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連絡帳

この頃、ずっとイライラしていました。
娘には、怒鳴ってばかり。
「はやく」を毎日、連発。
そして、怒ってばかりの自分が嫌になります。
どうしても、自分の感情をコントロールできないのです。

そんな時、読むものがあります。
「連絡帳」です。
僕が小学生1年生のとき、母と担任の先生がやりとりしていたもの。

ジロー少年は、反抗的で、みんなと反対のことばかり言っていたようです。
それに、我慢強さがなく、すぐ飽きて、おしゃべりしたり、ものをいじったり。
初めてのテストでは、先生の話を聞いていなかったので、一人、0点。
母は、そうとう悩んでいたようです。

初めての女の子からの電話のことも書いてありました。
ジロー少年が、隣の女の子の筆入れの紙に電話番号を書いて、
その夜、その女の子がかけてきてくれたのです。
少年は大して話しもせず電話を切って、
「ガールフレンドみたいだなあ」とつぶやいたのだそうです。
母は、そうとう緊張したようでした。

今日、あらためて、連絡帳を読んでみると
ジロー少年がそうとう問題児だったことを再確認。
そんな少年に比べて、娘のいい子なこと。

毎日遊びほうけて家族を心配させていたジロー少年。
バイオリンも日記も料理もしていなかったジロー少年。

先日、僕が母に、娘は行動が遅いとこぼしたら、
「あんたの小学校の頃にくらべたら、あの子は10倍速い」
と、言われてしまいました。

尊敬するひとリストに、スヌーピーとともに、娘も入れようと思います。

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一等賞!

昨日は娘の運動会。
娘にとっても僕にとっても三回目
もう慣れたものです。
応援の歌を踊りつきで、僕と練習して、
この日を迎えました。

今年は娘がしつこく言いました。
弁当のおかずの数を増やせ、と。

昨日は娘が先に出て僕は弁当づくり。
まず土鍋でごはんを炊いておむすび。
にんにくのきいた鶏の唐揚げ。
そばつゆ入り玉子焼きにきんぴらごぼう。
シンプルなサラダとポテトサラダ。デザートにメロン。
娘よ、文句があるなら次から自分でつくりなさい。
弁当づくり、張り切りすぎて、
開会式に遅刻してしまいました。

シングルパパ三年生ともなると
慣れすぎて、緊張感が足りなくなってしまいました。
カメラは忘れるわ、
居眠りして娘の出番をひとつ見のがすわ……
娘よ、許せ。

双眼鏡は持っていたので
ストーカーばりに応援席の娘ウォッチング。
友達とはうまくいっているようです。
僕はこれを一等賞よりうれしく思いました。

デザートのメロンは
半分に切ったものをそのまま持っていきました。
メロンをどんぶりのようにしてスプーンで食べ、
最後にメロンジュースをゴクゴク。
今年の運動会
うちの弁当が文句なしの一等賞。

よし来年もがんばるぞ。

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激しい喧嘩の翌朝

我が家の喧嘩はたいてい夜十時頃。
娘は、眠くなると、機嫌が悪くなるのです。

昨日は、先に風呂を出た僕がキッチンにいました。
洗い物が残っていたのです。
そしたら、風呂場から、娘の声。
「パパ、出たよ」
「だから、なに?」
しばらく、沈黙。
「パパ、出たよ」
先ほどよりも大きな声。
だんだん腹が立ってきました。
無視。
僕は召使いじゃない。今、洗い物をしてるんだから。
「パパ、出たって、言ってるでしょ」
と、娘が叫ぶので、僕も
「だから、なに」と叫びました。
娘は僕に髪を拭かせたいのです。
洗い物が終わって、風呂場に行くと、裸の娘がうずくまって泣いています。

しかたなく、僕が髪を拭こうとすると、手を払います。
僕は頭に来て、またキッチンに戻ってきました。
しばらくして、風呂場に戻ると、
「なんで髪の毛、拭いてくれないの」
と、理不尽なことを言ってきます。先ほど、手を払ったくせに。

しばらくして、娘が僕に言いました。
「歯磨き持ってきて」
また、僕は頭に来て、怒鳴ってしまいました。
「甘ったれるな。召使いじゃないんだよ」

それから、喧嘩に火がつきました。
娘は言いたい放題。
だからパパは嫌われるんだよ。
だからパパの小説売れないんだよ。
だからパパはママにも嫌われるんだよ。

僕のまわりで、これほど、むかつくことを言うひとはいません。
いつもは紳士な僕もつい怒鳴りかえしてしまいます。

最後に娘は泣きながら言いました。
「いつも学校じゃ嫌な思いしてるんだから、おうちでやさしくしてよ」

なんで、それを最初に言わないのか。娘よ。
僕は、とたんに悲しくなって、怒りが消えました。

ふて寝する娘。
テディベアを抱いています。
それはふて寝の必須アイテム、ママの手作りのもの。

昨夜は最後まで許してくれませんでした。
謝るたびに、うるさい、と言われてしまいました。

……………………。

そして、翌朝。
喧嘩のことなど、すっかり忘れてご機嫌な娘。
僕がおそるおそる聞きます。
「学校で嫌なことあるんでしょ。内緒にしとくから、教えて」
娘は、笑顔で、何も答えません。僕が、しつこく聞くと、一言。
「あ、あれ、うそ」

僕の眠れなかった夜は、何?

