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集中管理中

暑くなってきました。
職員室の気温が30度を超えるようになりました。
今日は雨も降ったので、蒸して、蒸して。
僕は冷房のスイッチを入れました。
うんともすんとも言いません。
そして、「集中管理中」の表示が……。

一瞬、絶望的な気持ちになりました。

ところが、教頭が、集中管理をしている事務室に行ってくれ、
ようやく冷房が動き始めました。

冷房の設定温度は、28度。
ところが、気温は30度のまま。
同僚たちは、うちわを使い始めました。

そこで、気温が28度までになるまで、冷房を強くしようと
僕がボタンを押しました。
そしたら、また、「集中管理中」の表示。

また、絶望的な気持ちになりました。
そして、近い未来の学校を想像してしまいました。

教師たちが、管理職や教育委員会によって、集中管理されることを。
管理された教師は、生徒をさらに厳しく管理することでしょう。

そんな教師たちは、数値目標に追い立てられ、
さらに、その数値目標の達成度によって、給料の額も決まる。
そうなれば、数値で追い込まれる教師が、さらに数値で生徒を追い込んでいく。

当然、はみ出す生徒が出てきます。
すると、指導は、いっそう強行になり、
ついには、ファシズム的恐怖教育に。

そうなれば、政府が戦争を始めることなど、簡単、簡単。

たかが、クーラーのことで、僕は考えすぎですよね。
考えすぎであることを、切に祈ります。

Peace ^^v

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右の頬を叩かれたら……

僕はずっとキリスト教が苦手だったんです。
それは聖書の中のある言葉がひっかかっていたからです。

「右の頬を叩かれたら、左の頬を差し出しなさい」

右の頬を叩かれたら、叩き返すか、逃げるか、それとも訴えるか。
僕は、そう思っていたのです。

その聖書の言葉が、自分なりに理解できたのは、
英語教師として、授業で、キング牧師のことを教えたときのことです。

50年代、アメリカのバスは、白人と黒人の席が別れていました。
そして、白人の席がいっぱいになると、黒人は席を譲らなくてはならなかったのです。
これは、法律で決まっていたことでした。
ある日、ある黒人女性が、席を白人に譲るのを拒否、そして逮捕されました。
それがきっかけで、あの有名な公民権運動が始まったのです。
その時の若きリーダーが、キング牧師でした。

キング牧師は、牢屋に入れられても、
自宅に爆弾を放り込まれても、毎晩のように脅迫電話があっても、
仲間の黒人がリンチで殺されても、
非暴力を貫きました。
憎しみには愛をもってたたかう。愛だけが憎しみをなくすことができる、と。

それを教えて、僕はようやく「右の頬を……」が理解できました。
非暴力は、ただ暴力を使わないだけじゃないんです。
相手の暴力にひるまない勇気と、相手を許すやさしさがなくてはいけません。
聖書のその言葉はそのことを言っているのでしょう。

キング牧師たちの、非暴力の運動は、
法的には一切の黒人差別をなくすという大きな成果をおさめました。
アメリカでは、1月に国民の祝日として、キング牧師の日もあるんです。
ブッシュは、その日があることを知っているのか???

そういえば、我が国日本。
その非暴力の思想を、国の方針としている世界でも例を見ない国。
戦争を永久に放棄した憲法九条。

これを変えたい人がいるらしいんです。
しかも、国会議員の半分以上も。

だいたい、今までの憲法で困った人が、この国にいるの?
戦争をしたいのにできなくて困っているひと以外に。

次の選挙で、落ちてもらうしかありません。

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大人の都合

昨日、今日と忙しかったんです。

昨日は、新幹線で、東京に行き、会合。
もちろん、娘も同行。
娘は、僕の隣に座り、4時間半、おとなしくしていました。
最近買ったポータブルDVDプレイヤーを持っていきました。
娘は前日買ったばかりのファインディング・ニモをずっと見ていました。
DVD鑑賞のあいまに、
本も読んだり、宿題をしたり、お絵かきしたり……。

今日は、学校の飲み会。
もちろん、一緒に行って、夕食がわり。
少し遅れていったら、ちゃんと二人分の席が用意されていました。
エスニック料理で、見たこともない料理を、娘は恐るおそる食べ、
嫌いなものはすべて僕に食べさせました。
僕が同僚と話したりしている間、
娘は、今日は「生き物大図鑑」をずっと見ていました。
世界のカブトムシが特に気に入ったようでした。
今日も、娘は、二時間半、僕を困らせることはしませんでした。

昨日も今日も、娘は「いい子だね」とまわりに感心されていました。
今は、帰ってきて、バイオリンの練習中。名曲ユーモレスクに挑戦しています。

娘よ、大人の都合で振りまわして、すまない。
ときに悲しくなるんです。

娘よ、もうすぐ夏休み、大暴れしようぜ。

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言論統制

東京で、言論統制が始まっているようです。実際に。
東京のひとから聞いたんですが、
最近、ある青年が、公衆トイレに、スプレーでらく書きしたんだそうです。
そしたら、逮捕され、裁判に。
罪状は器物破損、判決は懲役三年。
執行猶予はつきましたが……。

落書きの内容が問題だったようです。
取り調べでも、そればかり聞かれたとのこと。

その青年は、反戦メッセージを書いたんだそうです。
もし他の言葉やアートだったら、こうはならなかったに違いません。

自衛隊の官舎にビラを配ったひとも、逮捕。
住居侵入罪。75日間の拘留。

ファシストの最大の敵は
「言論の自由」

つまり、僕たちの最大の武器は、「言論」

まさに、ペンは剣より強し。

政府や企業と仲良しで、情報操作が得意のマスメディアに対抗できるのは、
一人ひとりが表現者として発信するインディメディア、
これが、WWW(world wide web)に
つまり、世界中に広がるクモの巣のようになれば……

