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プールサイドで

土曜の午前、
すっかり留守番になれた娘をおいて、
プールに。

女子部員の一人が、最近、不調なんです。
どうやら、転んで、尻餅をついて、
それからずっとお尻が痛いんだそうです。

先日、評判のいいスポーツドクターを紹介したんです。

でも、彼女はなかなか行こうとしません。

その理由は……、
男の医者にお尻は見せられないとのこと。
今、女の医者を探してるそうです。

なるほど。人間の半分は、女性、
医者も、もっともっと、女性が増えるべきなんです。

部員の中に、ナース志望が、数人いるんです。
練習の後に、医者になるように勧めました。

でも、高額な学費か高い学力が必要で、無理だ、
と言われてしまいました。

僕が受験の頃、とっても学力が低いのに、親が金を積んで、
医学部に入ったボンボン息子を見たことがあります。
入学祝いに、自動車一台買ってもらってました。
それは、僕がヒダリになるきっかけとなった事件でした。

さて、最近、とってもよいテレビドラマがあります。
それは、ウォーターボーイズⅡ。
ロケに僕の住む街も使われているそうです。
男子高校生が、シンクロナイズドスイミングに挑戦する青春ドラマ。
映画が最初で、二回目のドラマ化。
ジェンダーフリーで、とってもよいです。
男子禁制のシンクロに、男子高校生が果敢にチャレンジ。

男子シンクロも、女性医師も、大歓迎です。


  _oへ Peace

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サルトルとヤンキー

大学生の頃、僕は文学青年でした。
大都会の孤独の中で、
毎日、考えていました。
「僕はなんで生きているのだろう。僕にどんな意味があるのだろう」、と。

そんな時、友達が言った言葉。
「人間はただの管、食って、出すだけ。中身は何もない。ははは」
僕は死にたくなってきました。

その時、僕を救った本。
ジャン・ポール・サルトル「嘔吐」
サルトルの有名な言葉「実存は本質に先行する」を小説化したもの

感動しました。
もしかしたら、哲学的小説を読んだということに感動したのかもしれませんが、
とにかく、感動しました。
そして、生きていこう、と思えたのです。

ひとはモノとは違う。
たとえば、ペンは、書くという目的があって、ここに存在する。
目的が「本質」、存在することが「実存」、本質が先で、実存が後。
しかし、人間は、逆。目的もなく、先に生まれてきてしまう。
だから、人間に意味がなくても大丈夫。
意味は、後から、自分で見つければいいのですから。

以前、この話をヤンキーたちにしたことがあるんです。
「君たちは、自分のどんな意味があるのだろうって、考えたことはないかい?」
すると、意外にも、ヤンキーたちが「あるある」と頷いたのです。
「ここにペンがある」
と、僕は胸ポケットからペンを取りだしました。

話し終わると、ヤンキーたちが、尊敬の目で僕を見つめるのです。
「先生、サルトル、なかなかやるなあ」
なんと、「実存は……」が、彼らの間で流行語になったのです。
それからは、ヤンキーたちとすれ違うと、
彼らは僕に無言でペンをを見せるようになりました。

日本の学校に、決定的に、欠けているもの。
それは、哲学。

哲学がないと、すぐに流されてしまう。
まるで、オールのないボートのように……。
上の人間の言うがまま……。

今日、娘と本屋に行きました。
そしたら、なんと、サルトルのマンガ!
「サルトル」筑摩学芸文庫を買いました。

僕は娘に字の本を買えといったのですが、
娘は僕の言うがままにはならず、
マンガを買いました。自分のこづかいで。

娘よ、そんな君にも、哲学は大事だ。いつか、きっと……。

Peace ^^v ・・)

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決断

今年の夏は、ある決断を迫られました。

僕は、この4月から、2年のブランクがあって
ふたたび、水泳部監督に就任。

夏休みは、まさに水泳シーズン真っ最中。
8月の終わり頃に大会があるので、
毎日練習しなくてはなりません。
休みは、あっても週1日。

僕は10年水泳部監督経験がありますが、
監督在任中、夏休みに長期の旅行をしたことが一度もないのです。

シングルファーザーになってから、
我が家では、夏休み恒例行事があるんです。
4泊5日で、飛行機で、旅行に行くこと。
去年とおととし、幸い、水泳部監督ではなかったので、
何も悩むことはなかったのですが……。

今年は、悩みました。
水泳シーズン、まっただ中に、水泳部員たちを見捨てて、
海外旅行に出かける。
そんなことが、できるのか?

そこで、僕はどうしたか?

決断しました。
今年は、シンガポールに行くことにしたんです。
もちろん、4泊5日で。

水泳部員たちには、
「ごめん、娘と海外旅行に行ってくる。留守中は自分たちでしっかり練習しててくれ」
と、頭を下げました。
すると、部員たちは、一言。
「土産買ってきて」

将来、部員たちが、家族を持ったとき、
仕事をほっぱらかして、家族旅行に行ってくれることを願っての、決断。

でも、4泊5日じゃ、短すぎますよね。
そのころには、2週間くらいのバカンスが常識になってると、いいんですが……。

Peace ^^v ・・)

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今宵もインターナショナル

今日は、突然、イギリス人のお客さんが来ることに。
僕の勤める学校の新しい英語の先生。

半分ギリシャ人、半分ユダヤ人という白人女性。
同じアパートに引っ越してきたのです。

彼女が来る前、娘とひさしぶりに掃除。
ちょっと片づけるだけで、1時間かかってしまいました。

今宵のメニューは、パスタ2種類。
カルボナーラと、
自家製パスタジェノベーゼ。
ベランダで育てたバジルをふんだんに使ったもの。

彼女がうちに来ると、
今日の娘、いつもとまったく違いました。
よく働くんです。
掃除も僕にいろいろ指示して、はりきっていましたが、
僕がキッチンに立つと、手伝う、手伝う。

あっというまにパスタが2皿テーブルに並びました。
娘は、いつもは食べないバジルのパスタをもりもり食べました。
彼女も、イタリアのパスタみたいだと、喜んでいました。

英語がしゃべれない娘、
今日は僕が考えたゲームで彼女と英会話を楽しみました。
たとえば、僕が「アニマル」というと、
娘と彼女が交替で英語で動物を言うんです。
アニマルの他にも、フルーツとか、ジュースとか。
二人でけっこう盛り上がっていました。