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尊敬するひと

僕がずっと尊敬しているひとがいます。
といっても、ひとじゃありません。

僕が尊敬するのは、スヌーピーなんです。
そのキャラは広く知られていますが、
あのマンガに出てくる超個性的な仲間たちや、
その哲学の奥深さは、意外に知られていないようです。

という僕もついこの頃知ったのですが……。

スヌーピーは、様々な人生を生きます。
世界的に有名な外科医、第一次大戦中の勇敢なパイロット、
連戦連敗の弁護士など。

僕が特に好きなのは、
スヌーピーがまったく見込みのない小説を書き続けること。
数々のボツ作品を書いてきた僕はいつも励まされます。

そして、スヌーピーの好物は、クッキー。
僕の焼くクッキーは絶品。
僕がチャーリーになって食べさせてあげたいなあ。

さて、スヌーピーの一番の特徴と言えば、
等身大の自分を愛していること。

僕の好きなシーンで、口の悪いルーシーが尋ねます。
「どうして、あなたは犬でいることに、耐えられるの?」
小屋の屋根の寝そべるスヌーピーが答えます。

「配られたカードで勝負するしかないんだよ。それが何を意味しようとね」

この言葉にはしびれました。

ポーカーは、かけひきしだい。
手持ちのカードが弱くても、勝つことができるのです。

最近、犬より猫になりたい僕は、
スヌーピーのような犬になら、なってみたいと思います。

そういえばスヌーピー、娘に似てるかも。

となると、僕がチャーリー。
スヌーピーを幸せにしようと努力するけど、すべて空回り。
チャーリーがいてもいなくても、スヌーピーは幸せ。

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半日休み

僕の学校のテスト期間
娘は指折り数えて待ちこがれていました。
午後は授業がないので半日休みをとれるからです。
本当は丸つけがあるんですが……

娘が楽しみにしていたのは
歩いて下校すること。
いつも僕が車で迎えに行くので、
歩いて帰ることに憧れているのです。
それから僕とサイクリングに行くこと。
と言っても、近所を走り回るだけですが。

早めに帰った僕はソファで寝転んで
娘を待っていました。
ところが眠ってしまったのです。

娘は友達と帰ってきましたが
眠る僕にあきれて
その子と外に遊びに行ってしまいました。

テストは三日間
次の日も僕はソファで寝てしまい
娘は友達と外へ。

最終日は丸つけがたまってしまい
うちで丸つけすることになってしまいました。
それで、娘はまたまた外へ。
「約束したのに」、と言われてしまいました。

半日休みは
結局、仕事がたまるだけで、忙しくなっただけでした。

もう半日休みはとらないぞ、思っていたら
娘が僕の手帳をチェックしていました。
「パパこの日はサイクリングね」
次のテストの日がばれてしまいました。

娘よ、今度こそサイクリングに行くぞ。

次は記号問題多くして
丸つけ、楽にしようかな。

あ、ここに、そんなこと書いたらまずいか……

Peace^^v

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じじばばの効能

この頃、イライラしっぱなし。
疲れてるのか、寝不足なのか、忙しいのか……。

昨夜は、珍しく平日の夜に実家に行きました。

ペン習字の、提出物を書いていないとかで。
娘は、僕の祖母から、ただで習っているのです。
僕も昔、祖母に習ったことがあるのですが、数ヶ月で挫折。
娘は、もう三年目になります。

習字が終わって、家族で夕ご飯。
その後、いつもの日課。
まず、宿題、そしてバイオリン。
実家に行くときは、いつもバイオリン持参です。

実家へ行く途中、事件がありました。
ATMでお金をおろして、取り忘れて来てしまい、
すぐに取りに行ったのですが、もうなくなってたのです。
そんな後だったので、よけいイライラしていました。

実家では、娘はすぐにゴロゴロして、
なかなか宿題にとりかかりません。
あっという間に九時になってしまいました。

僕が娘をせかすと
母が出てきて、「のんびりやればいいよ」と言います。
僕が娘の体を抱き起こすと
父が出てきて、「今日はもういいよ」と言います。
バイオリンの音程が悪くて文句を言うと、
じじばばと、ひいばばまで出てきて、大きな拍手。
日記を書く時間がなくなり、僕が娘を「のろま」と呼ぶと、母が激怒。
「あの子も精一杯やってるんだから、二度とそんなこと言うじゃないよ」

もう、さんざんでした。

いつもなら、僕にここまで言われて、泣き出す娘は、
この日ばかりはニコニコ。

帰りの車に乗ったら、娘が言いました。
「パパ、もう一回のろまって言って」
「のろま」
娘が笑顔で言いました。
「パパに似たんだね」
じじばばに聞いたのでしょう。

娘は、車に揺られ、ご機嫌で眠ってしまいました。

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犬組・猫組

犬と猫は、もともと同じ動物だったんだそうです。
犬的な性格のものと、猫的な性格なものがいて、
ついには、別々の動物になってしまったそうな。

この頃、僕は、犬より、猫になりたいと思います。

猫の好きなところは、
アナーキーなところ。
人間に縛られず、
人間に忠誠をつくすこともなく、
それでいて、人間にちゃんと愛され、ご飯ももらう。

鎖につながれた猫、見たことありませんね。
野良犬は保健所に連れて行かれますが、野良猫は自由。
警察猫は、おそらくいないはず。
権力の犬とは言いますが、権力の猫とは言いません。

僕は教師でもありますが
「犬的生徒」のほうが楽なんです。
こちらの言うことはよく聞き、反抗することはない。
ストレスがたまりません。

しかし、「犬的生徒」ばかりだと……、
僕は困ってしまいます。
僕が間違ったことを教えたら、
その方向に走っていってしまうから。
僕はよく間違えるんです。
だから、気が向いた時だけ近づいてくれる「猫的生徒」のほうがいいんです。

僕の間違いは、
ブッシュや小泉の、地球規模の間違いに比べたら、
ネズミのようなものです。
ないものをあると嘘ついて、
9・11以降、何万人も殺したんですから。

だいたい、ブッシュなんか、大統領になったことから間違い。
ブッシュの「犬」である小泉も、大間違い。

よし、明日から、生徒たちに言わなければ。

「いいかい。人間は、犬組と猫組にわけられる。
みんな猫組に入れるように、がんばれよ」

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必修科目「家庭科」

今日は、僕の働く高校では、テスト。
僕は高校一年の家庭科のテスト監督に行きました。
ちょっとそのテストに目を通して、びっくり。

まず、家族のかたち、昔の「家」制度から、どう変わったかの問題。
もちろん、離婚のことも。
離婚には、協議・調停・裁判の三種類もあるとは、知りませんでした。
うちは、ただ届けを出しただけだから、どれなんだろう?