ホームページは核兵器より強し。

こうなるはず。

以上、新幹線の中からケイタイでこれを書いているジロー'sカフェ店主でした。

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数字と物語

4月20日、22人
4月21日、60人以上
5月17日、9人
6月1日、11人
6月8日、9人
6月12日、1人
6月13日、13人
6月14日、13人
6月17日、35人
6月24日、90人以上

最近のイラクでのテロの犠牲者数です。
昨日、米軍が空爆を始め、すでに25人がなくなっています。

もう十年近く前のこと、飼っていた犬が死に、僕は十日間泣き続けました。
そして、その後、阪神大震災があったとき、
6千人以上がなくなったのにもかかわらず、
僕は涙を一滴も流しませんでした。

死を、数字で伝えること。
これほど残酷なことはありません。
数字は、すぐに本質を、殺してしまうから。

もし、自分の死が、「死者1名」などと、処理されたら……。

では、死は、何で伝えるべきか。
死によって、完結するのは、物語。
飼い犬が死んだとき、僕がそこまで悲しんだのは、物語がたしかにあったから。
物語、これを言葉で伝えなくてはいけないと思うんです。

感覚を麻痺させてはならない。
ものごとは、数値で判断しないで、その裏にある物語を読み解くこと。
そして、自分の物語を発信すること。

今世紀のたたかうスタイルです。きっと。

Peace ^^v


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B高のアイデンティティ

日本語になかったアイデンティティ、
いまだに適切な訳語を当てはめられない日本人。

国立国語研究所が出しているのは、
「自己認識、独自性」
まだ、ピンときません。

アイデンティティの喪失。
これが、若者の悩みの、主な理由なのではないでしょうか。
人生を劇にたとえると、
舞台の上で、自分の役がわからない状態。
すでに幕は上がっているのに。

ようやく、日本人もアイデンティティを真剣に考え始めたのです。
まだ若者だけのようですが。

ある街に、三つの高校があったとします。
A高は、進学高。勉強のできる子が集まり、一流大学進学を目指す学校。
C高は、工業高校。機械いじりやコンピュータが好き、体を動かして働くのが好き、そんな生徒が集まります。

そして、B高……、進学校でもなく、実業高校でもない普通の普通高。

多くの高校教師は、A高のような高校を出ているので、
自分と同じように受験勉強をやらせます。
そして、A高に追いつくことを目指します。
そんな教師の重視することは、何人の生徒を「いい大学」に入れるか。

もし、一生懸命勉強して「いい大学」に入ることを否定されたら、
そんな先生たちの青春まで否定されてしまいます。
だから、先生たち、がんばる、がんばる。

でも、それだけじゃ、だめでしょ。

では、B高が目指すべきものは何か?

僕は、まずB高のアイデンティティを確立することだと思うんです。
それには、まず、生徒一人ひとりのアイデンティティを尊重することが大事なのでしょう。
一人ひとりのアイデンティティが、B高のアイデンティティを作るはずです。

たとえ赤点をとっても、自分がオンリーワンである自信を持てるようにすること。
それがアイデンティティの確立なんです。

テストでいい点を取って、「いい大学」に入りさえすれば、
アイデンティティが確立するほど、人間は単純じゃないんです。
偏差値がアイデンティティ、そんな人生、悲しすぎます。

それをまず、テストでいい点を取ってきた先生たちが、
理解しなくてはならないんじゃないでしょうか。

それでも、もちろん、お勉強は大事。
英語でも、単語を詰め込まなきゃ、楽しい英会話はできませんから。

教え子たちよ、Good luck on the tests coming soon.


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夕方のプール

僕の放課後は、この頃、いつもプールサイド。
もうすぐ三年生の最後の大会なのです。

練習が終わるのは、六時ちょっと過ぎ。
娘の学童の迎えは、六時まで。
なので、練習の途中で、迎えにいって、
娘とプールサイドに戻ってくるのです。

今日は娘にマネージャーの仕事を手伝ってもらいました。
今日の練習の最後に、長距離を泳いだので、
選手が何往復したか数えるように、僕が言いました。
娘は緊張して、指を折って、何度も僕に確認しながら数えていました。

練習が終わってから、
娘とプールに入りました。
今シーズン、初めて一緒にプールに入ったのです。

そしたら、驚きました。
娘は50メートル泳げるようになっていたのです。
去年の夏休みの終わり、沖縄で毎日泳いで、
最終日に、ようやく25メートル泳げるようになったばかりだったのに……、

今年の夏休み、8月最後の日曜日
このプールで市民水泳大会が催されます。
そこで、今日、娘は50メートル自由形に出場することを決意。
飛び込みはまだできませんが、夏休みに練習すれば、なんとかなるはず。
僕も、挑戦することに。とりあえず、得意の背泳ぎに出ることにします。

おそらく、娘も僕も、ビリになるでしょうが、
DO OUR BEST!