娘は終始、気を利かせて、
飲み物を出したり、
テーブルを拭いたり、
よく働きました。

娘の働きっぷりに、彼女もびっくり。

こんなに、娘がよく働くのなら、毎日、ホームパーティ開かなくっちゃ。

Peace ^^v ・・)

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ジェンダーin実家

昨夜は実家に泊まったんです。
もちろんバイオリン持参で。
名曲ユーモレスクを練習しました。難しい曲で、ここ一ヵ月ずっとこればかり。

先に娘、次に僕が、三回ずつ弾きました。
それを祖母と母が聞いてました。

演奏が終わると
二人は大きな拍手。
祖母は娘を評して、
「パパは力強いけど、やさしく弾けたねえ」
母の評は、
「女の子らしくてすてきだったよ」
祖母が同意して、「やっぱ女の子だねえ」

なんたる暴言!
「女は生まれながら女なのではない。女になるのだ」
ボーボワールのその言葉を思い出しました。

二人が娘をおだてて、
やる気を出させようとしたのは分かるんです。

それでも僕はまるで教師のように、
二人を厳しく指導。

我が家には、男も女もないこと。
女は女らしくなんてことは、二度と娘に言わないこと。

まったく……、
脱「男」宣言したばかりだというのに。

実家にいると、
座ればお茶が出てきて、
夜になれば布団が敷かれます。
祖母か母がやってくれるんです。

たしかに楽でいいんですけど、
それがいかに僕をダメにしてきたか……

うちの教育方針は、
まずジェンダーフリー、
そして自分のことは自分ですること。

しかし、うちの娘、
自分のことを僕にやらせるのがうまいなあ。
「パパは召し使いじゃない」は僕の口癖。

これもジェンダーフリーか?

Peace^^v・・)

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脱「男」宣言

ずっと「男」って嫌だなあって思っていたんです。
なぜだかよくわからなかったのですが。

最近、「プロジェクトX」をめぐって、
文学仲間とちょっとした議論に。

勇気と夢を与えてくれるいい番組だという意見に、
僕は一言。
「放映禁止にすべき」

まず労働時間が長すぎ。
あれじゃうちに帰れないから、
育児も家事もできない。
サービス残業も増長させ、
雇用を減らすだけでなく、
ますます父親を家庭から引き離してしまう。
それにあの滅私奉公的な働き方、僕にはできません。
過労死もごめんです。

それに、たいてい「男」が主役で夢を追い、妻が内助の功。
まさに挑戦する「男」たち……、
その陰に、何人の専業主婦が泣いたことか。
「亭主元気で留守がいい」と笑いとばすしかなかった「女」たち。

シングルファーザーのひがみだろうって?

ご心配なく。
僕は幸せなんです。

ここで、脱「男」宣言。

常に密度の高い仕事、しかし定時まで。
うちでは花を育て、
ごはんは毎日三食自分でつくり、
ガチンコ育児、参観会は皆勤、
家電の新製品情報に敏感で、
あらゆる暴力に反対し、
誰に対してもいばらない。
強さよりやさしさで、力より言葉で、世界と切り結び、
ジェンダーにとらわれず自由に生きる。

古い男(つまり昔の僕)が生きてこなかった人生を生き、
新しい自分を生きる。

この頃、井戸端会議に積極的に参加して、
女性とのほうが話があうようになってきました。

古い男たちよ、
さようなら。
一足先に新しい世界にいってきます。
そこで初めて女性と同志になれるといいんですが……

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革新インディメディア

文明の進歩って、すごいなと、思うんです。
数年前には信じられなかった「今」にいつも驚かされます。
たとえば、インターネット。

ネットのおかげで
自己表現の可能性が大きく広がりました。
たとえばこのHPも。
今までは自分の意見を知らないひとに伝えるには、
本を出版したりしなくてはいけませんでした。

本を出版するのは
本当に大変なこと。
まず書いたものに商品価値がなくてはいけないし、
出版社にお願いしなくてはならないし、
場合によっては、書きたくても書けないことがらもあるし……

しかし、このようなブログなら
書いて、即、発表。
書き手と読み手がダイレクトにつながります。

これってすごいことだと思うんです。
誰でも、表現者になれるんですから。

マスメディアに頼る表現だと
スポンサーに不利になることは言えないし、
権力側からの妨害もあるし、
表現の自由は制限されるんです。

権力者と仲良しのマスメディアに対抗できるのは、
一人ひとりが表現者のインディメディア。

表現には、保守は許されません。
誰かの真似は絶対だめ。
常に、革新。

そんな革新インディメディアが広がり
「言葉」を武器に、
世界を変える時代が、
もう、始まっているんです。

おい、金と戦争が大好きなヤツらよ。
見てろよ!

あえて言う。
「ペンは剣よりも強し」

Peace^^v

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留守番

今日は午前中、水泳部の練習でプールに行かなくてはなりませんでした。
いつもなら、娘を連れて行くのですが、
さすがに、おたふくの娘を連れて行って、水泳部員にうつすといけないので、
今日は、娘に留守番してもらうことにしました。

三年生の娘が、一年生の頃、
風邪ひきの娘をうちに置いて、僕が仕事に出ていくときは、
それはもう、涙の別れで、大変でした。
枕元にに、おもちゃやお菓子を置き、DVDもセットして、
さらに、「お守り」として、
僕が身につけているものを何か置いていかなくてはなりませんでした。

しかし、今朝は……
「パパ、いってらっしゃい。おみやげよろしくね」
チャレンジ、母親との交換作文、DVD、レゴなど、
娘は娘で、この頃いろいろと忙しいようです。

水泳の練習が終わり、すぐに戻ると、
娘は、扇風機の前で、レゴで遊びながら、
「1ヶ月1万円生活」をのんきに見ていました。

テーブルの上には、パンの食べかけがありました。
一人で朝ご飯も食べたようです。
パンの粉がまわりに落ちていましたが……。

宅急便の受け取りもやっておいてくれ、
注文していた僕の本も届いていました。

娘のふくらんでいたほっぺは、だいぶ引っ込んできました。

明日は、大阪で文学の仕事。
今夜から、新幹線で、大阪に行くんです。

ええい、娘も連れてっちゃえいっ。

Peace ^^v  ・・)

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おたふく休暇

今朝、起きたら、驚きました。
娘の右のほっぺが腫れているのです。
おたふくか!?

