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I am a Single Father.

先日、こう言われてしまいました。

「シングルファーザーと言えば聞こえはいいけれど、要は片親。」

たしかにシングルファーザーという言葉は、最近の言葉。
50年近く前のサガンの名作「悲しみよ こんにちは」にも、
シングルファーザーが出てきますが、「鰥夫(やもめ」と訳されています。
そんな漢字、見たことありませんよね。

「片親」という言葉、初めて言われたので、ぐさりと来ました。
たしかにうちは「片親」ですが、その言葉を言われたとき、腹立たしくもありました。

なぜ?

それは、たぶん、「片親」という言葉の背負ってきたイメージが嫌なんだと思います。
暗く、貧しく、つらく、さみしく、悲壮感が漂い、マイナスの面しか思い浮かばない言葉。

やはり、僕は「片親」じゃなくて、「シングルファーザー」なんです。

まず、うちの中は明るく、笑いが絶えず、
我が家の家訓は、ジェンダーフリーで、
仕事人間だった過去の自分に三行半を叩きつけ、
毎日、僕がつくったおいしい料理を娘と食べて、
朝は、ベランダの花に水をやり、
家事は、最新家電を駆使して、合理的にこなし、
参観会は皆勤で、娘のクラスメートはすべて顔を知っていて、
夜は、娘とともにバイオリンを練習し、
娘が眠れば、小説家になり、カフェの店主にもなり、
来年の夏はスクーバダイビングを二人で始める予定で、
娘の母親は、子育てのよきパートナー、二人で育てている実感が前より増して、
僕は、娘を育てるより、自分を育てる方が忙しい。

そして、シングルファーザーのシングルは、独身のシングル。
今も恋愛は現役、娘の目を盗む必要はまだあるけれど。

僕はよくカタカナを小説でも使うんです。
そのことで、批判されたこともあります。
しかし、今までの日本の文化にないものを表現しようとするとき、
それに対応する日本語も当然ないので、カタカナを使うしかないのです。

やはり、僕はシングルファーザー。
これからはクールなシングルファーザーを目指すことにします。

Peace ^^v

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夜の会合

今日は、夜、会合がありました。
組合の新聞編集委員会。

シングルファーザーになってからというもの、
すっかり組合活動はごぶさた。
以前は、本部役員で、デモや集会、団体交渉など、いつも参加していたのですが、
シングルファーザーデビューのときに、
僕は組合幹部に、12年くらい休ませてほしい、と言ったのです。
むこうは、そうとうびっくりしていましたが……。

しかし、最近、組合の新聞の仕事をお手伝いさせてもらうことにしたのです。
その新聞は、月刊で、県立学校の全教職員に届く、なかなか影響力のある機関誌。
記事の執筆なら、在宅でもできるからです。

今日、学校が終わるとすぐ、学童に娘を迎えに行き、
ミスタードーナッツに連れて行く約束をして、
DVDプレイヤーとチャレンジを持って、車ででかけました。

ミスドに寄っていったので、会合には遅刻。
会合の間、娘はチャレンジを1ページやり、
DVDで「ファインディング・ニモ」を見ていました。

今日は、先輩の先生に、見出しと記事と写真の割り振りをやれと言われました。
僕はセンスがないので、すべてやり直しに……。
先輩曰く、「これは文章より、難しいんだ」
たしかに。
スポーツ新聞を見て、研究するように言われました。

帰りに、おなかがすいたので、ラーメン屋に行きました。
チャーシュー麺、餃子、チャーハンを一つずつ頼み、娘と分けて食べました。
もちろん、そのあと、コンビニに寄って、野菜ジュースを買って、飲みました。

帰りの車で眠ってしまった娘を、
駐車場からうちまでだっこしていきました。
重かった……
知らない間に、大きくなっていたようです。

娘よ、今日は文句も言わずつきあってくれて、ありがとう。
顔を見ては、言えないから、ここで言っておくよ。

Peace ^^v


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かっこよさ

今日、午後の授業中、半分ほど過ぎたところで、
僕は生徒たちに一言。
「大変申し訳ないけど、あとの時間は自習しててくれ」

何人かの生徒たちは、声を上げて喜びました。
そして、「なんで、なんで?」と訊いてきます。

「これから、娘の参観会に行ってくる」

すると、ある女子生徒が言いました。
「かっこいい!」
しばらく、間があって、
「先生、ほんとに、かっこいい」

かっこいい、と言われることは、
この年齢とこの体型になっても、うれしいことです。

僕は、かっこよさとは、顔と体型とファッションによるものとばかり思っていました。
何日もうちを空け、大きなプロジェクトに没頭することも、かっこいいと思っていました。

ところが、娘のために仕事をほっぱらかして参観会に行くことも、
かっこいいことなのです。
これは、大きな発見でした。

参観会のあと、講演がありました。
講師は、この市の助役として、単身赴任で出向中の
国土交通省のキャリア官僚。

その前日には、講演会には必ず出るようにと、連絡網がまわってきました。

彼は、自身のの子育て体験を、語りました。
不登校、引きこもりになったお嬢さんのこと。
「泣いてばかりの妻や娘はあてにならないから、僕が船長になった」んだそうです。

講演中、何人も居眠りしていました。
もちろん、僕もしばしシエスタ。
講演は、途中で抜けて、学童にいる娘の迎えに行きました。

偉い人の話を、ほっぱらかして、娘の迎えに行くことも、
きっと、かっこいいはず。

Peace ^^v

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Rainy monday

月曜日、しかも雨。

そのせいか、1時間目の授業では、
生徒のテンションが非常に低く、
僕のテンションまで下がってしまいました。

なぜ、そんなに疲れている?
(僕たち教師が追い込んでいるのか……)
なぜ、何も言わない?
(僕たち教師が黙らせているのか……)

今日は、一日中、雨が降っていました。

 「雨の中を」

 今日は寒く、暗く、そしてわびしい
 雨が降る、風もやみそうにない
 つたはまだ朽ちかけた壁にしがみついている
 風が吹くたびに枯れ葉は散っていく
  そして今日は暗くわびしい


 僕の人生は寒く、暗く、そしてわびしい
 雨が降る、風もやみそうにない
 僕の思いはまだ朽ちかけた過去にしがみついている
 風が吹くたびに若き希望も散っていく
  そして今日は暗くわびしい

 
 静まれ悲しき心よ!そして嘆くのはやめろ
 雲の上には今でも太陽が輝いている
 お前の人生も捨てたものではない
 どんな人生にも雨は降らなければいけない
  暗くわびしい日も時に必要なのだ

これは、大学生の頃、僕が訳した詩です。
そう、こんな雨の日に。

Peace ^^v

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秋本番!