これからは、家事・育児・介護などの家庭責任を、男女が( ① )で分担すべき。
社会を家庭にやさしくするため、家庭責任を男女が( ① )で担う意識を確立すべき。

僕は、しばらく考えて、こう答えを出しました。

ううう、( 親子 )。

うちだけか……。

新聞記事を読んで意見を書くというのが、最後の問題でした。

10年前は、「夫は仕事、妻は家庭」に賛成が約60パーセント。
今は、賛成が、半分を下回りました。
しかし、共働き夫婦での1日の平均家事時間、
妻が4時間8分なのに、夫がわずか28分。

夫の家事は、うちの娘並み……。

いつもは退屈なテスト監督。今日はとってもエキサイティングでした。

思えば、僕が高校生の頃。
家庭科はありませんでした。
中学ではたしか、男女別々、女子が家庭科、男子が技術科。
家庭科を勉強していなかったなんて……。
なるほど、最低な夫になるわけです。

家庭科は、一番大切な必修科目です。
絶対、東大の入試科目にすべき。
一週間の弁当のメニューと買い物リストをつくれ、とか。

高校生諸君、
英語なんかいいから、家庭科を一生懸命やんなさい。
英語は話せなくても生きていけるけど、家庭科は勉強しなきゃ、生きてけないよ。

勉強は、授業よりも、うちでの予習・復習が大事。
さ、英語の辞書を閉じて、うちのお手伝いをしなさい。

そして今夜も、うちの娘にも家庭科の予習をしてもらいましょう。

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うちで本気

こういうことを言っては、怒られるかもしれませんが、
僕は、職場である学校にいるときより、
うちにいるときのほうが、本気なんです。

学校に行くときより、
学校から帰るときのほうが、
気合いが入るんです。

うちに帰れば、夕食の料理から始まって、
娘とのバイオリン練習
娘の宿題と日記
それが終わればジロー's カフェの更新、
小説執筆も、いちおう、あります。

娘の参観日などで、家族休暇をとるとき
僕は生徒たちにそのことをはっきりと告げて学校を後にします。
(生徒は、たいてい、自習になったりして喜びますが……)

目の前の生徒を見捨てて、自分の娘の参観日に行く。
そのことによって、
生徒たちより自分の娘のほうが大事、
つまり、仕事より家族が大事、
そんなメッセージを伝えるのです。
以前の僕のような家族を顧みない仕事人間を育てないように。

こんな風にふるまっていると、どうなるか。
意外に、生徒との人間関係はよくなります。
中には、僕たち親子を真剣に心配してくれる生徒もいるようです。

それに、高校生にもなれば、学校だけがすべてではありません。
だから、ある意味、生徒たちとはフェアな関係に近づいたのかもしれません。

うちで本気
僕が教える英語もそう。
予習・復習のほうが、授業よりも時間がかかるし、大事なんです。

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勝ち組負け組

勝ち組、負け組という言葉
このごろよく耳にします。

あまり好きな言葉じゃありません。
だいたい人間は二種類に分けられるほど
単純じゃありませんから。

二年前、
僕は、高校生達と創作劇を上演しました。
初めての経験で、分からないことだらけ。
僕の仕事はほとんどなくて、見守るだけでしたが、
それでも幕が下りたときのあの感動は忘れられません。

劇には、勝ち組も負け組もありませんでした。
jたしかに主役はいるものの、
不必要な役者はいない。
照明、音響、道具係など、不必要な裏方も一人としていません。
誰一人欠けても劇はできなかったでしょう。

今春、僕は数年ぶりに水泳部監督に復帰しました。
そして自分が大きく変わっていたことに驚きました。
以前は、部員たちを勝ち組負け組に差別していたことに気づいたのです。
たしかに僕は遅い選手を邪魔者扱いしていました。

数日前、あることがわかって、驚きました。
同じ練習をみんなでしたら、
遅い選手のほうが、つらい思いをしているということに。
僕はそんなことも知らずに、通算十年も水泳部顧問をしていたのです。

今は、各部員がベストをつくせば
それでいいと思うようになりました。
まさに「一人ひとりがオンリーワン」

先日、とある特別進学クラスの教室の後ろの黒板に書いてありました。

「受験で勝ち組に入るために」

………………。
いろいろ考えさせられる毎日です。


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チョムスキー

チョムスキーという名は
おそらく一生忘れないでしょう。
言語学に革命を起こしたアメリカの学者。

英文科の学生の頃、
チョムスキーの文法理論を憶えさせられて
本当に苦労しました。
僕はまったく興味がなかったから……
チョムスキー、大嫌いでした。

でも、たしかに、その文法はすごいんです。
何語にでも使えるんですから。
人間は生まれながら、複雑な文法体系が頭に入っています。
それを証明したのが、チョムスキー。

人間は誰でも、生まれながらに、すばらしい存在であることをも証明したのです。

学生時代、あれだけ嫌いだったチョムスキー、
今では、僕のヒーローです。
最近では、「ブッシュがもっとも恐れる知識人」として知られています。
チョムスキーは、言語学者としてだけではなく、
社会批評家、そして反戦運動家として、大活躍中。

わかりやすい口調で、
アメリカ政府のインチキぶりを徹底的にあばいていきます。

どれだけアメリカが世界中の人々を殺してきたか

アメリカ政府の都合のいい国をつくるため、
そして、そんな国で、大企業がもうけるため、
どれだけの民主化運動を弾圧する独裁者を育ててきたか。
どれだけの武器を世界に売りまくって、テロリストを育ててきたか。
フセインや、ビン・ラディンは、アメリカがくれた武器で力を持った話は有名。
ドミニカ、グアテマラ、ニカラグア、パナマなどでも、
アメリカに応援された独裁者によって、多くの民主活動家が殺されました。