今年の夏も熱くなりそうです。

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梅雨の谷間の青空

またこの季節がやってきました。

僕は梅雨の谷間の晴れた日が大好き。
地面がぬかるんでいたり、葉っぱが濡れていたり、
その湿気が、熱い太陽に照らされ、一気に青空に抜けていくような。

ちょうど、思いっきり汗をかいた後のような、
いや、思いっきり泣いた後のような爽快感。
ふっきれた青空が好きなんです。

僕はこの季節いつも同じCDを聞きます。
小野リサさんのナナン。
ボサノバです。

僕と娘は、学童の帰り、車の中で音楽を聴きます。
ここのところ、毎日、そのCD。
「パパ、またこれ?」
「うん」
「去年も、この頃、聴いてたよ」
「この季節には、これを聴くの」
「はいはい、ショウコちゃん、思い出すんでしょ」
僕は頷きます。

彼女とは、結婚する前に、七年もつきあっていました。
「パパ、なんで、ショウコちゃんと別れたの?」
「ママと結婚したかったから」
「ふーん。パパがふったの?」
「どうかなあ。パパがふられたのかなあ」

彼女は、僕の青春の1ページどころか、全ページに登場します。
あのころは、愛しあえば愛しあうほど、傷つけあっていました。
結局、お互い、ボロボロになって、壮絶な別れ。

それはもう、十年も前のことになってしまいました。
僕は、毎年、彼女と別れたこの季節が巡ってくるたびに、
あの日も聴いていたこのCDを聞き、彼女を思うのです。
あの日のように梅雨の谷間の晴れた日に。

僕がせつない思い出に浸っていると、娘が言いました。
「パパ、ママとキスしたことある?」
「あるよ。うるさいな」
娘は笑顔で尋ねます。
「パパ、どうだった?」
無視。
いつの日か、彼女にも同じような気持ちになれるのでしょうか……。

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Identity

今日、困ったことがあったんです。
高校一年生に英語を教えていたとき……

identityという単語が出てきたんです。
そして、「この単語の意味は……」と言いかけたのですが……
日本語が出てこなかったのです。
とりあえず、「アイデンティティ」とだけ、黒板に書き、説明をしました。

アイデンティティとは、日本語にはない言葉。
簡単に言えば、「自分が自分であることの証」
IDカードは身分証明書で、そのIDは、identity。

「アイデンティティとは、自分がなんであるかって、こと。
これは、どう生きるかに関わり、これを見失うと、
心を病んでしまうこともあるんじゃないかなあ」
と言うと、数人の生徒が頷いていました。

今日の授業のテーマは、
英語で自分の名前を言うとき、
日本語式にSuzuki Taroというべきか、英語式にTaro Suzukiというべきか?
「最近、日本人のアイデンティティを示すために、Suzuki Taroという人が増えている」、と。

アイデンティティの訳語が、日本語にないということは、
昔の日本人は、アイデンティティを気にしないで、過ごしてきたということなんでしょう。

日本語では、名字が先に来て、自分の名前が後に来ます。
「○○商事の××です」とか「△△から来た□□です」などとも言います。
何かに属していれば、アイデンティティは気にしなくてもよかったのでしょう。
しかし、会社に忠誠を誓えば、生涯面倒を見てくれる時代は終わりました。

女性にフェアではない、家父長制度もなくなりつつあります。
「○○さんの奥さん」とか、「××ちゃんのお母さん」などと呼ばれ続けきた女性の多くも、
現在、アイデンティティを求めて、たたかっているんだと思います。
(がんばれ!バカな夫はどんどん捨てて)

「君たちのアイデンティティは?」
多くの生徒たちが、首をかしげました。
その答えが、教科書の中にないことだけは確か。
そして、もちろん、教師に教えられることでもないでしょう。

「この学校のアイデンティティは?」
今度は僕も首をかしげてしまいました。

「先生のアイデンティティは?」
とも訊かれました。
教師であり、父親であり、物書きであり……
「僕は歩くアイデンティティだ」
と、答えました。
思いっきり、バカにされ、笑われましたが……。
ま、これもいつものことです。慣れっこです。

英語のお勉強、本当に楽しいです。

Peace ^^v


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熱いたたかい報告

我が水泳部、
僕の監督就任以来初めての公式大会に
土日と行ってきました。

この大会は、入賞して勝ち抜いていけば、
県大会、四県大会、そして全国大会に出場することができます。

女子チームは、リレーで、次の大会を目指しました。
結果は……、
リレーメンバーたちが、ベスト記録を連発し、大幅にタイムを縮め、
なんとかぎりぎり入賞し、次の大会進出を決めました。
彼女たち、それはもう、涙々でした。

一年生たちは、デビュー戦、ほとんどが水泳初心者。
驚異的なまでに、自己記録を短縮。

さて、男子チームのリレー。
コーチ兼エースが、アンカーで猛烈に追い上げたのですが、
やはり、最下位。

それでも、結果的には、満足な大会でした。
これほど、自己ベストを更新したのですから。
もしこれが他のチームに起こったら、世界記録が出てしまいます。

この大会には、娘もサポーターとして、参加。
二日間、大会運営で忙しい僕とはほとんど接触できなかったのですが、
マネージャーや女子部員たちと、仲良く、楽しく過ごしたようです。
最後のリレーでは、部員たちと一緒に大きな声で応援していました。

