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平和の祭典

ついに、アテネ・オリンピックが、昨日閉幕しました。
日本のメダル・ラッシュと、競泳陣の好調もあって、
こんなにオリンピックを真面目に見たのは、初めてでした。

僕が、今回のオリンピックで、一番印象に残っているのは、
日本人の金メダル獲得の瞬間でもなく、大好きな競泳でもなく、
いつもはあまり興味のなかったサッカーでした。

イラクチームの快進撃。
「国の混乱を思うと、集中するのは難しい」
と、選手が言ったほどの逆境の中でのゲーム。
ニュースでは、連日、混乱の中での戦闘が報じられています。
破壊しつくされたイラクには、練習する場所もなかったでしょう。

たまたま、祖国に独裁者が生まれ、
たまたま、祖国に石油がたくさん埋まっていて、
たまたま、米国にバカな大統領が選ばれただけで、
こうも境遇が変わってしまうのです。
すでに、何万人ものイラク人が亡くなっています。

イラクチームは快進撃を続け、ついに初の準決勝へ。
ゲームの相手は、日本も破ったイタリアでした。

ところが、その数日前、イラクでは、悲劇が起こりました。
イタリア軍の撤退を求める武装勢力が、
拘束されていたイタリア人を殺害したのです。

イタリアチームの選手たちは、黒い腕章をつけて、ゲームに臨みました。

混乱の続くイラクでは、たびたび停電におそわれながらも、
国民が熱心にテレビに見入り、アテネへ声援を送ります。

試合は、1-0で、イタリアが勝ちました。

FIFA会長の計らいで、キックオフ前に、一枚の写真に収まっていた選手たちは、
試合後も、抱きあって、健闘を讃えあい、
ユニフォームを交換しました。

イラクチームの監督の言葉。
「自分たちもイタリア国民の深い悲しみを共有している。
平和を訴えるために、アテネにやってきた」

あるイラク人サポーターの言葉。
「この国に、真の自由と民主主義があれば、金メダルだってとれたさ」

ジョン・レノンの言葉を思い出しました。

  想像して、国なんてないんだと。
  君は僕を夢想家というかもしれない。
  しかし、僕は一人じゃない。
  君も仲間に入れば、世界は一つになれるんだ。


Peace, from the bottom of my heart  ^^v

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