ウォーターボーイズ2も感動のフィナーレを迎え、
もうすぐプールじまい、
すっかり秋です。

秋は、とかく、なんとかの季節と言われます。
うちは、何の秋なんでしょう?
食欲の秋、
うちは年中、料理しまくり食べまくりなので、これは違います。
芸術の秋、
うちは芸術至上主義、感動に金と労力を惜しまない主義なので、
これも違います。

昨日はプールサイドにホットプレートとフライパン&卓上コンロを持ち込み、
スイミングボーイズ&ガールズと夏を惜しむ焼きそばパーティ。

この三月まで僕がいた工業高校のスイミングボーイズもやって来ました。
うちのスイミングガールズは大喜び。

うちの学校は元女子高で、ボーイズは、いつもガールズに押されてばかり。
ガールズにはちょっと、いや、だいぶもの足りないようです。
ガールズたちは工業高校ボーイズと話してばかり、
うちのボーイズは、ひたすら焼きそばをつくっていました。

オフシーズン目前
スイミングガールズいわく、
秋は、恋の季節なんだそうです。

パーティには娘も連れていきました。
僕が焼きそばをつくっている間、
娘はガールズと、好きな男の子の話をしているようでした。
ったく……

何やら、合コンの雰囲気……

あるスイミングボーイがいきなり、
スイミングガールズの一人に告白して、
フラれていたようです。

完全なるフライング。
愛は育てるものなのに……

僕は彼の背中をポンと叩き、
「次がある。常に次に」と励ましました。
僕もさんざんフラれてきましたから。

とにかく、スイミングボーイズよ、
秋は恋の季節だ。
ガールズに振り向いてもらえるよう、がんばれ!

僕もか……

Peace^^v

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よくやった選手会

プロ野球選手会が、伝家の宝刀を抜き、
史上初のストライキを敢行。
僕は日本シリーズばりに、興奮しまた。

ある評論家が言っていました。
「野球選手はプレイしてなんぼ。ストはけしからん」

しかし、ストをやらないで、「12球団存続」と「新規参入」を勝ちとれたでしょうか。

無能で、頑固な経営陣は、
経営難を招いたその石頭で、さらに合併を進め、
巨人のおこぼれにあずかる1リーグ制を、考えていたのでしょう。

そこで、あのスト。
ストのつづりは、strike、ストライクと同じ。
もちろん、あのストは、ストライクでした。

ひさしぶりに見た労働組合に僕は感動しました。
団結権、団体行動権、団体交渉権の労働三権をフルに活用し、
多くのファンの支持も得て、
みごと、経営陣の石頭を砕いたのです。

やはり、団結の力は、すごい。

僕は、教職員の労働組合に入っています。
組合に加入しようとしたとき、何人かの同僚に反対されました。
僕はいつもこう答えました。
「もし、戦前に教職員が一致団結して、あの洗脳教育を拒否していたら、
あの戦争はなかったのでは?」
相手は、これでたいてい黙りました。

あの戦争で、日本国民にマインドコントロールをかけた教職員たち。
天皇は神、神のために死ね、と。
この国で、教師であると言うことは、その原罪を背負うということだと思っています。

とにかく、ここで今、再度、一言。

万国の労働者よ、団結せよ!

Peace ^^v

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なぜ英語の勉強を?

先日、授業中、ある生徒が僕に訊いてきました。
「先生、なんで英語やらなくては、いけないの?」、と。

これまで、何度も訊かれてきた質問。
いつもなら、適当に流すのですが、
その生徒は、日頃、僕の授業で寝てばかりなので、
きちんと答えることにしました。

まず、眼鏡をとりました。
「僕は眼鏡をとると、何も見えない」
何人かの生徒が、僕の眼鏡をかけない顔を笑いました。
「しかし、眼鏡をかけるとよく見える。英語もそんなものじゃないかな」、と。
沈黙。
「英語がわかると、世界がよく見えるようになるよ」
すると、彼が一言。
「でも、俺は日本人だから、英語話せなくても困らないよ」
たしかに。僕は納得してしまいました。

僕は作戦を変え、他のことを話しました。
外国語を勉強すると、新しいものの見方や考え方が、身に付く。
発想が豊かになるし、日本にいながら広い世界に住むことにもなる。
僕が英語を勉強して、日本語が上手になったことも話しました。
母語を、客観的に見る視線、それが大事だと。

いつしか、時間は刻々と過ぎ、僕は熱弁していました。

「人は長く生きようと思っても、それは限界がある。
しかし、広く生きようと思えば、限界はない。その一つの手段が英語」

彼は黙って聞いていました。
僕は「どうよ?」と訊きました。

授業をつぶして、僕は熱弁したのです。
彼の答えを待ちました。
すると、彼は一言。

「よくわからん」

僕の負けでした。その後、僕は文法をたんたんと教えたのです。

その日の帰り、廊下で彼とすれ違いました。
僕は手を上げて、別れの挨拶をしました。

彼はにやりと笑って、通り過ぎ、突然振り返って言いました。

「ピース」
Vサインで、手を振ってくれました。


Peace ^^v

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この手の願い

もしも私が立てなかったら
あなたにかわいそうとは言われたくない
ただ、その手を貸してほしい

だから、

もしもあなたが立てなかったら
私はかわいそうとは言わない
ただ、この手を貸してあげる

そして、

もしもどこかで誰かが立てなかったら
私はかわいそうとは言わない
ただ、この手が届くことを願う


Peace

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ベビーシッター

日本に決定的に欠けているものの一つ。
それは、ベビーシッター。

日本には、ベビーシッターの存在がないだけでなく、、
親が子どもをベビーシッターにあずけて遊びにいくのを許す文化もない。
お母さんが、子どもをベビーシッターにあずけ、飲みに行くのを歓迎する文化がない。