僕は今日、わりと大事な仕事があったのですが、
即決断。
看護休暇。
この決断を下すのが、ずいぶんと速くなりました。

医者に娘を連れて行くと、案の定、おたふく。
薬をもらって、帰ってきました。

娘は熱が出るわけでもなく、
予定外の休日を楽しんでいました。
映画を見たり、チャレンジをやったり。
チャレンジとは、勉強の問題集です。豪華なおまけがついてきます。
娘にちゃんと問題をやらないと、もうやめると何度も言ったので、
今のところ、張り切ってやっているのです。

僕も本を読んだり、書き物をしたり、昼寝をしたり、おにぎりをつくったり……。
なんてすてきなおたふく休暇。

これから、バイオリンと、飲み会があるのですが………、
元気そうなので、二人で行ってきます。
バイオリンの先生も、飲み会にくるおじさんおばさんたちも、
きっともうおたふくは経験済みでしょう。

最近、ずいぶんと、ずうずうしくなったシングルダディでした。

Peace ^^)v

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インターナショナル・ディナー

今日は、前の学校の同僚と外食。
テキサスから来たアレックス君と。
歯の白さと手の平のピンクが目立つガーナ出身の黒人。

インド料理の店に行ったのですが、休みだったので、
ペルー料理の店に行きました。

こんな時、娘は英語がしゃべれないので、いつも不機嫌になります。

そこで、このごろ、いいことを思いついたのです。
娘に英語をしゃべらせる方法。
英語を僕が耳打ちして、
娘がそのまま真似して言うんです。
すると、けっこう通じるので、娘も大喜び。

今日はペルー料理屋の子どもがお店に出てきていました。
5才くらいの女の子。もちろん、ペルー人。
娘はさっさと食べ終わると、その子と遊んでいました。

その間、アレックス君といろいろと話をしました。
LLのこと。(LLとはlove lifeのこと)
ブッシュの悪口。

そして、今日はジェンダーのこと。

日本は、ジェンダーフリー化が、まったく遅れているとのこと。
たとえばエプロンをつけた女性が外を歩くこと、アメリカではありえないといいます。
エプロンは、専業主婦の象徴なんだそうです。

言葉遣いも。男は僕、女は私と自分を呼ぶこと。

日本人女性の多くが、コケティッシュなこと。
お茶を出すのは、いつも女性なこと。
日本人の妻は、夫の母親役もしていること。

日本の航空会社の客室乗務員は、みな若くてきれいでスタイルがよいこと。
アメリカの航空会社では、違うんだそうです。
以前、年とって太った女性の客室乗務員が解雇され、
ものすごい闘争があり、労働者側が勝利したからです。

夕食の買い物にスーパーへ行くと、
男性がアレックスくん一人という状況がよくあること。
それは僕も同じなので、笑ってしまいました。

アメリカではジェンダーフリーな男性しか
女性に相手にされないとのこと。

しかし、アレックス君、
ジェンダーフリー化されてない日本人女性が、
ジェンダフリー化された強いアメリカ人女性より、お好きなようです。
まったく……

おなかいっぱいペルー料理を食べ、
娘はペルー人との交流を深め、
僕はアメリカジェンダー事情の理解を深め、
有意義な夕食となりました。

Peace ^^v

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エドワード・サイード先生

先日、難しい本に挑戦しました。

エドワード・サイード著「知識人とは何か」

僕にとっての難しい本は、
登場人物がいなくて、風景がなくて、引用が多い本。
「知識人……」は、まさにそういう本でした。
しかし、これは講演を本にしたもの。
これなら、話し言葉で書かれていたので、
右脳人間の僕でも何とか読めました。

サイード先生、僕はすっかりファンになってしまいました。
アメリカの良心、そして在米パレスチナ人学者。専門は文芸批評。
イスラエルで苦しむパレスチナ人の立場に立って、支援活動もしてきました。
しかし、残念ながら、昨年の九月になくなってしまいました。

先生の言いたいことは、とてもシンプルです。

知識人は、常に、マイノリティ、弱者の側に立つこと。
知識人は、亡命者的アウトサイダーでいること。
知識人は、アマチュアリズムを貫くこと。

つまり、
知識人は、その頭を、差別されてるひとや、弱者のために使い、
今いる社会の波の飲み込まれず、外から冷静な客観的判断を下し、
プロに徹すると、専門の中に閉じこもり、金をくれるひとに奉仕してしまうから、
専門にも、権威にもとらわれないアマチュア精神を忘れるなということ。

僕は右脳人間で、知識人ではありませんが、
サイード先生の遺志を継いでいこうと思います。

常に、弱者の側に立ち、
管理的な教育システムや、戦争にむかいつつある情勢にたいして、
推進もせず、流されもせず、外から冷ややかに眺め、
金や権力のためには、絶対に、書かない。

よっし、がんばるぞ。

Peace ^^v

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命のアンフェアネス

世界がもし100人の村だったら……
59パーセントの富を、たった6人が独占していて、
その6人全員がアメリカ人。

そんなアメリカが、さらに暴利を貪ろうと、
石油埋蔵量世界第2位の国を、
ないものをあると嘘ついてまで、
元石油会社重役の大統領が侵略したんです。

でも、そんなアメリカにも、
貧しい人たちがいるんです。
たとえば、町の大きな工場が突然、海外へ、移転。
安い労働力を買いたたくために……。
そんな町にはたくさんの失業者、そして職を得られない若者たち。

そんな若者に、
ある時、こんな話が持ちかけられます。

すぐに2万ドルがもらえる。
(2万ドルといえば、約216万円)
5万ドルまでの学資貸し付けもあり、
外国にも行ける。

それで、不況の小さな町から、多くの若者がイラクに送られました。
米兵の戦死者893人の、45パーセントは、そんな人口4万人以下の小さな町出身者。

「他にもっといい職があれば、子どもたちも入隊しないだろう」
とは、小さな町からイラクに旅立った二十歳の息子をなくしたばかりの父親の言葉。
人口2万人にも満たないその町では、
毎年100人のティーンエイジャーが入隊するそうです。