We did OUR BEST.
後悔はありません。


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感動の力

僕はひとより感動するようです。
些細なこと(僕には大きなこと)で感動するたびに
まわりのひとに笑われてしまいます。
最近では、教え子たちにさえバカにされる始末。

さて、偉いひととは、どうひとでしょう?
いい学校を出て、高い地位につき、金を持ってるひとは、
たしかに偉いと思われています。

だから、僕の勤務する学校でも
とりあえず、生徒をいい学校に進学させようとするのでしょう。
それも分からないわけじゃないんです。
でも俗っぽい気がしてしまうんです。
「俗っぽい」とは、頭が悪いひとが、ものの価値がわからないので、
数字に置き換えること。
金や順位、偏差値、または大きさなどに。
それでわかるわけじゃないのに……
そういえば、全県の公立高校が
数値目標を発表して、税金の争奪戦をくりひろげています。

さて、僕が思う偉いひととは
「感動させてくれるひと」
20世紀は、暴力で世界が動いた世紀。
21世紀は、感動で世界が動くはず。

子どもたちに、身につけてほしい力は
ひとを感動させる自己表現力

それが教師に教えられるのか?
そんなの無理にきまってます。
それを知ることで、教師は謙虚になれるのです。
子どもの成長に敏感に感動できることこそ、
教師だけでなく、親にも求められているのでしょう。

僕は今までどおり、
ただ感動していればいいのでしょう。
なんてすてきな感動多き人生!

Peace^^v

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マイホームアナーキスト

子どものために自分を犠牲にする親。
たしかにその姿は美しいものです。
しかし、僕には無理。絶対に、無理。
必ず「パパがこんなにがんばってるのに…」と、
娘に見返りを求めてしまい、
結局おたがい不幸になりそうだからです。

犠牲バントより、三振覚悟の強打が
娘と僕の生き方。
今のところ三振ばかりですが。

どちらかがどちらかのために自己犠牲する人間関係、
長く続くわけがありません。
第一、フェアじゃありませんから。

僕が毎日料理をするのは
ただ、おいしいものを食べたいから。
僕が毎日家事をするのは
ただ、快適に暮らしたいから。それに誰にも犠牲を強いたくないから。
僕が娘を育てるのは
ただ、自分を育てたいから、
そして、何より僕が楽しいから。

「自分のことは自分でする。それが自由で、気持いい」
日本が生んだ世界的アナーキスト大杉栄の言葉。

社会の中でより
うちの中でこそ
まずアナーキズムを実現したいジロー's カフェ店主でした。

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英語のお勉強

英語を勉強していると、
いろいろおもしろいことがあります。

まず、日本語が上手になりました。
たとえば、英語は、主語→動詞の関係がはっきりしているので、
そのことを理解すると、わかりやすい日本語が書けるようになります。

(問) Tomorrow is another day を訳しなさい。
(答)「明日は他の日」ではなく、

  「明日は明日の風が吹く」

高校の時、それを習って、とても感動したことを覚えています。
僕の先生は、とても厳しい人でした。
予習しないことは、授業放棄で、
長文を全文きちんとした日本語に訳しなさいと言いました。

僕が英語を勉強していて、一番好きなことは、日本語を離れられること。
日本語にない表現に出会ったりすると、とても新鮮な驚きがあります。

同僚のアメリカ人が言いました。
Japan is so much gendered.
これは、日本語に訳せないのです。
genderは、「社会的・文化的性」で、
それを、形容詞として使っているのです。
しいて訳せば、「日本は、社会的にも文化的にも、男女の区別が大きい」。

また、日本では、夫が妻のことを、「ママ」と呼ぶことがありますが、
英語圏では、そういうことはなく、名前で呼ぶということ。
日本は、妻に母親役を求めている夫が多いのか?

弟も兄もbrotherということは、年の差はあまり気にしないのでしょう。
日本は、一歳違えば、敬語になりますよね。

アメリカでは、離婚をした人に、congratulations と言うそうです。
さすが、離婚先進国。

英語は、どんどん変化しています。
消防士が、firemanからfirefighterになったり、
ミセスでもミスでもない、ミズという言葉ができたり。
he or sheやhis or her(彼または彼女、彼のまたは彼女の)という表現にも
最近よく出会うようになりました。
英語は、ジェンダー的には、とてもフェアな言語のようです。

以前、黒人の友達が、警察の作ったチラシを見て怒っていました。
「空き巣にご用心」と書いてあり、泥棒が真っ黒に描かれていたからです。

日本語だけを話し、日本語だけで考えていたときに、「絶対」と思っていたものが、
外国語を勉強すると、次々に「絶対ではないこともある」と思えるようになります。

日本語も、変わりつつあります。
たとえば、看護婦→看護士、保母→保育士、とか。
でも、まだまだ、僕を含む男性の意識は、変わっていないような気がします。

そんなことも、英語を勉強すると、気づかせてくれます。

さ、僕の教え子たちよ、予習はすんだかい?


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熱いたたかい

今年は、オリンピックイヤー、
北嶋選手が出場する水泳競技が楽しみです。

さて、今、うちの学校のプールも、熱くなってきました。
今週末は、いよいよ大会。

昨日は、リレーメンバーの決定戦。
勝負に敗れ、メンバーからもれた選手は涙をのみました。

女子主体のチームですが、
男子チームも熱さでは負けていません。

今年、ほとんど泳げない男子が二人入ってきました。
僕の十年の水泳部監督人生で、出会った最も遅い二人。

うちのエースは、学校のプールでは練習しないで、
スイミングクラブで活動している二年生男子。
ほぼ毎日、スイミングクラブに行く前の時間、
その二人を徹底的にコーチしてくれました。

その甲斐あって、二人は気づいたらけっこうクロールを泳げるようになっていました。
しかも、体育の水泳の授業では、ヒーローになっているらしいのです。

その二年生の彼は、今では部員たちにコーチと呼ばれ、
僕なんかよりずっと信望が厚いようです。

先週、事件が起こりました。
一番遅かった子が、二番目に遅かった子に、ダッシュで勝ったのです。
それから、二人はライバルとして火花を散らし始め、
毎日、練習で競り合い、一進一退の攻防を続けています。
決着がつくのは、今週末。
二人のたたかいからは、目が離せません。

さて、男子リレーチーム。
予想順位は、最下位。
例の二人をコーチした、スイミングクラブの子が、アンカーを泳ぎます。
彼が、今日、僕に言いました。
「必ず1チームには、勝ってきますよ」

今週末は、必ず熱いたたかいを見せてくれるでしょう。

Do Our BEST!