ときに、女性はハズバンドシッターさえ、必要になります。
「俺の飯はどうするんだ?」なんていう夫がいたりすると。
知るかっ。

以前、ピーターパンの絵本を読んだとき、
パパとママが、小さい子をウェンディにあずけ、
お洒落してパーティに出かけるシーンがあって、とても感動しました。

アメリカでは、12歳以下の子どもをうちに残して親が出かけると法に触れるので、
ベビーシッターを必ず頼むんだそうです。
ベビーシッターと言っても、近所の高校生あたりがやっているとのこと。
うちで、一緒にお菓子を食べたり、ビデオを見たりするのだそうです。
なんて、すばらしいアメリカ!(ただし、バカブッシュとその仲間たちさえいなければ)

親は子どものために自分を犠牲にすべき?
そんなこと、重度の身体障害者の息子を持つ僕の母さえ言いません。
親も子も、フェアに人生を楽しむべきです。絶対。

つまり、僕が言いたいことは、

尊敬するマイケル・ムーア監督の映画「華氏911」を見たい!

急集、ベビーシッター、時給800円。

明日、友達と「忍者はっとり君」を見に行く娘がうらやましい店主でした。

Peace ^^v

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おばあちゃんの知恵

昨日、おばあちゃんと、いっぱい話したんです。

おばあちゃんは、女学校を卒業して、
おばあちゃんは、横浜に座敷奉公に行きました。
山手の高台にあるお屋敷で、
旦那様は、船乗りで、一年の半分は海の上だったそうです。

おばあちゃんの仕事は、家事の手伝い。
大してつらくもなく、毎日、おいしいごはんを食べたそうです。
魚屋の娘のおばあちゃんは、生まれて初めて、ビフテキも食べました。

一仕事終えたおばあちゃんが部屋に一人でいるとき、
窓から外を眺め、、家の灯がぽつりぽつりとつき始めると、
たまらなく悲しくなったそうです。

田舎から、小包が届くと、
自分の部屋でそれを開け、おいおい泣いたのだそうです。

旦那様が、海から帰ってくると、
街に連れてってくれました。
生まれて初めて映画館で洋画を見ました。
おばあちゃんは、今でも洋画が大好きです。

おばあちゃんの座敷奉公、
一ヶ月ももちませんでした。

昨日おばあちゃんがしみじみと言いました。
「人間は、いくらお金があっても、いくらおいしいものが食べても、それだけじゃダメ」
僕は人生の先輩の言葉を待ちました。
「人間は、話し相手がいなきゃ生きていけないだよ」
なるほど、たしかにそうかもしれません。

結婚についても話しました。
おばあちゃんは、一言。
「あんなものしないほうがいい」
いいひとがいても、一緒に住まず、おたがい自由気ままがいいんだそうです。
なるほど、たしかにそうかもしれません。

それにしても、この座敷奉公の話、
これまで何度も聞いているのですが、飽きないのはなぜでしょう?

Peace ^^v

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三人の休日

今日の休日は、おばあちゃんと兄ちゃんと三人で過ごしました。
娘は母親のところのいっていて、明日の朝、帰ってきます。

そういえば、僕が子どものころも、
いつもこの三人で過ごしていました。
両親は、お店をやっているので。今も。

朝は、9時までゆっくり寝て、起きました。
おばあちゃんが、いろいろと用事をしている間、
僕が兄ちゃんの世話。
重度の身体障害者の兄ちゃん、なかなか手がかかります。
お茶を持ってきたり、おしっこをさせたり。
最近、うんちは出ないようです。困った、困った。

僕は座椅子に座り、ダラダラとテレビを見ていました。
70才を越えて今も現役の海女さんのドキュメント。
高齢者の方々が短歌に情熱を燃やすドキュメント。

午後は、僕の車で、墓参りに、行きました。
兄ちゃんも、僕が手を引き、がんばって歩きました。
ちょっと、歩いただけですが、汗をかくことができました。
僕はおじいちゃんにしっかりとお願いしてきました。
「どうか、僕のところに下りて来てください」、と。
次の小説は、おじいちゃんとおばあちゃんとのラブストーリーの予定なので。

それから、ファミリーレストランへ。
兄ちゃんは、大喜び。
何度も、僕の手を握り、頭を下げます。
いくら兄ちゃんでも、一日うちで、お茶飲んでおしっこするだけでは、退屈でしょうから。
こぼしてもいいように、テーブルに持参したタオルを敷いて、飲んだり食べたりしました。

兄ちゃんはしゃべれないので、僕はおばあちゃんと話しました。
女学校の話、横浜での座敷奉公の話、家出した時の話、靖国神社に行った話……
何度聞いても、おもしろい話です。

恋多きシングルマザーだったらしいおばあちゃん、
恋の話も聞き出そうとしましたが、今日は失敗しました。

夕食は、僕がつくりました。
おばあちゃんも兄ちゃんも、僕の料理を楽しみにしているのです。
鶏肉、ニンジン、ピーマン、タマネギ、しいたけを、
塩コショウして、フライパンで焼き、ポン酢にちゃぽんとつけるだけのおかず。
美味でした。
うちでは、僕は料理の天才ということになっているようです。

そして、「テレビの力」3時間スペシャルを見ました。
超能力調査とかで、アメリカやイギリスから来たエスパーが出演。
悔しいことに、最後まで見ても、何も分かりませんでした。
僕の3時間返せ!ついでに先週の1時間も!