小さな町は、皮肉なことに、愛国心の強いところでもあるといいます。

世界にアンフェアネスをもたらすアメリカが、
自国でも貧富の差を広げ、
ひとの生死にさえ、アンフェアネスをもたらしているんです。。

同じ日の新聞には、いいニュースもありました。

イラクに派兵していたフィリピンが、
完全撤退するとも、書いてありました。
そういえば、フィリピンからは、
数年前に在留米軍もいなくなったはずです。

Peace ^^v

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無言の二人

山の小道をのぼっていく。
炎天下。
やわらかい土を踏みながら。
やがて静かで小さな美術館が見えてくる。

戦争で死んだ画学生たちの遺作だけを集めた「無言館」

足早に館内を一周して
入り口近くの二枚の絵の前に戻った。

およそ軍人らしからぬ、眼鏡をかけ、繊細に整った顔立ちをした画学生の自画像。

その隣には
まだ熟してはいない恋人の裸体の絵。
美しい。
横を向き凛とした表情。
その視線の先に、画学生の自画像が置かれている。

「あと五分あと十分この絵を描き続けていたい」
外では出征する画学生を送るため日の丸の小旗がいくつも振られている。
「生きて帰ってきたら必ずこの絵の続きを書くから……」
そう言い残した画学生は南方で戦死した。
戦場で目をつぶるたび
闇のキャンバスには恋人の裸体が浮かび上がったに違いない。
そして最後に目を閉じた時にも。
すでに充分美しいその裸婦像のさらに美しく仕上げられたものが。
くっきりと。

未完成のその裸婦像は、
激しく想像力を要求している。
その美術館を出たあとも、ずっと。

あの戦争によって引き裂かれた二人、
今は、無言で、並んでいる。

Peace

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究極の目覚まし時計

最近、ごはんを土鍋で炊くんです。
以前はタイマーつき電気釜を使っていました。
朝起きれば、夕方帰れば、ご飯が炊きたて、
それはそれでよかったんです。
でもうちは家族が二人なので、炊くのは一合、
なかなかおいしくできなかったのです。

土鍋のごはんはつやがあって絶品
もう電気釜は使わなくなってしまいました。

そのため、朝、ご飯を炊くために
苦手の早起きをしなければいけなくなったのです。

しかし究極の目覚まし時計を買って、
僕だけでなく娘も少しだけですが早く起きるようになりました。

究極の目覚ましとは?
それはタイマーつきホームベーカリー、
つまり電気パン焼き機。

朝は、焼きたてパンのアラーム音で起きるようになりました。
朝が苦手な娘も焼きたての食パンが見たくて、起きてくるようになりました。

なんて素敵な目覚まし時計。
焼きたてパンの香りにも目をさまされます。

先日、ベランダでとれたバジルでジェノベーゼを作り、
自分で作ったパンにつけて朝食。
今までにない心地よい目覚め。

それにしても、娘よ、
パンは耳まで食べなさい。
パパなんかいつも両端の耳しかないところを食べてるんだぞ。

Peace^^v

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二人の距離

今日は長野の上山田温泉に来ています。
文学仲間が集まっての勉強会。

会うひと会うひと、同じことを言うんです。
「今日お嬢さんは?」
僕が一人で出かけると、いつもそう言われるんです。
僕は笑顔で答えます。
「今日はママのところなんです」
そして付け加えます。
「ラッキーなことに……」

最近、娘との距離が変わってきたんです。
以前は二つの点がほぼくっついている感じでした。
今はその二点が離れてきたんです。
かといって、関係が薄くなってきたわけじゃないんです。
点は離れても、点が円に広がり、
二つの円が重なっているような感じなんです。
たとえば今日のように
僕は僕で、娘は娘でお楽しみ。
お互いの世界がどんどん広がり
共有する部分も広がっていく。

いい関係になってきたような気がします。

これって新しい男女関係にも言えることでしょう。
自分の世界にパートナーを入れようとしても、
きっと長続きしないでしょうから。

Peace^^v

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一学期を終えて

いつから、勉強のできる子=従順な子になってしまったんでしょう?

それは、たぶん、学校での問題は、
先生が答えを知っていて、
素直に先生の指導に従えば、教えてもらえるから。
反抗的にしていると、教えてもらえないから、従順になる。

だから、ますます従順になり、ますます勉強ができるようになる。

実社会の問題では、誰も答えを知らなくて、
自分で答えを見つけるしかないのに……。
上にきいてもダメ。間違った答えを教えられることもあるから。
大量破壊兵器があるからその国を攻撃しろ、とか。

先生たちは、宿題を出しまくり、考える暇を与えない。
生徒たちの武器は「疑うこと」、しかし、そんなことはさせない。

先生たちは、生徒たちが、宿題をこなせない、テストで点が取れないと嘆く。
それは、当然のこと。
それぞれの先生が、他の教科からも宿題が出ていることなど、お構いなく宿題を出すから。
そんな宿題をこなせなければ、点も取れるはずがありません。
しかし、先生たちは点が取れないからこそ、さらに宿題を出し続ける……。

そのうち、従順な子たちは、点を取れない自分に自信が持てなくなっていく。
自分に自信がなくなれば、ひたすら、上の指示で動くようになっていく。

このまま、先生の言うとおり、勉強していったら?
立派なバカになれます。
上から、殺人兵器を作れ、と言われたら、黙々と作るような。
ファシストが出てきたら、熱心に言うことをきいて、支えてしまうような。

新しい学校に転勤してきて、
あと一日で夏休み。
この一学期、僕はそんな心配ばかりしていました。

でも、大丈夫。
僕の生徒たちは、先生たちの言いなりになるほど、ヤワではありませんでした。
ちゃんと先生の言うことをきかないで、赤点をとった生徒もいたし、
勉強以外のことで、がんばっている生徒も多いようですから。

まだ、この国は、大丈夫。
きっと、僕の教え子たちが変えてくれるはず。

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図書館にて

今日は、夕涼み散歩はお休みで、
娘と図書館に行きました。
木曜日は、週に一日だけ、図書館が遅くまで開いていることを知ったからです。

館内は、涼しくて、快適でした。
今日はこちらでは38度まで気温が上がりましたから。

さっそく、娘と検索マシーンのところへ。
娘は小学校の社会見学でここに来て、勉強をしたので、使い方を知っているのです。
娘が、僕の名前を打ち込んで、検索すると、
ちゃんと出てきました。「ルック・アップ」が。
僕たちは顔を見あわせて、にっこり。
残念ながら、貸し出し中ではありませんでしたが……。

それから、僕は、司書さんに、レファレンスを依頼。
1944年頃のフィリピン戦線の様子と陸軍の形態などがわかる資料を、と。
次の作品で、フィリピンで戦死した祖父のことを書きたいんです。
しばらくして、司書さんが、数冊の本を出してきてくれました。

