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須藤元気

十代のころ、僕は空手少年でした。
日々、体を鍛え、強くなることばかり考えていました。
しかし……、この性格、格闘技にはまったく向いてませんでした。
近所の道場に通っていたのですが、最後はちびっ子のお世話係となっていました。

さて、昨日、娘が学童帰りの車の中で寝てしまい、
そのまま朝まで目を覚まさなかったので、ひさしぶりにテレビ三昧。
K1をやっていました。キックボクシングのような格闘技です。

須藤元気選手の試合があるというので、僕は大喜び。
須藤選手は、読書家で、将棋なども研究して格闘技に役立てようとする頭脳派。
背中には、ナスカの地上図の入れ墨。独自の世界を持つ数少ない選手。
昨日の相手は、なんと元世界チャンピオンのボクサー。
そのボクサー、完全に須藤選手をなめていました。おなかもタプタプでしたから。
1ラウンド、トリッキーな須藤選手の裏拳がヒットして、ダウンを奪いました。
僕は、ソファで眠る娘を起こさないように、歓声を上げました。
そして、2ラウンド、完全に須藤選手のペースのまま。
最後は、須藤選手の膝蹴りを食らったボクサーが目の上を切り、ドクターストップ。
見事な勝利でした。ボクサーも、途中で止めてもらい、ホッとしたことでしょう。

須藤選手のすごいのは、その後。
様々な国の国旗が貼り付けられた一枚の旗を観客に見せます。
そこには、こう書かれています。

WE ARE ALL ONE,

勝って自分の国の旗を掲げる選手はたくさんいますが、
勝って世界平和を訴える選手は、須藤選手だけでしょう。
試合後のインタビューでも、
これからもがんばって世界平和を訴えていきたい、と。

さて、その須藤選手が尊敬するのは、
蝶のように舞い蝶のように刺すモハメド・アリ選手。
アリ選手の最大の敵は、アメリカ政府でした。
アリ選手は、当時、ベトナム戦争をかたくなに拒否。
裁判に持ち込み、戦い抜きました。
オレをニガーと呼ばない、何の恨みもないベトナム人を殺せない、と。
チャンピオンベルトを剥奪され、経済的にも追い込まれましたが、
最後は、裁判に勝って、見事にチャンピオンにも返り咲きました。

勝って日の丸を掲げたいなんて、
小さい小さい。

これからは、WE ARE ALL ONE.

須藤選手から、目が離せません。

World Peace ^^v

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Comments

あまりK-1見ないのですが、今度見てみます、是非。
アリが日本で猪木と対戦のため来日したのを思い出しました。
ショウだったのですが、アリのあの肉体は小学生だった当時の私の目に焼きついています。
主義主張を持っていてもなかなか表には出せませんけど、そういった場で世界国旗を掲げるというのはすばらしいですね。
貫いて欲しいです。

Posted by: コングBA | October 15, 2004 at 03:04 PM

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