短編を一つ仕上げる予定だった三連休……

何もできなかった……、いや、三人で過ごすことができたんです。

長編を一つ仕上げる予定だった夏休みにも何もしなかった店主でした。
 
Peace ^^v

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ガールズな週末

昨夜、娘はママのところに行っていて、
僕は今シーズン最後の水泳大会のため、
ビジネスホテルに泊まりました。

今回は、ほとんど女子ばかり連れて来ました。
男子は、水泳に青春をかけるスイマーひとりだけ。
残念ながら、他の男子たちは地区予選で、今シーズンを終えてしまったのです。

本当は、泊まらなくてもよかったんです。
大会には、朝早く出れば、間にあったから。
しかし、何でも彼女たちが「泊まりたい」と言うので、
一つ条件を出して、ホテルの予約をとったのです。

その条件は……、
夜の外出を許可すること。
もちろん、僕の外出の。
こんなときでなければ、映画に行けませんから。

「華氏911」を見にいったのですが、残念ながらやってませんでした……。
そこで、他の映画館で、ちょうど始まるもの見ることにしました。


先週末の「スイングガールズ」に引き続き、またガールズもの。
「カレンダー・ガールズ」
イギリスの保守的な田舎のおばあちゃんたちが、ヌードカレンダーを作る物語。
イギリス映画で、これがけっこうおもしろかったんです。
僕はイギリス人のドライなユーモアのセンスが大好き。
おすすめです。

ホテルに戻ると、スイミングガールズにつかまり、
えんえんと、恋の話。
僕は、いつの間にか、恋愛相談の大家になってるんです。
人生経験豊富だから、と。一回離婚しただけなのに……。

最近、彼氏とつきあい始めたガールもいれば、
好きなひとを遠くから見ているだけで幸せなガールもいれば、
メールを待ち続けるガールに、恋に恋するガール、
みなそれぞれ、幸せそうに悩んでいました。

僕はと言うと、もう地獄でした。
話を聞いてると、恥ずかしくて恥ずかしくて……。
頼むから、僕を巻き込まないで、もりあがってくれ!

女の子には、男の子が、最大のミステリーなのだそうです。
すぐ悲観的に考え、勝手に誤解して、落ち込んで自爆するガールズ。
男は、もっと単純で、バカなのに……。

スイミングガールズが決まって僕にきくことは、
娘にもそういう時期が来るが、僕は大丈夫か?、と。
そんなの大丈夫に決まってます。
娘が恋したら、僕も恋するだけですから。
ヤツには負けないぞ。


それにしても大会では絶好調だったスイミングガールズ、お疲れさま。
でもこれは、決して「恋の力」じゃなくて、
「ジロー監督との練習の成果」だから、そこ間違えないように。

スイミングガールズのせいで、寝不足の店主でした。

_oへ

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がんばれ選手会

今朝、
プロ野球選手会スト突入、
その文字が、各紙の一面を飾りました。

ベースボールと野球は違うとよく言われますが、
僕もそう思うんです。

ベースボールが日本に輸入された時、
軍事教練に最適と歓迎されたそうです。

たとえば、高校野球。
選手はほとんど坊主頭、
監督には絶対服従、
話しかけることもありません。

僕は野球部の第三顧問を二年間やったことがあるんです。
野球部員たちは、ほんとに元気でいい子ばかり。
しかし、これで民主主義社会の市民になれるのか、
心配になったものです。

「野球」の世界では、とにかく和を重んじ、
個人より集団を優先します。
高校野球などでは、天才のいない超二流ぞろいのチームが意外に強いのです。
そこは、天才の育ちにくい場所。
数々の天才が、野球を捨て、
ベースボールを求めて海をわたっていきました。

「たかが選手」発言が象徴的な経営側、
自分の経営手腕のまずさを棚にあげ、
新規参入には審査が必要などと、渋っているようです。
いつまで、お高くとまっているつもりなのでしょう。

ベースボールは野球と訳されましたが、
ストライキの日本語訳は?
そういえばないんです。

労働組合プロ野球選手会が、
ストライキまで決行して、
上にものが言えるようになったことは、
大歓迎です。
合併は、つまりリストラ。
このたたかいは多くの労働者を励ますはず。

教職員組合もこのくらい元気だったらいいのに……

万国の労働者よ、団結せよ!

Peace^^v

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爆走親子

僕と娘は、いつも爆走しています。
決して、立ち止まることはなく、
決して、後ろをふりむくこともなく、
決して、暇になることもないんです。

僕たちは、毎晩、うちに帰ってきても、やることがいっぱい。
ごはん、バイオリン、宿題、風呂、日記、テレビも少々。
いつも、夜遅くまで起きていて、朝はふらふら。
僕は昼間もふらふら。

僕と娘は、基本的に脳天気。
いつも、明るく元気で、前向き。
失敗を笑い飛ばし、
困難があっても、それを楽しんでしまう。

しかし……、
時々、娘がふと言うんです。
たいてい、週末の夜。めずらしくのんびりする時。
「パパ、泣きなくなった」
「…………」
「あのね、パパといて、ママのこと考えると泣きたくなる」
「そっか……」
「それでね、ママといて、パパのこと考えると泣きたくなる」

こんな時は、ヨイヨイ。
抱き合って、背中をポンポン叩くのです。
我が家に代々伝わるおまじない。

時々、「泣きたくなる気持ち」とも、向きあうときも必要なのでしょう。
爆走して、逃げまくるのではなく。

ヨイヨイの効き目は、抜群。
すぐに娘はいつものように脳天気になります。

僕たちは、立ち直りも早いんです。
娘よ、今日も爆走するぞ。


Peace ^^v

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娘からの電話

もう一年以上も前のこと。
娘が小学校で、あるものを見つけたのです。
「パパ、学校にね、電話あるよ。緑の」
そういえば、最近見かけない公衆電話。
「あれ、お金入れれば、かけれるの?」
「できるよ」
「かけて、いいの?」
「いいんじゃない」
「子どもでもいいの?」
「いいと思うけど……」