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向かいあう関係から

よく生徒に言われるんです。
「先生、娘が大きくなって、彼氏できたらどうすんの?」、と。
そして、いつも、こう答えます。
「僕も彼女つくるだけだよ」、と。

シングルファーザーの映画やドラマを、たくさん見てきました。
どれも、これも、父子がベタベタ。
見ていると、恥ずかしくなるくらい。
まさに、涙々のメロドラマ。

うちにもそんな時期はありましたが、
もうはるか昔の話。

映画やドラマでは、父と子の生活は、たいてい一年くらいで終わってしまいます。
僕と娘の暮らしは、二年と三ヶ月になります。未知の領域に入ってきました。

ここまで来ると、どうなるか?

お互いの道を歩き始めます。
娘は、子どもながら、僕の思い通りには絶対なりません。

誰かと二人で暮らすために、絶対に必要な条件は、フェア(公平・対等)であること。

うちは、「向かいあう関係」から、「ともに前を向く関係」に変わってきたようです。

「向かいあう」と、相手を所有しようとしたり、束縛しようとしたり……、
そして、フェアな関係のバランスが崩れれば、すぐに破局。

ともに前を向いて、一緒に歩く関係。
これが、いいようです。
そして、時々、一緒にベンチに座って休み、同じ風景を眺める関係。
そこに共感が生まれれば、なおいいようです。

もしかしたら……、
これが新しい男女の関係の基本なのかも。

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僕も娘も、朝が大の苦手。
一秒でも長く眠りたいのです。

六時に目覚ましが鳴ります。
もちろん、一度鳴ったくらいでは、起きません。
アラームを止めて、眠ります。
五分後にアラームが鳴り、また眠ります。
これを六時半まで、五、六回繰り返しようやく、僕は起きるのです。

娘は、一年生の時に比べたら、起こすのが楽になりました。
それでも、ちょっと目を離したら、ベッドに戻って、
一分でも眠ろうとするので、気が抜けません。

起きたら、パンを焼いて、朝食。
娘は、ほとんど食べません。ちょっとパンをかじるだけ。
その残り物が、僕の朝食になります。

弁当を作っていると、近所の子が呼びに来ます。
支度ができていない娘は、「どうぞあがって」などと言って、
その子たちをうちに招き入れます。

それから……、
その子たちが、娘の支度の手伝いをするのです。
予定帳を見て、教科書をそろえたり、忘れ物がないかチェックしたり。
娘は、そんな中、歯を磨いたりしています。

僕はいつもその子たちに「先にいって、おいてっていいよ」と言うんですが、
毎日、その子たちは、娘を甘やかすんです。

フー、
このひとの使い方、
僕にそっくりで嫌になります。

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バカンスの構想

そろそろ、夏のバカンスの構想を立てなくてはなりません。

シングルファーザーになって、娘と暮らすようになってからは、
夏の恒例行事となっています。
と、言っても、過去二回しか催されていませんが……。

おととしは、グアム。
去年は、沖縄。
さて、今年は……。
まだ決まってないんです。

僕たちのバカンスの過ごし方は決まっています。

飛行機で行く。
四泊五日。
海で泳げるところ。
計画は一切立てない。
朝は、ゆっくり寝る。
日記を持参、毎日書く。
行く前に言いふらすが、土産は最小限しか買わない。
目があえば、笑顔で、話しかける。
金銭感覚を麻痺させて、現地の経済支援をする。
お金は使いすぎても、後悔しない。
必ず、次に書く小説の中に入れて、取材旅行とし、税金対策もする。

今のところ、シンガポールが、第1候補に上がっています。
そこは、おじいちゃんが、フィリピンで戦死する前に、立ちよったところでもあるんです。

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ベビーシッターリレー

昨日は学校祭
転勤したての僕はほとんど傍観者のまま
ただ生徒たちに圧倒され一日が終りました。

土曜日で娘の小学校は休み、しかし、豪華ベビーシッターリレーで乗りきりました。
先発、中継ぎ、ワンポイント、リリーフ……

学校祭には
前任校の歴代生徒会長の三人娘もやって来て
娘の相手をしてくれました。
彼女たちは昨年までともに学校祭をつくりあげた同志なんです。

昨日の抑えの切札は
水泳部のマネージャーたち
夕方、プールサイドでストップウォッチ片手にタイムをはかりながら
二時間近く娘を退屈させないという離れ技を披露。

とにかく、ひとは一人では生きていけないことを実感した一日でした。
教え子たちに感謝感謝。

先発完投能力のない僕は
これからも年々増える豪華リリーフ陣を頼りに
娘を育てていくつもりです。

そのうち僕は必要なくなるかも……
Peace(;_;)v

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GOOD MORNING, THE USA

アメリカ人がようやく目覚めたようです。

「イラク戦争は戦う価値がなかった」と思うひとが53%
ブッシュ大統領の支持も
ライバルのケリー氏を下回ったようです。

今日もイラク暫定政権の要人が殺害されました。
戦争終結後のほうが米兵の戦死者もはるかに多いとのこと。
まったく暴力では何も解決しませんでした。

今やブッシュの最大の敵とも言えるマイケル・ムーア監督
その最新作「華氏911」は見事カンヌ映画祭グランプリに輝き
ブッシュの弟と仲良しのディズニーが映画配給を拒否したにも関わらず全米公開されることになりました。
これで一安心。
さらに多くのアメリカ人が目覚めることでしょう。