チョムスキー先生は、1928年生まれ、もうすっかりおじいちゃん。
先生、お体にお気をつけて、バリバリたたかっちゃってください。
学生時代は、大変失礼をしました。

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レイ・バック

今時の高校生は本当に大変そう。

僕の新しい学校は、受験校。
朝補習や、土曜講座に加え、
週二、三回あるウィークリーテスト。
合格点がとれなければ、追試。
生徒たちは、いつも、借金取りに追われているよう。

そんなに追い込まれて勉強していたら、
自分でものを考えることを、忘れてしまいそう。
想像力もなくなりそう。

先生たちも、真面目で熱心、いつも多忙。
あまり、おしゃべりする暇もなさそうです。
そして、しょっちゅう、点をとれない生徒のことを嘆いています。

普通、この時期なら、
ボーナスで何を買うかとか、
夏休み、どこに行くかとか、
そんな話をしなくてはならないのに……。

僕は、あまり責任のあるポジションにいないため
いつもレイ・バックしています。
レイ・バックは、この頃のお気に入りの言葉。
lay back 「のんびりやる、リラックスする」
語源がおもしろいのです。
正しくは、lie back。
背もたれに体をあずける体勢になること。
しかし、誰かが、lieとlayを間違って言い始め、
いつしか、それが広まり、誤用が定着したのだそうです。
そんないい加減でよい加減な由来が、僕は好きです。

レイ・バックしていたほうが、
僕はものごとがよく見えるようです。

とにかく、先生たちは、生徒を従順にしつけ、勉強させればひと安心。
そういう真面目な先生たちも、従順にしつけれらています。すっかり。

超進学校では、音楽や美術の授業がなくなりつつあるようです。
校長たちは、学校の数値目標を細かに定め、HPで発表しました。

そんな中、僕はいつまでレイ・バックできるのでしょう。

レイ・バックすること、もうすでに、それはたたかうことなのです。

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水着事件

娘の小学校で、
もうすぐ水泳の授業が始まります。
一年生の時に買った水着が小さくなったので、
新しい水着を注文しました。
娘は、三年生のクラスの中で、一番背が高いので、
少し大きめの身長140センチ用のもの。

それが、先日、届いて、びっくり。
娘が水着を手にして、困った表情。
「パパ、これパット入ってるよ。どうしよう」

140センチ用は、12才用と書いてあり、
胸のところに、パットが入っていたのです。

もちろん、小三の娘の胸はぺっちゃんこ。
二人で、相談して、パットを抜くことにしました。
なんとか、パットを取り出して、ひと安心。

この頃、娘は友達に、風呂は一人で入っている、と言います。
娘の友達の女の子は全員、一人で入っていると、言うんだそうです。
娘によれば、明らかに嘘をついている子がいるようです。
娘よ、君もだ。

いつまでも、「今のまま」が続かないのが、人生なんですね。
シングルファーザー三年生の今年は、新たな段階に入りそうなジロー親子です。

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悲しくなってきた

ちょっと疲れてきました。
娘も、なんだかだるそうです。

昨日の夜は、
娘を怒鳴ってせかす気力もないほどでした。
牛筋を煮込んで、カレーを作ったのですが、
これが失敗。
カレーは娘の好物なのですが、大量に残されてしまいました。

宿題をしていた娘が、
突然、立ち上がって、言いました。
「パパ、悲しくなってきた」
「なんで?」
「わかんない。悲しくなってきた」

僕たちはヨイヨイをしました。
ヨイヨイは、僕の家に代々伝わるおまじない。
お互い抱き合って、背中をポンポンすること。

娘は言いました。、
このごろ僕は怒りっぽい。
いつも、仕事ばかりしている。
ちっとも、遊んでくれない。

たしかに……。
また自己中に戻りつつあるようです。

家事をきちんとこなしただけで、
娘を育てている気になっていたのでした。

来週は、テストがあります。
午前中テスト、午後が丸付け。
午後は休みをとって、うちで丸付けすることにしました。
娘も学童を休み、隣で宿題をすることに。

それらを早めに終わらせて、
夕方は、二人でサイクリングに行くことにしました。
買ったばかりのヘルメットをかぶれることも、娘にとっては嬉しいようです。

娘は、何度も言いました。
「あと何回寝ればいいの?」

昨夜は、ベッドの中で、久しぶりにいろんな話をしました。
僕も一緒に眠ってしまいました。

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ロボコン

三月まで僕が勤めていた工業高校には、
ロボットをつくる生徒たちがいました。
その生徒たちは、県ロボコン大会9連覇、県内最強でした。
僕は機械音痴、いつもそんな生徒たちを誇りに思っていました。
近い将来、この国の工業を背負ってくれるでしょう。

「ロボコン」という映画、娘と見に行きました。
十代の若者たちが、ロボットコンテストに青春をかける物語。
仲間とのロボットづくりを通して、
技術だけでなく、ひとの気持ちもわかるようになっていく。
そんなテーマが、とてもさわやかで、感動的でした。
個人的には、ヒロインのお父さんがシングルというとこもよかったですね。

昨夜、NHKスペシャルで、
アメリカのロボコンを紹介していました。
途中からでしたが、おもしろそうだったので、見ることにしました。
砂漠を走る、過酷なロボットカーレース。
大学のチームや、企業のチームが、果敢に挑んでいました。
日本人の若者もメンバーにいました。
英語ペラペラで、障害物を察知するセンサーを作っていました。

次から次へとぶちあたる課題に
知恵と技術を総動員して挑む研究者たち、
実にかっこよかった……。

そう思っていたら、
そのロボットカー、砂漠で使う無人の殺人マシーンだとわかりました。
大学チームの教授は、自信たっぷりの表情で言いました。
「ロボットカーの時代が必ず来る。大きなビジネスチャンスだ。
アメリカの今後の戦場は砂漠になるから。
これでアメリカ兵の犠牲は減るはずだ」、と。

まだ、砂漠の民を殺し足りないのか!