大きな丸テーブルの上に本を積み上げて、僕は資料に目を通し始めました。

娘は隣で作文を書き始めました。
それは、母親との交換作文なんです。
今日、郵便受けに、青い封筒が入っていました。
その中には、彼女の書いた作文が。
娘が作文を書いて青い封筒の中に入れて、また郵便受けにさしておけば、
彼女が取りに来るシステム。

彼女の作文は、きれいな字で、わかりやすく書かれていました。
自分と本の世界の話。いい文章でした。
彼女は、それを、この図書館で書いたようです。
「本を開くと、知らない世界の扉を開く気がして楽しくなる」
と作文には書いてありました。

この小さな町に、こんなにすてきな世界があるとは。
「蛍の光」が館内に流れるまで、僕たちはそれぞれの世界の中にいました。
また来ようと、二人で約束して、図書館を後にしました。

夕食のおかずは、ひさしぶりにスーパーのお総菜となり、いつもの世界に戻りました。

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メダカ

今日は、少し落ち込んでいたんです。
先日、ピースウォークで、三人が逮捕されたことを知ったからです。
その中の一人の男性は、機動隊員数人に蹴られ、上着をはがされ、
上半身裸で手錠をかけられたまま、両足をつかまれ路上を引きずられたそうです。

「東京から日本を変える」と言った石原知事のいる東京の渋谷でのできごと。
詳しくは、World Peace Now

昨日に引き続き、娘とうちに帰ると、気晴らしにまた散歩に出かけました。
うちの裏の川縁を歩きました。
土手には、猛烈な勢いで、様々な雑草が伸びていました。
その雑草は、もうすぐ一斉に刈り取られてしまいます。
まるでそのことを知っているかのような勢いでした。

お茶畑の脇を通ると、
娘がお茶についていろいろと教えてくれました。
最近、小学校でお茶の勉強をしたのです。

川原に行けそうなところがあったので、
恐る恐る土手を下っていきました。
先を行く娘は、僕の手を引き、どこに足を置くかを細かく指示してくれました。

うしがえるの鳴き声が聞こえました。
リーリーリーと、虫の音も。

娘はゴム草履を履いていたので、浅瀬に入っていきました。
蛙が泳いでいたり、石をひっくり返すとヒルがいたり、
驚いたのは、干上がった浅瀬に
とても小さなメダカが泳いでいたことでした。

娘は、このごろ、宿題の本読みでメダカの話を読んでいます。
だから、僕たちはメダカには詳しいのです。
メダカが浅瀬にいるのは、敵が少ないから。
底に潜って水を濁らせて、身を隠することもできます。
集団でいるのは、敵が来たら、一斉に散らばり、目をくらませるため。

メダカは、体が小さいので、水は少しあればいいのです。
水温が40度になっても、大丈夫。
だから、たとえ干上がった浅瀬で、水温が上がっても、メダカは生き延びます。
それに、なんと、海水の中でも、生きられるそうです。

気づいたら、ヒグラシがカナカナカナと鳴き始め、
7時になっていました。

また、娘の後を追って、土手を上って行きました。

メダカが「みんなでおゆうぎしているよ」なんて、失礼な話。

メダカもがんばっています。死にものぐるいで。
僕もがんばらなくっちゃ。

Peace ^^v

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夕涼みの散歩

今日は、娘とうちに帰ると、まだ明るくて、
なんだかもったいないような気がしました。

そこで、僕が提案。
「よし、ひさしぶりに、散歩行こう」
「いいねえ」
珍しく、僕の誘いに、娘が乗り気になりました。

夏の夕方は、涼しい風が心地よく、
ヒグラシがカナカナカナと哀しげに鳴きます。

田んぼを見ると、稲がまっすぐ空にむかって伸びています。
風が吹くと、まるで海のように、波打つのです。

娘は、10歩も歩けば、何かを見つけ、しゃがみ込みます。

植物たちが、旺盛に、育っています。
ひまわりが咲いていたり、里芋や大きな葉が茂り、トマトがなっていたり。

農作業をしていたおじいさんがいたので、挨拶をしました。
自然観察を兼ねた散歩中だと言うと、
おじいさんは、いろいろな植物の名前や、その特徴などを教えてくれました。

クスノキを見つけたおじいさんは、枝をむしって、僕たちににおいを嗅がせます。
「タンスのにおいがするだろ。樟脳は、これから作るからな」

そのおじいさん、もと小学校の先生だったそうです。
息子さんは歯医者で、大忙し。
「俺が死んだら、ここらは林になってしまうなあ」

「そこに野生のミニトマトがあるから持ってきな。いつでも持ってっていいよ」
足下の地を這う蔓の葉をどけると、いびつなミニトマトがいっぱい。
僕は両手いっぱいにもらいました。
もっと欲しくなり娘の両手もいっぱいにしました。

その時、おじいさんが、言いました。
「ああ、また来たなあ」
そこには、キジが。
「子ども連れてるだろう。あいつが悪さするんだよ」
鳩より少し大きめの茶色のキジ。
僕は生まれて初めて野生のキジを見ました。
その後ろを同じ茶色の幼いキジが歩いていきました。
ここらには、子連れのお母さんキジが5羽ほどいるそうです。
おじいさんには、見分けがつくのです。
色が派手なのはオスで、毎年、ひなが生まれる頃にはどこかに行ってしまうそうです。

おお、愛しきシングルマザーたちよ。

さあ、もうすぐ、ご飯が炊きあがります。
おじいさん、ミニトマト、いただきます。
また、明日も明後日も、いただきます。


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夏休みの宿題

もうすぐ夏休み。
夏休みといえば、宿題。

僕は英語を教えているので、
先日、宿題を生徒たちに渡しました。
ギリシャ神話が簡単な英語で書かれた小冊子と、
けっこう厚い文法の問題集。
夏休み明けに、課題テストを実施することも告げました。

案の定、生徒たちから、大ブーイング。
「あり得ない」「多すぎる」「ゆるせない」、などと。

英語の先生が熱心で、生徒たちに力をつけさせようと宿題を出します。
それは、いいことでしょう。

数学の先生も熱心で、生徒たちに力をつけさせようと宿題を出します。
それも、いいことでしょう。

国語の先生も熱心で、生徒たちに力をつけさせようと宿題を出します。
それも、いいことでしょう。

しかし、ここまでくると、本当に「いいこと」なんでしょうか?