嘘で始めた戦争が
虐待発覚で
嘘で終わるのです。完全に。

さて、我が国、日本
徴兵制が始まるまで目覚めないなんてことは……

もちろん、そんなことはありません。
あるわけがありません。
ありっこないです。

Peace^^v
Peace^^v
Peace^^v

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学校祭前夜

新しい学校に転勤して、二ヶ月あまり。
まだまだ慣れないことばかりですが、
幸い、毎日、楽しく学校に通っています。

僕がシングルファーザーであることも
ようやく、同僚だけでなく、生徒の間にも、知れわたり
過ごしやすくなってきました。
いちいち驚かれたり、変に気を遣われたりすることが嫌いなんです。

明日は、学校祭、
その準備のため、今週は、何度か六時以降に学校に残りました。

当然、娘を学童保育所から、学校に連れていきます。
娘は、校内どこに行っても、生徒達に熱烈大歓迎されていました。

明日は、娘も学校祭に来ます。
何人もの生徒達が、娘を案内してくれる、と言ってくれました。
娘は何日も前から学校祭を楽しみにしています。

僕は学校祭が大好き。
授業中、寝てばかりいるような生徒が、
スーパースターになるのを見るのが好きなんです。

学校の主な評価項目は、学力と従順さ。
そんなものは生きていくには大したものじゃないと、
そんな生徒が教えてくれる大切な日なんです。

僕も明日が楽しみになってきました。

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「動物農場」

先週末、「動物農場」という本を読みました。
学生の頃、友達に借りて、返してなかった本。
友よ、許せ。もう忘れているだろうが。

人間に、ちょっとしか餌をもらえないのに、
むちで打たれ働かされたり、食べられれたりする動物たち。
その動物たちが、革命を起こし、人間を追い出して
動物たちが、動物たちだけで運営する「動物農場」を作ります。

憲法も作ります。
・動物を殺さないこと。
・酒を飲まないこと。
・すべての動物は平等であること。
など。

しかし、ユートピアになるはずだった動物農場は、
そのうち、豚の独裁者が生まれ、
次々に粛正が始まり、多くの仲間の動物が処刑されていきます。
堕落した独裁者は、酒も飲むようになります。

いつしか憲法は書き換えられていました。

理由もなく、動物を殺さないこと。
過度に、酒を飲まないこと。

そして、極めつけなのは、

・すべての動物は平等であるが、一部の動物はさらに平等である

最後には、憲法が、この一文だけになってしまいます。
独裁者は、酒を飲みまくり、仲間であるはずの動物を殺しまくり、
ついに、あれほど憎んでいた、人間と変わらなくなってしまう……。

寓話ですが、僕は怖くなりました。

今日の新聞を見ると、一面に
「自衛隊多国籍軍参加表明」
湾岸戦争の時は、憲法違反のために、できなかったのですが……。

やはり、憲法、書き換えちゃダメなんです。

絶対。   

Peace  

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おしゃれ

僕はおしゃれのセンスはないんですけど、
おしゃれは、とても、大事なことだと思うんです。

寝間着みたいな格好で、
外に出る男性いますよね。
だいたい既婚です。
もう、恋する気はないのでしょうが、
それにしても、僕はそんな無気力だけは嫌なんです。

僕がおしゃれが大事というのは、
僕のことではなく、娘のことなんです。

朝、娘の服のコーディネートをするのは、僕。
学校に行くときは、派手すぎず、それでいてちょっと主張があるスタイル。
街に行くときは、ボーイッシュ寸前のアクティブなスタイル。

今日、娘を美容院に連れていきました。
もちろん、いつも僕の髪を切ってくれる美容師さんをご指名。
ずっと娘の髪を切りたいと思っていました。
プールが始まり、娘は、肩まであった髪を切ることを決意。
僕は、娘には、ショートカットが一番似合うと思うのです。
美容師さんと娘と話し合い、
ショートボブレイヤー、という髪型にしました。
後ろ髪が少し長くて、すいた髪が軽やか。
まさにボーイッシュ寸前のアクティブ感。

よし、明日の参観日は、これでOK。

ところで、僕はどんな格好でいったらいいんだろう?
自分は客観的に見れないジロー's カフェ店主でした。


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バイオリン、その後

僕と娘がバイオリンを習い始めて、
もう一年と二ヶ月も経っていました。
今では、すっかり生活の一部。

実家に泊まりに行くときは
むこうにバイオリンを持っていき、
娘はちょっとしたリサイタル。
実家のメンバー総出で、おだてまくり、拍手しまくり。

とにかく、毎日弾くことは、というより弾かせることは、大変。
バイオリンのおかげで、我が家の喧嘩の増えたこと、増えたこと。

楽譜は、いよいよ、三冊目になりました。
僕たちは、これを待ちこがれていたのです。
その理由は、あこがれのビブラートが、三冊目から出てくるからです。

それにしても、ビブラート、実に難しい。
なかなか、指が震えません。
練習をしていると、そのうちイライラしてきます。

そんな僕を見て、先生は言います。
「まあまあ、お父さん、ゆっくり、ゆっくり」
やはり、なかなかの指導者。

最近、先生が教えてくれたこと。
大編成のオーケストラには、
上手いひとも、下手なひとも、
焦るひとも、ゆったりしたひとも、
調弦ができてないひとも
押さえるところがずれたりするひとも、
様々なひとがいるのだそうです。
もし、みんな上手に同じように弾いたら、
音の広がりや奥行きが出ないのだそうです。
いろんなひとがいて、あのハーモニーが生まれるのだそうです。