そのロボットカーレース、賞金は1億円。
主催者は、アメリカ国防総省でした。
参加チームは、企業に、資金援助を受けていました。
後に、その殺人カーで、大儲けするつもりの大企業に。

幸運なことに、砂漠のレース
全チームがリタイヤ。
僕はひと安心。

ところが、今度は賞金を2億円にして、またレースを開催するとか。

その研究者たちの優秀な頭脳は、
自分たちが殺人者だと、わかっているのでしょうか。
まったく優秀じゃない僕の頭脳でも、わかることなんですけど。

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アナーキスト宣言

アナーキズムってずっと恐い思想だと思っていました。
あるとき読書家の生徒が教えてくれました。
「強者が弱者を支配するシステムを壊し、
誰もが自由でフェアな社会を目指すことだよ」って。
それならと、僕もアナーキストになることにしました。

だから当然、
自分の国のみならず他国を支配しようとするアメリカの戦争には大反対
それを無条件に支援する日本の政府にも大反対

反対するのは他にもあります。
女性を所有して自由を奪い
家事育児、身のまわりの世話まで押しつけるような
「男が女を支配する結婚」にも猛反対

とにかく
人が人を支配するシステムとは
これからたたかってゆきます。

いつか、僕が誰かを愛し
運よくその人が僕を愛してくれたなら
もうそんなシステムに頼りたくないんです。
おたがい自由でフェアなのがいいんです。

以上、独身主義者のアナーキスト宣言でした。

Peace^^v

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戦争を起こすいいひと

もし戦争をしたいひとが
「悪いひと」だったら
戦争はおこらないでしょう。
みんなが許さないし
「悪いひと」はつかまりますから。
「いいひと」が戦争を起こすんです。
国を思う真面目なひとが。
「いいひと」はとにかく上に従順、言われたことは真面目に実行。
でも、上のひとは「いいひと」とは限りません。
自己中で、お金を他の誰よりも愛するひとが多い。
そんな奴らを「いいひと」が支えちゃうんです。

学校には、真面目で従順な「いい先生」がいっぱい。
せっせと、真面目で従順な「いい生徒」を育て
毎年、世に送り込んでいます。

おー、こわっ。

こうなったら
自己主張できて
反抗的なヤンキーを
育てまくるしかありません。
ヤンキー諸君、
ジロー先生にかかってきなさい。

うちの娘、小三にして
すでに反抗的。
僕の言うことなんて聞きゃしません。

よしよし、いい子に育ってるぞ。

Peace^^v

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僕の晩年

僕がシングルパパだと初めて知った方は
たいてい、言います。
大変だねえ、と。同情されてるんです。

僕は言います。
「いや、人生の後半に大恋愛とってあるんですよ。すてきなシングルママってたくさんいますから」
すると、すごくうらやましがられます。
だから今度は僕が同情してあげるんです。
「がんばって。奥さん大事にしてあげてくださいよ」
とか、言って。

そのような方は
たいてい昼休み
まずそうに奥さんがつくってくれた弁当食べています。
ほんとにかわいそう。
僕のつくる弁当は
毎日絶品ですから。

でも、僕にはわかってるんです。
子育てがひと段落したら
介護が待ってることぐらい。

介護だって
恋愛くらいエキサイティングなはず。
愛する家族の最終章を演出するんですから。

ということで
シャンソン的大恋愛は
おじいちゃんになってからかな。

シングルパパ作家で飽きられたら
本格介護小説でも書こうっと。
そして晩年に
純愛小説家になるぞ。

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静かな夜

今朝も娘に怒鳴ってしまいました。
昨夜も二人で遅くまで起きていて、
結局、早く起きられず、
慌てて、朝ご飯と学校の支度。

急げば急ぐほど、怒りっぽくなる僕は
また、怒鳴ってしまったのです。
昨夜、もう怒鳴らないと心に決めたばかりなのに。

娘が出ていってから、花に水をあげました。
いつもなら、これで心が落ち着くのですが
今朝は、ずっとイライラしたまま。
そのうち、また自己嫌悪に。

職場で同僚に、この頃イライラする、と言ったら、驚いてました。
「もちろん、うちで、ですよ」
と、言ったら、大笑いされてしまいました。
「そうだよね。職場じゃリラックスしてるから……」

ほんとは、うちでリラックスしなくてはいけないのに……。

一日、嫌な思いをして、夕方、学童に娘を迎えに行くと、
娘は、なにもなかったように、僕の手を握って歩き始め、
学校の様子を話し始めました。

今、これを書いてるかたわらで、
娘は、ヘルメットをかぶって、宿題をしています。
夕食のときもかぶっていました。
何日も前から娘に頼まれていた自転車用のヘルメットを、
今日、僕が仕事帰りに買ってきたのです。

なんてすてきな静かな夜。
この幸せが、あと一時間か二時間、続きますように。

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つきあいのいい娘

シングルファーザーになって
ずいぶんと、仕事を減らしてきましたが、
それでも、ときどき、平日の夜や休日にでかけることがあります。

娘は、つきあいがよくて、いつもついてきてくれます。
ま、ほかに選択肢はありませんから。

平日の夜の会合のときは
僕の隣に座り、宿題をやったり、絵を描いたりしています。
休日の、数時間にわたる会議のときは、
僕のパソコンで、静かにDVDを見ています。

娘は僕とでかけると、
モモちゃんと呼ばれます。
僕の書いた小説に、モモという名で登場するからです。
娘は、呼ばれるたびに本名を言うのが面倒なのか、
この頃では、モモちゃんと呼ばれても、返事をするようになりました。

絶対に、僕を困らせることはしない娘は、
まわりのひとにいつも、ちやほやされます。
「モモちゃん、本当におりこうさんね」
時に、何か買ってもらったりすることもあります。

僕が会議で居眠りをすると、必ず起こしてくれる娘よ。
いつも、パパにつきあってくれてありがとう。

しょっちゅう、怒鳴って、ごめん。
明日は、「はやくしろ」と言わないようにするから。

今日も自己嫌悪中の店主でした。


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出かけない休日

この頃、よく自己嫌悪に。
つい、娘に怒鳴ってしまうのです。

平日の夜は、やることがいっぱい。
まず、夕食をつくって、食べて、
バイオリンをやって、宿題、日記、そして風呂。
そのあいまに、テレビ鑑賞が入り……。
1日が24時間では、とても足りない。

