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沈黙の共有

一緒にいて、疲れないひと。
つまり、一緒にくらせるひと。
パートナーになれるひと。

その条件は?

沈黙を共有できること。

同じ空間の中にいて、
沈黙を共有できることは、
誰とでもできることでは、ありません。

僕はすごくおしゃべりなんです。
そして、沈黙に耐えられない。
だから、誰といても、その沈黙を埋めるため、
ギャグを適度にちりばめ、しゃべり続けるのです。
これを、毎日うちでもやっていたら……、
サステイナブル(持続可能)じゃありませんよね。

今日、僕は仕事、娘は学童から帰ってくると、
夕食の食材がないことに気づきました。
僕が買い物に行き、娘は留守番。
これも一種の沈黙の共有。


すぐに戻ると、娘は本を読んでいました。
「大どろぼうホッツッェンプロッツ三たびあらわる」
ずっと前に買ってあげた本で、シリーズものの三冊目。
マンガばかり読む娘に、僕が読めとうるさく言ってきた本。

僕は「ただいま」も言わず、無言で、キッチンに立ちました。
背後では、娘が、無言で本を読み続けていました。

ようやく、娘とも沈黙が共有できるようになってきたようです。
娘と暮らし三年目、また新しい段階に入ったことに、僕は喜びました。
娘との間の「言葉」で埋める必要のない、静かな空間と時間……

そして、夕食ができあがり、振り向くと
娘は、顔の上に本を開いたままのせて、熟睡。

ちょっと、喜ぶには早すぎたようです。

でも、娘がソファで眠っている今、たしかに沈黙は共有できてますが……。

Peace ^^v (--)

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