の王子さま」を読みかえしました。
読むたびに、こんなことが書いてあったのかと、発見がある名作。

この物語では、大人と子どもが、
対照的に描かれています。

命令することが大好きな王様、
金勘定ばかりしている実業屋、
象牙の塔にこもりデータ収集する地理学者、

王子は地球への旅の途中、
そんな大人たちに会います。
彼らは現代の大人を象徴、
誰もが、一人で星に住み孤独、
何が大切なのかまるでわかっていません。

作者のサンテグジュペリは、本の中で言います。

「大人はもののすばらしさを何でも数字にしないとわからない」

そして、

「本当に大切なものは目に見えない」と。

権力、富、知識……
そんな目に見えるものより大切なものは、いくらもあります。

目を閉じて、imagine.....
心で見れば、すぐそこにあります。
暗記力や計算力がいくらあっても、
見えないものをみる力がなければ、
学力バカになってしまうと、
「星の王子さま」は教えてくれます。

Peace^^v

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学力バカ

お勉強をいっぱいして、
たくさん知識を頭に詰め込んでいて、
どんな難しい計算問題もすいすい解けても、
おバカなひとはたくさんいます。

もちろん、暗記と計算は大切なことですが、
それだけでは、ダメだと思うんです。

暗記と計算が苦手でも、なんとかなります。
いろんなことをよく知っていて、
どんな計算もすぐにやってしまうひとは、
そこらにゴロゴロいますから、
頭を下げれば、たいてい助けてくれます。

高校の教壇に立っていると、時に心配になるんです。
黙って、先生の話を聞き、ノートにとる。
毎週、小テストで、暗記したかどうか試される。
暗記できてなければ、再テスト。またできなければ、再々テスト。
自分の意見を求められることはなく、
教科書に書いてあることを覚え、与えられた問題を解き……、
いつでも受け身。

暗記と計算が得意で、テストでいい点をとると、
先生にほめられて、通信簿がよくなり、
いつしか、自分はえらいと思い始める。
こうなったら、もう立派な学力バカ。

怖いのは、学力バカが先生になったとき。
テスト、テストで生徒を追い込み、
暗記と計算が得意なひとが、えらいひとと思わせ、
それらが得意じゃない多くの生徒を、自信喪失させ、自己嫌悪させる。
そんな生徒たちが、自由から逃走し、ファシズムを支えてしまう……。

だいたい、暗記と計算で、幸せになれるほど人間は単純じゃありませんから?

では、何が必要なのか?

to be continued....

いつも、数学の問題を生徒に質問されて逃げ回っているジロー教諭でした。

Peace ^^v

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2点間の最短距離

子どもは、絶対に2点間の最短距離を進まない。
娘を見ていて、いつもそう思います。

娘は、どこかから、どこかへ行くとき、
途中で、必ず何かしらおもしろいものを見つけては、
より長い距離を、より長い時間をかけて、進むのです。

シングルファーザーになって、
娘と歩く機会が増えました。
それで、その娘の歩調にあわせるようになりました。

すると、それまで無駄に思えていた寄り道や回り道に、
けっこう感動がたくさん落ちていることに気づいたのです。

歩くことは、
とくに誰かと歩くことは、
移動以上の意味があるのでしょう。

何か目的があって、効率性だけを優先して、そのためだけにがんばる。
これは、意外に、近道のようで、遠回りになっていることがよくあります。

無駄があってこそ、人生。
無駄を楽しんでこそ、豊かな人生。

話に無駄がないひとは、
一緒にいても楽しくありません。
無駄が多すぎても困りますが、
あまりに直線的な言葉は、心に響きません。
だから、文学が必要なんでしょう。

僕の昔から好きな言葉。
ある映画から。
「2点間の最短距離は、直線ではない。夢だ」

授業中、無駄な話ばかりしてしまうジロー教諭でした。

Peace ^^v

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この悲しみを

悲しい。
とても悲しい。

あんなにも多くの人間が殺されて、
それも、あんなにもでたらめな理由で。
それでもあいつがまた勝つなんて……

いつもはあんなにも饒舌な僕が、
話す気も書く気もしない。

今日はコトバを脇において、
障害のある兄のそばにいる。
いつもの池のほとり、
よだれを拭きつつカフェオレを飲ませながら、
またここから立ち上がろうと思う。
Peace