娘の機嫌の悪くなるときは、眠いとき。
僕の機嫌の悪くなるときは、急ぐとき。

九時を過ぎると、
娘は眠くなり始め、
僕は急ぎ始め……。
それで、たいてい怒鳴ってしまうのです。

先週の雨の日曜日。
娘は、「今日はぐうたらの日」と言って、
一日中、テレビを見たり、菓子を食べたり、
布団をしきっぱなしで、ゴロゴロしていました。
娘は僕に言いました。
「パパ、パソコンなんかやめて、ゴロゴロしなさい。
 今日はぐうたらの日なんだから」
僕は素直にぐうたらしました。

なんて、すてきな出かけない休日。
また、今度の日曜、雨降らないかな。

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たたかうベランダ

夏が近づき、
うちのベランダもにぎやかになってきました。
この前まいた種が、芽を出し始めました。
小さくなって冬を越して、また花を咲かせ始めたたものもあります。

そもそも、うちのベランダに緑が増え始めたのは、
ベランダから見える山がひとつごっそり消えたからです。
環境破壊とたたかうために、せっせと種をまいたのです。

去年の夏の終わり頃、
うちのベランダに蛍が一匹ふらふらと飛んできました。
二十数年ぶりに見る夏の夜空に浮かぶ薄緑の光に
ものすごく感動しました。
きっと、あの山の神様が、ごほうびで見せてくれたのでしょう。

そういえば、我が家のスローフード運動も、
このベランダが発祥地。
最近、バジルの芽が出てきました。
肥料は、もちろん、生ゴミ処理機から。

今、うちのベランダの窓ガラスには、
外から見えるように、プラカードが張ってあります。
去年、アメリカ人の友達と反戦デモに行ったとき
彼が持っていたもの。
Shame on you, Mr.Bush.(恥を知れ、ブッシュ)
この住宅に住むアメリカ人にけっこう評判がいいようです。

先日、その隣にもう一枚紙を貼りました。
BRING THEM HOME と書いて。
その言葉は、坂本龍一のHPあって、気に入ったのです。
そして、より多くのひとの気をひくため
僕はそのプラカードも前あたりに
花の入ったハンギングバスケットも置きました。
ベランダの花がきっと平和の象徴に見えるはず……。

毎日、ベランダで盛り上がる僕に、娘は、ひとこと。
「調子にのりすぎ」
とても、冷ややかな目でした。

娘よ、今にパパがたたかう意義がわかる日が来る。

Peace ^^v

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続独身主義者宣言

先日、僕はこのHPで独身主義者宣言をして、
シャンソン歌手、ジョルジュ・ブラッサンスの歌詞を紹介しました。

生涯、独身だったブラッサンス。
愛する女性を、うちに閉じこめる家事から解放し
自由な野鳥のような永遠のフィアンセとしていとおしもう。
そう謳った「独身主義者のバラード」

心やさしきシングルママさんからメールが。
以下、引用です。


「ブラッサンスは女性に同情していますが、
私は結婚制度の真の犠牲者は男性だと思います。
たった一人で妻子を養い、30年の住宅ローンを背負い・・・
職場でどんな不当な扱いを受けても、やめられず、必死に働き続ける・・・。
そのプレッシャーとストレスは、はかりしれないと思います。
まさに・・・生き地獄?

私は男性を仕事や住宅ローンなど・・・その様々な気苦労から
解放してあげたい。


独身主義者のバラードPart Ⅱ

私はつつしんであなたの求婚を
辞退致します

婚姻証明書に私たちの
サインをするのはやめましょう
野の鳥には 自由に飛ばせてあげましょう
二人ともずっと仮釈放の身でいましょう
魂を職場の上司に売り渡した
仕事一筋の企業戦士なんか
悪魔にくれてやれ!

私には一家の大黒柱なんていらない
仕事と住宅ローンの重圧から
あなたを解放してあげましょう
永遠のフィアンセとして
意中の王子様のことを
いつまでもいとおしみましょう・・・  」

ジョルジュ・ブラッサンスの独身主義者のバラードのことを僕に教えてくれたのも
心やさしきシングルママさんでした。
本当にありがとう。

おかげで、この「雑文いろいろ」も今日は楽ができました。
CDも、今日注文しましたよ。

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サステイナブル

うちは毎日することがたくさんあります。

毎朝、花に水をあげます。僕も娘も、
それぞれ自分の鉢に。
僕は、毎朝、自分の弁当をつくります。

仕事を終えて、娘を学童から連れて、うちに帰ると、
毎晩、娘と晩ご飯をつくります。
夕食後、バイオリンの練習を、二人で毎日。
寝る前に、二人で日記も毎日。
僕は、この「雑文いろいろ」を毎日。
そして、小説執筆も、いちおう、たぶん、毎日。

娘と暮らし始め、
いつしか、こんなに日課が増えました。

lille by little 少しずつ
step by step 一歩ずつ
day by day 一日ずつ

こんな生活のリズムが、僕は好きになったのです。

sustanable サステイナブル
最近、覚えた言葉です。
辞書には、
「維持[継続]できる;〈開発・資源などが〉環境破壊せずに継続(利用)できる」
と、あります。

僕はしょっちゅう、急いだり、欲張ったりするので、
すぐに、サステイナブルじゃなくなっちゃいます。

ずっと、昔、ウイスキーのCMで、大原麗子が言ってた言葉。
「すこーし愛して、ながーく愛して」
なんとすてきなサステイナブル・ラブ
激しい恋は、すぐ終わっちゃうんですよねえ。

今日、バイオリンを練習してもうまくならない。
今日、水をまいても、花は咲かない。
今日、娘がごはんを食べても、大きくならない。
しかし、litte by little, step by step, day by day
確実に前に進んでいる実感が、今の僕にはあるのです。