そして、次の日、
娘は、奇跡的に残っていたテレホンカードと、十円玉三枚持って登校。
公衆電話作戦を決行するために。

三時半、僕の授業が終わり、掃除も終わり、
教師達は、ちょっと一息のころ、
娘も帰りの会が終わり、学童にむかうころ、
僕はケイタイのマナーモードを解除しました。

職員室の隅で、僕はケイタイを握りしめて、外を眺めていました。
少し緊張してきました。

ちょうど、その頃、娘は友達一人を連れて、
公衆電話にむかっていたのです。
友達は、先生が来たら知らせる、見張り役。

そして、ついに、僕のケイタイが鳴りました。
「公衆電話」の表示。
娘が初めてかける公衆電話。
心臓がドキドキしてきました。

「もしもし、パパ」
「もしもし、そうだよ」
「あのね」
「うん」
「学童、早く迎えに来てよ」
「はいよ」
「じゃあね」

ツー。

もう、終わり?生まれて初めてなのに……。

今日、ふと思い出したんです。
忘れないうちに、書いておくことにします。


Peace ^^v・・)

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MINE

MINEという単語、「私のもの」という意味ですが、
もう一つ意味があります。
地雷という意味です。LANDMINEとも言います。

最近、授業で、地雷のことを勉強しました。
僕も教えながら、いろいろ調べたんです。

現在、世界にある地雷の数は、1億1千万個。
5千人の専門家と、5千人のボランティアが、地雷除去に取り組んでいます。
1年で、10万個の地雷が除去されています。
しかし、このペースでも、すべての地雷を除去するのに1100年かかる計算です。

でも、せっかく地雷を1個除去しても、20個新たに埋められているといいます。
地雷の被害者は後を絶たず、22分ごとに、1人が地雷を踏んでいるんです。

地雷除去作業は、ほとんどが手作業。
作業中の事故も、後を絶ちません。

地雷は、一番安いもので、たったの300円なんだそうです。

地雷は、戦争が終わっても残り、
攻撃対象が、無差別です。
殺すよりも、足や手を奪うことが目的なんです。
そのほうが、長期的に心理的、経済的にダメージを与えることができるから。

長野オリンピックの聖火ランナーだったクリス・ムーンさん。
片手片足を、地雷除去作業中の事故で失いましたが、
フルマラソンを15回以上走ってるんです。

そのきっかけになったのは、医者の言葉でした。
「あなたはもう二度と走れない」、と。

その一年後、クリス・ムーンさんは、見事ロンドンマラソンを完走。
無理と言われても、あきらめないどころか、
むしろ闘志を燃やすクリス・ムーンさん。
不可能を可能にしてしまうんです。

地雷のない世界、そして戦争のない世界。
そんなのは無理、しょせん理想論。
どこかから聞こえてきそうです。

僕も、少しは闘志がわいてきました。

Peace ^^v

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娘の算数

先日、ある生徒が僕のところに来て言いました。
「先生、私、数学がだめなんです……。どうしたらいいでしょう」
僕は即座に答えました。
「そんなの大丈夫。数学できるヤツなんて、そこらにうじょうじょいるから」
「え?」
彼女はきょとんとした顔で立ちつくしていました。
「計算とか、そいつらにやらしときゃいいんだって」
彼女は、ほっとしたのか、にっこりと笑いました。

しかし……、
それを言ったのは、職員室でのこと。
まわりには、数学の先生が何人かいたのです。
言い訳するわけじゃないんですが、
彼女は、通訳志望なんです。
だから、特技を伸ばせって言いたかったのですが……、
もう遅い。

僕はまるで計算などの数字の仕事がダメ。
いつも優秀なひとに頭を下げて、やってもらっているんです。
プライドを捨て、感謝の気持ちがあれば、たいていやってもらえます。

そんな僕の娘も、もちろん算数が苦手。
夏休みの面談では、コンピュータではじき出された数字を示され、
娘がどんなに算数がダメか、思い知らされました。
しかし、芸術至上主義の我が家では、それも仕方ないことなのです。

先日、娘が算数のテストを持って帰ってきました。
三枚あって、全部、百点。クラスで一人だけだったようです。
この夏、シンガポールに、ほとんど終わっていた夏の学習帳を忘れてきてしまい、
また最初からやり直した効果が出たのでしょう。

娘にも頭を下げる日が、そう遠くない日に来るかもしれません。
しかし、ヤツにプライドを捨て、感謝するなんて……、
やっぱり、パパにはできません。

娘よ、まだまだ、パパは負けないぜ。
今宵も、娘とバイオリンで勝負です。

Peace ^^v


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朝の課題

今学期から、娘を朝起こすのが楽になりました。
起きないなら知らないぞ作戦で。
前より、余裕を持って、朝食と弁当がつくれるようになりました。

今、もう一つの課題に取り組んでいます。
それは、忘れ物。
娘はしょっちゅう忘れ物をするのです。
夏休みなどは、飛行機の中に、八割方仕上げた「夏の学習帳」をおいてきたほど。
ま、娘はもう一度最初からやることになり、多少賢くなりましたが。

よく朝食のテーブルに宿題のノートがおいてあるんです。
去年なら、届けたのですが、この頃は知らんぷり。
学校で、困ったり、叱られたりすれば、いいんです。
次から気をつけるようになりますから。

今朝のこと、
娘を送り出して、しばらくすると、雨。
僕は走って、集団登校の集合場所に、傘を持っていきました。
もういなかったので、また走って戻り、車で追いかけました。
校門の手前で、娘の背中が見えました。
しかし、雨がやんでいたので、親バカぶりを反省して帰宅。

さて、出勤の時間になりました。
僕がうちを出ようとすると、娘の上靴発見。

結局、出勤途中に届けてしまいました。
一日靴下で過ごす娘が不憫に思えたからじゃありません。決して。
靴下が汚くなって、洗濯が大変になるからです。絶対。

おかげで、僕は朝食を食べそこなってしまい、遅刻すれすれで出勤。

娘よ、もう忘れ物は届けないぞ。

先日、近所のコンビニに、車で行って、歩いて帰ってきた店主でした。

Peace ^^v

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スイング!