一人の生徒が、言いました。
「これじゃ、勉強が、作業になる」
僕はしばし沈黙、そして一言。
「鋭いね」

思えば、シングルファーザーになって、
僕は、家事を、思ったより楽しんでいます。
それは、なぜか?
誰にも、強制されていないからでしょう。
以前、家事は、妻にやらされたか、妻のご機嫌をとるためにやった「作業」でした。
今は、攻めの家事。幸せになるための自主的な家事。

勉強を強制されてとった100点より、
自主的に勉強してとった60点のほうが、価値がある。
長い目で見たら、そのほうが絶対に伸びる。
持論です。

しかし……、
僕は生徒たちに訊きました。
「もし、宿題が出なかったら、夏休み勉強まったくしない人、手を上げて」
半分以上の生徒が手を上げました。

考えてしまいます。

どうすりゃ、いいんだ!

ようするに、僕はまだ新しい学校に慣れていないんです。
もう、これで行こうともいます。
慣れないまま。で。

学校にずっと慣れない生徒も少なくないわけですから、
学校にずっと慣れない教師も一人くらいいたほうがいいでしょう。
たぶん。

Peace ^^v

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「夢の二大政党制」

今日はいよいよ選挙の日。
髪を切って出かけようと思います。
髪と投票は関係ありませんが……。

最近、知ったのですが、
与党の最大ライバル政党の中にも、
戦争好きなひとがいるようです。
「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す」ために、
教育基本法をかえるべき。
と、おっしゃる西村慎吾議員とか。
「お国のため」って、つまりあなたのためでしょ。
あなたたちが政権とった時に。

これじゃ、戦争好きなお金持ちたちが泣いて喜ぶ、
どっちに転んでも大丈夫な「夢の二大政党制」
それが実現してしまうじゃないですか!

またもや僕はアウトサイダーにならざるをえません。
どちらも支持できませんから。
勝ち組が二つあって、競争しているようなシステム、
勝ち組と負け組が競うシステムより
もっと悪いでしょう。

たかが一票されど一票。
この一票が明日の平和な日本に届きますように。

じゃ、いってきます。
Love and Peace^^v

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ドメスティック・バイオレンス(DV)

世界を二つに分けるとしたら、
僕は迷うことなく、
うちの中と、うちの外に分けます。

女性の社会進出の叫ばれる今こそ、
男性の家庭進出も叫ばれなくてはなりません。

世に「活動家」と呼ばれる人たちがいます。
世の中をよくしようと、日夜奮闘している人たち。
その人たちのおかげで、どれだけ世の中がよくなったことか。
その功績は計り知れないほど。

しかし、もし、うちの中のことは、すべて、妻にまかせ、
うちの外がよくなるように、ひたすらがんばったとしたら、
何か大事なものが欠けてしまうような気がするんです。
なにしろ、世界の半分を無視しているのですから。

いかなる暴力にも、僕は反対です。
うちの外での最大の暴力、それは戦争。
それに反対するのは当然なことです。
うちの中にも、暴力はあります。
ドメスティック・バイオレンス(DV)です。
これに目を向けないひとの反戦運動は、地に足がついていないような気がするんです。
他国の大量破壊兵器は許さないが、
自国の核兵器には目をつぶっているどこかの大国のように。

うちの中のことをかまわない「活動家」を揶揄する言葉。
「社会の幸福、家庭の不幸」
「外で民主主義、うちで封建主義」など……。

まさに離婚前の僕。
無視することも、暴力の一つなのだそうです。
ということは、僕も、DVをしていたのです。
ほとんどうちに帰らず、
うちの中のこと、
つまり、妻のことを無視していたのですから。

DVは、明日の選挙の争点にもなっているようです。
ホワイト・リボン・アクション2004参院選プロジェクト
先日、ネット上で見つけました。

とにかく、あらゆる暴力には反対。
憎しみには愛を、暴力には言葉を。

Love and Peace ^^v


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蛙の実験

こわい話を聞きました。

蛙を水の中に入れて、
その水を徐々に熱くしていくと……
最初は、蛙はいい気持ちでお湯につかっているそうです。
そのあとも、熱し続けると、
蛙は気がつかず、
沸騰した頃には、もう遅く、茹であがって、死んでしまいます。

99年、周辺事態法が国会で通りました。
これで、アメリカが日本の周辺で軍事的衝突をしたら、自衛隊が手伝うことに。
国旗・国歌法も、その年。
日の丸・君が代が、正式に、国旗・国歌となったのです。
そのときは、小渕首相は、「強制しない」と言っていたのですが、
この春、東京で、君が代斉唱時、起立しなかった教師、196人が処分。
99年は、国民総背番号制、「住基ネット」の法律もできました。
それは、徴兵の時には、不可欠なものなのだそうです。

その時、僕のまわりで、大騒ぎしていたひとたちがいました。
「これは大変なことだ」と。
しかし、まわりは冷ややかでした。僕も含めて。

今や、日本は、嘘で始めたアメリカの戦争に、参戦しています。
60年代は、日本がアメリカと軍事同盟を組むかどうかで、日本中が揺れてたんです。

民間憲法臨調代表世話人の三浦朱門という作家は、
「自衛隊がイラクで死んでくれたら憲法改正の尊い犠牲と考えたい」などと言っています。

ナチスが台頭したとき、
多くの人々が立ち上がりました。
しかし、時すでに遅し。
反政府活動は、すべて非合法になっていたのです。

どうりで、この頃、熱いと思いました。
僕たちは、茹でられていたんです。

茹で殺される前に、立ち上がらねば……。

これを書いている今、
娘は明日は学校が休みなので、
夜更かしして、ビーズで遊んでいます。

この平和がいつまでも続きますように。
日曜日には、反戦議員が一人でも多く当選しますように。

Peace Forever^^v

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センス・オブ・ワンダー

今日は、娘の小学校の参観日。
それを知ったのは、昨夜。
急きょ、午後、家族休暇をとりました。

僕の授業は、1時間あったのですが、自習プリントを用意。
「スヌーピーのマンガを訳しておくように。解説は明日」
この頃、スヌーピーのマンガで、人生を説いてるんです。
ちょっとしたブームになっているようです。

何人かの生徒に見送られ、小学校へ。
今日の授業は、理科。
昆虫はどんなものかを調べるのが、「めあて」
子どもたちは、午前中に、虫を採ってきていました。

小学校の近くには、裏山や畑があり、生き物の楽園。
蛇も狸もいるんです。

娘が採ってきたのは、玉虫。
光り輝く緑と赤と黄色のラメ。
娘は、みんなにうらやましがられていました。
自然の造形美とその神秘に、僕は子どもたち以上に感動しました。