今日も、「いい加減がよい加減」で、
サステイナブルで、行こうと思います。

Peace ^^v

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三つのS

四月、新学期が始まると、目標を立てますよね。
娘の小学校のクラスの目標は、「よし、やろう」です。
若い先生の、やる気が伝わってくるいい言葉だと思います。

高校教師の僕の学校での目標は、ここ数年、ずっと同じ。
「いい加減が、よい加減」
高校生くらいになると、もう大人。
僕が張り切って、ぐいぐい引っ張っていってもダメ。
ついてきてくれませんし、僕を越えてもくれません。
信頼して任せて、失敗したら心中する覚悟で接すると
高校生は、信じられない成長をしてくれるものです。

僕のうちでの目標は、三つのS。
SMALL、SIMPLE、SLOWの頭文字三つです。

SMALLな生活って、大切だと思うんです。
自分の許容範囲内の暮らし。何ごとも、やりすぎない。
欲張らず、持ちすぎない、ゴミも少ない暮らし。
だから、僕の車は、当然、軽自動車。
(ほんとはプリウスが欲しいんですが……)

SIMPLEなことも、大事。
特に、料理は、シンプルな味付けのほうが、
素材の味を活かせて、絶対にいいですよね。
ま、うちは、調味料使いすぎて、しょっちゅう素材の味を消してしまいますが……。
言葉も、シンプルなほうが、気持ちに訴えますよね。
複雑でわけのわからないシステムの上に成り立つ暮らし、なんだか怖い気がします。

SLOWは、生活の基本。
今まで僕は、高速で休みなく走り抜け、
多くの大切なものを見落としてきてしまいました。
娘の成長を、SLOW な視点でながめることできるようになり、
怒ることが、ずいぶんと減りました。
車なら速ければ速いほど、大事故の可能性が増えます。
僕も急げば急ぐほど、短気になります。
だから、SLOWは、うちの平和のためにも必要なこと。
それに、僕はスローフーダーを目指し、マクドナルドと縁を切りましたから。

Smallじゃなくて、小さい自分を大きく見せることばかり気にする。
そうすればするほど、ますます小さく見えるのに。
Simpleじゃなくて、複雑なシステムで人々を煙に巻く。
実は煙に巻かれているのは自分だと気づかずに。
Slowじゃなくて、すぐに結果を求める。
待つことをしないで、時に力ずくで。

それって、戦争好きなどこかの誰かみたいですね。Peace ^^v

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愛の賛歌

このGW中、一冊、本を一気読みしました。
実家の本棚にあった「わが愛の賛歌」
あのシャンソンの名曲「愛の賛歌」を歌ったエディット・ピアフの自伝です。

ピアフは生まれてすぐ母に捨てられ、
軽業師の父について、地方をまわる少女時代。
父は、次々に新しい恋人をつくります。
そして、ピアフは駆け落ちして、父の元を離れます。

その後は、数々の恋、恋、恋。
なかなか、真実の愛に巡りあえません。

愛する娘の死も経験します。
殺人の容疑をかけられたりもします。
麻薬中毒、アルコール中毒……

ピアフはボクシングの世界チャンピオンと恋に落ちます。
不倫でしたが、これこそ真実の愛でした。
真実の愛ゆえ、ピアフは別れを決意します。
ところが……
飛行機事故でチャンピオンは死んでしまいます。
僕が好きなのは、その後の話。
その後、チャンピオンの妻からピアフは手紙をもらい、二人は会うのです。
そして、抱き合って、涙を流しました。
それから、ピアフはチャンピオンの息子の面倒を見ることになるのです。
ピアフが言います。これが理解できないひとは真実の愛を知らないひとだ、と。

ピアフは47才で20才年下の歌手と、最後の恋に落ちます。
その年の差に、ピアフは彼の求婚を断りますが、
ついに彼の家族にも受け入れられ、結婚するのです。
ピアフは、その結婚を神の贈り物と言い、結婚後一年ほどでこの世を去ります。

葬儀には、4万人ものファンが参列したそうです。

僕の母が、CDを貸してくれました。
越路吹雪の「愛の賛歌」
一人で聴いたら、涙が止まりませんでした。
ピアフのCDも昨夜ネットで注文しました。

それにしても……
20年も前に、母がそんな本を読んでいたとは、驚きでした。

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独身主義者宣言

うすうす思っていたんです。
僕は再婚しないんだろうな、と。
もう結婚はしたくなかったんです。
でも、その理由がよくわかりませんでした。

しかし、今、僕は宣言します。
僕はもう結婚しない、と。
独身主義者宣言!

素敵なシャンソンを教えてもらいました。
「独身主義者のバラード」
40年も前のフランスで、
生涯、独身をつらぬいたジョルジュ・ブラッサンスつくった歌。
曲を聞いたことはないのですが、その歌詞にしびれました。

 僕はつつしんできみに求婚しない
 婚姻証書にはぼくらのサインをするのはやめよう。

 野の鳥には自由に飛ばせてやろう
 魂を鍋の柄に売り渡した料理自慢の主婦なんか
 悪魔にくれてやれ!

 僕にはメイドなんかいらない
 家事とさまざまな気苦労から
 きみを免除してあげよう
 永遠のフィアンセとして
 きみのことをいつまでもいとおしもう
 
僕が結婚したくないと思っていたのは、
もう誰かを所有しようとしたくなかったからです。
絶対、できませんから。
「きみは僕のものだ」なんて、今では暴言だと思います。
人間は、ほかの人間を所有できないし、所有されてもいけないんです。
所有したり、されたりする関係は、主人と奴隷の関係。