昨日は組合の会合があって、
娘と行ってきました。
僕が睡魔と格闘している横で、
娘はチャレンジ(学習帳)をやったり、マンガを読んだり、
三時間静かにしてました。

いつもなら娘はDVD三昧ですが、
昨日はDVDを持ってきませんでした。
なぜなら、その後、映画に行く約束だったからです。

「スイングガールズ」
ど田舎の高校生ギャルたちが、
素人ながらビッグバンドジャズに挑戦する物語。
もう、最高でした。

この手の映画によく出てくる「情けない先生」
僕は大好きなんです。
自分がそうですから。
今回は竹中直人が好演、しびれました。
教師の仕事は、生徒に自分を乗り越えさせること。
「オレについてこい」では、自分のミニチュアしか育ちません。
それにだいたい僕には誰もついてきませんから。
映画の中でも高校生たちはしっかり先生を踏み台にして、
大きくジャンプしてました。
「踏み台先生」、今こそ必要とされているのかも。

この映画から伝わってきたメッセージは、
こんな時代だからこそ「熱くなれ」ということ。

ラストの演奏シーン
スイング、スイング、スイング
僕も熱くなってきました。

明日になっても、冷めませんように。

熱しやすく冷めやすい店主でした。

SWING! ^^v

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SEPTEMBER 11

あの日、オレはあの映像をテレビで見た。
何度も、何度も。

オレの想像をはるかに越えたできごと。
オレは言葉を失い、感情を失った。
オレは自分のことしか考えられない冷たい肉塊だった。
ちょうど彼女にかける言葉も、いだく感情も失っていたように。
しばらくして、彼女とは別れた。

その時以来、
オレばずっと問われつづけている。
お前にわかるか?
お前に想像できるか?

あのひとたちの恐怖を
逃れられない死を前にして、
愛するひとを思う気持を

自分の命を捨てるだけでなく、
無関係な他人の命まで奪ってもかまわないと思わせる状況を

身近な人間の気持さえわからなかったオレに
あのできごとは、想像力を要求し続ける。

その後の暴力の連鎖で
万単位の人間が殺された。

新聞が死者の数を毎日のように伝える。
そして、オレはまた想像することを求められる。
死者の数と同じだけの数の物語を。
死者はその人生を物語られることで、
もう一度、時空を越えた命を与えられる。

生きて意思あるものはみな、
その使命を背負っている。

オレは死ぬまで物語ろうと思う。

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シンデレラ・ストーリー?

ブルネイという国の皇太子が、
17才の高校生と結婚するのだそうです。

「シンデレラは17才高校生、大富豪ブルネイ皇太子と結婚へ」
などと、報道しているところもありました。

ここで、一言。

ふざけんな。

職場のイギリス人の同僚に聞いた話。
イギリスにいたとき、ブルネイ出身の友達から聞いたそうです。
新婦のサラ・レイさんには、恋人がいたのです。
そして、高校卒業後には、大学進学も考えていました。
この結婚は、皇太子と彼女の家族が決めたこと。

ブルネイは、東南アジアの小国、三重県くらいの大きさで、人口は33万人。
そんな小さな国で、なぜその皇太子が、そこまで調子にのれるのか。
またもや、石油。そうとう潤っているそうです。
国王は、資産4兆円、馬が大好きで、馬の輸送専門のジェット機を保有しているとか。

しかも、ブルネイでは、一夫多妻制が認められ、四人まで妻を持つことができるんです。
そのバカ皇太子は、同じことを、あと三回もできるんです。

ここで、また一言。

ふざけんな。

女性は男性の所有物ではない、と何度もここで書いただろ。
ま、読んでないなら、しかたないけど……。

日本の皇太子もその結婚式に出かけたとか。

しかし、僕はここで、サイバーアクションのお誘い。
みなさん、抗議メールを、ブルネイ大使館へ。

Peace for women,

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受動態

今日、英語の授業で、「受動態」を教えました。

I love you. → You are loved by me.

「私はあなたを愛している」 → 「あなたは私に愛されている」
と、「能動態」に、書きかえるのです。

私は1968年に生まれた、も受動態。I was born in 1968.
そもそも、命は、与えられたものなんです。

高校時代にしなくてはならないことは、
「受動態で始まった人生を能動態に書きかえること」
そう、聞いたことがあります。

毎日のように宿題を出され、
制服を着用させられ、
校則でさまざまことを禁止され、
親に勉強しろと言われ……

はたして、高校生たちは、この受動態だらけの人生を、
能動態に書きかえられるでしょうか。
がんばれ、高校生たちよ。

さて、僕たち大人。
残念ながら、受動態のひとがとても多いような気がします。
受動態でないと、出世できなくなったり、職を失ったり、上に嫌われたりすると、恐れ……。

みんなで能動態になれば、何も怖くないのに……。

受動態の人間がたくさん集まると、ファシストが生まれます。
ファシストは、戦争が大好き。

がんばれ、大人たちよ。
がんばれ、ジロー。

Peace ^^v


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自立

僕が娘と暮らし始めたとき、
まず、求められたことが、自立でした。
これからは、誰も助けてくれない。
料理も洗濯も掃除も、それに育児も。
あのころは、それらが膨大な量に思えて、絶望的になったものです。
小説も、もう書けないと、思っていました。

実家に入って、家族に助けてもらうこともできたんです。
でも、あえて二人で暮らすことにしたんです。

身の回りのことや、娘のことを、すべて妻にまかせていた僕。
今は、なんとか家事をマスター。
料理は、朝昼晩つくってるし、
洗濯も、全自動乾燥機付きドラム型洗濯機で楽勝、
掃除も、しなくても生きていけるとわかったので、問題なし、
娘の同級生の名前は全員覚えたし、参観日は皆勤。
毎晩、バイオリンも一緒に練習しています。

ようやく、自立して、大人になれたような気がします。

今のテーマは、娘の自立。
ようやく、娘は、朝自分で起きられようになりました。
留守番もできるし、一人で風呂にも入るし、一人でも眠ります。
僕の夢は、娘との家事分担。

僕は、お互い、自立したものどうしでないと、助けあえないと思うんです。

実家との関係がそうでした。
両親は寿司屋を経営、兄は障害者で自分で用もたせず、祖母は八十三才。
実家の面々も、僕に頼らないよう、自立を目指しています。

実際、自立するのは、難しいし、不可能なことでしょう。
ひとは、一人では生きていけませんから。
しかし、最初からお互いを頼りにしていたら、共倒れでしょう。
たとえ完全に自立できなくても、自立しようとしているからこそ、支えあえるんです。

だいたい、最初から、こちらをあてにしてるひとには、手を貸したくないですよね。

自立してないということは、
誰かに何かをやらせてるということ。
それは、フェアな関係ではありません。主人と奴隷のように。

フェアではない人間関係は、消えないborderをつくり、必ず崩壊します。
世界中の紛争のように。

僕と娘の関係がフェア?
いいえ、ただ娘がいばっているだけです。

Peace ^^v・・)

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負けない!