こんな僕でも、バイオリンを弾き続けてもいいのでしょう。たぶん。

先生は、この街のオーケストラの代表。
娘が中学生になったら、オーケストラに入れてくれるそうです。

さ、がんばるぞ。
と、思ったら、娘は宿題しながら、眠ってしまいました。

チャンス!僕だけ練習して、ライバルに差をつけるぞ。

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冬のソナタ

週末は、この頃、実家に行くことが多いんです。
そして、土曜の夜は、「冬のソナタ」を見ます。

第一回目と、二回目は、見てませんでした。
あまりにも、NHKが、その前から特集などを組んで騒いでいたので、
僕は冷めてしまったのです。

祖母が、第一回目と二回目を見ていました。
ちらりと見ると、やけに老けた高校生。
日本語の吹き替えと、口があっていないことに、違和感。
それで、見るのをやめてしまったのです。

祖母が、「あんた、ありゃ、よかったやあ」と何度も言います。

そこで、三回目だけ、見ることにしました。

そしたら……
すっかりはまってしまいました。

冬の張りつめた透き通るような空気。
そして、登場人物たちのひたむきさ。
あのせつない音楽もたまりません。

祖母に次いで、僕が見始め、
母も見るようになりました。
この頃では、娘も仲間に入りました。
なんと、四代で、冬のソナタにはまることに……。

翌日の日曜日、
祖母は、前日の冬ソナを思い出しては余韻に浸っています。
「ほい、昨日のあの韓国のドラマ、ほんとによかったやあ」
と、何度も言います。
戦争未亡人、84才の祖母はどんな気持ちで見ているのでしょう。

ひとを好きになることって、
やはり、すばらしいことですね。
しばらく、忘れてました。

そういえば、僕はシングル。
まだまだチャンスはあるぞ。たぶん……。

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少子化問題

年金問題の原因の一つとされる少子化
一組の夫婦がつくる子どもの数の平均は、
1.3人だそうです。

僕も娘が一人だけなので
少子化を進めている一人。

統計によれば
少子化の最大の原因は
一人っ子が増えたからではなく
結婚しないひとが増えたからなのだそうです。
独身主義者の僕はますます責任を感じてしまいます。
まわりを見ると
結婚したいのは
男性のほうが多いようです。

その理由はきっと
女性の社会進出が進んだのに
男性の家庭進出が進んでないからでしょう。

もし僕のうちに
家事がまったくできない同居人が来るとしたら……
そして、もし自分のことばかり話し、身のまわりの世話まで僕にさせようとしたら……
一日、いや一時間で叩きだします。

それって
シングルパパになる前の僕だ……

Peace^^;v

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僕の夢

僕には夢があるんです。

自分の本を出すのが夢でした。
15年かかりましたが、なんとか叶いました。

さて、今の夢。
すてきな老後を過ごすこと。
僕の両親は店を営んでいます。
その店、僕にくれるんだそうです。だから、バーチャルじゃない本物の
ジロー'sカフェの店主になるのが次の夢。
みなさん、開店のあかつきには
どうぞおいでくださいませ。

もう一つの夢は
娘にかくれて
孫をおもいっきり甘やかすこと。
娘とじいじを見てると、楽しそうで楽しそうで。
娘いわく、「じいじはパートナーだもん」
僕じゃないのか…
さて、そんな素敵な老後を支える僕の年金。
この前、支給が5年遅れたと思ったら
今日未明の暴挙で
払いが増え、支給が減ることにもなったようです。

ゆ、許さん。
僕の素敵な老後の邪魔をする者よ、
次の選挙で落としてやる。

Peace^^v

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パパの時間

ここ数日、我が家は平和が続いています。
毎日のように、娘に怒鳴っていたことが、
信じられず、遠い昔のように思えます。
ほんの数日前まで、毎晩、怒鳴って、娘をせかしていたのに。

母が僕が小学生のときに書いていた「連絡帳」を読んで、
すっかり落ち着きました。
悪ガキだったジロー少年に比べたら、娘はまさにエンジェル。

今日は、バイオリンのレッスンの日。
ずっと憧れていたビブラートを先生がようやく教えてくれました。
娘は喜んで、指を振るわせようとしますが、うまくいきません。
僕がやって、先生に褒められると、娘は悔しそうな顔でにらんできます。
あいかわらず、ライバル心むき出しの、親子です。

思えば、ジロー少年、習い事はすべてクビになりました。
落ち着きがなく、他の子に迷惑をかけるから、と。

これからは、子育てのことでイライラしたら、ジロー少年のことを思い出すことにします。

さて、我が家の平和の理由が、もう一つ。
それは10時になったら、もううちの仕事はしない。娘の世話もしない。
僕だけの時間、「パパの時間」と決めたのです。
娘にもきちんとそれを言いました。
娘は、僕が寝不足になって倒れることを心配してか、しぶしぶ了承。