夫を「主人」と呼ぶ奥様方は、多くいらっしゃるようですが……

人間は、誰のものでもない。
だから、当然、ひとりぼっち。
決定的にひとりぼっち。

さみしすぎる?
でも、大丈夫。
神様は、そんな人間たちに、
恋というものを用意してくれてますから。

シャンソンのような晩年を生きたいジロー's カフェ店主でした。


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娘の秘密

今日、初めて知ったことがあります。

娘が友達と二人で遊んでいて、
僕はその近くで、二人が話しているのを
なんとなく聞いていたんです。

そしたら……。
好きな男の子の話になり、
娘に好きな男の子がいるということが判明。

「好きなひといたの?」
「まあね」
「小学校の?」
「うん」
「誰?」
「いいの」
「…………」

僕が、ショックを受けたのは、
娘が今まで、その話に、一切、触れなかったことです。

そう言えば、娘が幼稚園の頃は、まだ母親がうちにいて、
よく娘は好きな男の子の話をしていたんです。

二人で暮らすようになって、
娘が男の子の話をしなくなりました。
だから、僕は娘が男の子に興味がなくなったとばかり思っていたのです。
大きな誤解でした。
娘に気を遣われていたんです。
やつのほうが、上手だった……。

娘と僕は、常にライバル。
だから、娘がボーイフレンドをつくったときには、
僕も負けずにガールフレンドをつくります。絶対。

妬いてるわけじゃないんです。
たぶん……。

僕の理想は、サガンの名作
「悲しみよ こんにちは」の父と娘。
父はシングルで四十代、娘は高校生。
二人で暮らし、夏は海辺で長期休暇のバカンス。
そして、お互いの恋人のことを語りあう関係。

よし、素敵な四十代目指して、男を磨かなくっちゃ。


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ピース石蹴り

先日のメーデーの日、
今年は、その集会の後、ピースウォークもするというので、
娘とでかけてきました。
労働者のことを訴えるだけじゃなく、
戦争反対も訴えたのです。

小さな街ですから
デモも、こぢんまりとしています。
百人ちょっと。

僕と娘は、その中に紛れて、歩いていました。
時折、シュプレヒコールしながら。
「自衛隊はイラクから撤退せよ~」
と、マイクの声がすると、
まばらに参加者が唱和します。

娘は何を言っているのかわからないので、質問攻め。
僕はシュプレヒコールのたびに、
言葉を選んで説明しました。

その時、僕たちの前に、
五センチくらいの、蹴るのにうってつけの石が落ちていました。
僕がちょっと蹴ると、
石に追いついた娘もちょっと蹴りました。
僕たちは顔を無言で見合わせました。

それからは、ピース石蹴り。
僕たちは交替でずっと石を蹴りながら、歩きました。
どぶの近くに来ると、緊張して慎重に蹴りました。
段差があると、両足ではさんで、ジャンプして、石を運びます。

ピースウォークは三十分以上続きました。
僕たちは、もう真剣になって、石を蹴り進みました。
そのうち、僕は、終点まで、石を蹴り続ければ、
世界が平和に近づけるような気になってきました。

何度もピンチを切り抜けて、
ついに終点に近づきました。
近くを歩いていたおばちゃんが、いつの間にか僕たちを応援してました。
最後は、石段が、五段。
例の両足で挟んでジャンプ技。
僕はうまい具合に、石を蹴り上げ、三段上に。
後は、娘がジャンプで二段。
ついに、ピース石蹴りを、完走!
五月の青空の下、僕たちは満面の笑みで、充実感に浸りました。

ところが、うちに帰ると、
アメリカのABCテレビが、
七百人以上の戦死した米兵の名を読み上げる番組を放映したとのニュース。
その約70分の番組が、賛否両論の物議をかもしているとのこと。
もし、アフガニスタンでイラクで殺された民間人だけでも
名前を読み上げたら、いったい、何時間、いや何日、放送し続けなくてはならないのでしょう。
さらに、拘束されたイラク人が虐待された映像も放映されていました。

……………………。

石蹴りだけじゃ、まだ足りないみたいです。

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メーデー

昨日はメーデー
114年前、世界で初めて労働者が
8時間を仕事に
8時間を睡眠に
8時間を自由に
と、声をあげた日だそうです。

114年経った今も悲しいことに
それは実現してませんね。
僕もシングルファーザ―になってから
随分仕事を減らしましたが
定時に職場をあとにできることはまれです。

僕の職場は
女性はうちのことがあるから早く帰り
男性はサービス残業、休日出勤は当然
そんな風潮があります。
だから僕の立場は微妙なんです。
でも初日からカミングアウトして
自分のスタイルを押し通してますが……

ワークシェアリング、もちろんサービス残業厳禁
男も女も早くうちに帰り
家事も育児もシェアリング
なんて素敵なジェンダーフリーワールド!
今世紀の労働者の夢ですね。
万国の労働者よ、団結せよ!

さて、もう一言
娘よ、家事に、親も子もない。
パパは我が家の家事シェアリングを勝ち取るぞ、オー
メーデー万歳

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遠足のお弁当

昨日は、娘の遠足でした。
もちろん、お弁当。

僕はいつも自分の弁当をつくっているのですが、
ひとの弁当をつくるときは、少し緊張します。
自分の弁当なら、まずくても、「自己責任」で納得できますが、
娘の弁当となると、そうはいかないからです。
まさか、娘の「自己責任」なんて、言えませんから。

娘はおかずの種類にこだわります。
僕は説明します。
他の子たちのおかずの種類が多いのは
冷凍食品と晩ご飯の残り物が入っているからだ、と。
それでもいいというので、
スローフーダーの僕としては不本意ながら、
冷凍食品を一つだけ入れました。エビのグラタン。
ほかは、定番の唐揚げとおにぎり、レタスとプチトマト、グレープフルーツ。

もう一つ、入れたものがあります。
それは、手紙です。
山の上で、弁当を食べながら、親の手紙を読むことになっていたのです。

娘に手紙を書くのは、とても照れくさくて、
前夜はあまり筆が進みませんでした。

僕は娘と暮らして、毎日、楽しくて幸せだということ。
娘には、ひとを幸せにする力があり、まわりのひとを幸せにしてほしいこと。
料理も上手になってきてスーパー小学生だということ。
バイオリンでは、娘には負けないつもりだということ。
ライバルとしていっしょにがんばろうぜ、と。

そんなことを、書いたのです。

今、スローな朝のベッドでこれを書いています。
娘は、体操服のまま昨夜寝てしまい、隣で万歳して熟睡中です。

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