今日、ようやく、テストの採点が終わりました。
夏休みの課題テストがあったのです。
僕は採点が一番嫌いなんです。
グルグル丸をつけていると、すぐに眠くなります。
まさに、拷問。

いつも、テストが終わって、授業に行くと、
生徒たちは、いじわるな口調で、僕に言います。
「先生、もちろん。テスト返ってくるよね」
採点が終わっているわけがありません。
僕は、ごめん、と頭を下げます。
そして、授業を始めようとすると、生徒はまだ僕を責めます。
「先生、うちで何やってたの?土日もあったのに……」
「…………」
「他の先生はすぐに返してくれたよ」
「僕は仕事をうちに持ち帰らないんだって。以上」
「俺たちには宿題出すくせに……」
ここで、負けるわけには生きません。
「君たちも社会人になったら、家庭に仕事持ち込んじゃだめだよ」
と、、僕は生徒たちを無視して、むりやり授業を始めちゃいます。

僕は生徒になめられてるので、よく責められるんです。

先日、顧問をしている水泳部のマネージャーにも責められました。
「私たちをおいて、シンガポールに5日もいってくるなんて」
「じゃ、君が結婚して、だんなが仕事ばっかりしててもいいの?」
「…………」
「子どもをどこにも連れてかない父親でもいいわけ?」
「それは困るけど、……」
「じゃ、来年も行くから、よろしく」
「じゃ、先生、おみやげ、よろしく」
僕の勝ち。

さ、明日も、生徒に負けずがんばろうっと。

Peace ^^v

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スリリングな会話

娘は、ピンクの服ばかり着たがります。
バッグや財布、文房具なども、ピンクが目立ちます。
僕は、娘にいかにピンクがエッチでジェンダーな色かを説明しますが、
なかなか、僕のいうことはわかってもらえません。

娘は、去年、眼鏡をつくったのですが、
この頃は、かけたがりません。
眼鏡をかけないほうが、かわいいと思っているのでしょう。

女は生まれながら女なのではない。
女になるのだ。
つくづく、そう思います。

さて、先週末のこと。
並んで、敷きっぱなしの布団で横になっていたとき、
娘が突然、僕に言いました。
「パパ、せいりのことわかったよ」
「え、ほんと?誰に聞いたの?」
「それは、言えないけど」
「誰?」
「言えないって言ってるでしょ」
「じゃ、なんだって?」
「あのね、お尻から血が出てくるんだって」
「うっそ。そりゃ困るねえ」
「だからね、バイバイブルーをつけるんだよ」
バイバイブルーとは、ナプキンのCMソング。
「あ、そうかあ」
「ね、痛いのかなあ?」
「わかんないよ」
「じゃ、どうすりゃいいの」
「ママんとこ行ったとき、教えてもらってきて」
「うん」
「で、誰に聞いたの?」
「だから、言えないって言ってるでしょ」
と、きつい口調で言われてしまいました。

家庭での性教育、どうすりゃいいんだ???
今日、学校で、掃除の時に、こっそり女子高生にそのことを相談したら、
「変態」と、言われてしまいました。
まったく……、どうすりゃいんだ???

Peace ^^v         。。)


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僕と娘の関係

僕が娘といるところを見たひとの多くは、
また、僕が娘について書いたものを読んでくれたひとの多くは、
同じことを言います。

僕が娘と対等につきあっている、と。
ただ娘になめられているだけなんですが……

さて、そんな僕が教師として学校に行くと……、
もちろん、生徒には、なめられまくっています。

娘と二人で暮らし始めて実感したことは、
ひとは、僕の思い通りには絶対ならないということ。
たとえ小さくても、子どもは人格を持った、大人と対等な人間だということ。
うちの娘は、そのことを、全身で訴えてきます。

自分の子どもでさえ、思い通りにならないのに、
もうほとんど大人の高校生が思い通りになるわけがありません。

そんな僕ですが、時に、思い通りにはならないとわかっていても、
思い通りになってほしいと思うときがあります。
これだけはしてほしい、これだけはしないでほしい、これだけはわかってほしい。
そんなときは、娘に対しても、生徒に対しても、
とにかく、コミュニケーション。
決して、暴力ではなく、コミュニケーションを重ねるだけ。
それしか、ないのです。

とにかく、ひとがひとを思い通りに、支配したり、管理したりすることは、
絶対あってはならないこと。
親子でも、教師と生徒でも、
民族間でも、男女間でも。
そこに消えないBORDERが生まれるから。

支配には暴力がつきもの。
暴力にはさらなる暴力がつきもの。

世界で戦争を起こしている男たちが、
うちに帰って、自分の子どもとじっくりと向きあえば、
そんな簡単なこと、すぐにわかるはずです。

しかし、娘よ。
このごろ、パパにいばりすぎだぞ。
人前で、ジロー君と呼ぶのはやめなさい。

Peace ^^v 。。)


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NO BORDER

僕は自称スローフーダーですが、
今日カップヌードルを買いました。
あのCMが気にいったからです。

NO BORDER

テーマソングは、Mr.Childrenのタガタメ。
 
子どもらを被害者に 加害者にもせず
この街で暮らすため まず何をすべきだろう

実はこの歌が入ったCDを、作家の友達の薦めで、買ってたんです。
JポップのCDを買ったのは、ここ数年で初めてのこと。
あのコが好きだの、今すぐ会いたいだの、抱きしめたいだの、
そんな恋の歌ばかりのJポップに、うんざりしてたんです。
だから、ミスチルの歌は、新鮮で衝撃でもあったんです。