娘たちは、採ってきた虫をじっくり観察して、
昆虫には、足が六本、体が三つにわかれていることなどを、学びました。

僕の尊敬するレイチェル・カーソンは、生涯独身でしたが、
姪がなくなったとき、まだ幼かったその息子を引きとって、育てました。
カーソンは、とにかく、その子を外に連れて出します。
雨の中、森を歩いたり、
嵐の夜、波の音を聞いたり、
たくさんの生き物に会わせます。
子どもに教えなければならないことは、ただ一つ。
「センス・オブ・ワンダー」、大自然の神秘に感動すること。

先日、うちのベランダでも、センス・オブ・ワンダーが。
今年は、大きなプランターに、ひまわりの種をまきました。
ベランダをひまわりでいっぱいにしようと。
ところが、ちっとも大きくならないのです。
そのまま放っておいたら、なんと、小さいまま、花が咲きました。
タンポポよりも小さなひまわりが。
おそらく、日本で一番、いや世界で一番小さなひまわり。
もうすぐ、二つ目のプチひまわりが咲きそうです。
予想とは、大きくはずれましたが、娘とともに感動しました。

最近、こちらでは、蛙の合唱が、蝉の合唱に変わりました。
夕方には、僕の大好きなヒグラシが、カナカナカナと哀しげに鳴きます。

もうすぐ、夏休み、どんなセンス・オブ・ワンダーと出会えるか、楽しみです。

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観劇の夕べ

昨夜は、劇を見てきました。
もちろん、娘と。
僕は「市民劇場」という劇を見るサークルにずっと入っていて、
2ヶ月に1回、劇を見るんです。

シングルファーザーになって
娘もそのサークルに入りました。

学童に娘を迎えに行き、
コンビニで晩ご飯を買い、
劇場の駐車場で大急ぎで食べます。
それから、観劇。

しかし、毎回、小学生の娘が見ておもしろいものばかりではありません。
時に、難しいものもあり、少しエッチなものもあり、困ってしまいますが、
それでも、娘は大丈夫。
おもしろくなければ、さっさと熟睡。
最後の幕が下りるまで、目を覚ますことはありません。

昨夜の劇は、「はだしのゲン」
原爆が落とされた広島を舞台に
たくましく生きていく少年の物語。

前衛的な演出で、テンポもよく、
娘は退屈しなかったようです。

原爆が落とされたシーンは、
今まで見たどんな劇にもなかった迫力。
被爆した人たちの恐怖が伝わり、逃げ出したくなりました。

70年草も生えないと言われたあの焼け野原から、
最後のシーンで、草の芽が出てきます。
原爆症で禿になってしまったゲンの頭からも、毛が生えてきます。

「人間は決して負けることはない」
へミングウェイの言葉を思い出しました。

幕が下りると、娘は大きな拍手をしました。
僕は、拍手が小さいと、娘に叱られいました。

戦争は、絶対に許せません。
ひとを殺して、許されるわけがありません。

僕にも簡単にできて、もっとも有効な反戦運動。
それは、選挙。
今度の日曜日は、戦争反対のひとに入れてこようっと。

Peace Forever ^^v 

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校長先生のお話

校長先生のお話って、
どうして、あんなにつまらないんでしょう。
しかも、長い。

僕は高校教師を10年以上やっていますが、
一度も、おもしろくてためになる校長先生のお話を聞いたことがありません。
ただの一度も!

もし、校長先生が、生徒の忍耐力をつけるために
そのような話をしているのなら、
それはそれで、教育効果はあると思うのですが……。

「なんで校長の話、あんなにつまんなくて、長いんだよ」
と、生徒に文句を言われたことが何度かあります。
僕に言われても……

でもそれは仕方がないんです。
いいお話をするというのは、
とても高度な技術。
頭の悪い人にはできないんです。

勉強の苦手な生徒に東大に行けと言っても無理なように、
校長に、いい話をしろと言っても無理なんです。

だいたい、校長は、みんなに選ばれてなるんじゃないんです。
ある日、上から、教頭に任命され、
それから、運がよければ、校長になれるらしいんです。

その選考方法は、ミステリー。
おそらく選考基準は、「犬」になれるかどうか。たぶん。
「なんであんなやつが」という言葉は、
毎年、三月の人事異動の季節の挨拶がわり。
民主的に選ばれていないということだけは、確かなんです。

さて、その校長たちが、四月に各学校の数値目標を発表しました。
かわいそうに、何でも数字にしなければわからないほど、頭が悪いんです。
そんな校長たちに、いい話をしろなんて、かわいそうすぎます。

そして、今、教育委員会は、
そんな校長たちに、教師たちを評価させ、
その評価に基づいて、給料を払うシステムを考えているそうです。

自分の話が、いい話かどうかの評価もできない校長先生に
教師たちの評価させるなんて……。

それは、うちの水泳部の選手に、オリンピック選手になれと言ってるようなもの。
かわいそうすぎます。
そんなこと、できるわけありません。

校長先生たちを楽にしてあげるべきです。
まず、校長という重責から解放してあげたりして……。

Peace ^^v

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「ティファニーで朝食を」

僕の大好きな映画です。
ビデオを持っていて、すり切れるくらい見ました。
今はDVDも持っています。

ヒロインは、オードリー・ヘップバーン演じる自由奔放な女優らしきホリー。
アパートの部屋には、ほとんど荷物を持たず、
一緒に暮らす猫には、名前もつけず、
郵便受けには、「ホリー・ゴライトリー 旅行中」の名刺が。

毎晩、高級ナイトクラブに出入りしているらしく、
男を手玉にとっては、お金をまきあげ、生活しています。

ホリーに恋する主人公は、本を一冊だけ出版したことがある作家。
ホリーを図書館に連れて行き自慢げに自分の本を見せるシーンが、僕は大好きでした。

僕もようやくそれができるようになりました。
その映画を初めて見てから、15年ほどかかりましたが。

でも、ラストシーンが嫌いなんです。
ブラジルに旅立とうとするホリーを主人公が引き留めます。
そして、一言。
You belong to me. 字幕では「君は僕のものだ」。
直訳すると、君は僕に所属している……。
雨の中、放ったばかりの猫を探して見つけ、
主人公と抱き合って The End.

最悪でしょ?