昨日は、せっぱつまった原稿を書かなくてはなりませんでした。
10時になったら、僕は「パパの時間」と言って、パソコンにむかいました。

まだ、起きていた娘は、一人で寝るのがいやなのか、
毛布を持ってきて、隣のソファに横になり、やがて眠りました。

なんてすてきな「パパだけの時間」!
娘との時間も、お互いの時間も、他の誰かのための時間も、
いろんな時間を生きていこうと思います。

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社会責任ショッピング

うちはお金がなかなか貯まらないんです。
本来なら、貯まるはずなんです。
家族は二人しかいないし、
僕は化粧品なども買わないし。

Socially Responsible Investment(SRI)
「社会責任投資」というのがあるんだそうです。
まだ、日本ではそれほど知られていないようですが。

SRIは、社会に貢献してる企業にだけに投資すること。
そのことを通して社会もよくすること。
つまり、社会に責任を持った投資。ただ金を稼ぐだけでなく。
海外には、各企業を、社会責任の観点から、査定するNGOもあるようです。

ちなみに、日本の多くの大企業、社会責任度は低いようです。

環境に配慮しているか、
従業員の待遇はちゃんとしているか、
発展途上国の労働者を低賃金でこき使ってないか、
不祥事が起きたとき、きちんと対応しているか、

環境を汚染して、従業員をリストラしまくって、
国内の工場を次々に畳んで、海外の安い労働力を酷使して、
不祥事が起きたらもみ消して、
政権党に多額の献金をして、
役員に天下りがたくさんいるような企業には、絶対に投資しないこと……

なんてすてきな社会責任投資。
しかし、僕の性格は、投資には不向き。
お金が増えるのを待てずに、つかってしまうから。

だから、社会責任ショッピング。

本は借りないで、買いまくる。文学を守るるため。
CDもDVDも、劇や映画やコンサートにも金を惜しまない。芸術を守るため。
地元の野菜を買い、
小さな会社のものを買い、
チェーン店でなく、個人商店で買い、
包装の派手じゃないものを買い、
少し高くてもオーガニックなものを買い……。

よし、今日も社会をよくするぞ。

インターネットショッピング好きのジロー's カフェ店主でした。

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ファシズムのにおい

考えすぎならいいのですが……

このごろファシズムのにおいがするんです。

ファシズムは、ファシストがやってきて、いきなり始まるものじゃないと思うんです。
まず、ファシズムを受け入れる体制が整って、
そして、ファシストを産み出すのではないでしょうか。

つまり、ファシズムのウォーミングアップが完了してから、
ファシズムが広まるんです。きっと。

たとえば、教育現場などで、
何か「いいこと」を教師に一斉にやらせる。
「いいこと」なんだから、反対はしにくい。
もし、協力しないひとがいたら、処分。
給料を下げたり、クビにしたり。

教師がちょっとでも立ち止まって、考えたりしたりしたら、大変。
「いいこと」が、本当はいいことじゃないことがばれてしまうから。
だから、「いいこと」を次から次へとやらせておく。
そして、ちょっと教師の数を少なめにしておく。仕事が減らないように。
多少忙しくても、多少つらくても、
「いいこと」なんだからと教師たちはやってくれる。

ウォーミングアップは、
非協力者たちが、戦時中の非国民のように扱われ始めたら、完了。

あとは、自然にファシズムになっていきます。
すっかり権力の犬となった従順で真面目な教師たちが、
小犬のように従順で真面目な生徒を
次から次へと縮小再生産。

実は、従順で真面目で熱心なひとたちが、
ファシズムを育てていくというのが、みそ。
今も優秀で勤勉な科学者たちが、せっせと殺人兵器を開発しているように。

僕は、権力者に犬になれと言われたら、猫になります。
どうしても犬になれと追い込まれたら、スヌーピーになります。
そして、
反抗的で、不真面目な教師の僕が、
反抗的で、不真面目な生徒を拡大再生産しなくては。

本当に、考えすぎならいいのですが。

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ニンジンの花

ニンジンのヘタを
水が入った皿に入れておくと、
葉っぱが出てきます。
捨てられ、この世に現れなかったはずの緑。
一度、その緑に出会ってしまってから、
僕はニンジンのヘタを捨てるのが苦手になってしまいました。

そのニンジンの葉っぱが十センチぐらい伸びてから、
僕は惜しみつつ、ようやく捨てるのです。

この前、十センチ伸びても、捨てずに、放っておきました。
二十センチくらい伸びたら、先が倒れてきました。
それでも、放っておいたら……

なんと、花が咲いたのです。
本当に本当に小さな白い花が咲きました。

これには、感動。
なんて情熱的な日常!

先日、その存在を忘れられていたジャガイモがうちにありました。
芽が出ていました。
芽を切り落として食べようと思ったら、
ぶよぶよで柔らかくなっていたので、料理は断念。

しかし、芽が出て、生きようとするジャガイモを
僕は捨てることができません。

ベランダに出ると、ちょうど、無人の大きめな植木鉢。
土の中に入れてあげました。
数日経って、その葉っぱの伸びること、伸びること。
猛烈な勢いで、天にむかっていきます。
いつか、食べられるのかな?

うちのベランダガーデンに、
雑草が生えても育ててしまうジロー's カフェ店主でした。

それにしても、娘よ。
小さな発見に大きな感動をするパパを
冷ややかな目で見るのはやめなさい。

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