レーニンが眠る廟の近く、
かつては数万人の兵士が行進した赤の広場。
その中央には一本のborder(境界線、国境)、
よく見ると、それは一列に並んだカップヌードル。

その両側からは、警備を突っ切り、子どもたちが走ってきます。
そして、カップヌードルを拾いあげ、
borderが消えていきます。

おいしさに、国境はない。
21世紀、その国境をなくすのは、子どもたち。
国境がなくなり、やがて世界は一つになる……。

しかし、そのCMの舞台となったロシアから、
悲しすぎるニュースが届きました。
犠牲者は300人を越えたそうです。
またしても、石油がからんだ悲劇。
ロシアが絶対手放さないチェチェンは、
石油を運ぶパイプラインの要所。

民族の誇りをかけて、
独立のために戦って死んだチェチェンの男たち。
その妻たちが、テロリストになったとも言われています。
百万人に満たない人口のチェチェンで、
すでに二十万人以上が殺されているそうです。

ある国がもう一つの国を支配したら、
憎しみを増やし、そこには必ず暴力が生まれ、
永遠に消えないborderを刻むだけ。

NO BORDER、
そのために、まず何をすべきだろう……

Peace

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金曜日の夜

ようやく、金曜日。
まだ、新学期モードに切りかわっていない娘と僕は、
もう、へとへと。
僕は職場で、座るたびに、睡魔に襲われました。

金曜は、バイオリンのレッスン。
6時から45分間。
今日は、音程が悪いと、何度も注意され、新曲に進めませんでした。
でも、だいぶビブラートができるようになってきました。

レッスン後、ドラえもんが始まるので、急いでうちへ。
土鍋でごはんを炊いて、「わたしんち」を見ながら夕食。
おかずは、昨夜煮込んでおいた豚の角煮。

以前なら、8時から、ザ・ジャッジを見ていたのですが、
最近、再現VTRで、必ずラブシーンが出てきて、
親子で気まずくなることが増えたので、
二人で相談して、ミュージック・ステーションを見ることにしました。

今は、「笑いの金メダル」を二人で見ています。
大好きなヒロシがさっき出てきたので、僕たちは大喜び。
娘はレゴで遊びながら、僕は「雑文」を書きながら、見ています。

網戸からは、涼しい風と、秋の虫の音が、うちの中に入ってきます。

もう、夏も終わり……。
この時期、毎年、悲しくなります。 

Peace ^^v

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娘を起こす方法

朝は、僕と娘の一番嫌いな時間。
毎晩のように夜更かしをしている僕たちは、朝が苦手。

これまで、毎朝、娘を起こすのに苦労してきました。
くすぐったり、ベッドから落としたりもしました。
そうすると、たいていその後、大喧嘩。
娘は僕を叩いたり蹴ったりしているうちに、目が覚めるのです。

やさしく語りかけて、起こそうとしたこともあります。「朝だよ、もう起きて」、と。
これは、まったく効果がなくて、また娘をベッドから落としました。
まだ眠い娘は、泣きながら怒りますが、
目が覚めると、すぐに機嫌が直り、「パパ、朝ごはん何?」などと言います。

時計を三十分くらい進めておいて、
「大変、もうこんな時間、学校、遅れちゃうよ」
と、嘘をついて、起こしたこともあります。
これは効果がありましがた、一回使ったら、しばらく使えない方法なんです。
何を言っても信じてもらえなくなりますから。

昨夜、いい方法を思いつき、今朝、決行。
大成功でした。

僕は昨夜、娘に言ったんです。
「明日から、一回しか起こさないから。
起きなかったら、パパは先に学校に行くよ。
鍵、よろしくね」
そして、朝。
「さ、朝だよ。寝るなら寝てて。朝ご飯テーブルの上。鍵かけて学校行ってね」
一回起こしてもまだ寝ぼけていた娘ですが、
しぶしぶ、一人で起きてきました。
一回で起きたのは初めてのこと。大成功。

子育ては、つくづく、思うのですが、
親が何でもしてあげることではなく、
一つでも自分でできることを増やしてあげることなのでしょう。

「自分でできることは自分でやる。パパでなきゃできないことはやってあげるけど」
と、口癖のように言っている僕が、たまにテレビのチャンネル変えてなどと頼むと、
「パパ、自分のことは、自分でやって。めんどくさいだけでしょ」
と、言われる今日この頃。

悔しいくらい、日々成長する娘です。

Peace ^^v

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9月1日という日

ついに、新学期が始まりました。

九月一日は、関東大震災があった日。
だから、毎年、この日は始業式だけでなく、
防災訓練も行われます。

この日、いつも思い出すんです。1923年のことを。

大杉栄。日本が生んだ世界的なアナーキスト。
権力によって、強制されることも、強制することも否定するアナーキズム。
自分のことは何でも自分でするのが、大杉の主義。
権力の発動の最たるもの戦争に、大杉は一貫して反対しました。

外国語にも堪能で、ファーブル昆虫記を初めて訳したことは有名。
思想犯で、獄に入れられるたびに、外国語を一つ覚えたんです。

関東大震災の混乱の中、
在日朝鮮人が反乱を起こしたというデマがながれ、
多くの在日朝鮮人が虐殺されました。

大杉栄も、このときに、別姓婚の妻、伊藤野枝ともに虐殺されたのです。
犯人は、憲兵甘粕正彦大尉。
甘粕は、さらに、部下に、一緒にいた6才の甥の害も命じました。

この事件には、軍の関与も疑われているそうです。
これをきっかけに、軍による反体制活動家の徹底的な弾圧が始まります。
そして、大日本帝国は、太平洋戦争へと突き進んでいくのです。

甘粕は、わずか三年後に出所すると、
何ごともなかったかのように満州にわたり要職につき、
終戦後、自決するまで、暗躍します。

9月1日は、夏休みが終わるだけじゃなくて、そんな悲しい日なんです。

Peace ^^v


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