トルーマン・カポーティの原作を読んでみました。
ホリーは、クリスマスプレゼントに、
主人公が欲しがっていた高価な鳥かごをプレゼントします。
一つだけ、条件を付けて。生き物を中に絶対入れないこと。
この場面、僕はとても気に入りました。
原作のエンディングでは、
ホリーは、誰のものにもならずちゃんとブラジルに旅立ちます。
そして、その後、アフリカまで放浪するらしいのです。

こっちのほうが、いいですよね。ホリーらしくて。
原作を読んで、僕はほっとしました。

こちらのほうが、絶対いいですよね。 

Peace ^^v


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科学のイマジン

今日は水泳大会。
弱小チーム監督の僕は受付で、
一日プログラム販売係。

さて、その時、隣で受付をやっていたのは、
僕より若い理科の先生でした。

その先生の専門は、理論化学。
いろんな話をしてくれました。

驚いたのは、原子の話。
原子の球のまわりを、電子という球がグルグル回っている原子モデル。
中学の時に習い、まだ覚えています。
しかし、その原子の実際の様子、まだ世界で見た人は一人もいないんだそうです。

その先生が言うには、科学者にとって大事なのは想像力。
その原子モデルは、想像の中にだけ存在するのだそうです。
数々の実験によって、その存在が証明されているのですが、
それが、どんな形をしているのかもわからないんだそうです。

「想像は、実存に先行する」 by 店主

科学者は目に見えるものだけ、扱っていると、ずっと思っていました。
そして、目に見えるものどうしの必然の関係を研究している、と。

それも大きな間違いでした。
科学、とくに最先端の化学は、確率の世界なんだそうです。
いろんなものをくっつけてみて、何が出るかわからない。
中学の教科書で教えるものは、初歩の初歩。
必然の関係なんて、とんでもないのだそうです。

その先生、授業の実験では、教科書の通りにやって、
その通りにならないことを見せるのだそうです。
自然界は、教科書の中の世界とはまったく違い、
もっと複雑で、無数の不確定要素があるのです。
その先生は、教科書の実験の失敗を見せて、
それから、なぜそうならなかったかを考えさせるのだそうです。

もし、僕もこんな先生に理科を習っていたら……
僕には高校あたりから、理科を習った記憶さえないのです。

ジョン・レノンのイマジンが好きな僕としては、
科学のイマジンも大切なことを知り、うれしくなりました

おっと、
今日までがんばってきた水泳部三年生のみんな、お疲れさま。
まだ人生のレースが残っているから、
この悔しさを忘れないで、がんばってくれ。

毎年、同じことを言っているジロー's カフェ店主でした。

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アウトサイダー組

勝ち組負け組という言葉がずっと心に引っ掛かっていました。
嫌いな言葉なんです。

勝ち組に入れたら、
負け組の上の階級に入ることができる。
たとえ勝ち組に入れなくても、
勝ち組の支配下に入り、
勝ち組ぶって負け組を見下す。
そんな感じがして嫌だったんです。
それって差別ですよね。
差別はとるに足らない些細な違いでひとに優劣をつけること。

わずか数教科のテストの点数などで
ひとの優劣が決まるわけありません。
ましてやそんなものは、将来幸せになれるかとも、関係ないはず。

そんなことをほざく僕は、
はたして勝ち組か?負け組か?
どちらの組にも入れなく、
その競争にすら参加できないはぐれ者、
アウトサイダーなんです。
でも、ここからは、よく見えるんです。
その競争のシステムの滑稽さが。

僕がたたかうのは、
勝ち組に入るためじゃなく、
そのシステムを壊すため。

そうだ、アウトサイダー組でも作ろうかな。
Peace^^v

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好きな言葉

英語には、僕の好きな言葉がたくさんあります。

Absence makes the heart grow fonder.

日本語にすると、「不在は愛を深める」。
会っているときより、会っていないときのほうが、
愛が深まるってこと。

いい言葉ですよね。

これって、何にでも言えること。
たとえば、英語のお勉強。
先生に教わっているときより、
一人で勉強しているときのほうが、力がつきます。

バイオリンもそう。
レッスンは、週45分。
毎日のうちでの練習のほうが大事。

小説もそう。
書いているときより、書いていないときのほうが大事。
いろんなものをよく見て、
いろんなひとの話をよく聞いて、
いろんなことを考えて……。

実は、この頃、スランプなんです。
ストーリーは頭にあるんだけど、
スタイルがなかなか決まらず、書けないのです。

今が、大事なときなんです。たぶん。
そう思うことにします。

もう一つ、好きな言葉。

To the world you are just someone.
But to someone you are the world.

これは、日本語にするのが、とても難しいんです。
「全世界にとって、あなたは、ただの誰か。
しかし、誰かにとっては、あなたは全世界」

そんな作家になりたいと思うスランプ中のジロー's カフェ店主です。

でも一番好きなのはやはり、この言葉。

You play with the cards you are dealt, whatever that means.
「配られたカードで勝負するしかない。それが何を意味しようと」

尊敬するスヌーピーの言葉。
そういえば、スヌーピーも、小説を書き続け、ボツばかり。
がんばろっと。

●”・) Peace

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いい顔

今日は、弁当づくりを、さぼりました。
テストで、生徒たちが、昼に帰ってしまうので、
ひさしぶりに、外での昼食。

一人で、近くのカレー屋に行きました。
アスパラとトマトのカレー、イカリング入り。
チェーン店ですが、なかなか、これがおいしいのです。

少し離れた席で、
作業服を着た恰幅のいいおじさんが
大盛りのカレーを食べていました。
店内は、キンキンに冷やされていましたが、汗が出ていました。

おじさん、実に、いい顔をしていました。
僕は、ひとが食べている時の顔が好きなんです。
誰でも、おいしいものを食べてるときは、いい顔をするんです。

小学校の時、仲間はずれにしていた同級生が
給食をおいしそうに食べているのを見たとき、
僕は生まれて自己嫌悪を覚えました。

どんな人間も、おいしいものは、いい顔をして食べる。
そのことを思うと、人間は誰でも、平等だって、僕は思ってしまいます。

僕が料理が好きなのは、
そんないい顔を見たいからなのでしょう。
いつか、ジロー's カフェをオープンして、
毎日、お客さんのいい顔を眺めて、過ごす。
なんて素敵な、僕の老後。

ところで、うちの娘、なかなかいい顔しないぞ。

Peace ^^v

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