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スモール・ライフ

僕は大きな家が好きではありません。
家は、小さいに限ります。
なぜ?
それは掃除が大変だから。

小さな家は、家族が近くにいて、それもよいです。
実家に行くと、僕たちのアパートより小さなうちに6人。
家族の一体感があって、あたたかい気持ちになります。

スモール・ライフは、小さな家に住むだけではありません。
ものも持たないことも、スモール・ライフ。

僕と娘はこれが大の苦手。
次々に増える、もの、物、モノ。
うちの中は、常にカオス。

とにかく、娘のものが増えて困ります。
マンガ、チャレンジ、バッグ、ぬいぐるみ、おまけ類、
そして消しゴム。うち中に転がっています。
消しゴムがあると心が落ち着くという娘。
なぜだ?
娘は、入れ物も好き。ペットボトル、瓶、プラスチック容器……。
空の入れ物で、うちがどんどん狭くなっているのがわからんか!

僕が娘のものを捨てようとすると、
「じゃ、パパの本も捨てるから」と娘。
「……………………」

そういえば、僕の本も増え続け、置き場所がなくなってきました。

それでも僕が捨てようとすると、娘が言います。
「パパ、エコって知ってる?」
そんなことを、娘に教え込んだことがありました。
「パパ、はい言ってみて。エ、コ、はいっ」
「エ…コ……」

どうすりゃいいんだ!

ま、今はハムスターの部屋となった書斎に放り込むとするか。

Peace ^^v

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うんちの話

彼女と別れた理由は、数え切れないくらいありますが、
そのうちの大きな一つ。
それは、お互いの「うんち」についての見解の相違。

彼女は、七年間一緒に生活をしましたが、
うんちをした形跡を残したことは一度もありません。
いったい、いつうんちをしていたのでしょう?

彼女はきれい好きでした。
僕には、潔癖性でしたが。
おそらく、自分がうんちをする人間ということが許せなかったのでしょう。

先日、とても几帳面な女子生徒が、ストレスがたまると相談してきました。
「そうか……、で、うんち出てないでしょう?」
「なんで、そんなことが、わかるんですか!」
その生徒の苦労がよく分かりました。
いろいろ自分で決まりをたくさん作って、それを全部クリアしなければ気がすまない。

まさに、精神分析用語で言う、「肛門性格」。

ジロー親子は?
トイレのドアも閉めないで、うんちしています。(失礼!)

週末は、僕はたいてい兄と過ごします。
知能は二才程度、歩行も言語もままならない障害者の兄。
兄の主な仕事は、おしっこ。
居間におまるがあって、数分ごとにおしっこをします。
そのつど、パンツの上げ下げの介助。
面倒なので、娘と祖母と交替でします。

先週末のこと、
ちょっと用事があって、娘に兄の面倒を頼み、
祖母と、両親の店に行ったときのこと。
僕のケイタイが鳴りました。
実家から。何かあったか?少し緊張しました。

「パパ、兄ちゃん、うんち出たよ」
「ほんと、よかったね」
「それだけ、じゃあね」

そのことを祖母に告げると、祖母も大喜び。
そのことを祖母が両親に告げ、両親も「よかった、よかった」と。

兄は便秘気味。
だから、家族は常に兄がいつうんちを出すのか気にしているのです。

兄は、家族でただ一人肛門性格?
ただうんちしただけで、家族を喜ばせる兄。
愛すべき偉大な存在です。

Peace ^^v

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